• Figurino
  • 裁度
  • 피구리노

フィグリーノ

特殊タイプ — 行商人
再配置までの時間が短い
撤退時にコストを返却しない
配置中、3秒ごとにコストを3消費(所持コスト不足時自動的に撤退)
  • SR41
  • 近距離
  • 高速再配置
  • 牽制
/ 80
【コードネーム】フィグリーノ
【性別】男
【戦闘経験】なし
【出身地】シラクーザ
【誕生日】1月21日
【種族】ループス
【身長】165cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。
【物理強度】標準
【戦場機動】普通
【生理的耐性】標準
【戦術立案】普通
【戦闘技術】普通
【アーツ適性】標準
本名はルキーノ・デ・モンターノ。シラクーザの有名な仕立屋デ・モンターノの現支配人。シラクーザ事務所より推薦を受け、交流学習のためにロドスへとやって来た。ロドスに滞在する間は後方支援部に配属され、様々な支援を提供する。
造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

【源石融合率】0%
鉱石病の兆候は見られない。

【血液中源石密度】0.11u/L
源石との接触は極めて少ない。
「デ・モンターノ」という名は、ロドス本艦にいるオペレーターにとっては聞き慣れないものだ。しかし、シラクーザ事務所のオペレーターにとっては、これ以上になじみ深い名前はないだろう。なにしろ、彼らが身につけている高級なスーツのうち、最も高品質なものはすべてデ・モンターノが仕立てたものなのだ。よって、巷で名の知られた仕立屋の現支配人であるルキーノがロドスを訪ねたいと申し出た時、事務所のオペレーターはまったく躊躇うことなく、彼の履歴書を本艦へと送ってきた。
若き仕立屋の訪問は、初めのうちは特にこれといった騒ぎを起こすこともなかった――オーキッドを有頂天にさせたことを除けば、だが。オーキッドはそれまで個人で書いてきたコラムで、伝統衣装をテーマにした記事をいくつも発信していた。しかし、そんな彼女もシラクーザの仕立屋の支配人と交流するのは初めてのことだった。二人は一緒にいくつかの記事を書き上げ、数着の服のサンプルを完成させた。その後、オーキッドはすぐさま「新しいスタイル、新しいファッション」、「ロドスにもたらされた美意識の革命」など、耳にした者の心を掴む言葉の数々で宣伝を始めた。フィグリーノもその言葉には心を打たれたようだった。自分の特技がロドスでも役に立つというのは、彼にとって完全に予想外のことだった。
幸いなことに、ロドスの制服規定は厳しくない。こうして、ロドス内に新しいファッションが流行りだした。ある日、突然、ロドスオペレーターの制服ポケットにポケットチーフが挿し込まれていたり、複合ファイバーでできたラッシュガードの上着を脱ぎ捨ててチェックのチョッキやツイードコートを羽織っていても、驚くことはない。彼らはおそらくフィグリーノとオーキッドに懇願されて、モデルのボランティアをしているだけだ。
フィグリーノはオペレーターたちが口にする「洋服」という名称について、少し気になっていることがあるようだった――「このようなスタイルはシラクーザからテラの様々な国へと広まったのに、どうしてみなさんはこれを『洋服』と呼ぶのでしょうか?」
若かりし頃、ウンベルトは家の前で一頭の巨大な狼に行く手を遮られた。その狼は爪で縫製を、歯で裁断を、尾で採寸を教え、彼がこれらを習得するまで決して家に帰さなかった。ウンベルトは狼から裁縫に関わるすべての技術を学び、仕立屋デ・モンターノを開いたという。
幼い頃、フィグリーノはぬいぐるみの巨人に食べられてしまったことがある。巨人は彼に向かって、「消化して綿にしてやる!」と高らかに叫んだが、フィグリーノは巨人の腹の中にある糸のほつれを自力で見つけ出し、引っ張った。すると、巨人はたちまちのうちにほどけてしまったという。これを知ったウンベルトはフィグリーノを生まれながらの仕立屋だと判断し、いずれ自分の技術をすべて教えこもうと決めた。そして、ほどけた巨人の糸をフィグリーノのアーツユニットにしたのである。
こんな話もある。双月が満月となって昇る夜、鉄の怪人が子供部屋に忍び込み、眠りに落ちた子供を引っ張って背を伸ばすというのだ。フィグリーノはこれを知ってから、怪人が部屋に入ってこないように鮮やかなアイシャドウを引いて、眠っている時も起きているフリをするようになった。
……
さて結局のところ、デ・モンターノは一体どのような仕立屋なのだろうか?オーキッドのコラムでも語られることのなかったフィグリーノの物語は、驚くべきものだった。子供を引き延ばす鉄の怪人に、ぬいぐるみの巨人、そして巨大な狼……その不可思議な存在は、フィグリーノの仕立屋を風変りな場所に仕立てていた。
もちろん、フィグリーノ本人は鉄の怪人やら、ぬいぐるみの巨人やら、巨大な狼やらを本当に見たことはない。すべてはウンベルトから聞いた物語の中に出てきたものだ。フィグリーノはずっと、ウンベルトが飽きもせずこんな矛盾だらけのおとぎ話を語る理由が理解できていなかった。しかし、ロドスの子供たちにそのおとぎ話を披露し、彼らの好奇心と期待に満ちた瞳を見た時に……幼い患者たちが物語を聞き終えて穏やかに眠りに落ちるさまを枕元に立って見た時に、フィグリーノはようやく何度も繰り返し物語を語ったウンベルトの気持ちを理解することができた。
……
「……もうそういうおとぎ話はまったく信じていないの?」
「当たり前でしょう。あんなのは全部、子供を騙すために大人が考えた作り話だと、とっくに気づいていましたから!」
「でも……信じてないならどうして、この前、枕元にシャマレの失くしたぬいぐるみが現れた時、耳が立たなくなるほど驚いてたの?」
シラクーザのマフィア映画はかつて、中核国家で一世を風靡した映画ジャンルであった。十二、三歳の頃、ウンベルトの読み聞かせにすっかり飽きてしまったフィグリーノは、マフィアの勢力が跋扈する街中で新たな伝説を探そうとしていた。当時の彼はマフィアものの小説や映画に夢中になっていた。その影響でいかにもなファミリーの隠語や、護身用のアーツも覚えたほどだ(戦闘経験がない割に、オペレーター適性試験の成績がよかったのはそういうわけだ)。ウンベルトはそのことに気づいても、ほとんど口出しすることはなかった。だが、フィグリーノと仲良くなったストリートギャングは全員、「足を洗う」か、ある日突然、彼と距離を取るようになった。そういうわけで、フィグリーノの「マフィアへの道」は、いつも道半ばにして挫折していた。
たくさんのおとぎ話に登場する純粋無垢な主人公がそうであったように、フィグリーノが憧れてやまなかった「大物」と実際に対面を果たした時、輝くばかりの名誉や優雅な印象は、数日にして完全に消え去った――街に流れていた「大物」の伝説なんてものは、結局のところシラクーザがでっち上げたおとぎ話でしかなかったのだ。
しかし、今でもフィグリーノはロドス内のマフィア映画愛好会の一員である。多くのシラクーザ人は、それらの映画は外国人に見せるためのマフィアンファンタジーだと鼻で笑うが、フィグリーノはそういった意見がすべて正しいとは思っていない。
【映画鑑賞後の討論の記録】
「主人公のライナ、すっごいカッコよかったね!」
「カッコいいだけだろ?俺に言わせりゃ、参謀のトンマジーノのほうが良かったね。あの頭の切れ……この映画一番の見せ場だ!」
「フィグリーノはどう思う?」
「そうですね……ラストの二つのファミリーが市場で決闘を繰り広げるシーンを思い出せますか?名前すら出ていないライナファミリーのメンバーが、十秒くらい映っていましたよね。」
「あっ、覚えてる!その人、相手のボスを射殺する絶好のチャンスがあったのに、大事なところで突然かがみこんで、矢が外れちゃったのよね。」
「気づきませんでしたか?彼がかがんだのは、オレンジ売りの少女を流れ矢から庇うためだったんですよ。」
「そんな登場人物は、他のマフィア映画にもよく出てきます。マフィアの誘惑に惑わされない若いカップルだったり、命が尽きるまで公平であることを貫き通す老いた裁判官だったり……ぼくは実際にそういった人に会ったこともあります。彼らには目を奪われるようなカッコよさはないかもしれない。でも、ぼくは、本当の大物とは彼らのような人を指すと思うんです。」
シラクーザは今まさに、激動の時代を迎えている。ウンベルトが亡くなったあと、かなりの数のアパレル企業がデ・モンターノの力を借りて、新たな街で事業を展開しようとした。その企業群よりもさらに名のある仕立屋からルキーノへ、いくつもうまい話の誘いがあった。さらに、高値で買収したいという買い手が直接あいさつに訪れ、デ・モンターノと引き換えることで得られる裕福な未来をルキーノに約束したりもした。そんな中で、たしかにルキーノも仕立屋の将来について考えたことがある。だが、それは提示された買い値があまりにも高かったからではなく、自分の手にあるメジャーとハサミだけで、デ・モンターノを祖父のようにきちんと営めるか、確信が持てなかったからだった。
その結論が出ないながらも、礼儀を尽くすためにルキーノはウンベルトの訃報の知らせる手書きの手紙を、店の顧客名簿に記してあった全員に送った。昔なじみの顧客たちからは大した反応はないだろうと、ルキーノは思っていた。しかし、予想は裏切られ、シラクーザ各地から続々と弔問が続いたのである。ルキーノは、デ・モンターノの常連客は名が広く知れ渡っている数名を除けば、シラクーザに住む普通の人々だと知っていた。しかし、彼らから届くお悔やみの手紙はどれも品がある格調高い文字で書かれていた。なかには、今後もデ・モンターノから素晴らしい服が届くことを願って、直接寄付金を送ってきた者もいた。
ルキーノは店にいつも置いてある、ありふれた布と糸を思い出した。小さな工房から聞こえてくる、布や糸を切る音を思い出した。雑多で乱雑に散らばる布と糸が、どのように立派な服へと仕立てられるのかを思い出した。そして、一番大切なのは、それらの服をひとつひとつ完成させてきた老いたる仕立屋の姿を思い出したことだった。命が尽きるその瞬間まで、針を刺すごく日常的な動きのひとつをとっても、なんと力強かったことか――祖父が亡くなったあとに届いた常連客たちの手紙のすべてが、祖父の代わりに最後の物語を語ってくれた。まるでルキーノに、彼の手にあるメジャーとハサミでもうひとつの伝説を仕立てられると教えてくれているかのようだった。
老いたる仕立屋の物語はすでに完結した。しかし、ルキーノの物語はまだ始まったばかりだ。この物語をどんな伝説に仕立て上げるかは、ルキーノ自身が決めなければならない。デ・モンターノからロドスへと、シラクーザで生まれ育った少年は、今まさに最初の一歩を踏み出そうとしていた。
デ・モンターノはしばらく休業しているだけで、なくなったわけではない。だから、裁縫の腕を鈍らせるわけにはいかないとフィグリーノは言い、実際その通りに行動した。彼が運んできた家財は、小さな仕立屋を開くには十分だった。そして、彼は自分の工房持つためのちょっとした空間をロドスに申請した。いちばん基本的なリペアから、手の込んだ服のリメイク、オーダーメイドに至るまで、フィグリーノは自分の採寸と縫製の技術を駆使して、周囲の人々の暮らしを助けている。そして、ウンベルトと同じく、どんな仕事であっても決して手を抜くことはない。
多くのシラクーザ人にとって、ウンベルトはお手本となる存在であった。フィグリーノにとってはなおのことそうだ。世を去った後も、ウンベルトはその言葉と教えでもってフィグリーノの成長を見守っている。では、祖父は一体、フィグリーノに何を教えたのか?祖父が自分に教えてくれたのは技術だったが、それだけに留まるものではないと、フィグリーノ自身も話していたことがある。彼がウンベルトから学べることはまだまだある。それは、名のある仕立屋をどのように経営するかについてだけではない。フィグリーノは、手元に残されたメジャーと布、そしてハサミを選び取り、学び続けることにしたのだ。
HP
2593
攻撃力
766
防御力
411
術耐性
0
配置コスト
8
攻撃間隔
1 秒
ブロック数
1
再配置時間
25 秒

素質

  • 慎重な客選び
    自身にブロックされていない敵への与ダメージ+20%

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • 採寸用メジャー
    自動回復自動発動
    必要SP
    4
    攻撃範囲+1、攻撃力+60%
    退場まで効果継続
    atk
    0.6
    ability_range_forward_extend
    1
  • 絡みつく縫い糸
    自動回復手動発動
    初期SP
    5
    必要SP
    8
    継続時間
    8 秒
    攻撃しなくなり、周囲の敵を最大4体までバインドし、バインドした敵に1秒ごとに攻撃力の160%の物理ダメージを与える。スキル発動中、合計25のコストを徐々に消費していく
    atk_scale
    1.6
    max_target
    4
    cost_display
    25
    talr_s_2[cost].cost
    -1
    talr_s_2[cost].interval
    0.32

モジュール

  • ORIGINAL
    フィグリーノの記章
    フィグリーノは繰り返し戦場に切り込む戦術に秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては特殊オペレーターとして区分し、行商人の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • MER-X
    「大物」
    STAGEステータス強化説明
    1
    • HP +120
    • 攻撃力 +50
    行商人の特性
    再配置までの時間が短い
    撤退時にコストを返却しない
    配置中、3秒ごとにコストを2消費(所持コスト不足時自動的に撤退)
    2
    • HP +180
    • 攻撃力 +62
    慎重な客選び
    自身にブロックされていない敵への与ダメージ+27%
    3
    • HP +220
    • 攻撃力 +70
    慎重な客選び
    自身にブロックされていない敵への与ダメージ+30%
    その男が店に入ってきたのは、ちょうど雨が降ってきたばかりの頃だった。
    年齢は六十歳ほどで、身なりは整っており、厳粛な表情も相まって貫禄のある男だった。サテンのコートには雨粒が付いていたが、ルキーノは慣れた様子で出迎えて服を預かった。ルキーノを見て男は数秒立ち止まり、それからウンベルトがしびれを切らして待っている作業室へと足早に入っていく。
    ルキーノは祖父と客人にはそれ以上干渉せず、預かったコートをハンガーに掛けた。そのコートはとても繊細な仕立てで、生地も上質なものが使われていた。何よりも目についたのは、内ポケットに収められている磨き上げられた黒い携帯式クロスボウだった。この人は相当な大物だ、とルキーノは感じた。
    ほどなくして、作業室から口論の声が聞こえてきた。扉の隙間から漏れ出す断片的な言葉だけが、ルキーノの耳に届いてくる。
    「……ルッカの物……これで最後……」
    「……お前が……手を下した……無慈悲に……」
    「……マシーナ……たった一人の……娘……」
    「なんで、お父さんとお母さんの名前を……?」ルキーノは好奇心を抑えきれず、作業室に近づこうとした。その瞬間、床に物が落ちる音と、先ほどの男の叫び声が聞こえてきた。「……私も、あいつの肉親だ!」
    作業室の扉が突然開かれた。例の男がまるで壁のように祖父との間に立ちはだかる。その男が振り返ってルキーノに掌を差し出すと、そこには銀色の指輪があった。
    「これはルッカの指輪だ。そろそろお前に渡す頃合いだろう。」そう言って、男は指輪を取り出す。その眼差しと言葉は、期待に満ち溢れていた。
    男の肩越しに、整えられていたはずの作業台がめちゃくちゃになっているのが見えた。生地やメジャーは床に散らばっており、ウンベルトは部屋の片隅に身を寄せている。これほどやつれ果てた祖父の姿を見るのは初めてのことだった。指輪を受け取ろうとしたルキーノだが、手を伸ばした瞬間、男への好奇心は怒りへと変わった。そしてルキーノは男の手を払いのけ、指輪はぽとりと絨毯の上に落ちた。
    「あなた、誰ですか?ぼくもおじいちゃんも、失礼な客は相手しませんから。」
    男の眼差しに宿っていた期待は、瞬く間に消え失せた。代わりにその目は怒りで満たされ、緑色の光が映し出されている。ルキーノはそのとき、ようやく男の瞳が自分と同じ色をしていることに気が付いた。
    「デ・モンターノはあなたを歓迎しません。」ルキーノは勇気を奮い立たせ、姿勢を正して言った。「さあ、出て行ってください。」
    毅然とした命令だった。ルキーノは、男の眉間に集まっていた怒りが自分の言葉によってかき消されたことに驚いた。男の目尻からはわずかな失望の色が窺えたが、すぐに厳粛な表情がそれを覆い隠した。
    「……望むならそうしよう、小さなサルトリアよ。ではな。」男は雨に濡れたコートを羽織り、最後にルキーノを一瞥すると、扉をくぐり夜の雨の中に消えていった。
    「おじいちゃん、あの人は一体誰なの?」
    「娘を殺した父親さ。名前までは知らなくていい。」
    「あいつは『大物』になろうと、シラクーザのゲームに手を出した。これは当然の報いなんだよ。」

基地スキル

  • オーダーメイド
    製造所配置時、製造効率+20%、1時間ごとの体力消費量+0.25
    仕事上手
    製造所配置時、製造効率+25%、保管上限+6