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グレイ

術師タイプ — 拡散術師
敵に範囲術ダメージを与える
  • R119
  • 遠距離
  • 範囲攻撃
  • 減速
その他の昇格:
/ 70
【コードネーム】グレイ
【性別】男
【戦闘経験】なし
【出身地】ボリバル
【誕生日】6月6日
【種族】ペッロー
【身長】163cm
【鉱石病感染状況】
体表に源石結晶の分布を確認。感染者に認定。
【物理強度】普通
【戦場機動】標準
【生理的耐性】普通
【戦術立案】普通
【戦闘技術】普通
【アーツ適性】標準
数多くのテストに合格しロドスに加入した。アーツ方面で高い潜在能力を有する。
現在は所属する小隊でアーツ要員を担当しているほか、基地の電力設備のメンテナンス等の関連業務も任されている。
造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果においても、同じく鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

【源石融合率】7.2%
体表には明らかな鉱石病の病巣は無いが、検査の結果、体内で既に鉱石病の源石結晶生成現象が多発していることが確認された。

【血液中源石密度】0.3u/L
源石が多くの臓器で生成されていることから、循環器系の源石含有量は比較的高い。
グレイはボリバルのとある町に生まれた。父親は労働者、身体の弱い母親は養護施設の職員として、どちらも地元で働いていた。両親ともに収入は少なかったが、なんとか衣食住には事欠かない生活を送れていた。
同年代の子たちとなんら変わらない幼少期を過ごしたグレイは、父親に似て内気だが堅実で、母親に似て体が弱かった。しかし、彼は素晴らしいアーツの才能を受け継いでいたのだ。努力して一芸に秀でたアーツを身に付けさえすれば、安定した職に就き、希望のある未来が待っているはずだった——もし彼が感染者になっていなければ。
グレイが使用するアーツは、一般的な電気エネルギー系のものである。瞬間的にアーツユニットの電圧を増幅させ、ターゲットとの間で正電荷と負電荷を衝突させることで、エネルギーを生み出すといった原理だ。
彼が受けた基礎的なアーツ教育は母親によるものらしい。しかし、一見平凡な母親がなぜこれほど深いアーツの知識を持ち得ていたのか、彼自身もよくわからないという。
貧しい生活に加えて、居住地区は常に電力不足で暗かったため、グレイは精錬所の近くで廃棄された源石の破片を集め、残されたエネルギーをアーツユニットに集中させ、臨時の電灯にしていたこともあるという。
ちなみにグレイの杖型のアーツユニットも、拾ったパーツを集めて自作したものだ。
ロドスへの加入は、既に家族を失ったグレイにとっては大きな意味を持つ。電気エネルギー系のアーツの知識も、ロドスで基地電力設備のメンテナンスの仕事を与えられるほどに十分なものであった。
グレイは大人しくて物静か、そして素直で、自分を助けてくれたロドスには、いつも感謝の気持ちを表している。
ペッロー人は忠誠を重んじることで知られる。不幸に見舞われたペッローの感染者は、孤独で困難な道を歩む運命だとしても、皆グレイのように同じ運命を持つ仲間たちを誰よりも大事にすることだろう。
【権限記録】 グレイの両親の行方に関する情報は未だ入手できていない。すでに亡くなっている可能性がある一方、勾留され感染者隔離区に追いやられている可能性もある。なぜなら彼の両親も感染者であるからだ。そのため、グレイの鉱石病は両親から感染した可能性があることも推測できる。
何はともあれ、グレイがロドスで仕事をしている間は、彼をロドスでの生活や仕事に慣れさせることが当面の急務となるだろう。
彼ぐらいの年齢の子供は、自分や家族の運命について覚悟ができているつもりでも、実情を知ってしまえば、それが心理状態に負の影響を及ぼすことは避けられないだろう。
そのような子供たちの世話をし、導き、彼らの運命を変えることまでもが、ドクターたるあなたの責務になる。
この責務は軽いものだとは思っていない。私でさえ、これはあなたには荷が重すぎるのではと考えることもあるほどだ。
だが、あなたがいるからこそ、グレイのような子がまだ希望を信じていられるのかもしれない。
HP
1837
攻撃力
699
防御力
130
術耐性
20
配置コスト
32
攻撃間隔
2.9 秒
ブロック数
1
再配置時間
70 秒

素質

  • 静電場
    攻撃時、攻撃対象を0.6秒足止めする

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • 戦術詠唱β
    自動回復手動発動
    初期SP
    10
    必要SP
    35
    継続時間
    25 秒
    攻撃速度+75
    attack_speed
    75
  • 帯電
    自動回復手動発動
    必要SP
    60
    継続時間
    30 秒
    攻撃速度+80、素質による足止めの継続時間が2.0倍まで上昇
    attack_speed
    80
    talent_scale
    2

モジュール

  • ORIGINAL
    グレイの記章
    グレイは複数の敵に対するアーツ攻撃に秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては術師オペレーターとして区分し、拡散術師の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • SPC-Y
    新たな始まり
    STAGEステータス強化説明
    1
    • 配置コスト -8
    • HP +75
    • 攻撃速度 +3
    拡散術師の特性
    敵に範囲術ダメージを与える
    配置コスト減少
    2
    • 配置コスト -8
    • HP +135
    • 攻撃速度 +4
    静電場
    敵を攻撃時、0.8秒間足止めする
    3
    • 配置コスト -8
    • HP +170
    • 攻撃速度 +5
    静電場
    敵を攻撃時、1秒間足止めする
    グレイは、受け取ったばかりの真新しい杖を抱きしめ、ロドスの廊下で茫然と立ち尽くしていた。
    その杖はなめらかな持ち手と最新のパーツで組まれた稼働部からなる逸品で、金属特有の香りを漂わせている。
    グレイにとって、傷一つない新品を自分専用として与えられるのはこれが初めてのことだった。
    彼はあふれる想いで胸をいっぱいにしながらも、まだそれを言葉にできずにいた。

    今朝のこと、グレイは、笑みを浮かべた医療部のお兄さんとお姉さんからドクター宛に書類を届けてほしいと頼まれた。
    そこで、書類を抱えてドクターの執務室を訪ねてみたところ、予想だにしないプレゼント――この杖を受け取ったのだ。

    前の杖でも一通りのアーツは使えたのだが、グレイはかねてより、自分ならもう一つ上の段階を目指せるはずだと信じて疑わなかった。
    このプレゼントの意味を考えるより先に、その思いが彼の足をデッキへと突き動かした。
    透き通るような青い空の下、風が髪を撫で、空気が喉へと流れ込む。
    グレイは顔を真っ赤にして、これまで学んできた知識を頭の中でそらんじながら杖を掲げた。
    それを握る両手は、少しも震えてはいなかった。

    母から、そしてロドスの教官たちから教わったアーツ、それから電気設備のメンテナンスで学んだ知識――グレイは自分のやり方で、そうした人々や物事に報いることに決めたのだ。
    ――冷たい金属が情熱に燃え、暗がりを彼の光が照らし出す。
    グレイは遥か遠く離れた故郷の方向を見据えていた。
    ここからでは故郷の輪郭すら見えないが、懐かしい我が家の匂いはまだ鼻の奥に残っており、子供の頃に触れた廃棄源石の感触を手が覚えていた。
    ロドスでの成長を経て、グレイはより広い範囲を照らせるようになっていた。
    しかし、両親と共に小さな仮設電灯の下で身を寄せ合っていた記憶が、彼にとってはいまだに一番明るい思い出だった。
    杖の先端に取り付けられたアーツユニットの電圧が一瞬にして高まる。
    すると、ぶつかり合っていた電荷はまるでアーツを使う彼自身の心を映すかのように整然と一つの方向へ流れだし、一箇所に集うと、まばゆい光を放った。
    そこら中からデッキに吹き込む風で髪を乱しながら、内気で人見知りな少年が煌々と辺りに光を投じるその様子は、まるでアーツユニットではなく、彼自身が光り輝いているかのようだった。

基地スキル

  • 静電場
    発電所配置時、ドローンの回復速度+20%
  • 能工巧匠
    加工所で任意の素材を加工時、副産物の入手確率+50%