• Waai Fu
  • 槐琥
  • 와이후

ワイフー

特殊タイプ — 執行者
再配置までの時間が極めて短い
  • LM12
  • 近距離
  • 高速再配置
  • 弱化
/ 80
【コードネーム】ワイフー
【性別】女
【格闘経験】十四年
【出身地】炎国
【誕生日】12月1日
【種族】フェリーン
【身長】162cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。
【物理強度】優秀
【戦場機動】優秀
【生理的耐性】標準
【戦術立案】標準
【戦闘技術】優秀
【アーツ適性】普通
龍門の現役大学生。龍門―ロドス秘密ビジネス交流協定で選抜された最初の雇用者の一人。龍門のとある事務所から推薦された彼女は様々なテストにおいて著しい成績を取得しており、ある程度の実戦経験も有する。詳細は現在調査中。
造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

【源石融合率】0%
鉱石病の兆候は見られない。

【血液中源石密度】0.13u/L
源石製品との接触は極めて少なく、一般市民より健康な体質をしている。無論、体質と鉱石病の感染しやすさとの関係性はほぼゼロだが……

つかさー、この嬢ちゃん、仮にもビルの間を飛び回ったり、拳一発で壁を壊したりできる人間だから、身体が丈夫なのは当然だろ。
――通りすがりのアさん
ワイフーが人事部門に推薦状を提出したとき、審査を担当する大半のオペレーターは期待していなかった。これまで多くの推薦被験者は興奮と慢心に満ちていたが、そのうち実戦テストと心理テストに打ちのめされるのがオチだ。
その後ワイフーが冷静な態度で心理テストに合格しても、マグレだと思うオペレーターが数多くいたが、さらに彼女が二名もの実戦テスト担当のオペレーターを容易く倒した後、皆ようやく彼女に秘めている素質に気づき始めた。
無論、これは採用審査プロセスの始まりに過ぎない。
感染者に恐怖を感じるのはごく自然なことだ。むしろ感染者の群れにすぐ溶け込める非感染者のほうが異常で、育ちの環境が独特なのか、知られていない秘密を抱えているのか、何かしらの理由がある。
一方、感染者は人に恐れられることには慣れている。これがこの大陸の現状であり、彼らが受けてきた扱いである。
ロドスと感染者に関する知識を初めて教わった後、ワイフーは困惑を示した。
感染者である教官ドーベルマンが礼儀として彼女へ手を差し伸べた時、彼女は一瞬の躊躇を見せた。
しかし、それはロドスが被験者を断る理由にならない。むしろ記録すべき一般的な反応である――リアルで、自然的で、残酷だ。

ワイフーはドーベルマンの手を握った。
彼女の答えによれば、ロドスから「一般的な接触では鉱石病の感染を起こせない」という実験結果を告げられた以上、彼女のすべきことはただ一つ、慣れることだ。
「人の行動を左右するのは習慣ではなく、偏見です」
ワイフーは真面目にドーベルマンの質問に答えた。
ドーベルマンはめったに表情を見せないが、この時は笑顔を惜しまなかった。
ワイフーの長所はかなり多い:優れた体格、奇妙で並外れた戦闘スキル、信頼できる学歴(まだ在籍中です!ちゃんと履歴書読んでますか!)、真面目な勤務態度、ある程度の実戦経験、などなど。
多くのオペレーターから見て、ワイフーは若さのわりにかなり尊敬されているのは、彼女には優秀なオペレーターが持つべき素質があるからである。それは、寛大な心だ。
しかし、彼女は決して単純なお人好しではない。敢えて一言で彼女の性格を形容するなら、「正義感溢れる」と言うべきだろう。
ワイフーは、問題が起きる原因とその進展を積極的に追及する。ルール違反などの行為に対し、彼女は真っ先に止めようとする。一方、一部のオペレーターの抑えられない心理的問題を含む他の行為に対し、それを排除するのではなく、起こりうる問題の防止に着目する。
「善悪を簡単に分けることができたら、悲劇はとっくになくなっていますよ。」
無論、ドクターの執務室から勝手に財物を持ち去るのは不当行為だ。これ以上ワイフーに手を出す機会を与えないでください!廊下で走るのは危険です!医療スタッフに余計な負担をかけないでください!

言うまでもなく、ロドスにワイフーのようなオペレーターは必要だ。彼女にとってロドスでの仕事はただのアルバイトだとしても、その任務や交流での活躍ぶりは彼女の優秀さを充分に証明している。
ただ、自分自身のことについて語る時、「武道」として知られる戦闘スキル、彼女を推薦した暗くて乱雑な探偵事務所といわゆる「平凡な日常」以外、彼女はごく正式的な場面でしか自分のキャリアー目標を開示しないようだ。
「私は、人の力になれるような人間になりたいんです。」
かなり……広範かもしれない。
皆さん揃っていますか?
まず、皆さんには感謝を申し上げます。人事部今月の仕事、よくできました!この後はみんなで食事行きましょう?もちろん今日も私の奢りで!
それと、色々と皆さんとお話したいことがあります。ええ、龍門―ロドス間のビジネス交流協定についてです。
ロドスには不測事態への予防と処理の対策は色々ありますが、オペレーター審査プロセスにつきましては、人事の皆さんは一番目の関門です。とても重要な役割です!
誰よりもロドスの制度に詳しい皆さんでも、たまにはその解釈に戸惑いを感じるではないでしょうか。例えば…あ、これ原文だと結構長いので、まとめて言うと――
「……ロドスの需要を満たしていない場合、その人の動機と行為がどんなに高尚であっても、我々は採用できない。逆に、出身と経歴に議論の余地があるとしても、需要を満たし、ルールもきちんと守れる人なら、有用な人材と見なす……」
まぁ大体こんな感じです!元の文章は機械的で長いですし、一語一句に解説すら付いていますから、ここは省かせてもらいますね。
「何故そのような制度が」と聞きたい方がいらっしゃると思いますが、簡単な例を挙げましょう。

誰もが賞賛し、偉大な理想を抱く人がいるとします。その理想を実現するために多くの都市を破壊し、多くの同僚を犠牲にして、最終的に成功しました。
この場合、どれほど素晴らしい理想であれ、ロドスはその人を採用しません。そんな人にとって、ロドスはただの踏み台でしかないですから。
ところがもう一人、出身に問題があり、並外れた行動をする人がいます。ロドスに履歴書を提出しに来ました――
いいから座って!「ロドスはそんな奴ばかりでしょ」って言いたいのはわかります!確かにそうですが!
考えてみてください。あちこちの街で起きていること、その何割が我々の意思で決められるものでしょう?
ロドスの理念に傷つく行動を自発的に画策した人がいれば、その人は直ちに駆逐されます。意図的にロドスの規則を破った人がいれば、実害が出る前に消されるのかもしれません。
規則上そうなっていますが、実際、ロドスにそのような人は現れていませんし、そのようなこともありませんでした。あ、電気の配線を勝手に増やしたのは違いますよ。あれはクロージャさんが悪いですから。
人にオペレーターの資質があるかどうかを決定するのはその人の行動記録ではなく、本人の意志です。
ロドスではオペレーターの審査と規則の維持、その両方が可能です。一部のオペレーターにとって、ロドスに来てから、ようやく本当にやりたいことができるようになりました。
ロドスと繋がりがある限り、彼らの合理的な選択は尊重されます。本人たちの意に反することは、決して無理強いはしません。
時に、選択の余地がないからこそ、あんな過去が生まれるんです。
皆さんに理解してもらいたい。これは感染者の境遇やロドスの信条を理解することと同じです。

すべての候補者にとって最も重要なのは、ロドスで自分たちの居場所を見つけること、そしてロドスを認めることです。
交流協定では必ずこの点を主張しなければなりません。もうお分かりですね?
ああ、もちろん、先ほど採用したワイフーさんは全く問題ありません。
「――自身の理想を追い求め、証明し続ける者がいれば、我々はその者の鍛冶炉になろう。この大地で生まれた苦難は、誰ひとりのものではない……彼らと共に、全てを乗り越えるのだ。」
テレジアさんのこの言葉、気に入っていただけたら幸いです。

――■■■の昼会議議事録より
「父さん、どこに行くの?」
「あるものを探しに。」
「父さん……行かないで!私を置いてかないで!」
「なら、父さんに追いつくんだな。」
「でも、どうやって……」
「それができないなら、お前を娘だと認めない。やってみせろ!」

自分勝手にも程があるよ、父さん。
でもやってみせる。
あなたよりもっとできるようになる。もっと強くなってみせる。
HP
1455
攻撃力
586
防御力
334
術耐性
0
配置コスト
9
攻撃間隔
0.93 秒
ブロック数
1
再配置時間
18 秒

素質

  • 紅眉詠春
    攻撃時、20%の確率でその攻撃のみ攻撃力が150%まで上昇し、対象をかすかに突き飛ばす

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • 寸勁
    パッシブ
    継続時間
    10 秒
    配置後、攻撃力+70%、攻撃対象の攻撃力を3秒間-40%
    waaifu_s_1[self].atk
    0.7
    attack@waaifu_s_1[debuff].atk
    -0.4
    attack@waaifu_s_1[debuff].duration
    3
  • 七武掠陣脚
    パッシブ
    配置後周囲一定範囲内の敵に攻撃力の290%の物理ダメージを与え、攻撃対象の一部の特殊能力を8秒間無効化する
    atk_scale
    2.9
    silence
    8

モジュール

  • ORIGINAL
    ワイフーの記章
    ワイフーは繰り返し戦場に切り込む戦術に秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては特殊オペレーターとして区分し、執行者の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • EXE-X
    紅眉詠春拳譜
    STAGEステータス強化説明
    1
    • HP +70
    • 攻撃力 +45
    執行者の特性
    再配置までの時間が極めて短い
    撤退時に今回の配置時のコストを大量に返却
    2
    • HP +85
    • 攻撃力 +55
    害獣退治
    【感染生物】への物理ダメージ+7%
    3
    • HP +95
    • 攻撃力 +65
    害獣退治
    【感染生物】への物理ダメージ+14%
    五歳になった年に、ワイフーは父に書斎に通された。書斎は巨大な本棚に埋め尽くされており、そこには様々な流派の武術の古書がずらりと並んでいた。
    「一冊選び、学べ。三ヶ月後に見せてもらう。」
    まだろくに字も読めなかったワイフーは、しばらくうろうろと本棚を見て回り、ホコリだらけの本棚から一冊抜き取った。本の表紙には「紅眉詠春拳譜」と書かれていたが、それがどのような拳法で、どのような特徴があるかなど知るよしもなかった。ただ名前が気に入って選んだだけなのだ。
    父は一切指導してくれなかったため、ワイフーは本のみを頼りにするほかなかった。書かれている内容はあまり理解できず、「邪行仇念、正しく精神に用ひよ」といった言葉も全く理解できなかったが、図解の動きにならって一挙手一投足を学び、常に全身全霊で鍛錬に打ち込んだ。
    三ヶ月後、ワイフーは父の前で三百二十七の型すべてを演じて見せた。流れるような動きに抜け目はないように思えたが、父は眉間にしわを作りながら深い溜息をついた。
    「いかん。なってない。鍛え直せ。」
    ワイフーにはどこがいけないのかわからなかったが、従わざるを得なかった。
    さらに一年が経ち、父はワイフーに簡単な返し技の稽古をつけるようになった。明らかに手加減されていたが、それでも些細なほころびを突かれてばかりだった。そのたびに、父の容赦ない拳が振り下ろされた。
    どの技も心身に染み込んでいるはずなのに、なぜ自在に振るうことができないのか。悩むワイフーは再び拳譜にすがると、何度も読み返した。そしてようやく、目立たないところに記された言葉が目に留まった。
    「定法と云ふと雖も、変化は人の為すなり。」
    それからさらに数年が過ぎ、ワイフーは武術書の内容を暗唱できるほどになっていた。本は部屋の隅に追いやられ、ほとんど開かれなくなって久しい。稽古中に父の手痛い拳を受けることも少なくなり、父は昔よりもずいぶん丸くなったと感じていた。しかしそんな矢先、父は一対の短刀と一言を残し、家を出て行ってしまった。
    「あるものを探しに。」
    自分やこの家を捨ててまで、父は何を追い求めるのだろうか。ワイフーには理解できなかった。それからほどなくして、ワイフーも家を離れ、新たな環境での生活を始めることとなった。
    部屋の整理をしていると、再びあの拳譜が目にとまり、何気なくページをめくった。一枚ずつページをめくっていくと、まるで在りし日の光景が目の前に蘇るようだった。そして、最終巻の末尾に記された「武、精通せんと欲すれば、唯だ苦練に従ふのみ。為無く我無く、界無く終無し。」という言葉が目に留まった。
    「父さんの言う通りでした。必ず父さんに追いついて、それから追い越して見せます。」

基地スキル

  • チームワーク
    製造所配置時、配属オペレーターの自身に対する体力消費に関する効果が無効になる
  • コンビネーション
    製造所配置時、配置製造所の製造効率5%上昇(施設の数量による製造効率上昇を含めず)につき、製造効率+5%、最大40%