• Ascalon
  • 阿斯卡纶
  • 아스카론

アスカロン

特殊タイプ — 潜伏者
攻撃範囲内の敵全員を同時に攻撃
物理回避、術回避が50%上昇
敵に狙われにくい
  • SW00
  • 近距離
  • 減速
  • 火力
/ 90
【コードネーム】アスカロン
【性別】女
【戦闘経験】不明
【出身地】カズデル
【誕生日】不明
【種族】サルカズ
【身長】175cm
【鉱石病感染状況】
体表に源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。
【物理強度】優秀
【戦場機動】卓越
【生理的耐性】標準
【戦術立案】標準
【戦闘技術】卓越
【アーツ適性】卓越
アスカロンはバベル時代には諜報員を担当しており、後にS.W.E.E.P.の責任者として、ロドスに対する潜入工作への対処を担当している。
造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果においても、同じく鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

【源石融合率】18%
詳細なカルテの閲覧権限はケルシー医師にのみ与えられている。

【血液中源石密度】0.45u/L
詳細なカルテの閲覧権限はケルシー医師にのみ与えられている。

前回のアーツ使用後、君の体内の源石結晶に異常な位置変動が生じている。直近で時間が取れたら、必ず医療部へ詳しい検査を受けに来るように。
――ケルシーからアスカロンへのメッセージ
もしロドスのオペレーターに「アスカロン」という名前を知っているか尋ねたら、多くの者は「ロドスにそんな人はいるのか?」と聞き返すことだろう。
もちろん、後ほどじっくり時間をかけて調査を続けるつもりならば、気が遠くなるほどの資料の海から、本当に彼女の資料を見つけ出すことができるかもしれない。だがきっとその内容には失望することだろう。膨大な労力と引き換えに得られるのは、無数のオペレーター資料の中に混ざっている、何一つ目立たないごく普通のプロファイルに過ぎないからだ。性格はいたって普通、能力は良くも悪くもなく、残した成果はそこそこ、そして添付されている写真でさえ、あまりにも平凡――その辺にある八枚十龍門幣の照明写真機で撮ったようなものなのだから。
しかし、特殊でありながらもなかなか気付けない一連の標識に従って、目が回るほど何度も角を曲がり、やっとS.W.E.E.P.の事務室にたどり着くことができたなら、彼女が決して普通ではないということに気が付くだろう。
すべての「普通」は、彼女が作り出したものに過ぎない。さらに彼女は、自身の痕跡を抹消するか隠蔽するかして、他人に気付かれないようにしているのだ。また、そうした存在感を消す習慣は、時々日常生活に持ち込まれることもある。もし彼女と買い物をする機会があれば、店主が彼女には目もくれず直接こちらに品物を渡してきたとしても、驚かずに受け取ってそのまま立ち去ればいい。店主はただ彼女が「見えない」だけなのだから。
これがアスカロンの力なのである。彼女自身が他人に見られたくないと思えば、その姿は誰の目にも映らない。我々の同僚であるレッドも、彼女に対して「まったく何の匂いも嗅ぎ取れない」という非常に極端な評価を下すほどだった。補足として、匂いからあらゆる情報を得られるほど鼻の利くあのレッドが、そう評価しているのだ。
アスカロンの行動に決まったパターンは一切存在しない。話す際は声色を変え、動作に余分なクセは交えず、その時々に身を置く環境における大多数の行動パターンに準じて、身の振り方を変化させる。人々の姿を写し取ることで、彼女に関する記憶が他人の頭に長く残らないようにしているのだ。周りの鏡に映るものを、心から気に掛けている者などいないのだから。
ここまで読めば、それほど隠密行動に長けている相手から、どうやって上記の情報を獲得したのかを疑問に思うかもしれない。
その答えは、S.W.E.E.P.で実施されたとある訓練にある――アスカロンを追跡することで偵察能力と隠密能力の向上を図る趣旨で、一週間の期間中に、彼女に気付かれないようにできる限りの情報を入手するという訓練だった。だが残念ながら、これまでの参加者は全員、一週間の期日を待たずして、彼女に発見されて脱落している。上記の情報は、S.W.E.E.P.の全員で集められたすべてなのである。
元々の最高記録保持者はイネスだった。彼女は午前中丸々アスカロンを尾行し、気付かれるまでの間に、アスカロンが目の詰まった木綿生地に対して並々ならぬこだわりを持つことを発見した。しかし彼女の報告書をヘドリーが代筆したことで、大げさな修辞がふんだんに盛り込まれてしまったようで、信ぴょう性に欠ける訓練報告が提出された。
現在の記録保持者はレッドである。彼女は価値ある情報こそ発見できなかったが、気付かれずにアスカロンのポケットに尻尾の毛の塊を入れることに成功したのだ。いったいどうやってそれを成し遂げたのかは、全くもって想像がつかない。アスカロン本人から手ほどきを受けたのではないかと疑ってしまうほどだ。
――S.W.E.E.P.事務室にある「責任者」に関するメモより抜粋。持ち出し厳禁
次はない。ポケット内部に付着した細かい毛を取り除くのに三十分もかかった。
――メモの下のアスカロンのコメント
【音声記録】
ドクター、メッセージは読みました。ロンディニウムの件以降、本当に彼女に興味津々なんですね。でなければ、私のところに来るはずがありませんし。
ロドスが成立して間もない頃、ケルシーやアーミヤへの暗殺未遂はほぼ毎日発生していました。S.W.E.E.P.の責任者として、アスカロンは今日に至るまで、陰ながらロドスを守り続けているんです。
彼女の近接格闘術の実力は折り紙付きです。かつてはあの摂生王が自ら指導していたんですから。ふた振りの仕込み刀?あれは最後の手段みたいなもので、普段は手頃なものならなんでも使いますよ。茶碗の中の三センチにも満たない浅さのスープが、どうしたら人の命を奪えるかなんて想像もつかないでしょう?
とにかく、ドクターが思いつくことなら、彼女は何でもできますよ。思いつかないことだって、色々やってのけるでしょうね。私としては、あまり深く知ろうとしないことをお勧めします。指揮官たるドクターの夜の時間は大切ですから、悪夢に費やされてしまってはちょっともったいないですよ。そうそう、彼女のアーツですが、見た人はだいたい生き残れませんし、私も一度しか見たことがありません。ケルシーなら何か知っていると思うので、尋ねてみるといいかもしれません。
――■■■

すまないが、この件で私から話せることは何もない。
医療部の責任者として私が唯一告げられるのは、彼女のアーツは他の一般的な感染者オペレーターが使うアーツよりも、はるかに大きなダメージを本人に与えるということだ。ロンディニウムから帰還した後、我々医療部は「彼女は前線から離れるべき」という見解で一致している。どれほど彼女のアーツを必要とする任務があったとしても、まずは熟考してほしい。
――ケルシー

ケルシーから、お前が私のアーツについて嗅ぎ回っていると聞いた。好奇心旺盛なところは昔と変わらないのか。
知りたいことがあれば直接聞け。お前相手に隠すようなことでもないのでな――煙霧は私自身であり、私の刃でもある。姿を隠すにも、機先を制するにも使える。
それだけのものだ。
――アスカロン

待て、質問が多すぎる。一つずつだ。
まずはそうだな、ケルシーの言う通りだ。私のアーツは自らを傷つける。任務の中には、少しだけ輪郭をぼやけさせれば物足りるものもあれば、完全に煙霧の中に溶け込まなければならないようなものもあるから、程度はまちまちだがな。
いいや、ただの目くらましじゃない。煙霧は死角一つない私の目であり、すべての命を連れ去るものだ。その命が私のものであろうと、敵のものであろう見境なく。だからこれまで、それを目撃してなお運よく生き残ったものは極めて少ない。
それと、このアーツは別に誰に教えられたわけでもない。始まりは荒野で狩りをしていた頃にまで遡る。
野生動物の直感は人間のそれよりはるかに鋭い。やつらに気付かれないように、私は身を隠す必要があった。そして隠れる場所と言えば、他のどこよりも空気中がしっくりきたというわけだ。もちろん、天災の嵐を生き延びたのもそのおかげだ。
カズデルに来てから、師匠は……テレシスは色々なことを教えてくれた。そうして教わったものを、私は戦場やそれよりも暗い場所で生かしてきた。
バベルでは、それを鍛えるチャンスがさらに増えた。当時は人手不足が深刻だったから、任務にあたるとき、もう一人の人間として使える時もあった。
ああ、もう一つ質問があったな……
……
……
ああ、かなりの痛みが伴う。使うたびにな。
――アスカロン
【権限記録】
アスカロンをターゲットとした作戦の生存者はわずか一名のみ。かなりの犠牲者が出ている。
情報の裏が取れた。バベル本艦はカズデルの地を離れ、南のレム・ビリトンに向かっている。ターゲットはバベルの勢力圏内にはおらず、残存したわずかな仲間を率いて孤立している状態にあるため、討伐にはこれ以上ない好機だ。ターゲットがひとたびこちらで制御可能な状況を脱してしまえば、以降どう動いてくるかの予測は極めて難しくなるだろう。摂政王と将軍においては、この脅威に対する再検討をされたし。
――1095年1月15日、軍事委員会連絡ポイントにて入手した情報より

テレジアの死後、アスカロンは自らを追放し、その後ケルシーに呼び戻されるまで、暗殺と諜報任務に絶えず身を投じた。彼女から届く情報は極めて簡潔で、任務に関連する事項のみの記載がされており、彼女自身に関する言及は一切ないものだった。
我々がそれらの報告から知り得たのは、彼女が消し去った名前や完遂した任務の数々といった情報のみだった。時期によっては、軍事委員会やヴィクトリアの断片的な情報を傍受することでようやくアスカロンの近況が推測できるような状況ですらあった――彼女は自らを極めて危険な環境に置こうとしていたようで、その心理状態は……評価不能だ。
彼女はほぼ一人の力で、当時テレジアの暗殺に直接関わったバベルの裏切り者を全員粛正した。まるで裏切り者たちを粛正すれば、当時の過ちを挽回できると言わんばかりに。だがアスカロンにとって、それらの粛正は過去の出来事を再び噛みしめているだけであり、そしてそれは彼女をより深みへと誘う混乱に過ぎないことを、我々ははっきりと理解している。
バベル内部の分裂をつなぎ止め、ロドスが進むべき道を定める役割は、アスカロンこそが唯一の人選だった。しかし、だからと言って彼女が混乱に陥っていくのを見て見ぬふりはできない。ロドスは一時の安全を確保できたし、アーミヤを標的とする脅威も排除され、未来には多くの新しい物事が待っている。となれば、彼女一人だけを過去に残していくわけにはいかないのだ。たとえそれが……彼女自身の望みであっても。

【音声記録】
アスカロンを呼び戻すつもりだ。彼女が過去に浸ったままでいるのをこれ以上見過ごせない。立ち上げられたばかりのロドスには、彼女を必要とする仕事が山のようにある。それらの仕事が、目標や信仰……そして生活のリズムを取り戻す一助になってくれればと思う。
私もテレジアも、彼女が兵器になるのを良しとしなかった。しかし戦争の中で、彼女は結局私たちにとって最も望ましくない姿へと変わってしまったんだ。
だが、たとえ兵器であっても、振るわれる以外の価値を見出されるべきだと思う。
――109■年■■月22日、ケルシーから■■■へのメッセージより
認めよう、ドクター。私はお前を疑っていた。
お前がテレジア殿下の暗殺を計画し、刺客を艦内に引き入れたのではないかとな。
証拠はない。しかし、調査が滞れば滞るほど、お前への疑念は深まっていた。
一連の出来事から徹底的に身を隠し、一切痕跡を残さずにいられるのは、お前だけだからな。この報告書には、私が今まで集めたすべての資料が含まれている。いくつか空欄が残っているが、そこにお前の名前を書き記すべきか否かは、今も分からない。
見たければ見て構わない。今となっては答えなどもう重要ではないが、もしこれでお前に一つの答えを提示できるのなら、それも悪くないだろう。
正直に言おう。最初は確かにお前を監視することで、私の疑念を証明し、殿下の仇を討つつもりだった。だが、それはS.W.E.E.P.立ち上げの理由ではない。時間を割いて当時の会議の音声記録を聞いてみれば分かるだろう。S.W.E.E.P.は、ただロドスを殿下の望む航路へと向かわせるためだけに存在しているんだ。
ロンディニウムから戻って来たお前を見ていると、その一挙手一投足でもって、ロドスを率いて進み続ける準備ができたと物語っているかのようだ。
一つだけ注意をしておく。もうそれ以上自らの過去を尋問するのはやめておけ。そんなことをしても、お前の問いかけがそのまま返ってくるだけだ。過去に留まる者は二人も必要ない。お前たちが十分に遠くまで進むことができたならば、それは私との別れを意味する。私はここに残り、かの時代を、かの歴史を終わらせるつもりだ。
すべての過去と、すべての恩讐を、私で終わりにするんだ。
心配するな、別れの日はまだ遠い。
太陽の下では、影はそばから離れない。そして闇の中では、影はすべての場所に潜む。
お前が必要とするのなら、私はいつでもそこにいる。
――アスカロンのメッセージ
「変節者、『魔王』の所在を知った者、アーミヤをカズデルに連れ帰ろうとした者たちは……これで最後だ。バベルの過去はもう二度とロドスに付き纏うことはない。これが新たな始まりとなるだろう。」
「君はやはり全く動じないのだな。」
「動じるもなにも、お前の指示を受けてこうしているんだろう、ケルシー。」
「だが、君は過去の所持品をすべて焼却し、君を知る者たちを、ほとんど自らの手で殺めたんだ。」
「君が他者に残してきた記憶が、君自身によってことごとく抹消されているのに……」
「そんなものは不要だ、ケルシー……私は誰かの記憶に生きる必要などない。」
「……彼らが永遠に私の記憶の中に生きていてくれたら……それでいい。」
HP
1823
攻撃力
954
防御力
373
術耐性
30
配置コスト
21
攻撃間隔
3.5 秒
ブロック数
0
再配置時間
70 秒

素質

  • 死絶の問拷
    通常攻撃が敵に以下の効果を付与:25秒間、移動速度-18%、1秒ごとにアスカロンの現在の攻撃力の10%に相当する術ダメージを受ける(最大3回まで重複可能)
  • 喰光の残影
    攻撃速度+8、自身の隣接4マスに高台がある場合、さらに+6

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • 追襲
    自動回復自動発動
    初期SP
    4
    必要SP
    7
    次の通常攻撃時、攻撃力が210%まで上昇し、2回連続攻撃する
    3回チャージ可能
    atk_scale
    2.1
    cnt
    3
  • 恩賜
    自動回復手動発動
    初期SP
    15
    必要SP
    20
    継続時間
    35 秒
    攻撃力+130%、攻撃範囲内の地上にいる敵全員の移動速度-60%、対象が撃破される際、その周囲にいる敵全員に第一素質の効果を付与する
    atk
    1.3
    move_speed
    -0.6
    range_radius
    1.3
  • 降臨
    自動回復手動発動
    初期SP
    35
    必要SP
    45
    継続時間
    45 秒
    攻撃範囲拡大、攻撃力+50%、攻撃間隔がかなり短縮する。攻撃範囲内の地上にいる敵の物理・術攻撃の命中率-50%。敵に攻撃されやすくなり、敵の攻撃が外れるか、自身が回避に成功した時、HPが最大値の8%回復する
    base_attack_time
    -1.5
    atk
    0.5
    taunt_level
    2
    attack@hp_ratio
    0.08
    attack@damage_hitrate_physical
    -0.5
    attack@damage_hitrate_magical
    -0.5

モジュール

  • ORIGINAL
    アスカロンの記章
    アスカロンは身を潜め、敵を待ち伏せし奇襲する戦術に秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては特殊オペレーターとして区分し、潜伏者の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • AMB-X
    「無形、無情」
    STAGEステータス強化説明
    1
    • HP +180
    • 攻撃力 +15
    潜伏者の特性
    攻撃範囲内の敵全員を同時に攻撃
    物理回避、術回避が50%上昇
    敵に狙われにくい
    攻撃範囲内の敵全員の移動速度-20%
    2
    • HP +230
    • 攻撃力 +33
    死絶の問拷
    通常攻撃が敵に以下の効果を付与する:27秒間、移動速度-18%、1秒ごとにアスカロンの現在の攻撃力の11%に相当する術ダメージを受ける(最大3回まで重複可能)
    3
    • HP +270
    • 攻撃力 +53
    死絶の問拷
    通常攻撃が敵に以下の効果を付与する:30秒間、移動速度-18%、1秒ごとにアスカロンの現在の攻撃力の11%に相当する術ダメージを受ける(最大3回まで重複可能)
    暗殺者は指を折り曲げ、指先で手のひらに軽く触れる。鋭い刃は熱く照りつける日光のもとで鞘に沿って滑り出し、細かく小さな光の粒が刃とともに鞘の縁から剣先へと落ちていく。その様はまるで、溶けた鉄が音もなく鋳型に流れ込むようだった。
    熱波と、静寂。
    その静寂は、腐食羽獣の鳴き声によって破られた。烈日のもとを独り行くサルカズの老人が顔を上げると、峡谷の頂から霧が押し寄せてくるのが目に入る。駄獣はいなくなり、峡谷も見えなくなってしまった。日光のもとに唯一残された影のみが、常に熔炉を凝視し続けてきた老人の両目にまた一層灰色を被せてくる。
    間もなく、刃が彼の胸を離れた。そして次の瞬間、刺し貫かれた胸腔は血で満ちて、干乾びた大地の上で老人を溺死へと誘う。カズデルでは、こういった緩やかな死は一種の残酷な刑罰として用いられてきたことを、彼はまだ記憶に留めていた。彼は、このまま熱砂の上に仰向けに倒れ、駄獣の困惑した目に見守られながら最期を迎えるのだろうと思っていた。しかし暗殺者は、すぐさまその場を立ち去ることはせず、片膝を地面について老人の背を支えた。
    「あぁ……お前だったか。」
    老人の顔に刻まれた皺が次第に緩んでいく。彼は、その目をまだ覚えていた。あの時、熔炉の炎から視線を移したときに見た、将軍の傍らに立っていた少女だ。その少女はまだ幼かったが、戦士の目と、嵐を引き裂く手を持っていた。それから将軍は、彼女のために剣を鍛えてやれと仰ったのだ。
    「もう一度、それを見せてはくれぬか?」彼女は老人の懇願する目を見た。「先ほどは……よく見えなかったものでな。」
    暗殺者は視線を自身の腕へ移した。あの死士たちのことを彼女は今なお覚えている。彼らの優れた装備は、軍事委員会が支配下に置いた武器工場が与えたものだったが、しかし……彼女は老人の胸の前に手を差し出した。あの死に向かう無敵にして捨身の者たちは、万全の備えをしていた。カズデルの最も優れた職人が、彼らのために王殺しの刃を鍛えたのだ。
    暗殺者は指を折り曲げ、指先で手のひらに軽く触れる。鋭い刃は熱く照りつける日光のもとで鞘に沿って滑り出し、細かく小さな光の粒が刃とともに鞘の縁から剣先へと落ちていく。その光の粒に、老人は指を滑らせた。彼はその粒の正体が、攻撃を受け止める度に、刃を交える度に、刀身に残された傷だと知っていたのだ。それは、そのいずれかに彼の血が染み込んでいると、訴えかけているかのようだった。
    「わしがそれを打った時……溶炉の炎が告げてきた。いつの日か、その刃はわしの命を奪うだろうと。だが……将軍の依頼を、反故にはできぬ。」老人は上体を起こし、苦しげに息を吸って顔を見上げ、暗殺者の目を覗き込んだ。
    「お前はどうなのだ?日光の下に潜む影よ。お前のこの粛清は……誰に与えられた、任務なのだ?」
    暗殺者は答えなかった。彼女は手で老人の目を覆うと、隠し刀で彼の喉を掻き切った。腐食羽獣が峡谷の頂から空を旋回しつつ降りてくる。羽獣たちは切り立った崖の影を覆い尽くし、互いの羽毛で嘴を磨き上げていた。
  • AMB-Y
    「アスカロンの瞳」
    STAGEステータス強化説明
    1
    • 攻撃力 +55
    • 防御力 +25
    潜伏者の特性
    攻撃範囲内の敵全員を同時に攻撃
    物理回避、術回避が65%上昇
    敵に狙われにくい
    2
    • 攻撃力 +70
    • 防御力 +45
    死絶の問拷
    通常攻撃が敵に以下の効果を付与:25秒間、移動速度-18%、1秒ごとにアスカロンの現在の攻撃力の10%に相当する術ダメージを受ける(最大3回まで)。この効果を付与された敵が倒された際に、アスカロンのHPが最大値の5%回復
    3
    • 攻撃力 +80
    • 防御力 +60
    死絶の問拷
    通常攻撃が敵に以下の効果を付与:25秒間、移動速度-18%、1秒ごとにアスカロンの現在の攻撃力の10%に相当する術ダメージを受ける(最大3回まで)。この効果を付与された敵が倒された際に、アスカロンのHPが最大値の10%回復
    精巧な作りの「加湿器」が、いつの間にかデスクに置かれていた。クロージャによると、アスカロンが置いたものだという。
    もくもくと立ち上がる水気はまるでアスカロンの瞳だ。彼女のアーツはよく知っている。この部屋にわずかでも異変が生じれば、あの暗殺の名手は三秒もしないうちにこの加湿器から飛び出してくるだろう。
    しかし彼女はなぜこのような「プレゼント」を寄越してきたのだろうか。あなたを守るため?それとも監視のため?どちらにせよ、このような道具の助けがなくとも、アスカロンであれば一人の人間を容易に監視できることをあなたはよく知っている。この謎の装置が突然設置されたことが意味するものは、実際の機能よりも警告の意味合いがはるかに大きいのだろう――いつも見ているぞ、と。あなたはいくらか無力感を覚えた。しかしロドスで起きたあの痛ましい事件以来、彼女がもう一度あなたに注目するのは、あらゆる意味でもっともだった。
    あなたは彼女と共に経験したことを思い出した。とても以心伝心と呼べる関係ではなかったかもしれない。初めの頃の彼女は常に警戒心を露わにしていた。ヴィクトリアの戦場では、何度も命を省みずにあなたが窮地から脱せるよう護衛してくれた。そして比較的平穏だった三年間を経て、彼女はようやくあなたが良く知る人物となった。
    ロドスと長くともに歩んできたオペレーターの中でも、アスカロンはおそらく最も謎に包まれた人物の一人だろう。彼女はロドスの影であり、ロドスを守る刃である。あなたはエリートオペレーターたちの口伝てに彼女の過去を拾い集め、作戦記録の一つ一つから彼女の決意を感じ取ることしかできない。いずれにせよ、あなたはいつでもアスカロンを信じている。あなたとロドスが彼女を求める時、彼女はどんな時でもそこにいてくれると。それは、彼女自身によって何度も証明されたのだから。
    しかし、彼女はあなた自身についてどう考えているのだろう?そろそろ皆と腹を割って話す頃合いかもしれない……
    「アスカロン。」
    あなたは加湿器に向かって小さな声で呼びかけた。
    一秒、二秒……そうして一分が過ぎた。しかし、アスカロンは加湿器から姿を現さなかった。ちょうどその時、誰かが事務室のドアをノックした。
    ドアを開くと、そこにはアスカロンが立っていた。手には何かの書類を持っている。
    「そろそろ頃合いだろうと思ってな。」そう言って、アスカロンは書類をあなたに突き出した。
    「S.W.E.E.Pの指揮権をお前に渡そう。これからS.W.E.E.Pはロドスの組織体系から独立した存在ではなくなる。どのような外勤や警備の任務に充ててもらっても問題ない。S.W.E.E.Pがいかにロドスに溶け込み、いかに他のオペレーターの前で振る舞うべきか、具体的なものはドクター、お前が決めるといい。」
    「なぜそうする?」
    「慎重に考えた末での選択だ。すでにアーミヤには報告したが、彼女からも異論はなかった。お前についても、私から直接説明してほしいと――」
    「我々は皆信じているのだ、鋭い刀は、全局を統べる指揮官の手に握られてこそ最大の働きができるとな。次こそ、我々は脅威を赤子のうちに絞め殺せるだろう。ドクター、今のロドスにお前以上の適任はいない――おい、ドクター。聞いているのか?」
    「あ、ああ。」
    「ただ少し考え事をしていたんだ……この加湿器は?」
    「Touchから貰った、医療部のちょっとした発明品だ。鎮静作用のある薬を入れれば痛みを和らげてくれる代物だが、通常の加湿器としても使うことができる。」
    「この土地の気候は乾燥しているから、皆の入り用だろう。アーミヤの所にも一つ置いてきた。Mon3trに必要かどうかはわからないが――ドクター、そんなに加湿器が気になるのか?」
    「……いや、気になることなんてないよ。」
    「ありがとう、アスカロン。」

基地スキル

  • S.W.E.E.P.責任者
    制御中枢配置時、訓練室で訓練を行っているオペレーターがいる場合、当該オペレーターの訓練速度+5%(同種の効果は高いほうのみ適用)
  • 情報中枢
    制御中枢配置時、全貿易所の受注効率+7%(同種の効果は高いほうのみ適用)