• Entelechia
  • 隐德来希
  • 엔텔레키아

エンテレケイア

前衛タイプ — 鎌撃士
味方の治療対象にならない
攻撃は範囲物理ダメージを与え、敵を1体攻撃するたび自身のHPを50回復(攻撃毎の最大回復回数はブロック数と同じ)
  • R169
  • 近距離
  • 火力
  • 生存
/ 90
【コードネーム】エンテレケイア
【性別】女
【戦闘経験】非公開
【出身地】カズデル
【誕生日】12月31日
【種族】サルカズ
【身長】168cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。
【物理強度】優秀
【戦場機動】優秀
【生理的耐性】優秀
【戦術立案】卓越
【戦闘技術】優秀
【アーツ適性】優秀
カズデルのスパイ組織「ローズ河畔」のメンバー。かつてはバベルに情報提供をしていた。ロンディニウム戦争中、エンテレケイアは自主的にロドスに連絡を取り、現在は訪問者として本艦に滞在している。
エンテレケイアはロドスと正式な契約を結んでいないため、彼女とロドスの協力はすべて個人間の依頼によるものと見なされる点に留意されたし。
造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

【源石融合率】0%
鉱石病の兆候は見られない。

【血液中源石密度】0.09u/L
私たちが彼女に健康診断を行ったというより、彼女が自分で自分の健康診断を行ったようなものです。診察室中央の椅子に座った彼女は、美しい笑顔を浮かべたまま、自分の血液を操ってみせました。彼女に操られた血液は計器の間を飛び交って、それが計器のどれかに降り立つと、診察室のみんなで慌てて駆け寄って操作をするんです……医療部で何年も働いてきましたが、あんなに焦ったこともなければ、あんな猛スピードで診断を行ったこともありません。だって、たったの十分ですよ!たったの十分で、すべての検査を終えたんです!
――某医療オペレーター

このようなデータが取れるとは、さぞかし美しい血なのだろうな……なに?あやつが去り際に自身の血液サンプルを持ち去っただと?誰も止めなかったのか?だめだ、こんなことは許されぬ。なんとしてでも、もう一度検査を受けさせねば。
――ワルファリン
【権限記録】
「エンテレケイア、何をしにきた?」
「旧友の顔を見にきただけじゃない、アスカロン。」
「いくら媚びへつらっても、お前に対して下した判断は変わらない。ローズ河畔はバベルの最期を見届けていないし、ロドスがこれまで無事でいられたのも、すべてS.W.E.E.P.の働きによるものだ。それを知っていてなお、ローズ河畔への忠誠を公言するなど、未練がましい愚か者でなければ、何か下心があるに違いない。S.W.E.E.P.はこれからもお前を監視し続ける。」
「そんな下らないことで、君の可愛い部下たちを煩わせなくてもいいよ。定期的にアタシから君に活動報告を提出するから、それでいいでしょ?」
「……駄目だ。」

【エンテレケイアに関連する映像記録。アスカロンへ渡されたもの】
「まったく、君たちはとても優秀なのに、なぜいつもそう変なことばかり思いつくんだ。私が半月出張で不在だった隙に、承認をすっ飛ばしてこっそり『ローズ河畔の泊地』なんて休憩室を用意するとはな。『ローズ河畔』という言葉をどこで聞いたのかは知らないが、君たちは本当にその言葉の意味を分かっているのか?」
後方支援部のランディ隊長を前に、お説教を食らっている数名のオペレーターは互いに顔を見合わせ、沈黙を貫いていた。
「ああ、分かっていないのだろう。もし分かっていたなら、あのような少女趣味に満ちた花だらけの部屋になってはいないだろうからな。『ローズ河畔』という言葉が持つ意味も、エンテレケイアの特殊性も、君たちはまったくわかっていない。スパイ小説でかじった知識だけで、あんなバカげたものを作るとは、まったくもってけしからん。」
叱られているオペレーターたちは返事をせず、ひっきりなしに天井に視線を泳がせていた。
「今夜中にあの休憩室を撤去するんだ、わかったな――」
年長の隊長は急に黙り込んだ。冷たい感触が彼の頬を掠める。説教を受けていたオペレーターたちは、すでに恐ろしさのあまりに気を失っていた。
隊長が顔を上げると、真っ赤な膜に覆われた六本足の怪物が視界に飛び込んできた。それは天井から逆さにぶら下がり、巨大な鎌で隊長の頬を撫でていたのである。たちまち、隊長も気を失ってしまった。
エンテレケイアはくるりと半回転して着地し、スカートの埃を払うと、腰につけたロボットレッグをスカートの中へとしまい込んだ。
……
「おはよう、ランディ。本当は君だってローズ河畔の船を見たことないんでしょ。ただ、君はここがバベルだった頃からいたから、ローズ河畔はあんなおままごとみたいな組織じゃないってことをかろうじて知ってただけ。」
年長の隊長は答えなかった。
「アタシは嫌いじゃないし、休憩室はあのままでいいよ。カズデルの人々があんな可愛らしい部屋でお花見ができると思われてるのも、別に不愉快じゃないしね。もしかしたら、アタシもその幼稚な想像が現実になることを願ってるのかも。」
「あんな目立つことをされたら、君に余計な注目が集まるんじゃないのか?」
「別にいいよ。好奇心を止めるのは、禁止令が書かれた紙じゃなくて説得力のある物語だからね。そういう意味では、一生懸命おとぎ話みたいな物語を編み出してくれたあの子たちに感謝しないと。」
「うわっ、この懐かしいプラスチックのにおいは!ロンディニウムで壊れたドローンの翼じゃん!誰があたしの背中にくっつけたの!?もうっ、手が届かない……」
「取らなくてもいいでしょ。可愛らしい翼がよーく似合ってるよ、クロージャ。」

「血晶……?そなたのか……?こうもあっさり妾に引き渡すというのか?」
「目を覚まして、ワルファリン。それは君が前の実験で採取した、君自身の血だよ。」

「これは……砕けてしまった私の指輪ですか?あの指輪がこんなにきれいなアクセサリーになるなんて……うれしいです。」
「なにそれ。指輪って元からきれいなアクセサリーでしょ、アーミヤ。」

「このティアラの素材……Mon2trの結晶組織か。どこで見つけてきたんだ?」
「君が前回蘇った場所だよ……だけど、そんなことよりケルシー、横を向いて。もっとよく見せてよ。」

――近頃、いつの間にか見知らぬアクセサリーが身体のどこかについているという現象が何件も報告されている。その際に辺りを見回すと、どこからともなく現れたブラッドブルードが、首をかしげてこちらを眺めているという。

【音声記録】
ドクター、もう少しあごを下げて。髪が挟まれないように……これでよし、とっても似合ってるよ。
残念だけど、君はいつもフードを被ってるから、似合うアクセサリーなんてフードのボタンくらいしかなかったんだ。
どんな材料を使ったのかって?わからない?君が飲んだ理性回復剤のアンプルだよ。あっちのゴミ箱にまだたくさんあるでしょ。
……いたずらなんかじゃないよ。ほら、アタシも似たようなアクセサリーをつけてるでしょ。これは「ザクロちゃん」っていうんだ。
君もきれいだって思うの?うん、穢れた血の結晶であっても、醜いってわけじゃないよね。でも、船のみんなはそう思わなかったみたい。なんでアタシが穢れた血の結晶を身につけているのか、みんな気まずくて聞かなかったのか、それとも怖くて聞けなかったのかは知らない。だけど、あの子たちが「ザクロちゃん」を見るたびに、目の奥には隠しきれない嫌悪が浮かんでた。
理由は簡単だよ。純血のブラッドブルードはみんな完璧を追い求めるがゆえに、完璧じゃないものを忌み嫌ってるってだけ。あの子たちは自分の血管を流れる純粋な血を飽きもせずに楽しむけれど、「浄化」の過程で分離した穢れた血には目もくれないんだ。
理解できないでしょ?ブラッドブルードが追い求める完璧さは、常人の理解を遥かに越えてるからね。口がカラカラになるまで言葉を並べたって、君に「浄化」と「昇華」の終着点にあるすべての美しさを理解してもらうことはできないよ。ここで言ういわゆる「美しさ」って、きっと求める人の執念によってのみ決まるもので、所詮アタシたちがこの灰色の大地で見つけた、色鮮やかな「意味」でしかないからさ。
だからね、アタシは完璧な終着点より、その意味を求める過程の方に――美しい躍動感にこそ魅かれるんだ。その過程を証明できる唯一のものが、「浄化」によって析出して、捨てられた穢れた血なんだよね。時には、「完璧じゃないこと」こそが、「完璧」の一番素晴らしいアクセサリーになるんだよ。
フフッ、そうだね。
えっ?……お返しに何がほしいって?誤解しないで、これはプレゼントじゃないよ。君たちにアクセサリーをつけるのは、アタシのちょっとした暇つぶしってだけ。正式に贈り物をするには、まだ早いかな。
【権限記録】
無駄な労力を費やすな。ローズ河畔は分析価値のある紙の資料をほとんど残していない。彼女たちは、そうしたものよりも自らの記憶を信じているんだ。
紙とペンは持っているか?エンテレケイアの過去について、少しだけ口頭で説明しよう。
エンテレケイアはローズ河畔の初期メンバーだ。あるいは、創設者の一人だと言ってもいい。ローズ河畔が稼働していたこの数年間、彼女はずっと「後始末役」を任されていた。
特段始末をつける必要のないときは、戻ってきた船から情報を受け取り、適切なタイミングで適切な場所へと届けるだけだった。
だがもし波風を起こした船がいれば、彼女はその波を鎮めに向かう。人々に作り話を信じさせたり、事実の一部を忘れさせたりすれば、殺人事件すらもなかったことになる。
もし血の河に沈んだ船がいれば、彼女はその残骸を引き上げに向かう。亡骸を、身分を、情報源となるものすべてを回収して、痕跡を消し、手掛かりを消し、事情を知る者を片っ端から消すんだ。もし可能なら、仲間を殺した犯人も始末する……と、そんな役割だ。
エンテレケイアは私たちには想像できないほど、緻密に考えを張り巡らせている。ローズ河畔が誇る船たちに言わせれば、自分たちの仕事に後始末は必要ないか、エンテレケイアにしか後始末できないかのどちらかなのだろうな。

アデリンが消えてから七日目、血を滴らせた女が俺の家の前に現れた。
ああ、ドアを開けた瞬間パニックになったよ。そいつが助けを乞うために来たのか、命を奪うために来たのかはわからなかったし、招き入れるべきか、今すぐ扉を閉めるべきかもわからなくなっちまった。
だけど、そいつからよく知っている香りがしたんだ。アデリンと似た香りだった。だから勇気を出して、彼女はアデリンの同族や家族なのかどうか、アデリンがどこへ行ったか知ってるかどうかを訊ねた。
彼女は表情ひとつ変えなかった。だけど、俺は彼女の指が背にした巨大な鎌に触れるのをはっきりと見たんだ。とっさに逃げようとしたけど、足に力が入らなくて……その時になってやっと、俺はこの七日間を呆然と過ごして、メシすらろくに食べていなかったことに気づいたんだ。
幸いなことに、彼女は何もしなかった。
「アデリンはいつも、鼻がよく利くパートナーがいるって言ってたけど、本当だったんだね。」と言って彼女は微笑むと、手紙と精巧な陶磁の小瓶を俺に手渡した。
「事故だったんだ。その手紙には彼女の最期の言葉が書かれてる……瓶の中身は、君なら嗅げばわかると思う。」
ああ、わかるとも。たとえこの身が灰になろうとも、その香りを忘れるはずがない。アデリンの使っていた化粧品か、彼女の香りがついた何かであってくれとどれほど強く願ったことか……だが、恐ろしい想像が俺を捉えて離さなかった。あれは、恐らく彼女の……
「ご愁傷さま。」そう言ってドアを閉めた彼女の、去って行く足音は聞こえなかった。
どれだけ長い間玄関で呆けていたのかも、自分が泣いていたのかどうかも覚えていない。唯一覚えてるのは、ハッと我に返ったあと、雑巾を取って来なきゃと思ったことだけだ。彼女がドアの前に垂らしていった血をきれいに拭き取らないとってな――血は乾いちまうと、なかなか取れないからな。
だけど、扉を開けてみると地面はまっさらで、血の跡なんて一滴も残っちゃいなかった。さっきのは全部夢だったんじゃないかって思えたよ。その瞬間にふと、何か食べなきゃなって……とりあえず生きていかなきゃなって思ったんだ。
――複雑な恋を経験したヴィクトリア人に事情聴取した際の調書。この記録はエンテレケイアによって奪われ、ヴィクトリアの情報システムの資料庫に保存されたことはない。

【権限記録】
「アタシがあの子の最期の言葉を書き留めて、骨灰もあの子の血で調合した。それだけだよ。こんなこと、いちいち君に報告する必要はないと思うんだけどね。」
「エンテレケイア、確かに私は亡くなった人の痕跡をすべて消す必要はないと言ったけれど……だからといって、わざわざ彼女が残したすべての繋がりを気にかける必要もないわ。あれは彼女が任務遂行のために築き上げた関係に過ぎないし、相手はローズ河畔とはまったく関係のない部外者よ。そもそも彼は、自分の愛する人の本名すら知らないのよ。」
「もし君が、この件でアタシが要らぬ痕跡を残したんじゃないかって心配してるのなら、その必要はないよ。アタシはただ、理由もなくうやむやに終わっていい関係なんてないと思っただけ。彼は部外者だとしても……説明を受ける資格はあるし、愛した人に別れを告げるチャンスを与えられるべきでしょ。」
【音声記録】
アーミヤ、寝る前に物語を聞かせてあげよっか?
――かつて、あるブラッドブルードの親王が、たくさんの人に「別れとは一体なんなのか」って質問を投げかけたんだ。
だけど、ブラッドブルードの君主は別れが持つ意義を否定した。「浄化」の道に付いて来られなかった人に、自分が振り向く価値はないからって。
ナハツェーラーの宗主も別れの意義を否定した。命とは一つの集合体であり、去りゆく命は新たな命の肥料となるのだからって。
カズデルの将軍も同じように別れの意義を否定した。彼は自分が選んだ道がどれだけの別れを生むのかを知っていたんだ。彼にとっての別れの儀式は、なんとしてでもその苦しい道を最後まで歩むことだけだった。
サルカズの王だけが、別れの意義を否定しなかった。彼女は、別れに他の意味を与えることで悲しみを打ち消すことを拒んだ。だから、彼女はすべての人に対して、別れを告げずに去るようなことはしなかった。
その瞬間、親王は納得のいく答えを見つけたのか、ゆっくりとアタシのほうを振り返った。彼女はアタシの考えを訊ねはしなかったけど、血の糸でアタシの血管を探って、すっかり忘れた気になってた故人たちを引っ張り出したんだ。その中には、幼い頃に天災で亡くした肉親もいれば、少し前にアタシが亡骸を溶かしてあげた友達もいた。それから、彼女は血の糸でアタシの頬を撫でて、いつの間にか流れ落ちてた涙をすくい上げると、その雫が太陽の下で何色に輝くのかよく見なさいって言ったんだ。
親王はアタシに、別れを理解して、悲しむことを覚えて――それから一緒にテレジア殿下の願いが実現するのを見届けてほしいと言った。
……そんなことがあって、アタシはいつの間にかローズ河畔の後始末役になってたってわけ。正直な話、テレジア殿下がなんであんな理念を持っていたのかも、親王がなんでそれに賛同していたのかもわからない。でもほら、アタシはもう別れを告げるのには慣れちゃったし、悲しみだって知りすぎちゃったから。そりゃあもう、船たちが遺してくれた無数の血晶が、風のない日でも頭の中でカランカランって鳴り響くくらいにね。
アーミヤ、君の頭の中でも、同じような悲しみが鳴り響いてるんでしょ?君の変化は見て取れるし、血のにおいだって小さい頃の甘酸っぱい香りじゃなくなってるもんね。人ってそういうものだよ。後戻りできない道に踏み出すとき、往々にして苦痛に満ちた思考や議論は必要なくて……たった一人の人間、一つの感情、一度の影響がその一歩を決めることもあるんだ……怖いでしょ?
だからね、これから誰とどんな繋がりを持つのか、しっかり考えなきゃいけないね、アーミヤ。

エンテレケイアが誰かに自分のことを話すことは滅多にない。仮に話したとしても、恐らく諜報員としての本能から、真実の中に極めて誘導性の高い言葉を織り交ぜていることだろう。アーミヤ、どうか彼女に対しては慎重であってほしい。
エンテレケイアが完全に一つの勢力、もしくは一つの理想に身を投じることはない。彼女の立場は、彼女と相手の約束や誓いのみによって決定される。そのため、彼女は時と場合によっては、非常に頼れる味方にも、何をしでかす分からない不確定要素にもなり得る。彼女の約束や誓いが複雑に入り組み、絡み合っている以上、最終的にエンテレケイアをどこへと導くのかも予測不能だ。恐らく、答えを知っているのはエンテレケイアだけだろう。
――ケルシー

あるいは、彼女自身にすらわからないのかもしれません。
――■■■
その女は、まるで薄っすら積もった雪に線を描くかのように、私が三ヶ月かけてようやく破ったアーツの障壁を指先で軽々と切り開いた。私は立ち上がろうとしたが、それよりも先に鎌の刃が首筋に当てられた。鎌……きっとこの女がエンテレケイアだ。
「こんなに弱い殺し屋をバラの咲き誇る河畔に潜り込ませるなんて、これは警告?それとも侮辱かな?」
「私は殺し屋じゃないわ。あなたがローズ河畔のエンテレケイアさんね。」
「もし観光が目的なら、確かにここのバラは一見の価値ありだね。けど、君は入り口を塞ぐアーツをかいくぐって、一つ目のセーフハウスにたどり着いた。そのうえ、ごく自然にアタシの名前まで口にしたよね?ただの観光客がどうやってそれをやってのけたのか……説明してくれるかな?」
「バラがきれいだったかどうかは覚えてないけど、鋭い棘のせいで歩きにくかったわ。経緯だけど……十九年かけてあなたたちの存在を追って、五年かけてここを見つけ出したの。それからさらに三ヶ月かけてアーツを破って、やっとここにたどり着いたってところよ。」
「君みたいに弱っちい混血にとって、それは人生の半分に等しい時間でしょ。一体なんのために?」
「私の養父が死に際に『ローズ河畔』という言葉だけを遺したからよ。あの人は私を養女にするときに、命と引き換えにしてでも、私に自らの人生を決める権利をくれるって誓ってくれたの――その答えが『ローズ河畔』だったってこと。」
「感動的な話だけど、残念ながらその情報はもう古くて、ローズ河畔はなくなっちゃってるんだよね。仮にまだあったとしても、君がなんの役に立ってくれるの?もしアタシが君の加入を断れば、君は生きて返せないほどにローズ河畔を知りすぎちゃってるし、加入を受け入れたところで、その弱い体じゃ『浄化』の途中で血膿の塊になるのがオチだよ。」
「ローズ河畔がなくなったことは知ってるわ。」
「なら、どうしてあきらめなかったの?」
「私はただ、養父があの誓いとは関係なく死んでしまったって信じたくないだけ。何度も何度も言ってくれた誓いの言葉が、何もなかったことになるなんて信じたくないの。ローズ河畔を追うのが自らを死に追いやる行為だったって言うのなら、最後に私を送り出してよ。エンテレケイアさん、どうか私を『浄化』して。」
「ふーん――断る。気が変わったよ。確かにローズ河畔はもうなくなったけど、また設立しちゃダメなんてルールはないからね。『誓い』をそこまで重んじてるなら、君がブラッドブルードでなくてもその誠実さは信用できる。どうせ、もうアタシにローズ河畔はこうあるべきだなんて言ってくる人はいないしね。」
エンテレケイアは鎌をしまい、私に手を差し出した。
――ローズ河畔初のブラッドブルードではない船が、ロドスの部隊を安全区域へと誘導する際に語った自身とエンテレケイアとの出会い
HP
2580
攻撃力
750
防御力
502
術耐性
0
配置コスト
23
攻撃間隔
1.3 秒
ブロック数
2
再配置時間
70 秒

素質

  • 血の集積
    攻撃時、敵の最大HPを75奪取(最大1350まで奪取可能)、さらに5秒間対象に毎秒200の術ダメージを与え続ける
  • 返り咲き
    HPが25%を下回った際、1度だけHPを最大値の50%回復し、以降物理の被ダメージ-10%

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • 薔薇の残影
    攻撃回復自動発動
    必要SP
    2
    次の通常攻撃時、攻撃力が175%まで上昇し、攻撃対象に2回攻撃
    atk_scale
    1.75
  • 深紅の抱擁
    自動回復手動発動
    初期SP
    15
    必要SP
    20
    継続時間
    12 秒
    攻撃しなくなり、自身と地面マスにいる他の味方ユニット1名を中心に回転する血の鎌を召喚し、鎌と接触している敵に0.5秒ごとに自身の攻撃力の195%の物理ダメージを与える
    atk_scale
    1.95
    interval
    0.5
  • 霊魂と欲望の惜別
    自動回復手動発動
    初期SP
    22
    必要SP
    30
    継続時間
    20 秒
    攻撃範囲拡大、攻撃力+135%、攻撃速度+100、攻撃範囲内の地面マスにいるHPが最も高い敵を最大3体選択し、対象のステータスと残りHPの60%のHPを有する「心燭」を召喚する。「心燭」への攻撃時は、必ず攻撃力の35%以上のダメージを与え、対象の敵も与えたダメージと同量のHPを失う
    「心燭」はエンテレケイアの攻撃しか受けない
    atk
    1.35
    attack_speed
    100
    attack@max_target
    3
    attack@max_hp_scale
    0.6
    attack@def_scale
    1
    attack@magic_resistance_scale
    1

モジュール

  • ORIGINAL
    エンテレケイアの記章
    エンテレケイアは複数の敵の単独掃討に秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては前衛オペレーターとして区分し、鎌撃士の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • REA-X
    ひとときで朽ちる船
    STAGEステータス強化説明
    1
    • 攻撃力 +50
    • 防御力 +20
    鎌撃士の特性
    味方の治療対象にならない
    攻撃は範囲物理ダメージを与え、敵を1体攻撃するたび自身のHPを60回復(攻撃毎の最大回復回数はブロック数と同じ)
    2
    • 攻撃力 +60
    • 防御力 +38
    返り咲き
    HPが25%を下回った際、1度だけHPを最大値の70%回復し、以降物理の被ダメージ-15%
    3
    • 攻撃力 +70
    • 防御力 +50
    返り咲き
    HPが25%を下回った際、1度だけHPを最大値の85%回復し、以降物理の被ダメージ-20%
    長い時を経て、エンテレケイアは再びこの町を訪れた。
    ただ近くを通りかかっただけではあったが、彼女は堪えきれず港を後にして、あの質素な木造小屋へと歩を進めていた。ここでの思い出を、血反吐で咽せ返り、惨めにもがき苦しむターゲットの姿で終わらせたくはなかったのだ。
    小屋は、キャンドラーが住んでいた時と同じ佇まいをしていた。あの頃、彼女は毎日テラスに腰かけ、蝋燭の芯をよりながら、蝋をかき混ぜていた。
    「キャンドラーさん、なのか――?」
    「キャンドラー」の名前を聞いた瞬間、エンテレケイアは反射的に血の糸を手繰り、髪と毛糸で編まれた飾りの耳をぴくりと震わせた――それはキャンドラーが話を聞いている時の癖だった。
    「もう蝋燭作りはやめてしまったのかね?」彼女の名を呼んだ老人は、キャンドラーの常連客だった。老人は彼女を見てから、小屋のテラスに干された衣服に目を移した。「なんと、工房も売り払ってしまったのか。」
    キャンドラーは蝋燭職人だった。彼女が作る蝋燭は洗練された造形と、芳しい香りが特長だった。かつて誰かが「蝋燭職人に優れた技術なんて必要ないだろう。買ってきた蝋燭を包装するだけで、手作りの蝋燭として売れるんだから。」と彼女に言った。それでも彼女は蝋燭を作る技術を学ぶため、一人の師匠についた。
    「どんな時、どんな場所でも、蝋燭を灯す人はいるものだ。死を悼む人もいれば、新たな命の誕生を祝う人もいるし、本のキスシーンを慌てて照らす人もいる。」――それが師匠の言葉だった。キャンドラーは軽く咳払いをすると、自分は幼い頃から病弱で、遠出をしたことがない。できることなら、せめてこの蝋燭たちを通して、この大地に散在する人々の暮らしや風景を見てみたい、と話した。
    それから、キャンドラーは師匠が話してくれた蝋燭を一つ一つ再現していった。それが原木を割って作るサーミの雪原蝋燭でも、源石結晶の繊維を芯にした術式蝋燭でも。エンテレケイアの任務が完了し、「キャンドラー」という偽りの身分がもはや必要なくなった時、彼女にはまだ作ったことのない蝋燭が一つだけ残っていた――ガリア人が哀悼の際に用いる薔薇の蝋燭である。
    「やはり君の蝋燭が必要だ。あれがないと、墓参りがどうにも寂しくてね。」
    エンテレケイアは耳の近くまで禿げ上がった老人を見つめた。老人が覚えているのは「キャンドラー」という架空の人物だけで、「エンテレケイア」という名前は聞いたこともなかった。
    エンテレケイアはふと考えた。キャンドラーは存在しないと、果たして断言できるだろうか?
    「お爺さん、今日はまだ時間があるから、もう一本だけ蝋燭を作れるわ。いつもの蝋燭と同じ物ではないけど、それでもよければね。」
    「ありがとう……本当にありがとう。」
    「この辺りで薔薇を育てている家をご存知かしら?そこから一輪だけ拝借したら、他の材料を揃えていきましょう。想像してみて、薔薇の花弁が小舟のように蝋の海を漂い、日に日に朽ちていく様を……」
    こうして、いつもと変わらない夕暮れ時、この大地をまだ見ていたいと願っていた蝋燭職人は、ついに彼女が知る全ての蝋燭を作り終えた。彼女はこれから任務で遠方へと赴いていく。キャンドラーという名の蝋燭職人の命は、この町で安らかに終わるのだろう。
    遠方の地には、数々のターゲットの名前の裏に、ひとときで朽ちてしまう短い命がまだ数多く残されている。エンテレケイアはその一人一人と出会い、別れることを楽しんでいた。そうした日々が遠い理想へと続く苦難の道のりであったとしても、それらは全て、彼女自身の人生なのだから。
  • REA-Y
    玫瑰色故事集
    STAGEステータス強化説明
    1
    • HP +220
    • 攻撃力 +62
    • 攻撃速度 +5
    鎌撃士の特性
    味方の治療対象にならない
    攻撃は範囲物理ダメージを与え、敵を1体攻撃するたび自身のHPを50回復(攻撃毎の最大回復回数はブロック数と同じ)
    攻击范围内存在2名及以上敌人时攻击速度+12
    2
    • HP +270
    • 攻撃力 +70
    • 攻撃速度 +6
    血の集積
    每次攻击敌人时偷取目标100点生命上限(最高1800)并使目标每秒受到350点法术伤害持续5秒,场上存在该法术伤害效果时,自身每秒回复2.5%最大生命值
    3
    • HP +300
    • 攻撃力 +75
    • 攻撃速度 +7
    血の集積
    每次攻击敌人时偷取目标120点生命上限(最高2160)并使目标每秒受到450点法术伤害持续6秒,场上存在该法术伤害效果时,自身每秒回复3.5%最大生命值
    随着并不纯净的血晶在眼前凝结,脚下的尸体也溶解于血色的阴影。她见过这位贪婪的血魔,对方之所以出现在这里,是因为他相信能从这场战争中得到足够多的血液,从而提炼出“纯净”的那一滴。为此,他甚至不惜以身入局,放弃身为血魔的高贵。
    隐德来希不动声色地望着下方的宴会,几个无声消逝的身影并未引起宾客的注意。在骤然的喧闹中,人们总是容易忽视即将到来的危险。航船泊入会场,那些从酒杯中悄然沥出的血液,已经将他们作为这场战争的碎片出卖。
    若是细辨,宾客的话语间流淌着让人无法那么安宁的东西——进军、屠戮、牺牲......玫瑰河畔因理念选择了特蕾西娅,而聚集在这里的人,不止萨卡兹,他们都相信自己能从那位骁勇的将军,或者这场战争中攫取些东西到自己的手中。他们认为生命仅仅是数字,鲜血只是战争这场宴席必要的装点,他们共同歌唱着一种残酷的未来——出路只能存在于不计代价的暴力之中。
    而那位亲王,那位坚信并且教给她道别意义的亲王,无法从这种荒暴与残酷中看到她的愿景。一往无前的将军将所有的功绩都建立在对道别的牺牲与漠视上,在遥远的未来中,血魔的亲王看不到任何能纪念的过往,也没有任何一处能容纳怀念的角落。
    于是她选择了那座温柔的巨塔。这次,她率领少数的血魔与那位温柔的殿下并肩。
    她对于亲王的愿景,或是萨卡兹的最终结局并不抱以多余的期待。但即便是她也不得不承认,在那座山谷中的玫瑰盛放在她的眼前之后,她的确被亲王描述的这份离别所打动。在亲王的血线连入身躯的刹那,她体会到了前所未有的遗憾、哀伤与怀念。而她也因为这些情感,得到了前所未有的完整。
    萨卡兹的王期盼着和平,而善战的将军挑起了战争。究竟是巴别塔会因内在的孱弱而率先崩解,还是军事委员会会因无止境的野心走向覆灭?也许最为讽刺的一点在于,无论哪条道路,都淌满了她最为熟悉的鲜血,充斥着避无可避的牺牲。
    恐怖的血河已然在战场上蜿蜒。她只知道,名列于这本“书籍”之上的,所有亲王与殿下面前的阻碍,无论是试图打破原则的介入者,还是妄图染指巴别塔的人,都将沉溺于血河,成为玫瑰的养分。

基地スキル

  • 純粋な心α
    配置宿舎内、全員の1時間ごとの体力回復量+0.1、公開求人の最大同時求人可能数が2より1多いごとに、体力回復量が追加で+0.05(重複後の最終値を基に同種の効果は高いほうのみ適用)
    純粋な心β
    配置宿舎内、全員の1時間ごとの体力回復量+0.1、公開求人の最大同時求人可能数が2より1多いごとに、体力回復量が追加で+0.1(重複後の最終値を基に同種の効果は高いほうのみ適用)