
- Bobbing
- 波卜
- 보빙
ボビング
補助タイプ — 祭儀師
敵に術ダメージを与える
元素損傷を与える能力を持つ
元素損傷を与える能力を持つ
- CB32
- 遠距離
- 元素
ボーナスを含む
【コードネーム】ボビング
【性別】男
【戦闘経験】なし
【出身地】クルビア
【誕生日】3月11日
【種族】ペッロー
【身長】178cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。
【性別】男
【戦闘経験】なし
【出身地】クルビア
【誕生日】3月11日
【種族】ペッロー
【身長】178cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。
【物理強度】標準
【戦場機動】普通
【生理的耐性】標準
【戦術立案】標準
【戦闘技術】普通
【アーツ適性】優秀
【戦場機動】普通
【生理的耐性】標準
【戦術立案】標準
【戦闘技術】普通
【アーツ適性】優秀
エリシオは赤心社のメンバーであり、組織を代表しロドスへ交流と学習を目的にやってきた。
現在はコードネーム「ボビング」を名乗り、ロドスの協力オペレーターとして外勤任務に参加し、主に現地での交流や交渉、事故現場の救援及び患者の精神ケアを担当している。
現在はコードネーム「ボビング」を名乗り、ロドスの協力オペレーターとして外勤任務に参加し、主に現地での交流や交渉、事故現場の救援及び患者の精神ケアを担当している。
造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。
【源石融合率】0%
鉱石病の兆候は見られない。
【血液中源石密度】0.13u/L
源石との接触は極めて少ない。
「彼は自分の防護処置を、まるで子供向けの教育番組でも撮影しているかのような口ぶりで紹介したのよ。でもさ、いっそのこと本当に撮影して、言うことを聞かない人たちの枕元で無限再生するのはどう?」
【源石融合率】0%
鉱石病の兆候は見られない。
【血液中源石密度】0.13u/L
源石との接触は極めて少ない。
「彼は自分の防護処置を、まるで子供向けの教育番組でも撮影しているかのような口ぶりで紹介したのよ。でもさ、いっそのこと本当に撮影して、言うことを聞かない人たちの枕元で無限再生するのはどう?」
赤心社から交流と学習のためにメンバーを派遣したいとの申し出を受けた時、ロドス人事部はエリシオという名の代表について、慎重に背景調査を行った。確かに、今まで赤心社は公益機関として医療面での支援を提供し、傷病患者や体の不自由な人々の生活環境の改善に尽力し続けてきた。近年発生したいくつかの社会的事件においても積極的に活動し、ロドスと同じく感染者問題についてかなりの関心を寄せている。エリシオ本人も数ヶ月前赤心社を代表しロンディニウムに訪れて、そこで多くのオペレーターと関わりを持った。だがその一方で、赤心社がマイレンダー基金に属している事実には、警戒を強めずにはいられない。ロドスとしては、マイレンダー基金との正式な協力関係ならば喜んで結ぶが、さりげなくスパイを送り込まれるようなことは決して良しとしない。
ロドスへやって来たエリシオは、非常に友好的な態度を示した。さらに、よりロドスのオペレーターらしくなれるようにと、すぐに「ボビング」というコードネームを提案してくれた。しかし、あっという間に他のオペレーターたちと打ち解けた彼に、人事部はかえって疑いを深めたのである。そして、彼の医療部への深夜訪問記録を発見した人事部オペレーターは、一度彼と腹を割って話してみることにした。
【会話録音抜粋】
「……つまり、君がさっきからほのめかしていることをまとめると、ロドスのとある患者は、実は源石爆薬を使って故意に他者を傷つけようとした際に感染した。そして、罪悪感のあまりに治療にも消極的だったが、君は彼にやり直すための自信を取り戻すのを助け、自首するように説得し、さらには出獄した後どう生活を立て直すのかまでアドバイスしたと……しかし、君はその患者が誰なのかを我々に教えるつもりはない、そういうことだね?」
「すみません、先ほどお話しした内容については一部情報をぼやかせてもらいました。患者さんのプライバシーは守らなければいけませんので。ロドスの医師たちの優しさは間違いなく本人に伝わっていますよ。だからこそ、自分が隠していることにあそこまでに罪悪感を持ち、無関係な私に打ち明けてくれたのも理解はできますよね。」
「そうは言っても、君は交流と学習の目的で来たのだろう?ロドスの感染者への対応を見学して、次の提案書か何かに取り入れられるものを探すためだとか。」
「赤心社に入る前、私は街でソーシャルワーカーをしていました。住民たちが抱える問題を把握し、社会が対応しきれない人たちに、できる限りのサポートを提供するのが私の仕事でした。」
「私はあの頃の生活がとても好きなんです。」
……
もう勘弁してやってくれ。あれはただ単純でお節介な奴ってだけだ。マイレンダー基金の上層部になんて会ったことすらないんだ。
――人事部オペレーター
ロドスへやって来たエリシオは、非常に友好的な態度を示した。さらに、よりロドスのオペレーターらしくなれるようにと、すぐに「ボビング」というコードネームを提案してくれた。しかし、あっという間に他のオペレーターたちと打ち解けた彼に、人事部はかえって疑いを深めたのである。そして、彼の医療部への深夜訪問記録を発見した人事部オペレーターは、一度彼と腹を割って話してみることにした。
【会話録音抜粋】
「……つまり、君がさっきからほのめかしていることをまとめると、ロドスのとある患者は、実は源石爆薬を使って故意に他者を傷つけようとした際に感染した。そして、罪悪感のあまりに治療にも消極的だったが、君は彼にやり直すための自信を取り戻すのを助け、自首するように説得し、さらには出獄した後どう生活を立て直すのかまでアドバイスしたと……しかし、君はその患者が誰なのかを我々に教えるつもりはない、そういうことだね?」
「すみません、先ほどお話しした内容については一部情報をぼやかせてもらいました。患者さんのプライバシーは守らなければいけませんので。ロドスの医師たちの優しさは間違いなく本人に伝わっていますよ。だからこそ、自分が隠していることにあそこまでに罪悪感を持ち、無関係な私に打ち明けてくれたのも理解はできますよね。」
「そうは言っても、君は交流と学習の目的で来たのだろう?ロドスの感染者への対応を見学して、次の提案書か何かに取り入れられるものを探すためだとか。」
「赤心社に入る前、私は街でソーシャルワーカーをしていました。住民たちが抱える問題を把握し、社会が対応しきれない人たちに、できる限りのサポートを提供するのが私の仕事でした。」
「私はあの頃の生活がとても好きなんです。」
……
もう勘弁してやってくれ。あれはただ単純でお節介な奴ってだけだ。マイレンダー基金の上層部になんて会ったことすらないんだ。
――人事部オペレーター
赤心社の記録によれば、訪問を終えた後、ボビングはロンディニウムのためにできる限りの支援物資を集め、もう一度議会と協力関係について交渉すべく、ロンディニウムに戻るつもりだったという。しかしすぐに、マイレンダー基金に属した別の組織が小隊を派遣し彼に同行させ、彼の報告の中にあった運動失調や、アーツの力が飛躍的に増幅するなどといった新型感染者の症状について調査させる予定であることを知った。相手組織は今まで赤心社とは一度も関わりはなかったが、計画書から、相手はボビングがロンディニウムで築き上げた人脈を利用して、行き場のない感染者を非倫理的な実験に勧誘するよう要求してくると察しがついたそうだ。彼は断固としてそれに反対し、そして予想通り、別の同僚が自分に代わってロンディニウムへ向かうことになったとの通達を受けたのである。
その後、彼は申請を経て交流のためにロドスへとやって来た。そして、すぐさま自身が観察した新型感染者の症状をロドスに共有した。マイレンダー基金の関心を引いた事柄である以上、それなりの重要性があるのだろうと彼は考えたようだ。だが残念なことに、ロドスも同じくロンディニウムで初めてこのような症状と接触したのだ。今後も引き続き注視していくつもりではあるが、現時点において判断を下すのはできない。
また、ロドスに来てから最初の一ヶ月間、ボビングは立て続けに何度もロンディニウムでの外勤任務への参加を申請した。もちろん、復興中のロンディニウムの複雑な情勢を考慮し、ロドスからは経験豊富なオペレーターのみを派遣しているため、彼の申請を何度も却下した。彼が赤心社を代表し、ロンディニウムで活動していた経歴は当然ロドス側も把握している。しかし、それでも彼の態度がロドスの立場を代表できるものだという確証がないのだ。幸いなことに、オペレーター数名がロンディニウムの最新情報を持ち帰ってから、彼の焦りは目に見えて落ち着いた。今の様子を見る限り、彼はロドスでの交流を終えたのち、ロンディニウムに戻り、友人たちと当初交わした約束を果たすことに気持ちが傾いているようである。
【権限記録】
ボビング本人は認めなかったが、彼の資料閲覧記録を見る限り、我々のオペレーターであるシージ――もしくはヴィーナ・ヴィクトリア――に強い関心を寄せていることが窺える。
もちろん、調べたところで重要な情報はほとんど得られない。それについてはすでに本人にも伝えてある。
もしかすると、彼がロドスへの訪問を希望した動機の中には、こうした個人的な理由が混ざっていたのかもしれない。もしかすると、何かしらの方法でヴィーナに感謝の気持ちを、あるいはもっと複雑な――例えばため息のような――感情を、伝えたいのかもしれない。だが、彼が訪ねるべきであるヴィーナは、決してロドスにいる時のヴィーナではないのだろう。
一応は彼に忠告をしておいた。もしどうしてもわだかまりがあるのなら、ヴィーナやこの船にいるたくさんのオペレーターたちのように、そうしたことをしばらく忘れられる場所を見つけるといいと。
その後、彼は申請を経て交流のためにロドスへとやって来た。そして、すぐさま自身が観察した新型感染者の症状をロドスに共有した。マイレンダー基金の関心を引いた事柄である以上、それなりの重要性があるのだろうと彼は考えたようだ。だが残念なことに、ロドスも同じくロンディニウムで初めてこのような症状と接触したのだ。今後も引き続き注視していくつもりではあるが、現時点において判断を下すのはできない。
また、ロドスに来てから最初の一ヶ月間、ボビングは立て続けに何度もロンディニウムでの外勤任務への参加を申請した。もちろん、復興中のロンディニウムの複雑な情勢を考慮し、ロドスからは経験豊富なオペレーターのみを派遣しているため、彼の申請を何度も却下した。彼が赤心社を代表し、ロンディニウムで活動していた経歴は当然ロドス側も把握している。しかし、それでも彼の態度がロドスの立場を代表できるものだという確証がないのだ。幸いなことに、オペレーター数名がロンディニウムの最新情報を持ち帰ってから、彼の焦りは目に見えて落ち着いた。今の様子を見る限り、彼はロドスでの交流を終えたのち、ロンディニウムに戻り、友人たちと当初交わした約束を果たすことに気持ちが傾いているようである。
【権限記録】
ボビング本人は認めなかったが、彼の資料閲覧記録を見る限り、我々のオペレーターであるシージ――もしくはヴィーナ・ヴィクトリア――に強い関心を寄せていることが窺える。
もちろん、調べたところで重要な情報はほとんど得られない。それについてはすでに本人にも伝えてある。
もしかすると、彼がロドスへの訪問を希望した動機の中には、こうした個人的な理由が混ざっていたのかもしれない。もしかすると、何かしらの方法でヴィーナに感謝の気持ちを、あるいはもっと複雑な――例えばため息のような――感情を、伝えたいのかもしれない。だが、彼が訪ねるべきであるヴィーナは、決してロドスにいる時のヴィーナではないのだろう。
一応は彼に忠告をしておいた。もしどうしてもわだかまりがあるのなら、ヴィーナやこの船にいるたくさんのオペレーターたちのように、そうしたことをしばらく忘れられる場所を見つけるといいと。
ボビングの宿舎に訪れた多くのオペレーターは、あの部屋には心を落ち着かせる魔力があるのだと主張している。しかも、この思いがけぬ安らぎを破らないためにも、ボビングが一体どのような方法を使っているのかを聞き出そうとする者もいなかった。そうして、ボビングと彼の不思議な部屋の噂は、オペレーターたちの間にどんどん広まっていった。ついには彼が暗示を使って他人から自分への印象を操れる「百年を生きる催眠術マスター」だという話にまで発展し、そこでようやく真実を明らかにしようとする物好きが現れたのである。
訪問者たちからストレートに質問を投げられたボビングは、苦笑いを浮かべながら彼らのために淹れたお茶を置き、こう言った。「元々この部屋が静かなだけではないでしょうか?」
ボビングの後について廊下に出たオペレーターたちは、次第に自分たちを取り巻く騒音の存在に気づいた。換気システムの風の音、様々な設備が運行する際に発するジジジという電流の音、そして鋼鉄でできた巨大なロドス艦体が凸凹した荒野を進む時に立てる低い轟音――いつの間にか、自分たちの耳はこれらの騒音にすっかり慣れてしまっていたのだ。そして再びボビングの部屋に戻ると、皆は自ずと彼が施した様々な騒音対策に気づくことになった。床には分厚く柔らかなカーペットが敷かれ、部屋の隅々にぬいぐるみやクッションが置かれている。どのコップにも専用のコースターが付いており、さらには収納棚の扉にまで緩衝材が取り付けられていた。
つまり、ボビングのプライベート空間には柔らかな、ぶつかっても騒音を発しない家具で溢れかえっている。その上、本人も部屋では小声で話す習慣を身につけているのだ。このようにする理由に関してボビング本人は、自分は特に音に敏感なわけではないが、生まれつき騒がしいのが苦手なだけなのだと説明している。
「騒がしいのが苦手って本当かよ?この前、あいつと同じ交流会に出席してたけど、ある経営者が主張した等級に応じての抑制薬供給政策を聞いた後、あいつは相手と三十分も言い争ってたんだぞ。隣の会議室まで聞こえるくらいの大声でな。」
「でも、このことについては本人とも話をした。あいつが言うには、人ってのは最初から存在する騒音には気づきにくいもんだから、最初から存在する問題にも気づきにくいだろうって。自分一人の力では騒音を消せないのなら、大声を出して周りに気づかせるしかないんだってさ。」
「おっと、今の話はくれぐれも本人の前で言わないでくれよな。誰かと言い争ってる時のあいつの口からは、視点が鋭すぎる発言がたくさん飛び出るんだが、後になっていつも恥ずかしくなるんだよ。」
――クルビア駐在のロドスオペレーター
訪問者たちからストレートに質問を投げられたボビングは、苦笑いを浮かべながら彼らのために淹れたお茶を置き、こう言った。「元々この部屋が静かなだけではないでしょうか?」
ボビングの後について廊下に出たオペレーターたちは、次第に自分たちを取り巻く騒音の存在に気づいた。換気システムの風の音、様々な設備が運行する際に発するジジジという電流の音、そして鋼鉄でできた巨大なロドス艦体が凸凹した荒野を進む時に立てる低い轟音――いつの間にか、自分たちの耳はこれらの騒音にすっかり慣れてしまっていたのだ。そして再びボビングの部屋に戻ると、皆は自ずと彼が施した様々な騒音対策に気づくことになった。床には分厚く柔らかなカーペットが敷かれ、部屋の隅々にぬいぐるみやクッションが置かれている。どのコップにも専用のコースターが付いており、さらには収納棚の扉にまで緩衝材が取り付けられていた。
つまり、ボビングのプライベート空間には柔らかな、ぶつかっても騒音を発しない家具で溢れかえっている。その上、本人も部屋では小声で話す習慣を身につけているのだ。このようにする理由に関してボビング本人は、自分は特に音に敏感なわけではないが、生まれつき騒がしいのが苦手なだけなのだと説明している。
「騒がしいのが苦手って本当かよ?この前、あいつと同じ交流会に出席してたけど、ある経営者が主張した等級に応じての抑制薬供給政策を聞いた後、あいつは相手と三十分も言い争ってたんだぞ。隣の会議室まで聞こえるくらいの大声でな。」
「でも、このことについては本人とも話をした。あいつが言うには、人ってのは最初から存在する騒音には気づきにくいもんだから、最初から存在する問題にも気づきにくいだろうって。自分一人の力では騒音を消せないのなら、大声を出して周りに気づかせるしかないんだってさ。」
「おっと、今の話はくれぐれも本人の前で言わないでくれよな。誰かと言い争ってる時のあいつの口からは、視点が鋭すぎる発言がたくさん飛び出るんだが、後になっていつも恥ずかしくなるんだよ。」
――クルビア駐在のロドスオペレーター
我々はすでに、ロンディニウム滞在中のボビングと「ミルスカー」の協力関係についての記録を入手している。特に注意すべき点はない。彼はロンディニウムを離れた時、あるサルカズ小隊が追手から逃れるのを助け、その後彼らを連れてクルビアへと向かった。だが他の情報と照らし合わせるに、彼はついでに手を差し伸べたわけではなく、その者たちを連れ去るために、ロンディニウムでの訪問を早めに切り上げたようだ。しかし、この行動に深い意味合いはなかった。
ボビングは難民となったサルカズたちをずっと気にかけていた。彼らが安定した住処を見つけた後、彼は何度も訪問している。赤心社内部から却下された救助金申請書からは、ボビングが現地コミュニティによるサルカズ感染者への支援を悲観視していることが読み取れる。だが、我々の注意を引いたのは、赤心社がボビングの申請書を却下した際のコメントだ――ボビングは自身の経歴にサルカズたちを重ねた結果、難民たちが受けている不平等な待遇を誇大評価している。確かにこれらのヴィクトリアで生まれ育ったサルカズがクルビアでは苦しい生活を強いられているのは事実である。だが、それはクルビアとヴィクトリアの制度の違いによるものではなく、ロンディニウム事件がすべての市民にもたらした災難の結果である、と。
我々はボビング本人ともこの件について討論をした。彼の家族は彼が生まれるずっと前に、ボリバルからクルビアへと移り住んでおり、年長者たちの故郷で起きた暴動事件が彼に与えた影響は、あくまでも間接的なものに過ぎなかった。ボビングは、自身が幼い頃暮らしていた街では、自分と似たような境遇の子供たちが多くいたことを覚えていた。ただ彼の家族は幸いなことに、暴動の最中で鉱石病に感染することもなければ、大きな傷もなかった。そのおかげで企業と比較的にホワイトな契約を結ぶことができたのである。
「私は順調に中学校へと上がれた数少ない子供の一人でした。当時は、他の人よりも頭が良いことを誇りに感じていたくらいですよ」と、ボビングはそう語りながら苦笑いを零す。「それから、たくさんの建物が空っぽとなり、私の知っている人たちの名前も会社や組織の名簿から消えてしまいました。その時になってようやく、自分はただ彼らよりも運がよかっただけだと気付いたんです。」
「なので、このコメントに書いてあることは認められません。私の経歴は、ロンディニウムから来たサルカズどころか、自分の子供時代の友人たちとすら似ても似つかないものでしたから。ですが、ロンディニウムで知り合った人々から学んだことがあるんです――相手を理解していないと認めることこそ、相手への最大の尊重であると。」
「ええ……特に、とある尊敬に値する英雄――彼女からはたくさんのことを学びました。」
ボビングは難民となったサルカズたちをずっと気にかけていた。彼らが安定した住処を見つけた後、彼は何度も訪問している。赤心社内部から却下された救助金申請書からは、ボビングが現地コミュニティによるサルカズ感染者への支援を悲観視していることが読み取れる。だが、我々の注意を引いたのは、赤心社がボビングの申請書を却下した際のコメントだ――ボビングは自身の経歴にサルカズたちを重ねた結果、難民たちが受けている不平等な待遇を誇大評価している。確かにこれらのヴィクトリアで生まれ育ったサルカズがクルビアでは苦しい生活を強いられているのは事実である。だが、それはクルビアとヴィクトリアの制度の違いによるものではなく、ロンディニウム事件がすべての市民にもたらした災難の結果である、と。
我々はボビング本人ともこの件について討論をした。彼の家族は彼が生まれるずっと前に、ボリバルからクルビアへと移り住んでおり、年長者たちの故郷で起きた暴動事件が彼に与えた影響は、あくまでも間接的なものに過ぎなかった。ボビングは、自身が幼い頃暮らしていた街では、自分と似たような境遇の子供たちが多くいたことを覚えていた。ただ彼の家族は幸いなことに、暴動の最中で鉱石病に感染することもなければ、大きな傷もなかった。そのおかげで企業と比較的にホワイトな契約を結ぶことができたのである。
「私は順調に中学校へと上がれた数少ない子供の一人でした。当時は、他の人よりも頭が良いことを誇りに感じていたくらいですよ」と、ボビングはそう語りながら苦笑いを零す。「それから、たくさんの建物が空っぽとなり、私の知っている人たちの名前も会社や組織の名簿から消えてしまいました。その時になってようやく、自分はただ彼らよりも運がよかっただけだと気付いたんです。」
「なので、このコメントに書いてあることは認められません。私の経歴は、ロンディニウムから来たサルカズどころか、自分の子供時代の友人たちとすら似ても似つかないものでしたから。ですが、ロンディニウムで知り合った人々から学んだことがあるんです――相手を理解していないと認めることこそ、相手への最大の尊重であると。」
「ええ……特に、とある尊敬に値する英雄――彼女からはたくさんのことを学びました。」
この件について、ボビングは守秘義務にあたる仕事内容だと思っていたため、誰にも話すことができなかった。だが、彼がロンディニウムから連れ出した人々の中には数人の子供がおり、その日たまたま早朝に目を覚ましていたため、好奇心に駆られてこっそり彼の跡をつけていたのだ。
あのグループには、ヴィクトリアの軍人が一人いた。鉱石病末期で、皆から恐れられていた。彼女が道中で息絶え、崩壊する可能性があったからだ。
ボビングはその軍人を支え、滞在していた野営地を離れた。荒野の奥へとひたすら歩き続け、ようやく開けた空地を見つけた。どうやら二人は、日の出を見るために早起きをしたようだ。しかし、軍人は腰を下ろすと、一人で日の出を見たいから、帰ってほしいと、突如ボビングに告げた。ボビングは一瞬驚いたものの、彼女の要求を受け入れた。
彼は引き返す途中で、こっそりついてきた子供たちをすぐ見つけた。一団も何があったのか大方察していたため、大人しくボビングの服の裾を握り締め、言われた通り決して振り返りはしなかった。だが、子供たちはひどく驚くことになった。背中越しに差した日の出は金色にきらめいていたにも関わらず、ボビング自身も一度も振り返らなかったからである。
あのグループには、ヴィクトリアの軍人が一人いた。鉱石病末期で、皆から恐れられていた。彼女が道中で息絶え、崩壊する可能性があったからだ。
ボビングはその軍人を支え、滞在していた野営地を離れた。荒野の奥へとひたすら歩き続け、ようやく開けた空地を見つけた。どうやら二人は、日の出を見るために早起きをしたようだ。しかし、軍人は腰を下ろすと、一人で日の出を見たいから、帰ってほしいと、突如ボビングに告げた。ボビングは一瞬驚いたものの、彼女の要求を受け入れた。
彼は引き返す途中で、こっそりついてきた子供たちをすぐ見つけた。一団も何があったのか大方察していたため、大人しくボビングの服の裾を握り締め、言われた通り決して振り返りはしなかった。だが、子供たちはひどく驚くことになった。背中越しに差した日の出は金色にきらめいていたにも関わらず、ボビング自身も一度も振り返らなかったからである。
HP
1305
攻撃力
486
防御力
108
術耐性
15
配置コスト
15
攻撃間隔
1.6 秒
ブロック数
1
再配置時間
70 秒
素質
- 熱焦点誘導敵にダメージを与えた際、敵ごとに一度だけ、5秒間毎秒攻撃力の16%の灼熱損傷>を与える効果を付与
スキル
設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
非友好的交渉自動回復自動発動必要SP10次の通常攻撃時、敵に攻撃力の200%の術ダメージを与え、さらに攻撃力の120%の灼熱損傷>を与える。灼熱損傷の爆発効果中でない敵を優先して攻撃atk_scale2ep_damage_ratio1.2cnt1
「通行止め」自動回復手動発動初期SP10必要SP24継続時間11 秒攻撃しなくなり、攻撃範囲内の敵1体のいる位置を参照して灼熱エリアを生成する。エリア内の地面にいる敵は1秒ごとにボビングの攻撃力の140%の術ダメージと攻撃力の20%の灼熱損傷>を受けるattack@atk_scale1.4attack@ep_damage_ratio0.2attack@projectile_life_time11
モジュール
ORIGINALボビングの記章
ボビングは敵へ元素損傷を与え味方を援護することに秀でている。
外勤部門の決定に基づき
外勤任務においては補助オペレーターとして区分し、祭儀師の責務を担う。
特別に本記章を授与し、
その証明とする。
RIT-X中古のソーシャルワーク教科書STAGE ステータス 強化説明 1 - 攻撃力 +25
- 防御力 +23
祭儀師の特性 敵に術ダメージを与える
元素損傷を与える能力を持つ敵【エリート】・【ボス】に与える元素損傷+18%2 - 攻撃力 +30
- 防御力 +27
熱焦点誘導 敵にダメージを与えた際、敵ごとに一度だけ、5秒間毎秒攻撃力の17%の灼熱損傷>を与える効果を付与する3 - 攻撃力 +35
- 防御力 +30
熱焦点誘導 敵にダメージを与えた際、敵ごとに一度だけ、5秒間毎秒攻撃力の18%の灼熱損傷>を与える効果を付与する
エリシオは新入生指導室の扉の前で、自分の前の学生が出てくるのを待っていた。膝に乗せている、中古で手に入れたソーシャルワークの教科書は、さきほどからずっと、めくられることもなく同じページで止まっている。
これは、中学の頃の彼が思い描いていた人生設計にはなかったものだ。かつて、アーツ応用学の先生から才能があると褒められた彼は、IT企業と軍の双方に採用される未来を妄想していたこともあった。もちろん、授業の安全基準を満たすアーツユニットを購入するお金がなかったため、いつも先生から借りた授業用のものを使っていたことも、ある日同級生が授業中に皆の目の前で壊れた杖を彼の足元に投げつけ、皆の嘲笑う声を聞きながらそれを拾い上げたことも、当然覚えていた。彼はその壊れた杖を家へ持ち帰り、一週間かけて修理した。その時の彼は、将来自分の才能が開花して成功できれば、今まで嘲笑われてきたことなんて、大したことではないのだと思っていた。
彼はその古い杖を二学年の間使い続けた。しかし最終的に、彼はその杖を分解し、唯一金になるアーツユニットを売り払うと、自分を侮辱した相手と殴り合いのケンカをした。彼は気づいてしまったのだ。「才能」だけでは、優れた装備を持つ同級生よりいい成績を修めることはできないのだと。専門分野においての天才や、豊富な研究資金で作り上げられた専門家となればなおさらだ。自分に杖を投げつけた同級生と同じように、彼らも淘汰された計器や、自分では到底追いつけないような研究成果を投げつけてくると、自分の救いの神だと声高々に宣言する場面を、エリシオはいとも簡単に想像できた。
あの日の午後、エリシオが手にした雑誌をペラペラめくっていると、マイレンダー基金が発表した感染者生存報告が目に入った。その時、彼はふと思った。感染者と関わるソーシャルワークの仕事なら、きっと見下されることはないのだろうと。なにしろ、弱い立場にいる感染者は、常に誰かに助けを求めているのだから。今度は自分が救いの神になる番だ――
指導室の扉の向こうから、先生が自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。エリシオは立ち上がり、中へと入る。
先生が何を言うのか、大方予想はついている。きっと相手は自分に忠告してくるのだろう。ソーシャルワーカーにとって一番大切なのは忍耐力だとか、大変な仕事も多いから、覚悟をしておくようにとか……
しかし、エリシオがデスクの反対側に座ると、先生は微笑みながら問いかけてきた。
「あなたはなぜソーシャルワーカーになろうと思ったのですか?」
エリシオは一瞬、言葉に詰まってしまった。
先生はしばらく無言のまま彼を見つめていたが、やがてゆっくりと口を開いた。「ソーシャルワーカーとは、社会の発展を推し進めようとする者たちです。なぜなら、私たちは誰もが変われるものだと信じているから。」
「誰しもが、より良い生活を送る権利があるのです。自身の生い立ちや過去に囚われることなく。」
「もちろん、あなたも、そして私もです。」
基地スキル
聞き手配置宿舎内、全員の1時間ごとの体力回復量+0.15(同種の効果は高いほうのみ適用)
話し手
配置宿舎内、全員の1時間ごとの体力回復量+0.2。同時に体力が最大ではないオペレーター1名ごとに、更に+0.01(同種の効果は高いほうのみ適用)