• Mr. Nothing
  • 乌有
  • 우요우

ウユウ

特殊タイプ — 行商人
再配置までの時間が短い
撤退時にコストを返却しない
配置中、3秒ごとにコストを3消費(コスト不足時自動に撤退)
  • YD11
  • 近距離
  • 高速再配置
  • 火力
/ 80
【コードネーム】ウユウ
【性別】男
【戦闘経験】七年
【出身地】炎国
【誕生日】1月13日
【種族】リーベリ
【身長】187cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。
【物理強度】標準
【戦場機動】標準
【生理的耐性】優秀
【戦術立案】普通
【戦闘技術】優秀
【アーツ適性】標準
ウユウは炎国勾呉城の出身である。幼い頃から武学を学び、かなりの腕前となったが、現地の権力者の不興を買ってしまい、故郷を出て流浪することになった。その途中で偶然にもロドスのオペレーターであるラヴァに出会い、協議によって双方の条件を明確にした後、ロドスに加入した。
造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

【源石融合率】0%
鉱石病の兆候は見られない。

【血液中源石密度】0.12u/L
源石との接触は極めて少ない。
つかみどころのない炎国の男性。趣味は釣りで、副業として各オペレーターに向けて炎国特有の様々なアクティビティを紹介している。その一部を例に挙げると「手相占い(あくまで参考)」、「宿舎風水学」、「オリジムシでも痩せられるカンフーフィットネス初級編」や「本家リーベリ流マッサージ」などがある。彼が手ずから製作し題字をした炎国風折り扇子も、一部の炎国文化愛好者の間で流行りの品となった。
そういった行動によって、ウユウはクロージャから三時間にわたる説教を受け……その後彼女の艦内営業活動における頼れる助手の一人となった。
「おかしいなー、この人なんでこんな物知りなの?勾呉城で一体どんな暮らしをしてたんだろう?」
ウユウは炎国のごく普通の街の生まれであり、両親は共に農民である。数奇な縁に恵まれ、ウユウは勾呉城の廉家の女性に見込まれ、武学を学び身を立てるために勾呉城へと連れて行かれた。
炎国一部の都市では、武館を設立する風習があった。古くからの習わしなのだが、移動都市の規模拡大につれ、都市間や国家間の交流も盛んになり、このような「民間武道」の習わしも大きく変わっていった。現在では武道を学ぶ若者のほとんどは、健康の維持や自衛を目的としている。また各地の武館が開催する武闘大会や、演武台での勝ち抜き戦も、ビジネス目的のものがほとんどとなっている。それでも、一部ごく少ない者は「武を以て戈を止む」という心構えを貫き、実戦的な武術の極意を承け継ぎ続けている。ウユウの門派はまさにその一例である。
「ただ一つ問題があるとすれば、それを学んだとしても儲け話には繋がらないってところかな。世はまさに太平の盛世ってやつだからね。」――ウユウ
ウユウは感染者ではない。彼はあくまでも「仇の目と耳を欺くのに都合の良い仕事を求めて」ラヴァの推薦でロドスにやってきたに過ぎない。彼自身も、自分に「仇」と見なす相手がいることを隠したりしていない。
我々の簡単な調査と、ウユウ本人への質問の結果、廉家道場に起こった例の事件は陰謀であることが判明した――「連中」は身分不明の「拳士」を用意して、その拳士が試合中にウユウの手によって死ぬように仕向けた。この事件によって勾呉城の各勢力に廉家の道場を非難する口実が与えられた結果、ウユウの師が放血を強いられて命を落とし、ウユウ自身も名と身分を隠し異郷への放浪を余儀なくされた。
だがウユウによれば、師匠は既にかなり年配で、弟子も数えるほどしかいなかったらしい。さらに、弟子たちは権力のある身分ということもなく、突出して目立つほどの活躍をしていたわけでもなかったという。勾呉城での廉家道場の人気といえば、隣にあるフィットネスクラブにも劣るくらいだった。そのため、色々ないわゆる筋の者たちがなぜ寄ってたかってこんな小さな道場を目の敵にするのか、また既に地元を離れて何らの脅威にもなりえないウユウを、未だに亡き者にしようと追い続けているのかは大いに疑問だ。
「江湖中のことは、江湖中で完結させるのが筋というものですよ。」我々の疑問に対して、ウユウはただ苦笑して、全く関係がないような答えを返した。
その後、ウユウは田植えの知識へと話題転換させて、話の続きを避けた。
ウユウ本人の作戦方針は「逃げられる限り逃げる」である。事実、ラヴァとクルース以外のほぼ全オペレーターにとって、ウユウの印象は面の皮が分厚い優男だった。まともな仕事はしないが、それ以外はなんでもできる、といった感じである。しかしなぜか、ラヴァとクルースはある程度ウユウの能力を信頼している節が見られる。
聞くところによると、ラヴァはニェンより依頼された個人的な任務を遂行する時に、偶然ウユウに出会ったのだという。その時の任務記録も記載が曖昧なのだが、我々はラヴァとクルースを信頼しているため、ウユウについても……観察持続で、随時記録を補足する、というスタンスをとることにした。
【補足報告】
補足報告。えっと、ウユウが扇子一本であの酔っ払いのサルカズを転がしたのをこの目で見たのだが、あれはどういう術だろうか?
【補足報告その二】
補足報告。あくまで一個人としての疑念であるが、ウユウ氏は自身のアーツ能力を隠蔽しているのではないか。彼は囮役を買って出て、賊に捕まって本拠地に閉じ込められたというのに、自力で脱出したのだ!しかも軽傷で済んでいるとは!
【補足報告その三】
補足報告……例の賞金稼ぎたちは一網打尽にされた。我々が到着した頃は、前後不覚な奴らがあちこち倒れているだけで……こ、これはウユウが一人でやったというのか?奴ら全員武器を持っていたのに?術師まで一人いたのに?
【補足報告その四】
ウユウが言うには、捕まった後に偶然賊の首領に隙ができたのを見つけて、また偶然にも自分を縛ってた縄が緩んでたから、偶然全員をぶちのめせたらしい……更に扇子も傘も、一般的には武器だと思われないから機が生じた、とも。「箸だって人を殺せるとも知らずに」だと。なにそれ、怖っ。
【補足報告その五】
ウユウの能力はもしかしたら本物かもしれない。だが今日彼に教えを乞う時、しわくちゃな『フィットネスと飲食指南』だけ渡された上に、入会するかどうかまで聞かれた。別にダイエットがしたいというわけではないのだ!
ウユウ、烏有、子虚烏有。一瞬の閃きでつけた仮の名前にしては、かなり気に入ったようね。ほら、コードネームまで「ウユウ」をそのまま使っているわけだし。
彼の経歴は知ってるわ。悲惨といえば悲惨だけど、さして珍しくもない。彼が選んだ道自体が騙し騙されの道だから。むしろ今となっては、彼の言う兄弟子や姉弟子とやらの中でも、彼を狙っている奴がいるかもしれないわね。
それでも屈しないというのは、まぁ権力に頭を下げないという点は評価できるかも。掟を破ったといっても……その掟とやら自体が果たして守る価値があるかどうかも疑問だけどね。
彼がそんな評価に値する人間に見えないって?まぁ、自分で理解してみなさいな。
――匿名の炎国オペレーター
HP
2598
攻撃力
765
防御力
396
術耐性
0
配置コスト
8
攻撃間隔
1 秒
ブロック数
1
再配置時間
25 秒

素質

  • 不意打ち
    4秒間通常攻撃せずにいると、次の通常攻撃時、攻撃力が150%まで上昇し、敵を4秒間スタンさせる

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • 引き際の心得
    自動回復自動発動
    必要SP
    6
    継続時間
    5 秒
    アクティブ:残りHPが最大値の20%を下回ると攻撃しなくなり、ブロック数が0になる。さらに敵に狙われにくくなり、1秒ごとにHPを最大値の15%回復
    パッシブ:自身のブロック数+1
    block_cnt
    1
    max_hp_ratio
    0.2
    taunt_level
    -1
    hp_recovery_per_sec_by_max_hp_ratio
    0.15
  • 諸行無常
    自動回復手動発動
    必要SP
    5
    スキル発動中、攻撃力+60%。そしてランダムで次の効果から一つを発動する:攻撃した敵の攻撃速度を5秒間-35(重複不可)、攻撃速度+28、物理回避+50%、ブロック数+1
    退場まで効果継続、手動でスキルを停止可能
    atk
    0.6
    nothin_s_2[a][attack_speed_down].attack_speed
    -35
    nothin_s_2[a][attack_speed_down].duration
    5
    attack_speed
    28
    prob
    0.5
    block_cnt
    1

モジュール

  • ORIGINAL
    ウユウの記章
    ウユウは繰り返し戦場に切り込む戦術に秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては特殊オペレーターとして区分し、行商人の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • MER-X
    「檐下聴雨」
    STAGEステータス強化説明
    1
    • HP +150
    • 攻撃力 +45
    行商人の特性
    再配置までの時間が短い
    撤退時にコストを返却しない
    配置中、3秒ごとにコストを2消費(コスト不足時自動に撤退)
    2
    • HP +200
    • 攻撃力 +55
    不意打ち
    4秒間通常攻撃せずにいると、次の通常攻撃時、攻撃力が165%まで上昇し、敵を5秒間スタンさせる
    3
    • HP +240
    • 攻撃力 +65
    不意打ち
    3秒間通常攻撃せずにいると、次の通常攻撃時、攻撃力が175%まで上昇し、敵を5秒間スタンさせる
    廉(レン)家の道場を離れる時、勾呉はもう何日も雨に降られていた。落ちたアオギリの葉が地面にびっちりと張り付き、土の生臭さに蓋をしていた。彼は道場の門に内側から鍵をかけ、誰もが寝静まった深夜を狙い、修行用の武器棚から銅棍を拝借すると、壁を越えて道場を後にした。
    それからしばらくして、勾呉近くの街に、サングラスを掛けた占い師が出没するようになった。晴れの日は十字路のそばで占いを、人通りの少ない雨の日は、一人傘をさして町外れの川で釣りをする姿が目撃された。彼をすっぽりと覆う傘は、骨組みがしっかりしていて重量もあり、ちょっとのことでは風にさらわれることはなかった。彼の自由気ままな暮らしを羨ましがり、「天命を知るからこそ、俗世の波に踊らされることがないのですね。」と声を掛ける者がいれば、「エセ占い師ごときが、本当に未来を占えるのなら、自分の運命も知っているのだろうな?」と批判的に問い詰める者もいた。
    「それはもう、当然でございましょう。」彼はすべての問いに、笑ってそう答えた。
    傘は雨こそ凌げど、吹き矢や飛び道具の類いの暗器は防げない。彼は傘が破られる度に、荷物をまとめては別の街へ向かい、傘を修理してはまたすぐに破られる日々を繰り返した。雨風に打たれ彷徨う時間が増えるに従い、彼は自分にはもう行き場などないのだと強く自覚するようになっていった。自らの命運の終着点はあの道場にあり、そこに到達してしまえばもうそれ以上歩む必要はないと確信する一方で、ではそれまでの間はどこに向かって歩めば良いのかがわからなかった。この傘に守られたわずかな地面は、辛うじて彼一人が足を休めることのできる広さしかなく、到底頑丈な家とは呼べないのだから。
    そんな折、彼は風変わりな者たちと出会い、ほどなくして彼らから一つの言葉を学んだ。炎国の言葉で言い換えるなら、「天命は人に在り」と表すべきだろう。
    ――以上が、オペレーターとなったウユウがあなたに語った内容だ。現在、ロドスは発達中の小型天災から全速力で避難している最中であるが、ウユウは悠々と椅子に寝転ぶようにもたれかかり、例の傘は閉じた状態でそばに立てかけられている。艦船の窓からは、源石雨の奥に燦々と輝く太陽が見えた。
    「雨上がりに太陽、お天道様が下界を見渡しているわけだね。おっと、ドクター、サングラスはご入り用かな?」

基地スキル

  • 好事家
    事務室配置時、事務連絡速度+35%。公開求人の最大同時求人可能数が2より1多いごとに、応接室の手がかり捜索速度+5%
  • 「和気生財」
    貿易所配置時、宿舎にいるオペレーター1人につき、俗世之憂+1俗世之憂1につき、受注効率+1%