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プロヴァイゾ

補助タイプ — 緩速師
敵に術ダメージを与える
攻撃時、敵を一瞬足止め
  • KZ10
  • 遠距離
  • 弱化
  • 減速
/ 80
【コードネーム】プロヴァイゾ
【性別】女
【戦闘経験】なし
【出身地】カジミエーシュ
【誕生日】10月30日
【種族】クランタ
【身長】165cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。
【物理強度】普通
【戦場機動】標準
【生理的耐性】普通
【戦術立案】標準
【戦闘技術】普通
【アーツ適性】普通
プロヴァイゾ、本名はデーシュット。元はカジミエーシュロングレインズ法律事務所所属の弁護士である。今はロドスの後方支援部に所属しており、ロドスの法律顧問を担当している。
造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

【源石融合率】0%
鉱石病の兆候は見られない。

【血液中源石密度】0.12u/L
源石との接触は極めて少ない。
プロヴァイゾはロドスに来てすぐ、人事部に強い印象を与えた。それも当然だろう。入職初日からデスクにどっしりと腰掛けて、批判的な眼差しでサインすべき契約を隅から隅まで確認し、全てを見終わった後に非常に残念な面持ちで少々の賛美を込めて「問題らしい問題はなかったですね……」とつぶやくようなオペレーターなんて滅多にいないのだから。
そもそも、プロヴァイゾの履歴書を受領し、慣例である背景調査を行っていた時、人事部はデーシュット――のちのプロヴァイゾを受け入れるかどうかについてずいぶん悩んだ。
プロヴァイゾは先日まで、カジミエーシュで最も名の知れた法律事務所の一つである、ロングレインズ法律事務所に所属しており、事務弁護士としても、法廷弁護士としても経験を積んできた。弁護士として彼女がこれまで担当した案件はかなりの数にのぼり、その上一度も土をつけられたことがない。驚くべき戦績である。彼女が関わった案件の報告を調べたところ、プロヴァイゾは任された案件に対して、それが正義か否かにこだわることなく、ただ依頼者が最終的に勝利を収めるためだけに行動することが多く、勝つために用いた手段も、どうやらグレーなものが含まれているようであった。
ロドスからすれば、彼女は能力面において文句なしに優秀である。だがこのような弁護士が、果たして求める人間性を有しているかどうかが気になるところだった。
我々の質問に対して、プロヴァイゾは詳細に答えてくれた。まず彼女は、前職でのすべての事務処理を完璧に終えており、その点がロドスに影響を及ぼすことはないと述べ、次にメジャー期間におけるロドスの行動に興味を惹かれたのだとも話した。最終的にロドスを選んだ理由もそこにあったという。すなわち、ロドスは本当に何らかの善行を行っているように見える珍しい会社だったのだと。そして前職を辞めた理由としては、「星空を一度眺めた」からであると告げた。
「学生」から「社会人」への身分の転換は、ほとんどの若者にとって容易なことではない。プロヴァイゾにとってもそうだった。
新米弁護士としての初めての案件で、プロヴァイゾの指導を担当していた先輩は、彼女に勝ちたいかどうかを尋ねた。勝ちたいという答えを得た先輩は彼女に、とある重要な証拠品を、裁判の途中まで隠し通すように指導した。プロヴァイゾは言われた通り、裁判がある程度進んでから、「分析機関がつい先ほど新しいデータの解析に成功した」と宣言した。そして彼女の先輩はこれまで隠してきたもの――修復された会話の録音をプロヴァイゾに手渡した。これによって、プロヴァイゾは無事に証人の証言をひっくり返し、事件の責任を、巨額の現金を目撃したという秘書の方へ押し付けることに成功した。秘書はその場で罪状を言い渡され、罪を認めて入獄することになった。
「華麗なるデビュー戦の勝利」であると、事務所の誰もがそう評した。
のちの噂によると、件の秘書は獄中で突如それまで認めていた罪を全て否認し、血で綴った手紙で自らの潔白を主張したのだという。その後すぐ、彼の母親は自殺したという話もあった。プロヴァイゾがそういった「噂」を耳にしたのはかなり後のことだった。その時彼女はある取締役のために、収賄の嫌疑を覆そうとしていた。その取締役が資金移動を行った記録を見ると、受取人の多くは、件の秘書の上司であった。このことからプロヴァイゾは、自分が弁護士として初めて受けた案件には、きっと気付けなかった事情があったのだろうと鋭く察した。そのため、かつての案件の再審請求をしたいと先輩に申し出た。
しかしデスクの向こうに鎮座する先輩は、ただ冷たく彼女を見つめるだけで、何一つ言葉を発しなかった。
プロヴァイゾは自分の学生時代、憧れで胸をいっぱいにして先輩の弁護する姿を見学した時のことを思い出した。当時の先輩は被告である取締役の弁護士でありながら、ずっと原告である職員のために弁を振るっていた。そして最後には、傍聴席に深々とお辞儀をして、「公正を守るために」と言っていたのだ。
プロヴァイゾはそれ以上何も言わなかった。全力で取締役への嫌疑を晴らし、訴訟に勝利して大量の報酬を手に入れた。そしてその金を匿名で秘書の妻宛てに振り込み、以降二度とその件を話題に出すことがなかった。
「あの氷の男ムリナール氏」と、プロヴァイゾはいつもムリナールをそう呼んでいる。だがその一方、ムリナールは見た目ほど冷徹な人間ではないとも我々によく言っている。二人が知り合った当初、ささやかな会話を行ったことがあるという。
当時彼らは偶然出会い、ロックヴィル村に向かって同道していたそうだ。そして彼らの前に現れた唯一の通行路にかけられた素朴な木橋には、重たい薪を背負った老人が歩いていた。老人が一歩一歩ゆっくりと渡っている時に、プロヴァイゾは体を休めるために手足をほぐしながら周りを見渡していた。老人が背負っている薪はいったい何ヘラーの稼ぎになるのだろうと、独り言をこぼしながら。
プロヴァイゾは、その場でさらに考えを巡らせた。数日前、彼女はある取締役のために裁判で勝ち、高額報酬を受け取ったばかりだった。裁判のための証拠集めの最中に見てはいけないものをたくさん見てしまったということを、彼女自身よくわかっていた。受け取った報酬が予定をずっと上回っていたのは、そのことについて黙っていろという意味であることも。プロヴァイゾは、守秘義務をきちんと遵守すると依頼人に約束した。しかしバーでのお祝いから家に戻った時、セキュリティが万全なはずの自宅で、裂かれて吊るされた弁護士服を目の当たりにしたのだった。彼女は慌てたが、同時に安堵もした。依頼人による脅しはこれで終わりで、吊るされたのは服だけであって自分自身ではないからだ。そして同じようなことを、彼女はすでに十数回は経験していた。そのせいで、のどかな田園風景を見た時、最後の隠れ家としてここで不動産を押さえてしまおうか、契約書にどう細工すればここが見つからずに済むか、そんな具体的なことまで考えたくらいだった。
プロヴァイゾはそこでいったん話を中断し、しばらくしてロックヴィル村に向かった時の話に戻った。
考え事をしていたため、自分が思わず口走った質問に気付きさえしなかった。しかし暫しの沈黙後、ムリナールは急にある数字を口にした。プロヴァイゾは、その時ずいぶん驚いたと述べていた。答えを口にしたムリナールはいかにも煩わしそうな、悲しそうな表情に見えたが、なぜ彼が急にその質問に答えたのか、彼女にはわからなかった。しかし昼間の仕事を終えたプロヴァイゾは、田んぼに一つの人影を見た――あの時の老人がようやく長い田舎道を歩ききって、あたりが完全に暗くなった頃に村に戻ったのだ。その手に握られた小銭は、ムリナールが口にした数字とまるきり同じであった。
その時、プロヴァイゾは端末を手に、会社からの電話に出るつもりだったのに、なぜか老人が彼の自宅へとゆっくり入っていくのを見送ってから、ようやく通話ボタンを押したのだった。端末から担当者の声が聞こえた時、思わず震え上がってしまったのだと、彼女はそう語った。
「意向書」であって「契約」ではない、入札関係の書類に不備があり、作業量も正確に取り決められていない。こんなに穴だらけで目の前に出されて、私に賠償請求するなというのは、さすがに悲しくなりますよ。
言いたいことは分かっています。他の顧問たちからも、ロドスの基準を聞いています。ですが、営利を目的とした企業でありながら、結ぶ契約の内容を詳しく審査もしてないだなんて、あってはならないミスなんです。ロドスの法律顧問として、ロドスの味方をするのは当たり前ですよ。
もし私が相手企業の顧問だったら、ですか?
それはもう当然、向こうの利益のためにロドスの粗をくまなく探し出しますよ――もし本当に私が訴訟を起こしたら、結果はどうなんですかねぇ。
ええ、弁護士ですよ。
とはいえ、ただの弁護士ですから。法廷で、両当事者は各自にとって有力な証拠を出して、主張の正当性が足りない方が負け。法律とはこのように簡単なものなんです。
私が信じるものは何なのか、ですか?
……ちょっと!
よく見てください、今提出しようとしている訴訟で訴えられる会社は、どれもあなたがおっしゃるような「いいやつ」ではありませんよ。この会社は数年前に感染者社員虐待の件で炎上したところで、こっちは大量の長期社員たちを退職させました。そしてこちらに関しては、労働者の死亡を隠ぺいしたという証拠をつかんだのです。
今ロドスで働いている以上、あなたたちが何を成し遂げたいかくらいは分かってます。それに、感染者関連の法律はここ数年に制定された数種類しかないです。不完備なところはいくらでもあります。一文字一文字研究し尽くされて、どの字面を取っても無数の解釈があり得る商業法律に比べて、この上ないほど簡単なんです。
ですから、どうか信じてください。最善を尽くして、あなた方の許容範囲内でお助けしますから。
いかがでしょうか?私に任せてみませんか?
あいつらから搾れるだけ搾り取ってみせますよ!
ある調停が終わった後、満足した依頼人は柔らかいソファのクッションに体を沈め、手にしたワイングラスを揺らしながら目の前にいる弁護士に問いかけた。「デーシュット嬢。あなたのような方がいてくれると、法律は我々のお守りも同然ですね。」
そう言った依頼人は、何やら諂いの言葉が返ってくるのを期待しているようだった。
「ならば、なぜいっそあの取締役を殺して、会社を直接我が物にしなかったのですか?」
「まさか忍びないとかお考えになったわけではありませんよね。会社全体を丸っと手に収めたばかりなのですから。明日の朝ニュースは、取締役たちが破産して憔悴しきった顔が一面に載るでしょうし。」
依頼人は驚いた。
「あなたができることはここまでだと、法律が定めています。」デーシュットもワイングラスを揺らした。「無礼を承知で言わせてもらいます。あなたは少なくとも法律という存在を意識していらっしゃいますよね?」
「それならば、少なくとも、少なくともですよ。彼らの弁護士は彼らが生きていけるための賠償金くらいは請求できるでしょう。法律はあなたが利益を獲得するのを保障すると同時に、彼らの命も守ることがきでます。何もかもが、最悪までには至りません。」
「それに、私もしっかり稼げますしね。」
HP
1298
攻撃力
578
防御力
102
術耐性
20
配置コスト
15
攻撃間隔
1.9 秒
ブロック数
1
再配置時間
70 秒

素質

  • カジミエーシュの法律家
    攻撃速度+10。配置中、ランダムな味方【カジミエーシュ】に同じ効果を付与

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • 訴訟提起
    自動回復自動発動
    必要SP
    5
    次の通常攻撃時、攻撃力の300%の術ダメージを与え、特性による足止めの効果時間をやや延長する
    3回チャージ可能
    atk_scale
    3
    sluggish
    1.6
    ct
    3
  • 論理展開
    自動回復手動発動
    初期SP
    15
    必要SP
    25
    継続時間
    10 秒
    攻撃範囲内の敵全員に攻撃力の350%の術ダメージを与え、10秒足止めし、一部の特殊能力を無効化する
    自分の通常攻撃の間隔を超大幅に短縮
    atk_scale
    3.5
    sluggish
    10
    silence
    10
    base_attack_time
    -1.1

モジュール

  • ORIGINAL
    プロヴァイゾの記章
    プロヴァイゾは敵の牽制に秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては補助オペレーターとして区分し、緩速師の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • DEC-X
    デーシュットの卒業祝い
    STAGEステータス強化説明
    1
    • HP +90
    • 攻撃力 +30
    緩速師の特性
    敵に術ダメージを与える
    攻撃時、敵を一瞬足止め
    攻撃範囲内に敵がいる時、SPの自然回復速度+0.2sp/秒
    2
    • HP +110
    • 攻撃力 +40
    カジミエーシュの法律家
    攻撃速度+10、攻撃力+5%。配置中、ランダムな味方【カジミエーシュ】に同じ効果を付与
    3
    • HP +120
    • 攻撃力 +45
    カジミエーシュの法律家
    攻撃速度+10、攻撃力+8%。配置中、ランダムな味方【カジミエーシュ】に同じ効果を付与
    デーシュットの『カジミエーシュの現行法律と商業資本の対立、講和及び想定され得る未来』は鋭い観点を持ち、論証も正確で、理論の深さと実践の価値を両立した紛れもなく極めて優秀な論文だと言えよう。しかし彼女に法学部の優秀卒業生という栄誉を授与すべきかについては、私と他の教授たちとでひと悶着あった。
    教鞭を執り始めて数十年、その胸に大志を抱く学生は幾度となく見てきた。彼らが誓いを立てるために法典の表紙を押さえる指は少し震えていても、決意を秘めた真摯な目は燃えるように輝いているものだ。
    進路を変えたり、道を見失う学生もまたよく見てきた。彼らは資格認定試験に現れる「強盗が威嚇目的により被害者の腕部に擦過傷を負わせ、その結果被害者が持病の造血機能障害により血が止まらず死亡した場合、いかなる量刑に処すべきか」のような馬鹿げた設問に戸惑いを覚え、それからさらに、覚えなければならない知識と実際に使う知識が今のカジミエーシュではあまりにも乖離しているという事実に驚愕するのだ。
    法典の条文は明確であっても適用範囲が狭く、競技場や商店街の成長スピードに追い付けていない。「道具論」と「目的論」の論争が行われるのは教室の中でのみであり、法律を現実に適用する際には個々の解釈や補足、模範的な判例に頼っているのが現状……空白とも呼べる法の形態こそが、カジミエーシュの法制度の真実なのだ。この事実は我々老人にすら容易く呑み込めるものではなく、若者たちにとってはなおさらであろう。
    デーシュットは非常に優秀な学生だ。かつて彼女に、学校に残ってさらに高度な学問を修めるよう勧めたことがある。より多くの知識の積み重ねと、弁証法的思考により、彼女の聡明な頭脳はさらに磨きがかかるはずだと。しかし彼女は、一刻も早く実践の中で力を発揮することを望んでいた。件の論文を執筆するよりも前に、彼女は既にロングレインズ法律事務所の正式な採用通知書を受け取っていた。彼女の実習に先んじて私は彼女の指導を担当するシニア弁護士に、世間知らずな学生をどうかよろしくお願いますと声をかけた。しかし先方が言うには、デーシュットは法律事務所によく「適応」しているそうだ。端的で的確なアドバイスを行い、訴訟を優位に推し進めてくれている。だからそう心配することはありません、と。
    デーシュットは素晴らしく聡明であると同時に、少し融通が利かなすぎるきらいがある。彼女と他の多くの学生の最大の違いが、それだ。法律を用いて心理を追求せんとする執着が、彼女の優秀な成績を支えている。しかしまだ彼女には「答えが見つからない」ことへの心構えと準備がない。教師には学生の未来を決める権利はない。できるのはその背中を見送り、前途を祝福するのみだ。
    大騎士領のきらめくネオンの中で、道を見失う若者は多い。どうか彼女がその一人とならないことを、祈るしかない。
    ……

    ――デーシュットの指導教員、ワールブルツ教授の法学部優秀卒業生内部評議会における発言より抜粋

基地スキル

  • 契約法
    貿易所配置時、次に受注する金属オーダーの納品数が4を下回るならば、違約オーダーと見なす
  • 違約金請求α
    貿易所配置時、次に受注する金属オーダー違約オーダーならば、純金の納品数が+1追加される
    違約金請求β
    貿易所配置時、次に受注する金属オーダー違約オーダーならば、純金の納品数が+2追加される