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ヴァンデラ

医療タイプ — 呪癒師
術ダメージを与え、敵を攻撃する度攻撃範囲内の味方1人のHPを与ダメージの50%回復
  • VC24
  • 遠距離
  • 治療
/ 80
【コードネーム】ヴァンデラ
【性別】女
【戦闘経験】なし
【出身地】ヴィクトリア
【誕生日】5月14日
【種族】フェリーン
【身長】160cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、感染者に認定。
【物理強度】欠落
【戦場機動】普通
【生理的耐性】標準
【戦術立案】標準
【戦闘技術】普通
【アーツ適性】標準
マグダレーネ・ショー――彼女はブレントウードにてブラッドブルードの大君が執り行った儀式の生存者である。儀式によって町の大半は廃墟と化し、彼女の愛した代々伝わる温室も徹底的に破壊されてしまっている。
彼女はロックロックとフェイストの勧誘により後方支援要員としてロンディニウム市民自救軍に加入し、その後にロドスに加入した。ロンディニウム事件収束後、彼女はヴィクトリアに戻り故郷の再建に貢献することを志願し、現地のロドス事務所の連絡員も務める運びとなった。
造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果に異常があり、鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

【源石融合率】6%
現時点で体表に源石結晶の分布は見られないが、経過観察は怠らないこと。

【血液中源石密度】0.17u/L
血液中源石密度はなおも上昇傾向にあり、病状がさらに悪化する可能性がある。
ブレントウードの生存者たちの検査報告を精査した結果、ヴァンデラも他の生存者同様、くだんの事件において鉱石病に急性感染したものと見られる。そのケアのため、医療部により彼女に対するカウンセリングが申請されている。
ヴァンデラははじめ、医療オペレーターに志願するためではなく、鉱石病の感染者としてロドスにやってきた。ロンディニウムでの作戦記録のうち、ブレントウードに関するものは権限の関係で完全に公開されていないものの、彼女の感染状況から、ブレントウードの生存者の状況は楽観視できず、今後も健康被害の影響が大きく尾を引くものと考えられる。その現状を知ったヴァンデラは、進んで医療部に鉱石病関連の知識を学ばせてほしいと志願した。彼女によると、彼女の故郷は工業地帯から離れた位置にあり、町民のほとんどが農業に従事しているため、鉱石病に罹患することは稀だったという。そのため、万が一鉱石病に感染した場合、その後の処置を行うことのできる専門家の手が不足しているらしい。町民から良くしてもらっていた彼女は、できる限りの恩返しをしたいようだ。
「初めのうちは、ヴァンデラさんは私たち見習い同期の中でもほとんど前に出ず、まったく目立ちませんでした。目立たないどころか、心優しく控えめな彼女の存在に気付かない人も少なくなかったんです。」と、彼女と同じく内気なオペレーターの一人が、感慨深そうにヴァンデラとの出会いを振り返った。「いつもほんわかしてる彼女があんなことを経験しただなんて、当時は想像もできませんでした。存在感が薄い同士、私と彼女で勉強のペアを組むことになって、彼女の部屋いっぱいの花と、彼女の故郷の人たちの分厚いメディカルチェック報告書を見てようやく知ったんです。あんなに優しくて大人しい彼女が、こっそりとってもかっこいいことをやり遂げようとしてるんだって!」
たしかに彼女はあまり目立ちたがらない。かつて彼女と行動を共にしていたロックロックもそんな彼女に半ば呆れていた。「マグダレーネさんは後方支援ですっごく力になってくれたのに、自分がどれだけ貢献したかも人に知られたがらないんだよ!そんなのダメに決まってるでしょ!」
「ところで、私たちみんなでヴァンデラさんの送別会に参加する予定なんですよ。故郷の再建の手伝いに行くって正式に離艦申請を出したらしくて、医療部からは特別に鉱石病抑制剤の支給許可も出たそうです。しかも、私も同行していいって言ってくれたんです。えへへ!」内気なオペレーターは興奮した様子で語った。
なんだドクター、ヴァンデラのことを全くわかっていないのだな。ロンディニウムであれほど長く行動を共にしていたというのに、彼女の花占いを知らなかったとは……まあ、仕方あるまい。戦いに明け暮れていれば、そんなことにかまける余裕もなくなるのだろうな。とにかく、機会があれば一度占ってもらうといい。あの占いにはLancet-2姉さんまで満足していたほどだ。なに?姉さんが何を占ってもらったか?それは秘密だ。
――某匿名オペレーター

ヴァンデラさんはギターノさんみたいな「いかにも占い師」ってオーラは出てないし、しゃべり方もほんわかしてるけど、花占いは噂通りとっても当たるのよ。
――熱愛真っ只中の某見習いオペレーター

はあ、いったい誰がヴァンデラに花占いの才能があるなんて噂を流しているのかしらね。そのせいで最近、恋の行方とか、任務の吉凶とかを占ってもらおうとやってくる人が後を絶たなくて、あの子も困ってるのよ。花占いなんて別にそんな神がかり的なものじゃなくて、ただ花びらを一枚ずつ摘んでいって最後の一枚で運勢を決めるだけのものなんだけど、花にとってはあまりに残酷よ。あの子がロドスで育てた花もそのせいで目に見えて減っていっているし、あの子は優しいからみんなのお願いを断れないみたいで、こっそり私に助けを求めに来たの。ドクター、どうにかして助けてあげましょう……それにしても、あの子ったら育てたことのある花の品種はまだ少ないけれど、腕は間違いなく一流なのよね。
――ラナ

お花占いの秘密ですか?ドクター様、あれはそんなに特別なものじゃないんです。子どもの頃に、祖父から教わったちょっとした遊びみたいなものに過ぎません。品種ごとに花びらの数はだいたい一緒なので、皆さんが占いたい内容さえわかれば、そこからどんな結果を期待しているか予想して、必要な花びらの数を逆算したら、それに合うお花を選んで占うだけです。願い通りの結果が出た時の、皆さんの嬉しそうな笑顔が大好きなんです!えっ?ロボットの気持ちまで予想できるのか、ですか?……実はあまりわからないのですが、いつもロボットのそばにいるお姉さんの気持ちならわかるので……絶対内緒ですよ、ドクター!
――医療部オペレーター・ヴァンデラ
【任務報告】
ブレントウードの再建は信じられないほど順調に進んでいます。ヴィクトリア議会の戦後復興支援団体からは、生存者の移住を支援するという申し出がありましたが、住民のほとんどは代々暮らしてきた故郷を離れることを拒みました。現状、ヴィクトリア議会の支援のもと、町の少なくとも30%ほどが復興しています。ですが、残る区画は例の儀式によって完全に破壊されてしまい、復元が不可能となっています。
また、破壊されたヴァンデラさんの温室ですが、私たちが戻るよりも前に、現地の人たちが物資を出し合って修復して、ずっとお手入れもしてくださっていました。ですがヴァンデラさんはそれを町唯一の医療観察ポイントに改築しようと強く主張したんです。そのおかげで、温室は重症の感染者さんを一時的に収容して、さらなる治療を施すための医療拠点としてだけでなく、外部との連絡拠点にもなる事務所として生まれ変わりました。ヴァンデラさんは現地の方々ととても親しかったので、治療の仕事もスムーズに進みました。ごく一部、非協力的な方もいらっしゃいましたが、ヴァンデラさんが尽力したおかげで無事解決しています。さらに、ヴァンデラさんが推し進めた定期的な訪問検診制度も、現地の方々からすっかり受け入れられています。

【業務通信録音03】

「ヴァンデラさん、本当に温室の復興を見送るんですか?」
「はい、町のみんなが私たちの助けを必要としているうちは、時期尚早だと思います……この建物に温室以外のもっと良い使い道があるのなら、祖父はきっと私を責めたりしないはずです。」
「復興させるなら、来年とか……うん、来年にしましょう。みんなのお身体がもうちょっと良くなって、町の復興が次のステップに進んだら、もっと大きな治療用の建物が見つかるかもしれませんし。」
「それで町のみんなが元気になって、私たちの助けもいらなくなったら、ここをまた温室に戻す……今はそんなふうに考えています……」
「そうだ、町のみんなから、ロドスの皆さんを今年の農業祭にお招きするようにお願いされているんです……まあ、まだ壊滅状態のエリアが残る町でお祭りというのもおかしな話ですが。それで、ラナさんにはお祭り用のお花のご用意もお願いしてあって……」
「あっ、忙しすぎて録音しっぱなしになっちゃってました!」

この種のことならヴァンデラから聞いているわ。ブレントウードのバラを元に品種改良した新種で、私の意見がほしいって。だけど……他の大きな包みは何かしら?こっちのは農作物の種みたいけど、そっちのは……ジャガイモ?えっ?今年は豊作だから、現地の方が本艦に報告に戻るオペレーターに持たせた感謝の印ですって?
――所狭しと並ぶ農作物を見て呆気にとられたパフューマー
お前が町を救った英雄に付いていって手伝いがしたいって言いだしたときは、俺たちもそんな危険な真似はやめろって止めようとしたんだがな。まぁお前の性格くらいよくわかってる――一見聞き分けがよさそうに見えても、とんでもない頑固者だってな。あの一件以来、お前は無理にでも前に進もうと気張ってて、町のためにもっと何かしたいと思ってるのが伝わってきてた。そのまま思い詰めて、おかしなことになっちまわないかずっと心配してたんだ。
それでしばらくぶりに帰ってきたお前は随分変わってたけど、幸い体の方は俺たちの心配なんざいらねえようで安心したよ!お前がロドスで作った友達と一緒に町のみんなを助けてくれたことは、みんな一生心に刻むぜ。お前の爺ちゃんとはお前の面倒を見るって約束したのに、今じゃ逆に面倒を見られてるのも恥ずかしい話だがな。俺たちがしてやれることはもう少ねえ。温室の修復を手伝ったり、お前の大切な種をしっかり保管したり、素直にお前やロドスのお医者さんの言うことを聞いたり……そのくらいだ。お前が昔みたいに悩み知らずの花売りに戻った時には、俺たちがこの手で種を届けてやるからな。
はあ、俺たちみてえなジジババになると、面と向かってこういう話をするのは恥ずかしくってしょうがねえ。だからこうやってロドスのお医者さんに伝言をお願いしたんだ。俺たちに代わって、献身的な皆さんに感謝の言葉を伝えといてくれよ。
――ブレントウード在住のハンクと名乗る市民による録音。ある日のヴァンデラへの定期カウンセリングに用いられた

【カウンセリングファイル:ヴァンデラ05】
ヴァンデラが最も気に掛けているものは何か?安直に「慣れ親しんだ昔の質素な生活に戻ること」と結論付けるべきではないだろう。ある回のカウンセリングにて、上述した知人からの録音を聞かせたところ、彼女は感動すると同時に、自身が地元を離れて何か変わったという自覚はまったくなかったと驚いていた。
彼女のその感覚も決して間違ってはいない。亡くなった祖父に別れを告げ、一人で生きていくことを学び始めた頃から、彼女は自身の思い描く「より良い自分」を目指して少しずつ成長し続けている。あんな事件があったからと言って、その成長過程があらぬ方向に進むことはないのだ。
彼女はそのか弱い外見の内側に、ある種のエネルギーを秘めている。故郷も、温室も、彼女にとっては単なる思い出には留まらず、生きる上での希望でもあるのだ。ウィルの楽観的な姿勢、フリーダの犠牲と忍耐力、祖父の優しさ、さらにはかつて町で出会ったあのサルカズの苦しみまでもが、彼女が自分自身を再認識するためのきっかけとなったのである。彼女もいずれ悟る日が来るだろう――自分が本当に気に掛けているもの、そして彼女を前へ前へと駆り立てるエネルギーの源は、決して未来を諦めない希望なのだと。
「マグダレーネさん、なんでそんなにあたしたちと一緒に行きたいの?」
「あたしたちは一番危険なロンディニウム市内に向かおうとしてるんだよ。町で起きたことよりもずっと危険な目に遭うかもしれないのに……」
「ロックロックさん、私はもう腹をくくったんです。戦争が続く限り、ここでの出来事はきっと何度も繰り返されるでしょうから……」
「それに、フリーダさんは町のために決断して、みんなを守るために犠牲になったんです……期待通りの結果にはなりませんでしたが、それでも町を守ろうとした彼女の努力を無駄にしたくないんです。」
「だから私が、みんなを守りたいというフリーダさんの願いを背負って歩み続けます。もしそれが、戦争が終わらないと実現できない願いなのであれば、私はこの目で戦争の終結を見届けようと思います。」
「わかった、君が決めたんなら……改めて、自救軍にようこそ、マグダレーネさん。」
「じゃあもうすぐ出発の時間だから、急いで町のみんなに別れを告げてきて。この戦争も……そろそろ終わるべき時が来たんだ。」
HP
1550
攻撃力
580
防御力
100
術耐性
20
配置コスト
17
攻撃間隔
1.6 秒
ブロック数
1
再配置時間
70 秒

素質

  • 土壌改良
    攻撃範囲内で最大HPが最も高い味方が受ける治療効果+15%

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • 戦術詠唱γ
    自動回復手動発動
    初期SP
    15
    必要SP
    30
    継続時間
    30 秒
    攻撃速度+90
    attack_speed
    90
  • 茨の庇護
    自動回復手動発動
    初期SP
    15
    必要SP
    30
    継続時間
    15 秒
    攻撃力+80%、攻撃範囲内で最大HPが最も高い味方が敵に狙われやすくなる。また、その味方ユニットがダメージを受けたとき、ヴァンデラは攻撃者に攻撃力の50%の術ダメージを与え、その味方にのみヴァンデラの特性を発動する
    atk_scale
    0.5
    taunt_level
    1
    atk
    0.8

モジュール

  • ORIGINAL
    ヴァンデラの記章
    ヴァンデラはアーツで敵を攻撃すると共に味方を治療することに秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては医療オペレーターとして区分し、呪癒師の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • INC-X
    砕かれた薔薇
    STAGEステータス強化説明
    1
    • HP +105
    • 攻撃力 +23
    呪癒師の特性
    術ダメージを与え、敵を攻撃する度攻撃範囲内の味方1人のHPを与ダメージの60%回復
    2
    • HP +122
    • 攻撃力 +30
    土壌改良
    攻撃範囲内で最大HPが最も高い味方が受ける治療効果+20%
    3
    • HP +143
    • 攻撃力 +38
    土壌改良
    攻撃範囲内で最大HPが最も高い味方が受ける治療効果+23%
    ヴァンデラからの依頼:
    ディピカさん、こんにちは。依頼がありご連絡します。これは、私の生家のドアにはめ込まれていたステンドグラスの破片です。もとは十二歳の誕生日に祖父が作ってくれて、温室に備え付けていたものでした。ですが、後の戦争で割れてしまったので、その破片をすべて集めてロドスに持ってきていたんです。初めは思い出として残しておくつもりだったのですが、ディピカさんならステンドグラスを修復できると伺って、この依頼をさせていただきます。料金はいくらかかっても構いませんので、どうか復元をお願いします。
    割れて鋭利な破片なので、一枚ずつ緩衝材で包んでいます。取り出す時は、手を切らないようお気を付けください。
    ディピカの返信:
    戦争で割れちゃったから、こんなに土まみれなんだね。土を落とすのに少し時間がかかるから、しばらく待ってて。
    ヴァンデラの返信:
    ありがとうございます。もしよろしければ、落とした土は取っておいていただけませんか?
    それは、故郷の土なんです。私はロドスでも故郷の花を育てているのですが、育ちが悪く悩んでいたところで。その土を鉢に加えれば、もっと良く育つかもしれないと思って。
    ディピカの返信:
    うん、いいよ。明日の十二時までに受け取ってね。
    ヴァンデラの返信:
    よろしくお願いします。
    (ヒナギクを一輪贈ります。お気に召しますように。)
    ディピカの返信:
    修復は順調だよ。破片がきちんと保存されてたから、つなぎ合わせるのもそんなに難しくなかった。だけど、赤い色がひび割れに染み込んで、元の模様が台無しになっちゃってる破片も多いし、そうなってるところは新しいガラスに交換したほうがいいと思うよ。模様は私がそっくりそのまま描き直してあげるから。
    ヴァンデラの返信:
    ごめんなさい。ひび割れに染みてしまっているのは、知らないうちに飛び散っていた血だと思います。きれいにしたと思っていたのですが。
    一度よく考えてみたいので、修復作業も一旦止めていただいて大丈夫です。
    よろしくお願いします。
    ディピカの返信:
    ヴァンデラさん、大丈夫?あれからもう一ヶ月経つけど音沙汰ないから心配だよ。
    ヴァンデラの返信:
    ご心配をおかけしてすみません。しばらく故郷に帰っていました。
    ステンドグラスに染みた血を見て、思い出したくないことを思い出してしまったんです。血に濡れたまま、細い小道を必死で走ったあの時のことを。地面に血が垂れて黒い跡が残っているのを見て、私は思わず目を背けてしまっていました。
    ですが、今回故郷へ帰ってみたら、あの時通った道には真っ赤なバラが咲き誇っていました。もしかするとあの日、私のポケットから種が落ちて、それが血を養分に、太陽と雨に向かって花を咲かせたのかもしれません。
    それを思うと、血が染み込んでしまったそのガラスも残しておきたいと考えるようになりました。ですから、そこに今回お送りするものと同じような、美しい花を描いていただけますか。血のような色と、温かみを持った花を。
    (故郷のバラを贈ります。アーツで元気な状態を保たせていますので、ぜひこの美しさをお楽しみください。)

基地スキル

  • アロマセラピーα
    配置宿舎内、全員の1時間ごとの体力回復量+0.15(同種の効果は高いほうのみ適応)
    アロマセラピーβ
    配置宿舎内、全員の1時間ごとの体力回復量+0.15。同時に体力18以下のオペレーターの1時間ごとの体力回復量が追加で+0.1(同種の効果は高いほうのみ適応)