
- Sankta Miksaparato
- 信仰搅拌机
- 산크타 믹사파라토
サンクタ・ミキサー
重装タイプ — 哨戒衛士
敵を3体までブロック、遠距離攻撃も行える
- LT32
- 近距離
- 防御
- 火力
- 支援
ボーナスを含む
【コードネーム】サンクタ・ミキサー
【性別】男
【戦闘経験】五十四年
【出身地】ラテラーノ
【誕生日】12月26日
【種族】サンクタ
【身長】210cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。
【性別】男
【戦闘経験】五十四年
【出身地】ラテラーノ
【誕生日】12月26日
【種族】サンクタ
【身長】210cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。
【物理強度】優秀
【戦場機動】標準
【生理的耐性】標準
【戦術立案】優秀
【戦闘技術】卓越
【アーツ適性】標準
【戦場機動】標準
【生理的耐性】標準
【戦術立案】優秀
【戦闘技術】卓越
【アーツ適性】標準
ラテラーノ公民であり、第一条から第十三条までのラテラーノ公民権が適用される。ラテラーノ史上最長の在職期間を誇る銃騎士であり、あらゆる種類の銃器に精通している。
ラテラーノ教皇庁とロドスとの友好協定に基づき、「サンクタ・ミキサー」というコードネームのもと、協力オペレーターとしてロドスを支援している。
ラテラーノ教皇庁とロドスとの友好協定に基づき、「サンクタ・ミキサー」というコードネームのもと、協力オペレーターとしてロドスを支援している。
造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。
【源石融合率】0%
鉱石病の兆候は見られない。
【血液中源石密度】0.10u/L
体に傷痕が散見されるものの、どれも丁寧な治療が施されていた。また、各種フィジカルテストでは銃騎士の名にふさわしい身体能力を発揮し、多くの若い外勤オペレーターを上回る数値を記録した。
しかし、左の股関節に不可逆的な損傷が確認されている。高齢による骨の脆さを考慮すると今後重大なリスクとなるため、人工関節置換術を推奨する。丁度来月のスケジュールに空きがあるから、私が執刀医を務めよう。
——Mon3tr
「大丈夫かな……銃騎士が来たってことは、ラテラーノがロドスを信頼してる証だけど……Mon3trはケルシー先生みたいな丁寧な人付き合いはできないし、万が一不快な思いをさせたら……」
「心配いらないって。さっきブリッジの廊下で、Mon3trがパトリツィオさんの車椅子を押して爆速でドリフトしてるのを見たんだ。パトリツィオさんも楽しそうに笑ってたよ。」
【源石融合率】0%
鉱石病の兆候は見られない。
【血液中源石密度】0.10u/L
体に傷痕が散見されるものの、どれも丁寧な治療が施されていた。また、各種フィジカルテストでは銃騎士の名にふさわしい身体能力を発揮し、多くの若い外勤オペレーターを上回る数値を記録した。
しかし、左の股関節に不可逆的な損傷が確認されている。高齢による骨の脆さを考慮すると今後重大なリスクとなるため、人工関節置換術を推奨する。丁度来月のスケジュールに空きがあるから、私が執刀医を務めよう。
——Mon3tr
「大丈夫かな……銃騎士が来たってことは、ラテラーノがロドスを信頼してる証だけど……Mon3trはケルシー先生みたいな丁寧な人付き合いはできないし、万が一不快な思いをさせたら……」
「心配いらないって。さっきブリッジの廊下で、Mon3trがパトリツィオさんの車椅子を押して爆速でドリフトしてるのを見たんだ。パトリツィオさんも楽しそうに笑ってたよ。」
【パトリツィオのスケジュール】
05:00 起床。1時間かけて銃騎士の鎧を身につける(パトリツィオは護衛隊の従者を付けることを拒み、自身で鎧の着脱を行うことにこだわっている)。
06:00 聖典を1時間ほど拝読する。そのうちの10~50分は、鎧につける聖句が書かれたリボンを選ぶ(イヴァンジェリスタⅪ世が在位期間中に発表したものは選択肢に含まれない)ことに費やされる。
07:00 銃騎士の業務開始。光輪明度増強装置(別名「かぶと内蔵型光輪補助ライト」)を装着し、護衛隊を率いて所定区画のパトロールを行う(ラテラーノのガイドブックには、「お困りの際は、最も高く、最も眩しく輝く光輪をお探しください。その光輪を持つサンクタがお助けします。」と書かれている)。
13:00 同僚と交代。都市の外壁に登り、特殊な砲弾を装填した都市防衛砲を使って、ラテラーノの航路上にある障害物を取り除く。砲撃によって航路を整備する移動都市はラテラーノ以外に例がなく、地表をほとんど削ることなく巨大な障害物(主に過度に増殖した源石結晶)を粉砕できるのは、ラテラーノの中でも優れた射撃技術を持つ銃騎士だけである(この業務はパトリツィオの一番のお気に入りだという)。
17:00 同僚と交代。射撃場へと向かい、訓練か護衛隊の新人への指導を行い、見物に訪れたラテラーノ市民には巨大銃器の操作方法を披露する。見物人が後を絶たず、予定していた時間よりも大幅に長引くことも多いが、パトリツィオは決して市民からのリクエストを断らない。
19:00 イヴァンジェリスタⅪ世に謁見。ラテラーノの防衛状況の報告を行い、法についての議論を交わした後、サボテンタルトを共に堪能する(前の予定が度々長引くため、サボテンタルトを食べただけで解散することも多い)。
20:00 退勤。端末を開き、イヴァンジェリスタⅪ世の業務用アカウントを非表示にし、代わりにプライベートアカウントの非表示を解除する。大量の未読メッセージの中から、映画チケットが添付されているものにだけ返信して、端末を閉じる。
20:30 イヴァンジェリスタⅪ世と共に映画を鑑賞する。
22:00 就寝を試みる(ほとんどの場合は寝つけずに端末を手に取り、イヴァンジェリスタⅪ世のプライベートアカウントにメッセージを送るが、いつまでも既読が付かない)。
【音声記録】
「どうして教皇聖下にあまり返信をしないんですか?夢の中で教皇聖下が存在しないことに気づいたのはあなただけだったから、仲がいいと思ってたんだけど。」
「ウォッホン……どこかの老いぼれに勧められてサボテンタルトなんぞ妙なものを好むようになった記憶があるのに、それが誰なのか思い出せんとなれば気になるじゃろう。それだけのことじゃ!フィア、おぬしはどうなんじゃ。おぬしとてモスティマとは友人同士なのに、なぜほとんど返信してやらんのだ?」
「……」
05:00 起床。1時間かけて銃騎士の鎧を身につける(パトリツィオは護衛隊の従者を付けることを拒み、自身で鎧の着脱を行うことにこだわっている)。
06:00 聖典を1時間ほど拝読する。そのうちの10~50分は、鎧につける聖句が書かれたリボンを選ぶ(イヴァンジェリスタⅪ世が在位期間中に発表したものは選択肢に含まれない)ことに費やされる。
07:00 銃騎士の業務開始。光輪明度増強装置(別名「かぶと内蔵型光輪補助ライト」)を装着し、護衛隊を率いて所定区画のパトロールを行う(ラテラーノのガイドブックには、「お困りの際は、最も高く、最も眩しく輝く光輪をお探しください。その光輪を持つサンクタがお助けします。」と書かれている)。
13:00 同僚と交代。都市の外壁に登り、特殊な砲弾を装填した都市防衛砲を使って、ラテラーノの航路上にある障害物を取り除く。砲撃によって航路を整備する移動都市はラテラーノ以外に例がなく、地表をほとんど削ることなく巨大な障害物(主に過度に増殖した源石結晶)を粉砕できるのは、ラテラーノの中でも優れた射撃技術を持つ銃騎士だけである(この業務はパトリツィオの一番のお気に入りだという)。
17:00 同僚と交代。射撃場へと向かい、訓練か護衛隊の新人への指導を行い、見物に訪れたラテラーノ市民には巨大銃器の操作方法を披露する。見物人が後を絶たず、予定していた時間よりも大幅に長引くことも多いが、パトリツィオは決して市民からのリクエストを断らない。
19:00 イヴァンジェリスタⅪ世に謁見。ラテラーノの防衛状況の報告を行い、法についての議論を交わした後、サボテンタルトを共に堪能する(前の予定が度々長引くため、サボテンタルトを食べただけで解散することも多い)。
20:00 退勤。端末を開き、イヴァンジェリスタⅪ世の業務用アカウントを非表示にし、代わりにプライベートアカウントの非表示を解除する。大量の未読メッセージの中から、映画チケットが添付されているものにだけ返信して、端末を閉じる。
20:30 イヴァンジェリスタⅪ世と共に映画を鑑賞する。
22:00 就寝を試みる(ほとんどの場合は寝つけずに端末を手に取り、イヴァンジェリスタⅪ世のプライベートアカウントにメッセージを送るが、いつまでも既読が付かない)。
【音声記録】
「どうして教皇聖下にあまり返信をしないんですか?夢の中で教皇聖下が存在しないことに気づいたのはあなただけだったから、仲がいいと思ってたんだけど。」
「ウォッホン……どこかの老いぼれに勧められてサボテンタルトなんぞ妙なものを好むようになった記憶があるのに、それが誰なのか思い出せんとなれば気になるじゃろう。それだけのことじゃ!フィア、おぬしはどうなんじゃ。おぬしとてモスティマとは友人同士なのに、なぜほとんど返信してやらんのだ?」
「……」
フィアメッタがロドスで「サンクタ・ミキサー」と会えたのは、彼がロドスへ加入してから半年後のことだった。その後、フィアメッタは彼の任務記録の閲覧申請を行い、「ラテラーノの外でゆっくり過ごせる場所を探したい」と語っていた銃騎士が、わずか半年の間にいくつもの外勤任務に志願し、さらには数々の理解しがたい活動にまで参加していた事実を知ることとなった。
例えば、彼はロベルタの紹介で、ランクウッドのアクション大作『キングダム・オブ・アウトロー』に出演していた。関係者曰く、サンクタ・ミキサーが現れたタイミングはまさに絶妙だったという。というのも、「特製のアーマーを身につけ、炎を噴く巨大な武器を持つ大柄の大悪党」という役にピッタリな人材が見つからず、キャスティングが難航していたからだ。彼は特殊効果も衣装制作も必要とせず、ただ銃騎士の鎧に多少のペイントを施すだけでぴったりと役にはまった。オーディションでは参加者全員をあっと驚かせる演技を披露し、出演にもとても意欲的だった。結果的に、半分以上のシーンをリテイクなしで撮り終え、プロデューサーは「サンクタ・ミキサーさんこそが、この作品を名作として歴史に刻むための最後のピースでした」と評した。
ほかにも、彼はクルビアの荒野で行われたバイクラリーにも参加していた。巨体と重い鎧に耐えられるバイクを作るために、エンジニア部のクロージャやキアーベたちが丸一ヶ月も費やしたという。しかし、試合での成績は悲惨なものだった。彼に真っ向勝負を挑む勇気のある選手はいなかったものの、どうやら肝心のバイクの性能に問題があったらしい……彼はその巨体で大型のバイクを押しながら、夕日に向かってコース後半を歩き通し、最下位でゴールしたのだ。しかし、その姿を撮影した写真は「銃騎士とオートバイ修理技術」シリーズとして、都市間ネットワークで大きな話題を呼んだのである。
……
それ以外にも「エンジニア部の甲板修理に参加」や「炎国出身のオペレーターに軽功を学ぶ」などもあったが、上述の二つと比べるとあまりにも平凡なものだったため、フィアメッタは軽く読み流した。
「パトリツィオ殿、これがあなたのおっしゃる休養ですか?ラテラーノにいた頃よりも忙しそうに見えますが。」
「やれやれ、このワシが毎日ロドスの甲板で日向ぼっこしておるとでも思っておったのか?」
「……」
「まあ、引退間近の老いぼれじじいに抱くイメージとしてはピッタリじゃがのう。ワシは生涯を銃騎士に捧げてきた。経験したことが多いのか少ないのかは自分でもよくわからんが……せっかく今までとは違う暮らしを体験できるというのに、それを認めてはくれんのか?」
「ちょっと、別にダメだとは言ってないでしょう!」
「フィア、ワシはもうおぬしの人生には干渉せん。お互い、人の生き方をとやかく言うのはやめじゃ……もう残り少ないのかもしれんが、この人生にはまだまだ無限の可能性が広がっておるんじゃよ。」
例えば、彼はロベルタの紹介で、ランクウッドのアクション大作『キングダム・オブ・アウトロー』に出演していた。関係者曰く、サンクタ・ミキサーが現れたタイミングはまさに絶妙だったという。というのも、「特製のアーマーを身につけ、炎を噴く巨大な武器を持つ大柄の大悪党」という役にピッタリな人材が見つからず、キャスティングが難航していたからだ。彼は特殊効果も衣装制作も必要とせず、ただ銃騎士の鎧に多少のペイントを施すだけでぴったりと役にはまった。オーディションでは参加者全員をあっと驚かせる演技を披露し、出演にもとても意欲的だった。結果的に、半分以上のシーンをリテイクなしで撮り終え、プロデューサーは「サンクタ・ミキサーさんこそが、この作品を名作として歴史に刻むための最後のピースでした」と評した。
ほかにも、彼はクルビアの荒野で行われたバイクラリーにも参加していた。巨体と重い鎧に耐えられるバイクを作るために、エンジニア部のクロージャやキアーベたちが丸一ヶ月も費やしたという。しかし、試合での成績は悲惨なものだった。彼に真っ向勝負を挑む勇気のある選手はいなかったものの、どうやら肝心のバイクの性能に問題があったらしい……彼はその巨体で大型のバイクを押しながら、夕日に向かってコース後半を歩き通し、最下位でゴールしたのだ。しかし、その姿を撮影した写真は「銃騎士とオートバイ修理技術」シリーズとして、都市間ネットワークで大きな話題を呼んだのである。
……
それ以外にも「エンジニア部の甲板修理に参加」や「炎国出身のオペレーターに軽功を学ぶ」などもあったが、上述の二つと比べるとあまりにも平凡なものだったため、フィアメッタは軽く読み流した。
「パトリツィオ殿、これがあなたのおっしゃる休養ですか?ラテラーノにいた頃よりも忙しそうに見えますが。」
「やれやれ、このワシが毎日ロドスの甲板で日向ぼっこしておるとでも思っておったのか?」
「……」
「まあ、引退間近の老いぼれじじいに抱くイメージとしてはピッタリじゃがのう。ワシは生涯を銃騎士に捧げてきた。経験したことが多いのか少ないのかは自分でもよくわからんが……せっかく今までとは違う暮らしを体験できるというのに、それを認めてはくれんのか?」
「ちょっと、別にダメだとは言ってないでしょう!」
「フィア、ワシはもうおぬしの人生には干渉せん。お互い、人の生き方をとやかく言うのはやめじゃ……もう残り少ないのかもしれんが、この人生にはまだまだ無限の可能性が広がっておるんじゃよ。」
フィアメッタとパトリツィオの関係を一言で説明するのは難しい。
まず、二人は一般的な意味での「祖父と孫」ではない。二人の関係は、護衛隊の遺児となったフィアメッタを七歳の時にパトリツィオが引き取ったことに始まる。パトリツィオは戦友の最期の願いを叶えるべく、フィアメッタを誰もが誇るラテラーノ人に育て上げると誓っていた。しかし、フィアメッタを迎え入れたその日のうちに、二人の「戦争」の火蓋が切られてしまったのである。パトリツィオは、悲しみを必死で隠そうとする頑固で幼いリーベリを映画で慰めようとした。しかし、自分の映画の趣味は悪くないという弁明に時間を取られるばかりで、結局大失敗に終わった(もっとも、パトリツィオ本人はそれを「大成功」だと主張している。曰く、フィアメッタは口論中に悲しみを忘れており、それこそが彼の狙いだったという)。公証人役場の養子縁組に関する書類上では「祖父と孫」という関係性で登記されているものの、実際に当人たちがそう呼び合うことはほとんどなく、顔を合わせることも滅多にない。二人の関係性はむしろ悪友に近く、たまに顔を合わせると、互いの戦闘スタイルや趣味、言動、さらには食生活に至るまで遠慮なく「ケチ」をつけ合い、そしてまた満足げにそれぞれの日常に戻っていくのである。
また、二人は一般的な意味での「師弟」とも異なる。人事部が集めた資料によれば、パトリツィオはたしかにフィアメッタの「師」と呼べる立場にある。進学や就職といった人生の節目では、いつも彼がフィアメッタのために推薦状を書き、必要な書類にサインをしてきたようだ。しかしフィアメッタ本人の話によると、彼が師匠らしい一面を見せたのは、人生でたったの三回――根気強くグレネードランチャーの強化に付き合ってくれた時、熱心に銃騎士になることを勧めてきた時、毅然とした態度でフィアメッタの映画の好みを正そうとした時だけだったという。パトリツィオもそれを否定することなく、「フィアメッタは典型的なランクウッド映画に対して偏見を持っておる」と付け加えて強調したのだった。
【医療部での録音】
「いやあ、別に隠すような話でもないわい……ワシという『師』の存在意義は、フィアに実体のある『ラテラーノ』を与えてやることじゃと思っとった。フィアは幼くして親を失ったリーベリの子供じゃ。楽園は、あの子が成長過程において抱く数々の疑問にきちんと応えてやらねばならん。しかし、そうした疑問を解消してやれるのは、公証人役場の書類でもなければ、ラテラーノ人にとって親しみ深くも本質を掴めぬ『信仰』でもない。フィアにとって、銃騎士であるワシは『法』を語る資格のある人間、つまり、本当の意味で対話のできる『ラテラーノ』であり……そして実のところ、ワシにとってあの子も同じような存在じゃった。ジーアが聖都を追われ、パガとの親交も途絶えてしまってから、ワシは同じ場所で暮らすリーベリたちと真に心を通わせたことなど一度もなかったと気づかされたんじゃ。そしてワシ自身もラテラーノに疑問を抱き、対話のできる『ラテラーノ』を必要としておった。そんな折に現れたのがフィアだったんじゃ。結局、フィアがワシを必要としておるのか、ワシがフィアを必要としておるのかは……誰にもわからんよ。」
「そうだったんですね……ですが、なぜ関節炎でしばらく医療部での療養が必要なことを黙っているんですか?フィアメッタさんは滅多にロドスに戻って来られないのに。」
「ついに寝たきりの老いぼれじじいになったのだと思われるのは御免じゃからな。」
まず、二人は一般的な意味での「祖父と孫」ではない。二人の関係は、護衛隊の遺児となったフィアメッタを七歳の時にパトリツィオが引き取ったことに始まる。パトリツィオは戦友の最期の願いを叶えるべく、フィアメッタを誰もが誇るラテラーノ人に育て上げると誓っていた。しかし、フィアメッタを迎え入れたその日のうちに、二人の「戦争」の火蓋が切られてしまったのである。パトリツィオは、悲しみを必死で隠そうとする頑固で幼いリーベリを映画で慰めようとした。しかし、自分の映画の趣味は悪くないという弁明に時間を取られるばかりで、結局大失敗に終わった(もっとも、パトリツィオ本人はそれを「大成功」だと主張している。曰く、フィアメッタは口論中に悲しみを忘れており、それこそが彼の狙いだったという)。公証人役場の養子縁組に関する書類上では「祖父と孫」という関係性で登記されているものの、実際に当人たちがそう呼び合うことはほとんどなく、顔を合わせることも滅多にない。二人の関係性はむしろ悪友に近く、たまに顔を合わせると、互いの戦闘スタイルや趣味、言動、さらには食生活に至るまで遠慮なく「ケチ」をつけ合い、そしてまた満足げにそれぞれの日常に戻っていくのである。
また、二人は一般的な意味での「師弟」とも異なる。人事部が集めた資料によれば、パトリツィオはたしかにフィアメッタの「師」と呼べる立場にある。進学や就職といった人生の節目では、いつも彼がフィアメッタのために推薦状を書き、必要な書類にサインをしてきたようだ。しかしフィアメッタ本人の話によると、彼が師匠らしい一面を見せたのは、人生でたったの三回――根気強くグレネードランチャーの強化に付き合ってくれた時、熱心に銃騎士になることを勧めてきた時、毅然とした態度でフィアメッタの映画の好みを正そうとした時だけだったという。パトリツィオもそれを否定することなく、「フィアメッタは典型的なランクウッド映画に対して偏見を持っておる」と付け加えて強調したのだった。
【医療部での録音】
「いやあ、別に隠すような話でもないわい……ワシという『師』の存在意義は、フィアに実体のある『ラテラーノ』を与えてやることじゃと思っとった。フィアは幼くして親を失ったリーベリの子供じゃ。楽園は、あの子が成長過程において抱く数々の疑問にきちんと応えてやらねばならん。しかし、そうした疑問を解消してやれるのは、公証人役場の書類でもなければ、ラテラーノ人にとって親しみ深くも本質を掴めぬ『信仰』でもない。フィアにとって、銃騎士であるワシは『法』を語る資格のある人間、つまり、本当の意味で対話のできる『ラテラーノ』であり……そして実のところ、ワシにとってあの子も同じような存在じゃった。ジーアが聖都を追われ、パガとの親交も途絶えてしまってから、ワシは同じ場所で暮らすリーベリたちと真に心を通わせたことなど一度もなかったと気づかされたんじゃ。そしてワシ自身もラテラーノに疑問を抱き、対話のできる『ラテラーノ』を必要としておった。そんな折に現れたのがフィアだったんじゃ。結局、フィアがワシを必要としておるのか、ワシがフィアを必要としておるのかは……誰にもわからんよ。」
「そうだったんですね……ですが、なぜ関節炎でしばらく医療部での療養が必要なことを黙っているんですか?フィアメッタさんは滅多にロドスに戻って来られないのに。」
「ついに寝たきりの老いぼれじじいになったのだと思われるのは御免じゃからな。」
【一枚のハガキ】
親愛なるおばあ様へ
もうすぐ卒業を迎えます。おばあ様に内緒で、衝動的な決断をしてしまったことをここで謝罪させてください。きっとおばあ様なら理由を察してくださると思います。この四年間、法を学べば学ぶほど、無力感を覚えるばかりでした。そして、やはり子供の頃の理想こそが正しいのだと、銃騎士になった方が修道士になるよりも多くのことが成せるのだと改めて感じました。
ですから、今回の休暇は帰省せず、そのまま銃騎士見習いになる申請を出すつもりです。訓練や試験のせいでしばらく帰れないかと思いますが、次に帰る時は必ず鎧をまとった姿をお見せします。
愛をこめて、パトリツィオより
【一通の通知書】
パトリツィオ・ポッツォ様
まことに遺憾ながら、ご祖母様マリオン・ポッツォ様のご遺体が当教会での最長安置期限に達しました。これまでパトリツィオ様にはご連絡がつかない状況であったため、法に基づきご祖母様の火葬を執り行いましたことをご報告申し上げます。ご遺骨は教会にて保管しておりますので、いつでもお受け取りにお越しください。
このたびの処置につきまして、重ねてお詫び申し上げます。ステファン区安魂教会
【一枚の許可証】
パトリツィオ・ポッツォが、長距離陸上艦「ツインフラワー」号および随行車両のラテラーノからの航行を教皇騎士として監督することを、特別に許可する。
本任務は、鉱石病に罹患したラテラーノ公民を法に基づき国外退去させるという重要な案件である。パトリツィオ・ポッツォは、陸上艦および随行車両におけるすべての搭乗者の行動を監督する権限を有し、必要に応じて行程を中止または変更を決定できるものとする。
【一通の通知書】
ラテラーノ公民、ジーア・ロペス様。このたび、あなたが鉱石病に罹患していることが確認されました。法に基づき、七月二十一日に長距離陸上艦「ツインフラワー」号にてラテラーノを離れていただくこととなります。
航行中は指示に従い、艦内下層に設けられた感染者用船室にて生活していただき、むやみに出歩くことはお控えください。なお、詳細な規則を記載した書類を同封しておりますので、出発前にご一読ください。
【一封の推薦状】
教皇聖下
私、パトリツィオ・ポッツォは、見習い銃騎士アウレラをここに謹んで銃騎士に推薦いたします。アウレラは試験において卓越した成績を収めております。少々尊大なところはありますが、適切な指導を受けさえすれば、新世代の銃騎士の中でもとりわけ有望な人材へと成長するものと確信しております。
パトリツィオ・ポッツォ
【一封の却下通知書】
教皇騎士パトリツィオ・ポッツォ殿
ラテラーノ教皇の名のもとに、貴殿の辞職願を却下します。アウレラの件について、全責任を貴殿一人に負わせるべきではありませんし、貴殿には教皇騎士として果たすべき役割が多く残されています。
それでもなお辞職の意志が固いのであれば、改めて辞職願を提出してください。
イヴァンジェリスタⅪ世
【未投函の手紙】
ジーアへ
今日、正式に銃騎士を引退した。五十年以上も続けてきたのだから、さすがにもう十分だろう。だが正直なところ、いまだに銃騎士というものをよく理解できずにいる。
最初は、銃騎士になれば皆を守れるものだと思っていた。
後に、銃騎士になったせいで、大切な人をすべて失ってしまったと思うようになった。
だが最近は、さらに恐ろしい考えに取り憑かれている。私の人生における浮き沈みは、銃騎士になったこととはまったく関係がないのではないか、とな。
私はただ決断を下すことから逃げていただけであり、「銃騎士」という肩書きに選択を押し付けていただけなのではないだろうか。結局、私がこの人生で下した決断は、銃騎士になることだけだったのかもしれない。
そう思うと、少し腑に落ちた。私にとって「銃騎士」とは、ただのシンボルで、ただの理念で、ただの理にかなった答えでしかなかったのだ。
けれど、銃騎士も、ラテラーノも、本来そうあるべきではない。たかがシンボルや理念に、人生のすべての選択を委ねてはならない。ジーア、私はまだそれを子供たちに伝えることができるだろうか?
あるいは、子供たちは初めから、私よりもはるかにその道理を理解しているのかもしれない。
もしそうであればいい。ジーア、それならば何よりだと私は思う。
親愛なるおばあ様へ
もうすぐ卒業を迎えます。おばあ様に内緒で、衝動的な決断をしてしまったことをここで謝罪させてください。きっとおばあ様なら理由を察してくださると思います。この四年間、法を学べば学ぶほど、無力感を覚えるばかりでした。そして、やはり子供の頃の理想こそが正しいのだと、銃騎士になった方が修道士になるよりも多くのことが成せるのだと改めて感じました。
ですから、今回の休暇は帰省せず、そのまま銃騎士見習いになる申請を出すつもりです。訓練や試験のせいでしばらく帰れないかと思いますが、次に帰る時は必ず鎧をまとった姿をお見せします。
愛をこめて、パトリツィオより
【一通の通知書】
パトリツィオ・ポッツォ様
まことに遺憾ながら、ご祖母様マリオン・ポッツォ様のご遺体が当教会での最長安置期限に達しました。これまでパトリツィオ様にはご連絡がつかない状況であったため、法に基づきご祖母様の火葬を執り行いましたことをご報告申し上げます。ご遺骨は教会にて保管しておりますので、いつでもお受け取りにお越しください。
このたびの処置につきまして、重ねてお詫び申し上げます。ステファン区安魂教会
【一枚の許可証】
パトリツィオ・ポッツォが、長距離陸上艦「ツインフラワー」号および随行車両のラテラーノからの航行を教皇騎士として監督することを、特別に許可する。
本任務は、鉱石病に罹患したラテラーノ公民を法に基づき国外退去させるという重要な案件である。パトリツィオ・ポッツォは、陸上艦および随行車両におけるすべての搭乗者の行動を監督する権限を有し、必要に応じて行程を中止または変更を決定できるものとする。
【一通の通知書】
ラテラーノ公民、ジーア・ロペス様。このたび、あなたが鉱石病に罹患していることが確認されました。法に基づき、七月二十一日に長距離陸上艦「ツインフラワー」号にてラテラーノを離れていただくこととなります。
航行中は指示に従い、艦内下層に設けられた感染者用船室にて生活していただき、むやみに出歩くことはお控えください。なお、詳細な規則を記載した書類を同封しておりますので、出発前にご一読ください。
【一封の推薦状】
教皇聖下
私、パトリツィオ・ポッツォは、見習い銃騎士アウレラをここに謹んで銃騎士に推薦いたします。アウレラは試験において卓越した成績を収めております。少々尊大なところはありますが、適切な指導を受けさえすれば、新世代の銃騎士の中でもとりわけ有望な人材へと成長するものと確信しております。
パトリツィオ・ポッツォ
【一封の却下通知書】
教皇騎士パトリツィオ・ポッツォ殿
ラテラーノ教皇の名のもとに、貴殿の辞職願を却下します。アウレラの件について、全責任を貴殿一人に負わせるべきではありませんし、貴殿には教皇騎士として果たすべき役割が多く残されています。
それでもなお辞職の意志が固いのであれば、改めて辞職願を提出してください。
イヴァンジェリスタⅪ世
【未投函の手紙】
ジーアへ
今日、正式に銃騎士を引退した。五十年以上も続けてきたのだから、さすがにもう十分だろう。だが正直なところ、いまだに銃騎士というものをよく理解できずにいる。
最初は、銃騎士になれば皆を守れるものだと思っていた。
後に、銃騎士になったせいで、大切な人をすべて失ってしまったと思うようになった。
だが最近は、さらに恐ろしい考えに取り憑かれている。私の人生における浮き沈みは、銃騎士になったこととはまったく関係がないのではないか、とな。
私はただ決断を下すことから逃げていただけであり、「銃騎士」という肩書きに選択を押し付けていただけなのではないだろうか。結局、私がこの人生で下した決断は、銃騎士になることだけだったのかもしれない。
そう思うと、少し腑に落ちた。私にとって「銃騎士」とは、ただのシンボルで、ただの理念で、ただの理にかなった答えでしかなかったのだ。
けれど、銃騎士も、ラテラーノも、本来そうあるべきではない。たかがシンボルや理念に、人生のすべての選択を委ねてはならない。ジーア、私はまだそれを子供たちに伝えることができるだろうか?
あるいは、子供たちは初めから、私よりもはるかにその道理を理解しているのかもしれない。
もしそうであればいい。ジーア、それならば何よりだと私は思う。
今日は非常に忙しく、大幅に仕事が長引いたため、シアターに入った時にはすでに映画が始まっていた。しかし席に着くと、あなたは隣の席がまだ空いていることに気づいた。お年寄りとの約束に三十分も遅れるのは褒められたことではないが、相手も遅れているのであれば話は別だ。
結局、映画が終わっても約束の相手は現れなかった。諦めて事務所へ戻ろうと立ち上がった瞬間、不意に誰かに肩を軽く叩かれた。
「遅刻じゃな、ドクター。」
振り返ると、パトリツィオが手を上げて挨拶していた。今年の冬は本当に寒く、彼のぐるぐる巻きになったマフラーは、頭まで包み込んでしまいそうだった。
あなたは思わず、そちらこそ映画が終わってから来たじゃないかと不満を漏らした。パトリツィオはため息をつくと、申し訳なさそうに言った。
「後ろの席のお客さんから、スクリーンが見えないと苦情が入ったもんで、一番後ろの席に移動したんじゃ。すまぬ、連絡するのを忘れておった。」
となれば、悪いのはやはり遅刻した自分だけだ。あなたは気まずそうに目を瞬かせた。
「周りの邪魔にならんよう、いつも人の少ないレイトショーを選ぶんじゃが、どうにも運が悪くて大抵誰かが後ろの席に座ってしまうんじゃ。それで結局、毎回最後列に行く羽目になる。しかしジジイのかすみ目では、後ろの席からはスクリーンが見づらくてのう……」
帰りの道中、パトリツィオはそんな調子で延々と話し続けた。こちらが口を挟む隙もないまま、やがて別れ道に差し掛かると、老人はようやくはっと何かに気付いたようだった。
「おっと……ワシとしたことが、つい喋りすぎたわい。気を悪くせんでくれ。久しぶりに誰かと一緒に映画を観られて嬉しかったんじゃ」と、老人は照れくさそうに首を振ると、あなたに背を向けて歩き出す。
その背中が曲がり角に差し掛かり、視界から消える直前、あなたは思わず声をかけた。そちらの方向にあるアイスクリームが食べたくなってきたから、もう少し一緒に歩こう、と。
結局、映画が終わっても約束の相手は現れなかった。諦めて事務所へ戻ろうと立ち上がった瞬間、不意に誰かに肩を軽く叩かれた。
「遅刻じゃな、ドクター。」
振り返ると、パトリツィオが手を上げて挨拶していた。今年の冬は本当に寒く、彼のぐるぐる巻きになったマフラーは、頭まで包み込んでしまいそうだった。
あなたは思わず、そちらこそ映画が終わってから来たじゃないかと不満を漏らした。パトリツィオはため息をつくと、申し訳なさそうに言った。
「後ろの席のお客さんから、スクリーンが見えないと苦情が入ったもんで、一番後ろの席に移動したんじゃ。すまぬ、連絡するのを忘れておった。」
となれば、悪いのはやはり遅刻した自分だけだ。あなたは気まずそうに目を瞬かせた。
「周りの邪魔にならんよう、いつも人の少ないレイトショーを選ぶんじゃが、どうにも運が悪くて大抵誰かが後ろの席に座ってしまうんじゃ。それで結局、毎回最後列に行く羽目になる。しかしジジイのかすみ目では、後ろの席からはスクリーンが見づらくてのう……」
帰りの道中、パトリツィオはそんな調子で延々と話し続けた。こちらが口を挟む隙もないまま、やがて別れ道に差し掛かると、老人はようやくはっと何かに気付いたようだった。
「おっと……ワシとしたことが、つい喋りすぎたわい。気を悪くせんでくれ。久しぶりに誰かと一緒に映画を観られて嬉しかったんじゃ」と、老人は照れくさそうに首を振ると、あなたに背を向けて歩き出す。
その背中が曲がり角に差し掛かり、視界から消える直前、あなたは思わず声をかけた。そちらの方向にあるアイスクリームが食べたくなってきたから、もう少し一緒に歩こう、と。
HP
3677
攻撃力
564
防御力
763
術耐性
0
配置コスト
25
攻撃間隔
1.2 秒
ブロック数
3
再配置時間
80 秒
素質
- 歓迎の儀・掃射ダメージを与えるたびに10秒間自身の防御力+30、攻撃速度+3(最大3回まで重複可能)
- 見送りの儀・盾を構えて8秒間通常攻撃せずにいると、最大HPの15%までの被ダメージを吸収可能なバリアを獲得(バリア再獲得までの時間はバリアを失った時点から再度カウントされる)
スキル
設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
銃騎士主任試験官被撃回復自動発動初期SP3必要SP4次の通常攻撃が、攻撃力の190%の物理ダメージを与える3連撃になり、自身の周囲8マスで弾薬消費系スキルを発動している他の味方【ラテラーノ】1名に1発給弾>するatk_scale1.9charge1
オクトパス・チェーンソー自動回復手動発動初期SP35必要SP50弾薬50攻撃力+150%、防御力+130%、スキル発動中致命的なダメージを受けた際、即座に20発の弾薬を消費してその被ダメージを無効化する
合計50発の弾薬を撃ち切るとスキルが終了(手動でスキルを停止可能)atk1.5def1.3ammo_cost20attack@trigger_time50
引退前の布教自動回復手動発動初期SP25必要SP35弾薬30スキル発動時に他の味方【ラテラーノ】全員に4発給弾>する。攻撃範囲拡大、最大HP+80%、攻撃力+220%、防御力+80%。攻撃を停止し、攻撃を受けると攻撃範囲内の敵最大3体に1回反撃を行う。反撃の最小間隔は通常攻撃間隔の10%
合計30発の弾薬を撃ち切るとスキルが終了(手動でスキルを停止可能)atk2.2def0.8max_hp0.8ammo4attack@max_target3attack@trigger_time30base_attack_time0.1
モジュール
ORIGINALサンクタ・ミキサーの記章
サンクタ・ミキサーは陣地を堅守し、敵の攻撃を阻むことに秀でている。
外勤部門の決定に基づき
外勤任務においては重装オペレーターとして区分し、哨戒衛士の責務を担う。
特別に本記章を授与し、
その証明とする。
SPT-X甲冑手入れセットSTAGE ステータス 強化説明 1 - HP +210
- 攻撃力 +40
- 防御力 +30
哨戒衛士の特性 敵を3体までブロック、遠距離攻撃も行える攻撃範囲内の敵のステルス状態を無効にする2 - HP +250
- 攻撃力 +48
- 防御力 +37
歓迎の儀・掃射 ダメージを与えるたびに10秒間自身の防御力+40、攻撃速度+4(最大3回まで重複可能)3 - HP +280
- 攻撃力 +54
- 防御力 +43
歓迎の儀・掃射 ダメージを与えるたびに10秒間自身の防御力+50、攻撃速度+5(最大3回まで重複可能)。効果回数最大時、戦場にいる味方【ラテラーノ】全員の攻撃速度が戦闘開始時未満にならない
「この羽毛のはたきはどうしたんですか?」真っ赤な羽毛のはたきを引き抜いて、フィアメッタが不機嫌そうに尋ねた。
甲冑を磨いていたパトリツィオが、顔を上げて答える。「ふむ、フィフィのことか?それはおぬしの友人モスティマからの贈り物じゃ。おぬしがおらぬ時は、それを見て思い出せなどと言っておったのう。」
「フィフィ?どうして私の小さい時のあだ名でこれを呼んでいるんですか……?」
フィアメッタが激しく眉根を寄せているのを見て、パトリツィオはしばらくためらい、そして口ごもった。「おぬしにそっくりだと皆言うのでのう、そう呼んでおるんじゃよ。」
「どこがそっくりなんですか?」フィアメッタははたきを持ち上げると、納得できない様子で振る。
「羽毛の色が、おぬしの耳羽の色とそっくりじゃろう?それに、ぴんと立ったその形は、幼い頃ワシが編んでおったおぬしのお下げに似ておるしのう。」
「もう……そんなの捨ててよ、おじいちゃん!」
「それはならん。これは人様からもらった物じゃぞ。捨てては無礼じゃろう。」老人ははたきをフィアメッタの手から取ると、それを古い兜に再び挿して、満足げにうなずいた。「こうして挿せば、ほれ、なんとも良い具合じゃ。こうでなければ、この甲冑はなんとも孤独な思いをすることになろう。」
「だったら、花を挿すなり、おじいちゃんの勲章を掛けるなりすればいいじゃない!」
「ワシは謙虚な人間じゃからのう。自分の勲章など、どうして掛けられようか?」
「じゃあ、どうしたらはたきを仕舞ってくれるの!?」少女ははたきを何度も奪い取ろうとしたが、いくら試みたところで、老人に完璧に防がれてしまう。
「はぁ、ならぬと言うておろう。何と言われようと、ならぬものはならぬ。おぬしが家におらん時には、フィフィがそばにいてくれるんじゃぞ。このフィフィは映画を観ている時も静かなもので、ストーリーがありきたりだの、登場人物がてんでダメだの、ポップコーンがまずいだのと隣でぐちぐち言わんしのう。」
老人と長いこと見つめ合った末、説得できないとわかると、少女は仕方がないと言うように自分のこめかみを揉んだ。
「……はぁ、もういいわ、私の負け。」
それを聞いて老人は勝ち誇ったような笑顔を見せたが、その笑みはすぐに口元で固まることになった。というのは、少女がいきなり話題を変えたからだ――
「本当は一ヶ月休暇を取って、家でゆっくり休むついでにパトリツィオ殿に付き合って差し上げようと思っていたんですけどね。」首を横に振って、少女はため息をついた。「今はもうフィフィがついているようですし、あなたの気ままな生活のお邪魔にならないよう、旅行に行ってリフレッシュでもしようかと――」
少女がそれを言い終える前に、老人は素早くはたきを手に取ると、物置の扉を開けてそこに投げ入れ、そしてまたすぐに扉を閉めた。
「いやいや、たかが羽毛のはたきなど、こうして仕舞っておこうとも。」
「ですが、兜に挿しておいたほうが具合が良いんですよね?」
「どこがじゃ?あれでは見られたものではなかろう。」
「あのフィフィは静かなところが良いと仰いませんでした?」
「映画を観る時の醍醐味は、ポップコーンを食べながら隣にいる人間とああだこうだ言うことにあるじゃろう。」
「あれは私にそっくりなんじゃありませんでしたか?」
「やれやれ、この老いぼれを困らせんでくれ……」老人は少女の髪をくしゃくしゃにして、参ったと言うように微笑んだ。「フィア、おぬしが『はたきそっくり』という話ではなく、おぬしは『正直びっくり』するほど立派に育ったと言うておるんじゃ。これでよかろう?」
基地スキル
お茶入れマスター応接室配置時、手がかり捜索速度+15%
社交の達人
応接室配置時、手がかり捜索速度+20%
不滅の童心
応接室配置時、フィアメッタが宿舎に配置されている場合、追加で手がかり捜索速度+10%