• Almond
  • 杏仁
  • 아몬드

アーモンド

特殊タイプ — 鉤縄師
強制移動スキルを所持
遠距離マスにも配置可能
  • BS05
  • 近距離
  • 強制移動
/ 80
【コードネーム】アーモンド
【性別】女
【戦闘経験】一年
【出身地】クルビア
【誕生日】2月27日
【種族】ペッロー
【身長】140cm
【鉱石病感染状況】
体表に源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。
【物理強度】普通
【戦場機動】普通
【生理的耐性】標準
【戦術立案】標準
【戦闘技術】標準
【アーツ適性】普通
ローラ・アリアスは、BSWの工学専門家であり、若くしてその技術力には目を張るものがある。機械工学と自動化領域における実践経験も豊かで、BSWの作戦行動に要となる技術的支援を度々提供していた。
双方の最新交流プロジェクトにおいて、ローラはロドスへの派遣オペレーターになることを自ら志願した。現在、特別技術顧問としてエンジニア部と協力関係を結び、プロジェクトの研究開発に精力的に参加している。
造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果においても、同じく鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

【源石融合率】4%
体表に少量の源石結晶の分布が見られる。

【血液中源石密度】0.19u/L
血液中源石密度に上昇傾向が見られる。幸い、病状のさらなる深刻化は確認されていない。
過去に度々移動区画の動力層まで降り、エネルギータワーの深部に進入した挙句、稼働中の動力炉の前にしゃがんでいたことを鑑みると、現在の健康状態を維持できていること自体はかなりの幸運だと言えよう。
工学技術専門家の中では、アーモンドは珍しく……とてもおしゃべりなタイプだ。
エンジニア部のドアをくぐった瞬間から、アーモンドは目にしたプロトタイプの機体やプロジェクトに対し自分なりの見解を述べ、まったく人見知りもせずにエンジニアたちの議論に参加し始めた。そのことを多くのオペレーターは今でも覚えている。彼女は仕事に没頭するよりも、ほかのメンバーとコミュニケーションをとり、チームワークを推し進めることを好んでいる。それはまさにロドスのスタイルと相性の良いやり方だ。アーモンドはロドスに瞬時に打ち解けたと同時に、その一度始まったら止まらないマシンガントークも、皆がイメージする若くて才能のあるエンジニア像をすぐに打ち壊した上に、当然のように何一つ反感を買うこともなかった。
アーモンドは早口で、滑舌良く、自信たっぷりに話す。プロジェクトの予算や安全管理に関連する議論では、彼女の発言はいつもの倍に増える(無駄話の場合は四倍である)。意見を述べる際、彼女はまず結論を最初に提示し、それから条項に分けて解説と議論を展開する。そうすることで、誰にでも彼女の伝えたい内容を明確に理解できるのだ。しかも彼女の意見はほとんどの場合核心を突いている。しかし意外なことに、話の内容だけでなく、話している最中の彼女の集中した表情も、一部の者の間ではかなり話題になっているのだ。

「今の見たか?I02型源石内燃機関の仕組みをたったの五分間で分かりやすく解説した上で、今後の作業計画も一瞬で立てちゃったよ。爆燃のリスクをこんなに早く排除できるなんて。」
「あぁ……お話してる時のローラちゃん、頬っぺたが真っ赤。ぷにぷにしてみたいわぁ……」
――エンジニア部オペレーター二名のプライベート会話より
興味深いことに、お金――あるいは予算と言うべきか――は、アーモンドの生活において重要な位置を占めている。
アーモンドにとっての人生を一つの巨大な建設プロジェクトに例えるなら、貨幣はきっと巨大な機体のエネルギーコアにあたる存在で、システムを稼働させるためのキーとなるものだろう。そう考えると、アーモンドの資金に対する目ざとさや執着心と、エンジニアとしての彼女の優れた洞察力の間には、言葉にし難い繋がりがあるように思える。「お金があっても全てのプロジェクトを達成できるとは限らないけど、お金がなければどんなプロジェクトもできない」というアーモンドの人生の格言が単なる口から出まかせではないことは、彼女の行動が証明している。彼女が申告する予算額は、四半期ごとに提出されるエンジニア部の申請リストでは常に上位に連なっており、申請理由もまた様々だ。
――「強度が全然規格に達してない!外殻を全部褐素繊維に交換しなきゃ!」
――「大至急!操縦室に今すぐ汚れ排出設備を取り付ける必要がある!」
――「作業員が気絶しそう!最速で操縦室に換気システムを取り付けなければ!」
申請する予算がとんでもない額である上に、プロジェクトの進捗が滞ることも多いが、アーモンドが要求する資金に無駄は一つもない。彼女の支出はどれも熟考を重ねた末のものであり、すべて丁寧に記帳されている。そして、はちゃめちゃに思える申請理由の大半は、技術の最先端で模索を続ける彼女の努力の証である。
事実、工学分野におけるアーモンドの才能と先見の明は、彼女の数々の研究成果がすべて物語っている。

【音声記録】
「あたしちゃんのママは医者で、おばあちゃんはエンジニアで、パパは家事担当なんだ。クルビアに来たばかりの頃は仕事がなかなか見つからなくて、すごく貧乏だったの。黒パン一本で家族全員の三食を賄わなきゃってパパが悩むくらいにはね。」
「工具はおばあちゃんが作ってくれたものだし、設備を買うお金はママが夜勤手当からコツコツ貯めてくれたものだし、部品も工場の廃棄パーツをもらってきてたの……」
「あたしちゃんのような家庭環境で育った子は、お金を無駄遣いしたりしないって分かってくれるはずでしょ?だから……お願い、もうちょっとだけ、予算を増やしてよ。ほーんのちょっとでいいから。」
「そのお話はもう何度も聞きました。額の問題じゃありません……ご自分で記入した申請理由をもう一度読んで聞かせましょうか?」
「ピンクの塗装がダサすぎる、って……」
「だってそうじゃん!あれは特別仕様のクレーンアームなんだよ!夜間作業のためにも、蛍光グリーンに変えないと!」
BSWの同僚の中で、ローラが最も心配しているのはジェシカだ。おそらく他人からすれば、ローラがジェシカと仲良くする理由なんて「ジェシカの実家が金持ちだから」に過ぎないのだろう。だが興味深いことに、二人の友情はジェシカが先に手を差し伸べたことから始まっている。
大学卒業後、鉱石病に感染したローラは、やむなくテクノロジー企業からの内定を辞退し、感染者に比較的寛容なBSWに入った。しかしローラは今まで生きてきて、傭兵の相手をしたこともなければ、そんな日が来ることも想定していなかった。案の定、初任務に参加した新米エンジニアは、常人離れした発想のせいで傭兵たちから強い疑念を抱かれた。そんな窮地に陥っていたローラを、身を乗り出し支持してくれたのがジェシカだった。さらに、ジェシカはローラを信頼するよう他の傭兵たちを説得してくれたのだ。
その後、なぜそんなことをしたのかと問われたジェシカは、かつて同じように信頼されていなかった自分の姿があの時のローラと重なったのだと答えた。そして当時の自分は、リスカムといった先輩たちが信じてくれたから自信を持つことができたのだと。結果がどう転ぼうと、ローラは信頼されるチャンスを得るべきだとジェシカは思ったのだ。そしてローラはそんなジェシカの信頼に結果をもって応えた。二人の友情は、まさにそこから始まったのだった。

【BSW・行動記録】
検索範囲:ローラ・アリアス、ジェシカ・ブリンリー
操作権限:リスカム
……
「ジェシカちゃん、また設置しといた設備を計画通りに使わなかったね!使用方法をちゃんと守らないことがどんな恐ろしい結果を招くか分かってるの!?」
「あの高速回転してるでっかい歯車が見える?ジェシカちゃんはさっきもう少しであの中に巻き込まれるところだったんだからね!あたしちゃんのおでこが見える?全部ジェシカちゃんのせいで血の気が引いて出た冷や汗なんだから!」
「ジェシカちゃんはいっつもこう!前回も、前々回も、前々々回も……そんなうるうるした目で見つめないの!もうその手は食わないもん!情に訴えかけても無駄だから!」
「ろ、労働者たちのために時間稼ぎをしたかったって……でもあんなことをしたらジェシカちゃんが危ないじゃんか。」
「……」
「ううっ……もう、どうすれば分かってくれるの。何回も何回も念入りに説明したのに……」
「放っておいて!別に泣いてないし!あっち行って!」
「うう……あっち行ってってばぁ。スイーツなんていらないし……」
「ぐすっ……えっ、今、あの予約一年待ちのレストランに行くって言った?」
「……何笑ってるのさ。レストランじゃ、お腹がはちきれるくらい食べてやるんだから!フンッ、その時また涙目になっても知らないからね。」
「アーモンドの目の奥には、炎が燃え上がっているの。」
あるエンジニア部のオペレーターは、その夜に見た光景をこう語る。ラボでまだ残業しているアーモンドを心配した彼女は、温かいシスティミルクを持って行ってあげることにした。だがドアを開けた時、目に飛び込んできたのはしかめっ面でスクリーンに映ったモデルの動作を見つめるアーモンドの姿。彼女の瞳は模擬生成された炉の炎を反射していた。アーモンドがそのような表情をしているのを初めて見たオペレーターはとても驚いた。しかし、アーモンドがこちらを向いて話しかけてきた時、先ほどの表情はすでに跡形もなく消えていたのだ。
ロドスで過ごす時間が増えるにつれ、アーモンドの小さな体には、今にも高く飛び上がって何かを掴もうとしているような、そんなエネルギーがぎゅっと詰まっていることに気付く人が次第に増えていった。明るく気ままなアーモンドの立ち振る舞いは、気楽そうな印象を他人に与えがちだが、実際には、彼女の努力ぶりは他の同僚が比肩できないレベルに達している。アーモンドにとって、一日中ラボにこもり、プロジェクトの細部についてチームメンバーと議論を重ねるのも、資金を求めてあちこち奔走するのも苦ではない。彼女が最も関心を寄せている動力システムと安全性において、最も完璧な性能パラメーターをたたき出すためならば、徹夜してラボで作業することも厭わない。その働きっぷりは、一度作業台の前で気絶しているところを発見されたこともあるほどだ。
しかし、他人にそこまでする理由を尋ねられても、アーモンドはいつも「キャリア」やら「夢」やらの言葉で茶を濁してしまう。どんなに質問を変えても、彼女の本音を引き出すことは叶わなかった。BSWの一員であるアーモンドは、何かの意図をもってロドスの研究開発に携わったのではないかと懸念を抱く者もいた。だが、それらの噂は数々の研究成果が生み出されるにつれて、自然と消滅していった。その間も今も、アーモンドの仕事に対する姿勢は何一つ変わっていない。
システィミルクはすでに冷めてしまった。アーモンドはまだスクリーンの前に立っている。過去に失ったものに比べれば、まだまだ全然足りない。もっと高く飛ばなければ。

【音声記録】
今も時々、ボリバルを離れたあの朝の夢を見るんだ。どんよりとした曇り空だった。羽獣が落ち着きなく頭の上を旋回してて、ママが最後の荷物を車に乗せると、あたしちゃんはその上に座った。すると、エンジンがお尻の下でブゥーンって大きな音を立てたの。
車が動き出して、走るスピードがどんどん速くなっていく。また大きな音が鳴って、パパがあたしちゃんの耳をぎゅって塞いでくれた。だけど火の玉が落ちた位置が分かっちゃったんだ。お家があったとこだった。ママの医師免許も、おばあちゃんの工房も、置いていったあたしちゃんのぬいぐるみも、みんなあそこにあったの。
振り返っても、空まで真っ赤に染めていた炎しか見えなかった。あそこはもう何も残ってなかったんだ。
基本的にアーモンドは非常に親しみやすい相手である。ただ一つだけ例外なシチュエーションが存在する。
簡単に言うと、彼女をあまりからかいすぎてはならない。リンゴのスライスを手渡す途中で急に玉ねぎとすり替えたりとか、彼女が仕事に集中している時に急に抱き上げて宙ぶらりんにするとか、そのようなことは決してしないように。
ひとたびそのような状況が発生すると、彼女の心の底に潜んでいた怒りが一瞬にして点火されてしまうのだ。
信じてくれ、その場面を目にしたら、絶対に後悔するから。
HP
2330
攻撃力
695
防御力
455
術耐性
0
配置コスト
13
攻撃間隔
1.8 秒
ブロック数
2
再配置時間
70 秒

素質

  • エンジニアバッグ
    スキル終了時に一度だけ、SPを8回復

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • マグネットキャッチャー
    自動回復自動発動
    初期SP
    4
    必要SP
    4
    次の通常攻撃時、敵を相当の力で引き寄せ、攻撃力の170%の物理ダメージを与える
    3回チャージ可能
    atk_scale
    1.7
    force
    1
    cnt
    3
  • ハイパートラクション
    自動回復手動発動
    初期SP
    15
    必要SP
    25
    継続時間
    4 秒
    フックを放ち、敵にバインド効果を付与した後、1.5秒ごとに攻撃力の180%物理ダメージを1回与え、対象をかなりの力で引き寄せる
    atk_scale
    1.8
    force
    2
    hit_interval
    1.5
    hit_duration
    4

モジュール

  • ORIGINAL
    アーモンドの記章
    アーモンドは敵を引き寄せる攻撃に秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては特殊オペレーターとして区分し、鉤縄師の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • HOK-X
    「卒業制作」
    STAGEステータス強化説明
    1
    • HP +130
    • 防御力 +17
    鉤縄師の特性
    強制移動スキルを所持
    遠距離マスにも配置可能
    敵を引き寄せる時、対象の強制移動距離に応じた術ダメージを与える
    2
    • HP +220
    • 防御力 +22
    エンジニアバッグ
    スキル終了時に一度だけ、SPを10回復
    3
    • HP +280
    • 防御力 +25
    エンジニアバッグ
    スキル終了時に一度だけ、SPを12回復
    「リスカム、なんでこんなところにケーキがあるの?」
    「人事部から新人にだって。」
    「ああ、チーム専属のエンジニアになったっていう新人ちゃんね。学校を卒業したばっかりなんでしょ?新入りなんて久しぶりだし、ちょっとからかっちゃおうかな。あはっ、いいこと思いついた!まずはケーキをロッカーに隠して、っと……」
    「フランカ、余計なことはしないで。ほら、ちょうど来たみたいだよ――どうぞ。」
    「失礼しまーす、先に荷物置かせてね~。えっと、B.P.R.S.ってここで合ってる?」
    「……ローラ・アリアスかしら?」
    「そうだよ。」
    「それじゃローラ、今からB.P.R.S.の面接を始めるけどもちろん聞いてるわよね?」
    「ちょっとフランカ――」
    「面接?そんなの聞いてないような……まいっか。じゃあはじめちゃって。」
    「最初の質問よ。あなたが持ってきたそのデカいのは一体何?」
    「えっ、これ?……『牽引式遠距離運搬機・プロトタイプ』だよ。元々はあたしちゃんの卒業制作だったんだけど……BSWに来ることが決まったから、警備用途でも使えるように改造したんだ。でもこれ以上の研究開発にはお金がかかるし、経費申請するにも実験データがいるからここに加入申請を出したわけ。まぁ、直接触ったほうがわかりやすいんじゃないかな。使ってみる?」
    「せっかくだし、リスカムに――」
    「こんなに興味を持ってるんだからフランカに使わせてあげて。」
    「じゃあこのハンドルを握って。安全第一でね~。」
    「警備の仕事やってると、敵が遠くにいるってこともよくあるでしょ。そこでこれを使えば、遠くの物とか人を引っ張って来られるんだ。トリガーを引いたら発射されるよ。」
    「へぇ~、確かに普通のフックよりはしっかりしてるわね。でも、よくある機能じゃない?」
    「うん、今のは実装済みの基本機能を紹介しただけだからね。あたしちゃんとしては別の方向を模索中なんだ。知っての通り、複雑な地形じゃ普通のフックはあんまり役に立たないでしょ?だけど、このマシンクローなら大抵の物をわしづかみにできちゃうんだ……ま、これも試してみよっか。このボタンでモードを変えられるよ。」
    「結構便利じゃない!ねえリスカム、ここでアレを引っ張ってみましょうよ……」
    「使い方はさっきと同じね。ただし、まだ調整が終わってないから――」
    ガッシャーン!
    大きな音と共に、フランカが元居た場所から消え、一瞬で部屋の向こう側へと移動した。
    そこにあったロッカーも倒れ、辺り一面にぐちゃぐちゃのケーキとクリームが飛び散っている。
    無論、一番クリームの被害が大きかったのはフランカの顔だ。
    「――不安定な物体に向けて発射しないでって言おうとしてたんだ。逆に自分が引っ張られちゃうからさ……」
    申し訳なさそうにしているローラに対して、リスカムは表情を崩さないよう顔に力を込めながら目を向けた。
    「残念ながら歓迎用のケーキはなくなっちゃったけど、面接は合格だね……B.P.R.S.にようこそ、ローラ。新生活を楽しんで。」

基地スキル

  • 小さな発想
    製造所配置時、金属製造の製造効率+25%、1時間ごとの体力消費量+0.25
  • 大きな責任
    製造所配置時、基地に配置された(補佐を除く)BSWオペレーター1人につき(最大3人まで)、金属製造の製造効率+2%、体力消費が1時間ごと-0.15