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セイリュウ

医療タイプ — 療養師
治療範囲が広く、遠く離れた味方を治療時、HP回復効果が80%になる
  • R160
  • 遠距離
  • 治療
  • 支援
/ 70
【コードネーム】セイリュウ
【性別】女
【戦闘経験】なし
【出身地】炎国
【誕生日】10月24日
【種族】エーギル
【身長】155cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。
【物理強度】普通
【戦場機動】標準
【生理的耐性】普通
【戦術立案】普通
【戦闘技術】普通
【アーツ適性】優秀
かねてより河道の清掃関連の業務に携わっており、水の浄化において極めて豊富な経験を持つ少女。
本人からの申し出があり、審査を通過した後、ロドスと契約を結んだ。
造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

【源石融合率】0%
鉱石病の兆候は見られない。

【血液中源石密度】0.15u/L
業務性質上、源石関連の汚染物とよく接触する。現時点では感染リスクは低いが、防護措置を強め、定期検査を行う必要がある。
セイリュウがロドスに入って間もない頃、多くの者は彼女が貫こうとするものの意味を理解できずにいた。
それもそのはず。経歴豊富なオペレーターたちから見れば、セイリュウはただの元気で無邪気な女の子であり、少しのアーツが使えても、血を流し、生死に関わるような戦場の残酷さを経験したことがないのだ。このような陽気な性格は人の好意を得られやすいかもしれないが、信頼を得ようとすれば好意を得るよりもはるかに困難となる。
当時、セイリュウが常に口にしている「環境保護」の重要さに気づく者は少なかったのだ。天災、鉱石病、レユニオン......より直接的に大地を脅かす危機が多すぎたためである。 

だが、セイリュウが滞在地域周辺の水道を黙々と清掃し、ついでにロドスの廃水の二次処理を引き受けて以来、一部の洞察力の優れたオペレーターは気づき始めた——この若い水道清掃員は戦闘に向いていないかもしれないが、彼女のしていることは、皆の思うよりも遥かにに重要であるのだ。
セイリュウの故郷について、我々の調査から得られた情報は少ない。
調査自体が困難というわけではなく、記録に値する情報がそれほどないと判断されただけである。あれは川の近くにある小さくて素朴な村だ。澄んだ水が有名で、様々な風習には古くからの純粋さと素朴さが残っており、天災の訪れもほぼない。本物の感染者を目にする機会はほとんどないため、村の住民は鉱石病についての認識は薄い。彼らは外来者への警戒心もそれほどなく、調査スタッフが尋ねたことに対しては何でも答えた。彼らにとって、それらは些細なことにすぎなかったのだ。
調査結果によると、セイリュウはかつて、ロドスのあるオペレーターと共に当地の川の上流で起きた、鉱石元素を含む廃水の無断排出による悪質な汚染事件を解決したことがある。それ以来、彼女は地元の有名人となり、近所の人気者とも言われた。同時に、事件をきっかけに彼女は自身の力不足に気づき、村の外に出るという考えが芽生え、ロドスとの接触を試み始めたのだった。
「節水か……確かに節水は大事だけど、でも大浴場はまだ使ってもいいよね?」
種族の特性上、セイリュウが長時間乾燥した環境にいると肌に不快感が生じ、重症の場合はアレルギーやヒビなどの症状が現れる。そのため、セイリュウは常日頃浄水の入ったスプレーボトルを肌身離さず携帯している。彼女がボトルを取り出し、顔や体に水を噴霧するのはよく見られる光景である。そんな彼女にとって、ロドスの設備万全の大浴場が一番お気に入りの場所と言えるだろう。
普段は資源の節約に関して自身にかなり厳しいセイリュウだが、浴場の話題になる時だけ、少し狼狽えたり、恥ずかしそうな顔を見せるのだ。

傍から見れば、こればかりは仕方がないことであり、決して責められるようなことではないが、本人はかなりの罪悪感を抱いているようで、自身に制限をかけている——お風呂は最大一日三回だ。
入浴回数が限られているため、毎回のお風呂を最大限に楽しまないともったいない。体が水に完全に浸っている瞬間、若い水道清掃員はいつも歌を口ずさむほどに楽しそうだ。

【権限記録】
セイリュウの個体群のルーツについて、彼ら自身ですらはっきり答えられないが、当地で伝わる民謡への考察からある程度の推測ができる。
彼女の最初の故郷はきっと、大地から遥か、遥か遠く離れた場所にあるに違いない。
「正直、あの子の背景も経歴も浄化後の水みたいにキレイだし、深追いするほどのものはそんなにないと思うけどなぁ。」
「そうですか。あなたがずっと帰って来なかったので、てっきり......待って、その手に持ってるのは何ですか?」
「これ?これはあそこの住民の自家製漬け獣肉だ。」
「……じゃあ、後ろに背負っているのは?」
「おっ!匂いに気づいた?鼻が利くな!ケルシー先生には黙っといてくれ、後でちょっと分けてやるから。これはあそこの土産専門店で買った冷凍惣菜だ。へへ、持って帰れたのは俺の冷凍アーツのおかげだけどな!」
「…………それで、今口に入れたのは……」
「ああ、これは……よくわからんやつだ。屋台のおばさんに無理矢理押し付けられたんだ。自家製だってよ。食べてもなんなのかわからないけど、結構うまいから持ってきたんだ。あとちょっとしかないけど、食べる?」
「……」
「どうした?口に合わなかったか?おっかしいなぁ、俺はいけると思うけど……」
「……半分。」
「え?なんだって?」
「あなたが任務で食べてばっかりいたことをケルシー先生に知られたくなければ、半分分けてもらいます。勿論お金は払いますよ。」
「んああ!?そりゃやりすぎだろ!?」
——廊下の監視カメラによって記録された二人の調査員の会話より

もし彼女から故郷への招待を提案されたら、どうか拒まないように。後悔したくなければ。
理解者を得られるのは、昇進や昇給よりも喜ばしいことに違いない。
しかし、昇給も非常に重要である。理想ばかりを語り、給与について何も示さない雇用者には、くれぐれも注意を払うように。
HP
1515
攻撃力
489
防御力
118
術耐性
10
配置コスト
19
攻撃間隔
2.85 秒
ブロック数
1
再配置時間
80 秒

素質

  • クイックメンド
    味方を回復後、対象に4秒のレジスト状態を付与する

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • ヒールウェーブ
    自動回復手動発動
    初期SP
    10
    必要SP
    20
    攻撃範囲内味方全員のHPをセイリュウの攻撃力の350%回復
    heal_scale
    3.5
  • ピュアスプリング
    自動回復手動発動
    初期SP
    30
    必要SP
    60
    継続時間
    25 秒
    通常攻撃の間隔を大幅に短縮。攻撃時、ランダムで攻撃範囲内の負傷した味方のHPをセイリュウの攻撃力の50%回復
    attack@heal_scale
    0.5
    base_attack_time
    0.12

モジュール

  • ORIGINAL
    セイリュウの記章
    セイリュウは広範囲の治療を行うと同時に、有益な効果を付与することに秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては医療オペレーターとして区分し、療養師の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • WAH-Y
    「江河の唄」
    STAGEステータス強化説明
    1
    • 攻撃力 +20
    • 防御力 +20
    療養師の特性
    治療範囲が広く、遠く離れた味方を治療時もHP治療効果が減少しない
    2
    • 攻撃力 +26
    • 防御力 +26
    尽きぬ源泉
    スキルの回復効果+10%
    3
    • 攻撃力 +32
    • 防御力 +32
    尽きぬ源泉
    スキルの回復効果+20%
    どこでなくしたのか、炎国での任務時になんとなく買ったお守りが見当たらなくなった。現地の人が、お寺でご加護を授かったものだと得意げに語っていたお守りだ。
    どうしたものかと悩んでいると、「セイリュウ」というオペレーターに訊ねてみてはどうかとアドバイスされた。セイリュウ……あまり印象にない名前だが、後方支援部の遺失物取り扱い担当の新人だろうか?
    宿舎を訪ねてみたが、どうやら不在のようだ……
    会議室にもいない……
    結局、私は大浴場で彼女を見つけた。点検の仕事を終えてちょうど――入浴中のようだ。外にまでご機嫌な歌声が響いており、なんとも見事な高音だった。しばらく待っていたが……こんなに長湯して、気分が悪くならないのだろうか?
    「ごめんね、待たせちゃったかな。」
    「ロドスの汚染物質排出処理自体は合格だけど、それに使うろ過設備の清掃がちょっと疎かになっちゃってたんだ。どのエリアにも堆積物が溜まってて、その処理に何度も行き来する必要があったから、全部終わってやっとお風呂に……ふふっ。」
    「あ、お目当てのお守りは……えーっと……」
    彼女が取り出した袋を開けると、私のお守りが目に入った。他にも、ビー玉やヘアピン、試験管、果ては挿弾子までもが入っているようだった。
    「これ……全部ろ過設備の中で見つけたの?」
    「そうだよ。最初はどれも泥だらけになっちゃってたけど、ちゃんと洗ってあるから安心して。」
    私は「どうしてそんなところに?」と言いかけてなんとか言葉を呑み込んだ。それは、自分自身に問いかけるべきだろう……
    後に、エンジニア部の友人と当時の故障点検について話す機会があった。問題はまさに汚染物質排出システムの詰まりにあったのだが、セイリュウが清掃しなければ誰も気付かないところだったらしい。
    入職してたった一日のセイリュウが、一人で清掃任務をすべて引き受け、ドロドロになったろ過設備の中に丸二日もこもっていたと聞いて驚いた。
    そしてその詰まりの「元凶」が、私たちがうっかりなくしてしまった「宝物」の数々だったという事実には、頭の上がらない思いだった。
    そんなことを考えていると、私が感謝の言葉を述べたときのセイリュウの恥ずかしそうな笑顔が浮かんだ。彼女はただ「これからは気をつけてね」と言って、いくつかの注意事項を述べただけだった。
    蛇口をひねったり、スイッチを押したりといった動作一つで、水はいとも容易くすべてを流し去ってしまう。そして水がすべてを流し去るからこそ、我々は見えない場所に堆積していく汚物に気付くことができないのだ。
    セイリュウはロドスの艦上汚染物質排出関連の業務を担当することになったらしい。なにかお返しがしたかったが、彼女の好みが分からなかったので、石鹸を買ってプレゼントした。しかし彼女の元に届いた石鹸は一箱だけではなかったらしい。それだけ多くの者が、彼女に感謝の気持ちを伝えたかったということだろう。

    ――セイリュウの定期評定にて、あるオペレーターの口述まとめ。

基地スキル

  • クリーンエネルギー
    発電所配置時、ドローンの回復速度+15%
  • 再生エネルギー
    製造所配置時、貿易所1か所につき、配置中の製造所のみ金属製造の製造効率+20%