• Shamare
  • 巫恋
  • 샤마르

シャマレ

補助タイプ — 呪詛師
敵に術ダメージを与える
  • R148
  • 遠距離
  • 弱化
/ 80
【コードネーム】シャマレ
【性別】女
【戦闘経験】なし
【出身地】シラクーザ
【誕生日】10月29日
【種族】ヴァルポ
【身長】138cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、感染者に認定。
【物理強度】普通
【戦場機動】標準
【生理的耐性】普通
【戦術立案】標準
【戦闘技術】普通
【アーツ適性】優秀
シラクーザ地区の怪談や都市伝説として語られ、広く知られている少女。調査の結果、都市伝説となった原因は彼女のアーツの暴走によるものだとわかった。その後ロドスに収容された彼女は、鉱石病の治療を受けると同時に、アーツを制御する力を養うため、オペレーターとして軽めの任務に参加することが認められている。
造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果においても、同じく鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

【源石融合率】9%
年齢がまだ若く、体表には明らかな源石結晶の分布は確認されていない。

【血液中源石密度】0.23u/L
長い間無自覚に源石環境下で生活していたため、防護措置が足りず、適宜治療も行われていなかった。

上記の数値を成人の基準で判断すれば、彼女の病状はコントロール可能である。しかし彼女はまだ若く、感染した時期も早かっため、アーツが暴走する傾向にある。より多くの注意を払う必要があるだろう。
「あの島は恐怖に満ちており、生者と死者の間には扉一つしかない。」「彼らは全員、不可解な痛みに苦しんでいる。引っかき傷、刺し傷、火傷……犯人を見た者は一人もおらず、なぜそうなったのかは誰も知らない。」「あの島は呪われている。その主や使用人もそのせいでみんな狂った。」「あそこで一夜を過ごした者は、陸地まで乗せてほしいと船乗りに縋り、ただひたすら泣き喚く廃人と成り果てる。船乗りが拒むと、暴力を振るわれる。そのせいで長きに渡って、あの島に近づこうとする者はほとんどいない。」
上記に類する噂は、シラクーザ西部のとある湖を囲むように建てられた町で、ある時期に広まっていたものである。古くから伝わってきた伝説ではなく、三、四年の間に、湖の中心にある屋敷で発生した怪奇現象をまとめたものだ。この「呪われた島」を踏破した勇敢な調査員と探検愛好家は、島の所有者と血縁関係があると思われる一人の少女と、現地に見捨てられ、ショックを受けていた数名の使用人を連れ帰ったという。
呪いの真実は、想像よりも単純なことであった。 高級別荘地として競売にかけられた島の地下――畑を耕しただけで掘り当てることができるほどの深さ――に、肉眼でも確認できる多数の活性化源石があったのだ。長期に渡り源石に接していた少女は、無意識のうちにアーツの力を開花させたと同時に、生活用水や飲食、傷口との接触などによって鉱石病に感染し、アーツの制御をできずにいた。この状況を知った我々はすぐにシャマレをロドスに移送し、治療と管理を行った。地元住民は疫病神を送り出したかのように安心したが、彼女はあくまで、この事件の被害者の一人である。
注意すべきなのは、シャマレはアーミヤよりも幼い子供であることだ。そして彼女の暴走したアーツは、彼女の感染者としての境遇よりもはるかに特殊なものである。他人の精神に影響を与えるアーツは、たいてい本人にも大きな負担をかけることになるため、調査は慎重に行い、万全に記録を残しておく必要がある。
シャマレの性格は明らかに異常と言えるだろう。その理由は三つある。一つ目は、彼女が同年代の子供と比較してあまりにも無口で、物事に対して無関心なこと。二つ目は、彼女が手に持つ、ぬいぐるみの「モルテ」を通して自分の意思を表現すること。そして三つ目は、彼女が変わった物事に興味を示し、奇妙な語彙を使って独り言を言うことである。当初医療スタッフはこれを、若い感染者特有の症状だと考えた。しかし彼女の世話をしていた使用人に尋ねると、そうではないとわかった。周りの多くの人々は、奇怪な噂を信じていたわけではなく、真実を知った上でなお、彼女に対して純粋な恐怖と悪意を抱いていたのだ。買い出しで島を出る際は毎回船乗りに頭を下げ、買い出し中も町では呪いの元凶の共犯者と差別され辛い思いをしてきた彼らには、罪悪感を感じることこそあれ、彼女に対する負の感情を手放すことはできなかったのだ。
さらには真実を知らない町の住民の影響により、長年彼女の世話をしていた使用人たちまでも同じような目で彼女を見ていた。これが彼女の性格を歪めてしまったのである。彼女がそんな周囲の環境から受けた影響は、鉱石病そのものの被害をはるかに超えているに違いない。
シャマレの日頃の言動について、気になる点が多々ある。例えば彼女は、いつの間にかぬいぐるみを縫い直し、いつの間にか服を焦がしている。彼女はこれらの現象を悪霊や「モルテ」の仕業にしている。当初、一部の若いオペレーターは彼女の言葉を信じていたが、次第に様々な超自然現象の真偽を疑うようになった。我々のアーツへの理解は、まだこの大地における全ての謎を解くに至らないが、未知なることを安易に「呪い」と解釈するのは望ましくないことだ。我々は幼い彼女への影響を考慮し、各オペレーターが平常心で彼女と向き合うことを望んでいる。また彼女の周りで起こった数々の怪奇現象について、我々は理性的に捉え、それらが解明できることだと信じるべきだ。

補足:現時点では、彼女本人とそのアーツに関する謎はまだ解明されていない。しかし我々は信じている――というよりも信じざるを得ない――全ての怪奇現象はアーツによるものであると。だが今振り返ると、シラクーザのあの湖を巡る噂や都市伝説は、解明されている彼女のアーツのタイプとは多くの相違点がある。真実は……まだ遠い。
シャマレの過去は不幸に満ちているが、彼女のアーツを理解すればするほど――本人には申し訳ないが――彼女に対する好奇心が、同情心を圧倒してしまうのだ。当初我々は、「占い」や「呪い」などの表現は、あのような環境で生活する彼女が創り出した一種の自己欺瞞だと考えていた。あるいは無意識にアーツを使い、周囲の人を傷つけたという状況を受け入れるために、悪霊というかりそめの存在が必要だったのだろうと。
しかし彼女が任務で見せた能力やアーツの調査データによると、彼女のアーツは他人の精神に強い影響をもたらすほか、「モルテ」を通してアーツを発動することで、結果的に敵に物理的なダメージを与えることができるそうだ。だが、精神攻撃が相手の脳の機能を乱し、最終的に皮膚の亀裂や出血に繋がるということがあり得るのだろうか?この仮説は広く支持されているが、現代アーツ研究の観点から見ると、あり得ないのではないかと思う。また、彼女の予言や占いは時には驚くほど正確だ。例えば先日、我々がこっそり「モルテ」の内容物を源石繊維の充填物から普通の棉に変えた後、彼女は不機嫌そうに我々数人のその後の不幸を予言したのである――座った椅子が崩れ落ちたり、通りすがりの見知らぬサンクタ人にぶつかって吹き飛ばされたり、割れた試験管の破片が手に刺さったり――それらが全て、本当に起きたのだ!私の頭のあざが見えるだろう――え?彼女の精神攻撃を受けたからそうなったのではないかだと……?
そ、そんなことがあるだろうか?そう、患者のことは信頼しなければならない!彼女が自身のアーツを制御できない時があるとしても、研究員の誰にも気づかれないまま、我々に影響を与えるなんてあり得ない!少なくともレコーダーには何も記録されていない!
それより、一体誰があの異様な充填物を彼女に与えたのか?彼女に源石製品を渡すことはとても危険なのに――承認したのは私?私……あれ?
HP
1728
攻撃力
473
防御力
105
術耐性
25
配置コスト
12
攻撃間隔
1.6 秒
ブロック数
1
再配置時間
70 秒

素質

  • 潰敗への誘い
    攻撃範囲内のHPが40%未満の敵に30%の脆弱状態を付与する

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • 不治の呪い
    自動回復自動発動
    必要SP
    70
    攻撃力+60%、素質の被ダメージ上昇効果を1.8倍まで上昇
    退場まで効果継続
    scale_delta_to_one
    1.8
    atk
    0.6

    呪いの人形

    ダメージを受けない
    HP
    1000
    攻撃力
    100
    防御力
    0
    術耐性
    0
    配置コスト
    5
    攻撃間隔
    1 秒
    ブロック数
    0
    再配置時間
    5 秒
  • 呪いの人形
    自動回復自動発動
    初期SP
    10
    必要SP
    30
    「呪いの人形」1体が配置可能になる(上限1体)
    「呪いの人形」の周囲の敵全員の攻撃力と防御力<@ba.vup>-50%、配置から15秒後消滅する
    atk
    -0.5
    def
    -0.5

    呪いの人形

    ダメージを受けない
    HP
    1000
    攻撃力
    100
    防御力
    0
    術耐性
    0
    配置コスト
    5
    攻撃間隔
    1 秒
    ブロック数
    0
    再配置時間
    5 秒
    呪いの人形
    パッシブ
    継続時間
    15 秒
    効果範囲内の敵全員の攻撃力と防御力-50%
    atk
    -0.5
    def
    -0.5

モジュール

  • ORIGINAL
    シャマレの記章
    シャマレは呪いを操って敵を弱らせることに秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては補助オペレーターとして区分し、呪詛師の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • UMD-X
    布製のリンゴ
    STAGEステータス強化説明
    1
    • 攻撃力 +10
    • 防御力 +15
    呪詛師の特性
    敵に術ダメージを与える
    対象に10%の虚弱効果を2秒間付与する
    2
    • 攻撃力 +20
    • 防御力 +25
    凶兆を宿し者
    配置から15秒後、敵に狙われにくくなる
    3
    • 攻撃力 +30
    • 防御力 +35
    凶兆を宿し者
    配置から10秒後、敵に狙われにくくなる
    「この子、リンゴが欲しいんだって。」
    「聞こえないの?一つだけで良いからリンゴが欲しいんだって。」
    気に留める者は誰もいなかった。
    彼女は伸ばされた腕を見やった。痩せこけ、血色のない不健康な肌の色をしていたが、その持ち主は彼女とさほど変わらない年齢の女の子だった。ちょうどリンゴが一つ乗るくらいの大きさの手のひらを、握ったり開いたりしている。
    周囲の人々が女の子に向ける感情を、彼女ははっきりと理解できた。普段彼女に向けられる感情を不安や恐怖と呼ぶのならば、女の子に向けられている感情は無関心であった。より正確に言うと、そこには僅かばかりの嫌悪感が入り混じっており、その人間の形をした身体は最初から自分たちとは別の生き物だといわんばかりだった。
    「アンタ、リンゴを食べたことあるの?」彼女からの問いかけに、女の子は首を横に振った。
    彼女もリンゴを食べる機会はあまりなかったが、そのおいしさは知っていた。使用人がごく稀に買ってきて、彼女に近づかないように入り口へと置いていくことがあるからだ。
    一方で、この女の子はひょっとすると、リンゴを遠くから見たことがあるだけか、あるいは通行人の会話の中から漏れ聞いたことがあるだけなのかもしれない。
    彼女は少し考え込んでから、同行しながらもまるで近付いてこようとしない使用人のほうを見た。そして使用人に近づくと、勇気を振り絞ってこう告げた。
    「アタシ……リンゴが欲しいんだけど。」
    脅すわけでも呪うわけでもなく、ただほかの人がするのと同じように、自分の思いをそのまま伝えてみた。
    しかし使用人は手を震わせながら目を見開くと、叫び声を上げて一目散に逃げていってしまった。

    その数日後、町では「島の少女がリンゴを呪いの道具にしたらしい」という噂が出回り始めた。ロマーノ家の九十になるおばあちゃんが突然病に伏せったのも、ブチェラッティ家の長女がお嫁に行けないのも、すべてその悪辣な呪いのせいらしいと騒ぎになった。町民たちは呪いに満ちた島へとリンゴが届けられないよう、リンゴは元より、形の似たものまですべてを隠すようになった。
    彼女は長い間待ち続けたが、リンゴが届くことはなかった。
    そしてリンゴが消えてしまったことで、自分は永遠にあの人たちと同じにはなれないのだと理解した。
    彼女はみんなとは違うのだ。
    「アンタたちなんて……悪霊に呪われてしまえ……」
    ある日、屋敷の使用人が掃除中、布で作られたリンゴを見つけた。それには釘が深く打ち込まれていた。
    使用人は先日買ったリンゴと最近絶え間なく続く頭痛を結びつけ、冷や汗で服を濡らした。
    そうして、屋敷の中で次々と布製のリンゴが見つかるようになると、ある恐ろしい噂が町中に広まった。
    「リンゴを持つ者には呪いが降りかかる。」
    たちまち町の人々はみんなリンゴを捨て始めた。箱一杯のリンゴが湖に沈められ、食べ頃に熟したリンゴが道ばたに投げ捨てられた。さらには町の名前を「リンゴなき町」に改名しようという意見まで挙がり、満場一致で可決された。
    ある真っ暗な夜、彼女は一人で湖の畔までやってくるとそこに流れ着いたリンゴを拾った。一口かじると、甘くみずみずしい果汁が喉に流れ込んできた。
    その日の眠りの中、彼女は久しぶりに素敵な夢を見た。道ばたに佇む女の子が真っ赤に熟れたリンゴを頬張る夢だった。

基地スキル

  • 裁縫α
    貿易所配置時、配置貿易所の高価値な金属オーダーの獲得率がわずかに上昇(勤務時間が確率に影響する)、1時間ごとの体力消費量-0.25
  • ひそひそ話
    貿易所配置時、自身以外の配属オペレーター全員の受注効率を0にする。自身以外の配属オペレーター1人につき、製造効率+45%。配属オペレーター全員の体力消費が1時間ごと+0.25