ピスはヴィクトリア出身の元軍人であり、優秀な術師指導者でもある。
主に外勤任務に従事し、その中でも敵の強固な防御を打ち破る作戦を行い、同時にロドスのために新たな人材の捜索及び育成という重責を担っている。
先祖が何代にもわたりガリアの将校であったため、ピスは家族の支持を受けて、ガリアのバックグラウンドを持つシール軍事学院で学んだ。かつては自らのアーツと軍事理論に対する理解を頼りに出世し、ガリア復興に力を捧げることを望んでいたが、任務中鉱石病に感染し、最終的にヴィクトリアの軍隊を追放された。
家族の影響により、確固たるガリア復興主義者であったピスは、サルカズの傭兵と共同作戦を行った際に彼らの苦しみを知り、ガリアが滅びて久しかったことから、同様に故郷を失ったサルカズの戦友に対して同情の念を抱いた。しかし彼女自身が感染者になってようやく、サルカズが至る所で排斥される理由を本当に理解した――彼らは帰る家がない放浪民族であるというだけでなく、感染者でもあるのだ。感染者になったことで十数年の奮闘で得たすべての地位を失ったピスは、大きな落差に悲観と憤りを感じていた。彼女は以前のサルカズ傭兵の仲間に勧められてバベルに加入したが、それは崇高な理想のためではなく、ヴィクトリアに対する復讐という狭隘な気持ちからの行動であった。また、家族からきっぱりと縁を切られたため、帰る家がないのも確かだった。
バベルに加入していた数年、テレジアから親族のように接してもらったため、彼女には新たな「家庭」や「兄弟姉妹」ができた。彼女の心の中の種族や民族に関する偏った考え方が徐々に消えていったのもまさにこの時である。全テラの人々が一つに団結してこそ、鉱石病の問題が解決される――彼女はこの信条を固く信じている。そのため、バベルが滅んでも彼女は離れず、ロドスに加入し初期オペレーターの一人となって、この一見現実的ではない理想を実現するために奮闘している。
ピスは複数タイプのアーツを使いこなしている。もって生まれた才能と学習により、彼女はほぼ全てのオペレーターのアーツの発動形式を心得ている。任務を遂行する際には、戦場の状態への予想を踏まえて、自由に組み合わせたアーツを放つと同時に、術師オペレーターのアーツを適切に導いて、その殺傷能力を高めることができる。