• Blaze the Igniting Spark
  • 烛煌
  • 블레이즈 디 이그나이팅 스파크

熾炎ブレイズ

術師タイプ — 本源術師
敵に術ダメージを与える
元素ダメージを与える能力を持つ
  • REX1
  • 遠距離
  • 元素
  • 火力
  • 範囲攻撃
その他の昇格:
/ 90
【コードネーム】ブレイズ
【性別】女
【戦闘経験】十四年
【出身地】炎国
【誕生日】3月24日
【種族】フェリーン
【身長】172cm
【鉱石病感染状況】
体表に源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。
【物理強度】優秀
【戦場機動】優秀
【生理的耐性】優秀
【戦術立案】標準
【戦闘技術】優秀
【アーツ適性】優秀
ロドスのエリートオペレーター、ブレイズ。本名は顧燭煌(グー・ジュウホァン)。彼女の用いるアーツは破壊力の面でも影響範囲の面でもトップクラスの水準にある。現在は前衛と術師を兼任し、強襲、防御、奇襲など様々な作戦において、戦術の中心を担う一人として活躍している。
造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果においても、同じく鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

【源石融合率】17%
源石結晶は以前と変わらず主に胴体に分布しており、結晶範囲の拡散は見られない。

【血液中源石密度】0.25u/L
ブレイズは相も変わらず最前線を突っ走っている。炎国から戻ってきたあとは、その傾向がさらに強まっているように思う。天災の救助任務だけでも複数回参加しており、活性源石が充満する環境を怯むことなく駆け回っていた。
幸いなことに、以前よりも防護対策をしっかりと施すようになったため、現在の病状は比較的に安定している。

ブレイズがようやく防護装備をつけてくれるようになった。いいことだ。やはり適切な人物にしつこく注意してもらうのが大切なんだな。
――医療オペレーター Y.P
【美容室の施術記録】
施術対象:ブレイズ
施術内容:ストレートパーマ
ブレイズさんのくせ毛は、炎で焼けて焦げてしまったせいです!いくらストレートパーマをかけても真っすぐにはなりません!今度からアーツを練習する時は、くれぐれも気をつけてくださいね……
――ゴールデングロー

【裁縫室の対応記録】
対応相手:ブレイズ
施術内容:服に空いた小さな穴の補修
ブレイズさんがお洋服のお直しを依頼しにくるのはこれで三回目です。今回の要望も前と同じで「服をプレゼントしてくれた人に気づかれないようにしてほしい」とのことでした。前回は服の袖が半分ほど焼けてしまってましたが、幸いにも今回は小さな穴が開いていただけです。どうやらブレイズさんは本人の言う通り、自分の炎をがんばって制御しているようですね。
――バイビーク

【武器改造・改良の対応記録】
ブレイズが炎国から持って帰ってきたあのアーツユニットをいじくりまわし始めた時は、どうせ訓練場の壁に何回か穴を開けたら、大人しく元のチェーンソーに持ち替えるものだと思っていた。なにしろ、彼女はブレイズだ。チェーンソーを振りかざすだけで、厚さ二メートルもある敵の防爆扉を両断できる奴が、今さらあんな制限だらけの武器を使うなんて……刺繍針で敵を刺すヴイーヴル戦士なんて見たことないだろ?
だが意外なことに、ブレイズは自分のアーツユニットに出力調節バルブを取りつけるよう、私に頼んできた。
彼女が言うには、自分が持っているアーツの新しい可能性を探りたい、熱を炎へと変えたいということだった。「力を精確に制御できることは、一種の強さの証だよ」――ああそうだ。これは本人の言葉だ。とにかく、バルブは取りつけてやった。外すように頼みに来たら、ここぞとばかりに嘲笑ってやろうと思いながらな。
そのあとは、全員しばらく気が気じゃなかったよ。五分に一回は訓練室から爆発音やら、何かが割れる音やら、「あちち」と叫ぶ声やら、消防警報やらが聞こえてくるもんだったからな。それでも、彼女が私のところに来ることはなかった。
それがしばらく続いたある日、訓練室が怖いくらい静まり返っていたので、たまらず様子を見にいくと……予想に反してあちこち飛び交う炎はなく、代わりにブレイズは手のひらに、小さな炎を乗せていた。きちんと制御され、安定した炎は目に眩しいほど明るかった。
ブレイズのアーツ適性は、他のエリートオペレーターと比べると特に優れているわけではない。彼女は根性と意志の強さだけでアーツをそこまで制御できるようになったんだ。だが、よくよく考えてみれば、彼女はいつもそうだったな。
今のロドスは、なお一層一人一人の力を大事にしていかなければならない。そして、ブレイズは常に我々にとって鍵となる人物の一人だ。
――Mechanist
ヴィクトリアからの友人であるホァン様は、今回初めて炎国に訪れたとのことでした。ホァン様は到着するやいなや、旧い手紙の束を持って、意気揚々と現実に訪れた「百灶」をあちこち見て回り始めました。その瞳には何もかもが新鮮に映るようで、飴細工の店主が技を披露すると、盛大に拍手喝采を送っていました。しかし、店主が嬉しそうにどれにするのかと訪ねると、ホァン様は「大丈夫、私が持つと飴が溶けちゃうから。でも、できたら飴を作るところをもう一回見せてくれないかな」と答えました。
ホァン様は彼女のお父様は文化人だとおっしゃり、明徳書局の入り口前の詩板でお父様の名前を探しながら、しかめっ面で誰かが草書体で書き残した詩を音読しました。「なんとかを嗅ぎ……桂なんとかが……なんとかに香る……あっ、秋について書いた詩か!」ホァン様は縦に書かれた詩を、横から読みながらも偶然少し内容を理解できたようです。
学宮を見て回ったあとは、一緒に門の前で売っている小籠包を食べました。ホァン様は、わたくしが箸を手に取ったとほぼ同時に、完食された言っても過言ではありません。熱がる素振りをまったく見せず、口を拭いながら美味しいと絶賛しておられました。そこでわたくしが、まずは小籠包の皮を少し齧って穴を開け、スープをすすってから食べるように勧めると、ホァン様は精一杯ゆっくりと味わい、驚きの声を上げました。「さっき食べた時には、わからなかった味がする!」
そんなふうに真剣に耳を傾けてくれる人が、滅多にいないからでしょうか。わたくしはホァン様に、百灶の食の歴史と伝統的な料理の作り方について、延々と語りました。ホァン様は熱心に聞いてくれただけでなく、「砂糖を三回にわけて入れて水分を飛ばすって、どうしてまとめて一回で入れちゃダメなの?」というような質問も投げかけてくれました。わたくしの周りには、ホァン様のように豪放で真っすぐな方は稀です。わからないことがあればすぐに質問をするような方はいらっしゃらなかったので、彼女とお話するのはとても好きです。
その時からすでに、これから彼女をどこに連れて行って、何をするのかについて、考えを巡らせていました。残念なことに、その後に色々あり、その願いは叶わずじまいでしたけれど。
――『百灶食珍録』三巻より抜粋
時々、ブレイズは自身の幼い頃について語ることがある。
彼女いわく、自分の短気なところと真っすぐな性格は、生まれた時から今までずっと変わっていないそうだ。学校の中でも、近所の子供たちのグループ内でも、ブレイズはいつも弱い者の味方だった。彼女は迷わずいじめられっ子を背後に庇い、まだ力強いとは言えなかった拳をいじめっ子たちの一人一人に向かって振るった。だが、そのことが父の耳に入るたびに、彼女は厳しく叱られたのである。
父とブレイズはまったく異なる性格の持ち主だ。ブレイズは、父が誰かに腹を立てているところを一度も見たことがない。ただ、彼が繰り返し炎国の書物に書かれた「寛容な態度で人と接しよ」や「争わねば衝突も起きず」のような道理を説くのを、聞いていただけだった。
「ある時どうしても納得いかなくて、親父に聞き返したんだ――いつも耐えろって言うけど、もし悪いやつらがずっといじめるのをやめなかったらどうするの?いじめられてる子に正しいことを訴えることができる機会がいつまでも来なかったらどうするのって。」
「親父は長い間考え込んでたっけ。それで、私の頭を撫でながら――どうしようもないところまで追い詰められた時、退けぬ時、それが自分の追い求める正義だと確信できるのなら……立ち上がりなさいって答えた。」
当時まだ幼かったブレイズは、父の忠告を理解できなかった。それでも聞き入れようと、自分の短気な性格を抑え込もうとした。
そのあと、彼女が感染者となったエピソードに関しては、特にドラマチックなストーリー性があるわけではない。
父親がヴィクトリアを去ったあと、すでに若者と呼ばれる年齢になっていたブレイズは、母親の経済的な負担を減らすために、町の工場で働き始めた。町はやや辺ぴな場所にあり、管理も緩かったため、十分な鉱石病の防護処置が行われていなかった。そのため、工場内には当然のように感染者もいた。ブレイズは同僚に対して分け隔てなく平等に接し、全員を友人だと思っていた。
そして、オーナーが感染した労働者たちに薬を渡すと約束したにも関わらず、実際には安価な鎮痛剤すら用意しようとしない事実に、ブレイズは気づいた。はじめ、オーナーは領主に薬を申請している最中だと言った。しかし、すぐにブレイズは、薬が隔離区のすぐ外にある倉庫にしまわれていることを発見した。薬は毎週、倉庫へと送られてくる。そして、こっそりと何回かにわけて、さらに高値で買ってくれる人の元へと届けられる。オーナーにその「申請フロー」とやらを終わらせる気など、最初からなかったのだ。
労働者たちはそのことを知ると、工場に抗議をした。しかし、オーナーは反省するどころか、「秩序を守る」ために兵士を呼び、抗議に参加していた労働者を全員まとめて拘束し、閉じ込めた。自由を奪われた同僚たちが、病により一人また一人と倒れていくのを見て、ブレイズは工場の扉前まで走っていくと、薬を渡してほしいと力の限り叫び懇願した。見張りを担当していた兵士の冷ややかな表情を見た時、ブレイズは怒りの中で気づいた。もしかすると、今が「退けぬ時」なのかもしれない。
そこで、彼女は工場の壁に穴を開け、労働者たちを引き連れて薬の倉庫へと突進していった。その事件の最中で、ブレイズは感染者となった。
その後、ブレイズの生活に天地がひっくり返るほどの変化が起こった。そのような変化がさらに何度か続いたあと、最終的に彼女はロドスへと加入したのである。
「今でも時々親父に言われたことを思い出すよ。親父の言うことも確かに一理ある。でも、私はちっとも後悔なんてしていない。」
そして、ブレイズは父の過去をすべて知った。初めは驚きだけだったが、じっくりと考えるにつれ勝手に涙がこみ上げてきた。あの優しくも臆病な父が、とっくに自分の正義のために立ち上がっていたなんて、今まで頭を過ったことすらなかった。遠く離れてはいるが、二人は同じ道の上で肩を並べ歩いていたと言ってもいいだろう。幼い自分の頭を撫でてくれた手。ブレイズは、もう一度その温もりを感じたような気がした。
「どういうこと?私に何か調べてほしいの、リン・チンイェン?」
「いえ、ただあなたにこれを渡したくて。この名簿上に太文字で書かれている者はまだ生きている……あなたの血の繋がった親族です。情報をすべて集めるのは骨の折れる作業でしたが、漏れはないはずでしょう。」
「私の血が繋がった……この人たちは、みんな元気にしてる?」
「流刑と言っても、実際には彼らを百灶から遠く離れた街に送っただけです。今では禁忌も解かれ、彼らの生活を援助すべく上も人員を手配しました。良い暮らしをしているとは決して言えません。ただ、少なくとも彼らが受けた苦しみに対する償いを行おうとしている者はいます。」
「そっか……ならよかった。」
「あなたの炎国での身分についても禁が解かれました。これからは、炎国で親族を探そうと生活しようと、それを邪魔する人はいません。」
「……」
「彼らを探しに行くつもりはないのですか?」
「うん。いや、正しくはわからない、かな。だって、その人たちを見つけたからって、なんて声をかけたらいいの?何をしたらいいの?今までずっと赤の他人だったのに、血縁関係だからって、突然目の前に現れて、みんなで肩を抱き合って泣いて、理解し合えって?ごめんね、こんなこと言っちゃって。でも、あの人たちが必要なのは私じゃない。あの人たちに謝って償わなきゃいけない人も私じゃない。」
「それに、私に炎国の身分なんてないよ。四十年前に不忠の臣の子孫だと貶められていたのも、今になってまた突然『寛大』に許されたのも、全部ただひとつの嘘を埋め合わせるためであって、今も昔も私自身とはまったく関係ない。」
「だから、もうこれで終わりにしよう。あの雪は……結末であり、答えでもあった。」
「君がここを出たら、遊びに行くね。訪問客として……ロドスのエリートオペレーター・ブレイズとして。」
両手いっぱいに小麦粉をくっ付けたブレイズが、どろっとした謎の液体を食べているのを見たあなたは、その正体が少し気になった。
「これ?黒ゴマの汁粉じゃなくて黒ゴマ餡の湯圓(タンユェン)だよ。アハハ……最後に丸めたやつは私の手の温度で乾いてひび割れちゃってさ、捨てるのももったいないから食べちゃおうかなって。最初の方に作ったのは上手くいったから、妹が来たらみんなの分も煮るよ。」
「湯圓は炎国では『団欒』の意味があるんだって。もち米でできた団子を相手の前に持っていけば、言いたかった言葉がすっと出てくるらしいよ。私みたいに思ったことをすぐに言っちゃうような人が、熱々の湯圓をドンって相手の前に置いたら、口で話す以上のことを、もっとちゃんと伝えられるのかな?本当か分かんなかったから、みんながいる時に試してみようと思って。」
「私と妹みたいに、血の代わりに運命で繋がっている姉妹が、偶然出会ったのもある意味、団欒って言っていいよね?それと、遠出から帰ってきたんだから、みんなと会うのも団欒じゃん?人数分あるかどうかはちゃんと数えたよ。ドクターの分、アーミヤちゃんの分、Mechanistの分、あと……」
「……あと、たくさんの人たち。あの人たちにも食べてもらえたらいいのに。」
ブレイズの声が低くなった。だが、落ち込んだのは一瞬だけで、すぐに自分を奮い立たせると、明るい表情を浮かべた。
「わかってる、すべてを満足させるのは難しい。出会いがあれば別れがある。でも、それがどうしたって言うの?たくさんの人が去っていったけど、忘れられた人は誰もいない。」
「私たちの理想は今も変らない。ロドスのみんなは、これからもずっと一緒だよ。」
HP
1608
攻撃力
752
防御力
131
術耐性
15
配置コスト
21
攻撃間隔
1.6 秒
ブロック数
1
再配置時間
70 秒

素質

  • 融点起爆
    敵の灼熱損傷が爆発する際、対象に攻撃力の350%の元素ダメージを与え、自身のHPを最大値の12%回復
  • 窮地再燃
    HPが0になっても退場せず、代わりにダウン状態(攻撃不可、味方の治療対象にならない)になり、6000までの被ダメージを吸収可能なバリアを獲得し、HPが毎秒最大値の3%回復する。HPが最大値まで回復するとダウン状態が解除され、周囲にいる敵全員を5秒間スタンさせる

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • 灼熱の救い手
    自動回復自動発動
    初期SP
    8
    必要SP
    16
    攻撃範囲内にいる最大HPが最も高いオペレーターを1名選択し、20秒間対象の周囲の敵全員に毎秒攻撃力の70%の術ダメージと術ダメージの30%灼熱損傷を与える
    atk_scale
    0.7
    element_multiplier
    0.3
    max_duration
    20
    range_radius
    1.5
    interval
    1
  • 燎原の血潮
    自動回復手動発動
    初期SP
    23
    必要SP
    36
    継続時間
    35 秒
    攻撃範囲変化、通常攻撃の間隔を延長、攻撃力+150%、最大3体の敵を同時に攻撃できる。攻撃時にHPを5%失い、対象のいる位置に灼熱エリアを生成する。灼熱エリアにいる敵は移動速度-50%、毎秒熾炎ブレイズの攻撃力の35%の術ダメージと術ダメージの30%灼熱損傷を受ける
    atk
    1.5
    base_attack_time
    0.9
    atk_scale
    0.35
    attack@max_target
    3
    attack@hp_ratio
    0.05
    element_damage_scale
    0.3
    move_speed
    -0.5
  • 衆悪の焚獄
    自動回復手動発動
    初期SP
    20
    必要SP
    30
    弾薬
    25
    攻撃範囲変化、攻撃力+115%、通常攻撃が範囲攻撃になり、攻撃間隔を大幅に短縮する。対象が灼熱損傷の爆発効果中の場合、追加で攻撃力の80%の元素ダメージを与える
    自身のHPが1秒ごとに最大値の3%減少、合計25発の弾薬を撃ち切るとスキルが終了(手動でスキルを停止可能)。戦場内で敵の灼熱損傷が爆発するたびに、2発の弾薬を追加で獲得する)
    atk
    1.15
    base_attack_time
    -1.3
    attack@trigger_time
    25
    attack@atk_scale
    0.8
    lose_hp_scale
    0.03
    ammo_recover
    2
    skill_max_trigger_time
    -1

モジュール

  • ORIGINAL
    熾炎ブレイズの記章
    熾炎ブレイズは敵に対するアーツ・元素攻撃に秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては術師オペレーターとして区分し、本源術師の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • PRI-X
    熱い期待
    STAGEステータス強化説明
    1
    • 攻撃力 +52
    • 防御力 +10
    本源術師の特性
    敵に術ダメージを与える
    元素ダメージを与える能力を持つ
    損傷爆発中の敵への与ダメージが110%まで上昇
    2
    • 攻撃力 +66
    • 防御力 +20
    融点起爆
    敵の灼熱損傷が爆発する際、対象に攻撃力の390%の元素ダメージを与え、自身のHPを最大値の12%回復し、10秒間攻撃力+5%
    3
    • 攻撃力 +82
    • 防御力 +25
    融点起爆
    敵の灼熱損傷が爆発する際、対象に攻撃力の420%の元素ダメージを与え、自身のHPを最大値の15%回復し、10秒間攻撃力+10%
    「そこ、みすぼらしいとか思わない!こう見えてれっきとした由来があるんだから――」
    「私、ロドスに入る前は、ヴィクトリアの実家の近くで活動してたんだ。でもあっちにはロドスみたいな組織がなかったから、感染者の暮らしは厳しくてさ。あの頃から私は感染者の権利のために活動をしてたんだけど、それで母さんに迷惑をかけないかって心配で、数年間は家に帰らないようにしてたんだ。
    「薬を手に入れても、全部状況がもっと酷い人に回してた。私はまだまだ元気だったし、薬がなくても大丈夫だと思ってたんだ。けど、ある日突然倒れちゃって、血が沸騰して、内臓も破裂しそうになってさ……」
    「それまでも、いつか倒れちゃうんじゃないかって思ったことはあったよ。きっとすっごく悔しくて、工員のことを心配してるんだろうな……ってさ。けど、いざ本当に倒れちゃって、小屋に横たわってみたら……私がやったことは、近くに落ちてた木の廃材を手当たり次第集めて、小さなランタンを作っただけ。マッチがなかったから、自分の血を垂らして火を灯して、ただずーっと見つめてたんだ。」
    「昔、母さんはいつも家の前で似たようなランタンを灯してたんだ。どんなに時が経っても、私たち家族は引っ越さずに、母さんはいつまでもその習慣を続けてた。こうしてたら、もし親父が帰ってきても、家を間違えないで済むんだって……家に帰るたびにあのランタンはすっごく印象的に見えたよ。でも、まさか倒れて今にも死にそうな時に、一番見たかったのがあのランタンだなんてね……どういうわけか、そのランタンを眺めてると、痛みが和らいで、症状も軽くなったような気がしたんだ。そのおかげで仲間が助けに来るまで持ち堪えられたんだよ。」
    「これ?いやいや、違うよ。これはあの時のボロっちいランタンじゃなくて、私が新しく作ったやつなんだ。腕はあまり自信ないけど、受け取ってくれるよね?」
    ニン・インがこの話を聞いたのは、今回が初めてだ。聞いているだけでぞっとする話だと思いつつも、特別なランタンを届けるためだけに新年から遠路はるばる来てくれたブレイズに悲しい顔を見せるわけにもいかず、彼女は無理やり笑顔を作って、プレゼントに感謝した。
    「あー……えっと、褒めてほしかったんじゃなくて……ああ、私って本当口下手なんだから!」ブレイズはそう言いつつ、行動で気持ちを伝えることにした。彼女はそのランタンをニン・インのアパートに飾り、買ってきたおつまみをテキパキとテーブルに並べ始める。部屋に広がる料理の美味しそうなにおいに、ニン・インは自宅がこれほど賑やかになるのはずいぶん久しぶりだと気付いた。ブレイズが作ったランタンは柔らかい光で部屋を照らし、部屋の冷たかった空気を温めていた。
    「大事なのはランタンじゃなくて、そのランタンを見て何を思い出すか、でしょ?」

基地スキル

  • 断金の交わり
    制御中枢配置時、訓練室で訓練を行っているオペレーターがいる場合、当該オペレーターの訓練速度+5%(同種の効果は高いほうのみ適用)
  • 火力発電γ
    発電所配置時、ドローンの回復速度+20%