• Vigil
  • 伺夜
  • 비질

ヴィジェル

先鋒タイプ — 戦術家
攻撃範囲内で戦術召集点を指定し援軍を召喚できる
自身が援軍にブロックされている敵を攻撃する際、攻撃力が150%まで上昇
  • SR36
  • 遠距離
  • COST回復
  • 牽制
/ 90
【コードネーム】ヴィジェル
【性別】男
【戦闘経験】八年
【出身地】シラクーザ
【誕生日】1月15日
【種族】ループス
【身長】174cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。
【物理強度】標準
【戦場機動】標準
【生理的耐性】標準
【戦術立案】優秀
【戦闘技術】優秀
【アーツ適性】標準
シラクーザのベッローネファミリー最後のリーダーであり、同国の特別行政都市ヌオバ・ウォルシーニにおける市長候補の一人。テキサスを通じて、所属都市を代表しロドスとの協力関係を結んだ。
中距離戦闘に長け、様々な任務の中でかなりの知略とリーダーシップを見せている。
造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

【源石融合率】0%
鉱石病の兆候は見られない。

【血液中源石密度】0.13u/L
源石との接触は極めて少ない。
口数が少ないループスの青年。
彼は自分の立場を公にこそしていないが、シラクーザ出身であること、そして出自を隠す気すらないその格好から、たいていの人はおおよその想像がつくだろう。そのせいか、彼が初めてロドスに訪れた際は、顔を出した場所という場所が沈黙に覆われた。
しかし、事態がトラブルに発展する前に、その状況は迅速に解決されたという。
昼食の時、同じシラクーザ出身のキアーベがいつもの陽気な態度でヴィジェルに近づいたのだ。彼のそばにいたアオスタとブローカは見るからに困った様子だったが、周りの予想を裏切り、それが一触即発の状況を引き起こすことはなかった。ヴィジェルは穏やかにキアーベ一味とコミュニケーションを取ったのだ。
そしてその結果、なんとキアーベはヴィジェルの肩に腕を回して、キアーベ一味はヴィジェルを歓迎する、と周囲に宣言した。
当時その場にいたあるオペレーターはこう言っている。
「キアーベの性格を知らなかったら、あいつのほうが上なんだって信じちゃいそうなくらいだったよ。」
ヌオバ・ウォルシーニとの繋がりはロドスにとって予想外であるだけでなく、かなりのリスクも伴っている。
その理由はほかでもなく、この都市があまりにも独自の立場にあることだ。
ミズ・シチリアの承認を受けた特別行政都市であり、マフィアの定住と介入を許さない街。既存の権力から独立した都市がぱっと現れても、パニックや反発を生まない国など、大地を隅々まで見渡してもシラクーザのほかにはないだろう。
この都市は、まぎれもなくミズ・シチリアに認められた一つの未来の形であり、シラクーザに存在することを許された、彼女の権威への挑戦である。しかしそれと同時に、マフィアたちの切望の対象ともなる運命にあるのだ。
ヴィジェルは、医療関係の協力要請を理由にロドスを訪ねた。
ロドスはこうした政治的な団体との関わりを回避するのが原則だ。しかし、オペレーターであるテキサスがヴィジェルとペナンスを連れてケルシー医師の執務室に現れたのをきっかけに、事はそう簡単にはいかなくなった。
旧ウォルシーニでの出来事について、ヴィジェルは包み隠さずすべてを話した。彼が描いた未来のビジョンは、最終的にロドスを動かし、協力を実現へと導くに至った。
その後、彼がオペレーターになることを選んだのは、予想外ではあったが、定められた出来事なのかもしれない――その理由は、ロドスには各国家・階層の人々が集っていると気づいたことにあると彼は述べた。ロドスの人々とより多くのコミュニケーションを行い、学びたいというのだ。
シラクーザ以外のことを知ろうとする探求心を、ヴィジェルは隠しもしない。そんな彼の謙虚な姿勢もまた、大方のオペレーターに彼を認めさせることに寄与した。
そうしてヴィジェルは多くのオペレーターと親しくなり、彼らからの評判も上々である。
彼が来たことにより、キアーベが周囲に与えていたシラクーザ人のイメージが一変したとさえ言えるだろう。
当然ながら、そのせいでヴィジェルのロドスへの滞在時間は彼の立場で許される時間を大幅に超過してしまい、彼はしばしばそのせいでペナンスに叱られていた。
ヴィジェルとペナンスは、同時に艦内にいる時は必ず食事を共にしている。
ペナンスがロドスに来た時、ヴィジェルは何のてらいなく彼女を姉のような存在としてほかのオペレーターに紹介した。ペナンスはそれを直接認めることこそしなかったが、否定もしなかった。
ヴィジェルにとって、ペナンスの存在と彼女が追い求める理想が特別なものであることは間違いない。
「俺はマフィアの跡継ぎとして育てられた。だから最初は、ただファミリーがより繁栄していける方法と、己のやるべきことをより効率的に実現する手段を探していただけだったんだ。俺はそんなに高潔な人間じゃないからな。」ある日、ドクターとの雑談の中で、彼が変わったきっかけが話題に上がった時、ヴィジェルはそう笑った。「今思えば、まだテキサスファミリーへの粛清が始まっていなかった当時にも、クルビアのマフィアたちの力が強まるにつれ、彼らの考え方や手段が、少しずつシラクーザに影響を及ぼし始めていたんだろう。シラクーザのマフィアたちは多かれ少なかれ『文明的』になったし、俺も少なからず影響を受けていたしな。」
「本来、俺はファミリーの利益のためなら手段を選ばない人間になっていたはずだろう。だが、ラヴィニア……いや、ここではペナンスだったな。彼女もコードネームを気に入っているようだし……とにかく、親父がペナンスをファミリーの一員として加えてから、状況は変わっていったんだ。」
ヴィジェルは言葉を探すようにして、しばし沈黙した。「……その間、色々なことがあった。ペナンスと親父の言い争いも含めて、本当に色々なことが。そして結局、ペナンスは父が手配した裁判官という地位を受け入れることにした。これ以上のことは、俺の口から語るべきではないだろう。興味があれば、直接彼女に聞いたほうがいい。とにかく、今にしてみれば、俺はファミリーのドンになるために様々な知識を学ぶ中で、シラクーザの掟やクルビアの狡猾さだけでなく、ペナンスが決して諦めなかった公正をも学んでいたわけだ。」
「残念ながら、ディーマは早いうちから情報収集の任務を与えられて四方を走り回っていたせいで、ペナンスとはあまり関われずにいた。あいつも俺のように育っていたら、俺たちはああはならなかっただろうな。」ヴィジェルは一つため息をこぼした。「まあ、この話はもうやめておこう。」
「何はともあれ、俺にとってペナンスは尊敬に値する人だ。シラクーザのような環境の中で、彼女は自分の信念を貫き通していた。これは本当に難しいことなんだ。それに、俺は早くに母を亡くしているし、父は……関係こそ悪くなかったが、気軽に何かを共有できる相手ではなかった。だから……」そこまで語ると、彼は急にまた躊躇う様子を見せたが、結局は言葉を続けた。「小さい頃の俺にとって、彼女は姉でもあり、そして……」
「ヴィジェル、今いいかしら?新都市の計画について話があるの。それと、最近任務中調子が悪そうだって聞いたけど、まさか夜更かしをしているわけじゃないわよね?」そう遠くない所から、凛とした女性の声が聞こえた。間違いなく、ペナンスだ。
「あー……ドクター、先に失礼する。」ヴィジェルは立ち上がり、声が聞こえたほうに早足で向かっていった。小走りで近づき、弁解する彼の声が聞こえてくる。「任務の遂行には影響させてないぞ。」
その姿は珍しく、怖いものなしの少年のように見えた。
ヴィジェルには不安がある。
彼は、自分の準備が万端だとは思っていないのだ。
事実として、ルビオの死とダンブラウンの糾弾があの肝心な時に目を覚まさせてくれなければ、自分はきっと父が巻き起こした巨大な波に飲まれ死んでいただろうという確信さえしている。
だが、あの教会に立った時、彼は結局父に問いかけることができなかった。どうして自分を、ファミリーそのものを犠牲にしてでも、こんなことをしたのか……それを問うたところで、得られる答えは、きっと父がディミトリに伝える言葉と何一つ変わらないのだろうことを、ヴィジェルは知っているからだ。
何にせよ、最終的にヴィジェルはかつての兄弟分を裏切り、未だ夜明けの兆しさえ見えないイバラの道を選んだ。
ヴィジェルには怯えがある。
彼には、絶対に成功するという確信はないのだ。
ミズ・シチリアと向き合った時、ヴィジェルは玉砕するつもりでさえいたし、彼女と直接対面することなど予想だにしていなかった。何でもないような顔で彼女が投げかけてくる、命にかかわりかねない問いかけに対しても、ただ本音で答えることしかできなかった。その上ヴィジェルはミズ・シチリアに、自分の方法は未来永劫通用するような根本的な解決策ではないことを、正直に告げてしまっていた。
何にせよ、その考え自体はとうの昔に芽吹いていたとはいえ、その拙さに変わりはなかった。
ヴィジェルには恐れがある。
彼は、学ぶべきことが多すぎると感じているのだ。
以前はカラチの秘書としていくつかの単純な事務をこなしていたものの、都市一つの運営に関わる公務に直面してみると、ヴィジェルはすぐに自身の至らなさに気がついた。そして、そのギャップの大きさは大いに彼を苦しませた。それは時間でしか補えないものであるにも関わらず、彼に足りないのはまさにその時間であることを、彼自身理解しているからだ。
何にせよ、無理やりにでも今できることから進めていくしかない。
とはいえ、彼は自分が幸運であることもきちんと理解していた。
ミズ・シチリアは彼の挑戦を受け入れてくれたし、周りにはテキサスやペナンスのように手伝ってくれる人がいる。そして、ヌオバ・ウォルシーニには、都市の繁栄のためにありったけの力を注ぎ込もうとしている人たちがいるのだ。
ヴィジェルは今、自分で切り開いた道を進んでいる。
この手でシラクーザを変えてみせると断言することはできないが、自分が成し遂げようとしていることは、きっとシラクーザの大地に強く足跡を残すだろうと、彼は確信している。
そのためならば、彼はすべてを差し出すことだろう。
ロドスの食堂は、出身文化圏の異なるオペレーターたちそれぞれの食の好みを満たすことに尽力している。また、時折どこかの国の美食体験週間を開催していることもある。中でも、シラクーザ人はロドスで最も自分たちの食文化を重視する人種の一つである。食堂が公開したメニューにシラクーザ料理を見つけるたびに、ヴィジェルはそれがオリジナルとたがわぬ味で提供されるようにするべく、キッチンに姿を現す。彼が持つ冷酷さと威圧感は、こういう場合にのみ遺憾なく発揮されるのだ。これは革新と変化を追い求めるかの青年が見せる、唯一の保守的な一面と言えるだろう。
彼は事前にレシピを一つ一つ精査して、購買部にはなるべく信頼のおけるシラクーザ現地の業者を選ぶよう促し、自らその料理すべての制作に加わる。こうなると、いくら創作料理の自由な発想力で名を馳せる料理人でも、下手な動きが取れない。ある匿名希望の料理人によれば、あわせのソースに「絶妙で新鮮な食感を提供できる熱帯産フルーツ」を入れようとした時、「ひそかに自分を見つめる誰かの視線を感じた。このままでは命の保障はないと思った」という。
だが、ヴィジェルがロドス艦艇を離れる際には、料理人たちはその報復と言わんばかりに斬新なシラクーザ料理を生み出している。彼らの安全のためにも、撮影は厳禁とする。
HP
1755
攻撃力
542
防御力
154
術耐性
0
配置コスト
17
攻撃間隔
1 秒
ブロック数
1
再配置時間
70 秒

素質

  • 群狼の統率者
    戦術召集点に2体の「狼の隻影」から成る「狼の群れ」を援軍として召喚可能
    25秒ごとに「狼の隻影」が1体増える(最大計3体まで。「狼の隻影」1体につき、「狼の群れ」のブロック数+1、攻撃時のダメージ発生回数+1)
  • 飢えたる群狼
    「狼の群れ」にブロックされている敵を攻撃時、ヴィジェルと「狼の群れ」が対象の防御力を175無視

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • 統率者の一声
    自動回復自動発動
    初期SP
    5
    必要SP
    21
    所持コスト+7
    「狼の隻影」1体増加
    cost
    7

    狼の群れ

    召喚者の攻撃範囲内にしか配置できない
    HP
    1100
    攻撃力
    371
    防御力
    317
    術耐性
    20
    配置コスト
    0
    攻撃間隔
    1.25 秒
    ブロック数
    0
    再配置時間
    10 秒
    • 群狼の統率者
      25秒ごとに「狼の隻影」が1体増える(最大計3体まで)。「狼の隻影」が1体出現するごとに「狼の群れ」のブロック数+1、ダメージ発生回数+1。群れに「狼の隻影」が2体以上存在する場合、「狼の群れ」が致命的なダメージを受ける時、群れにいる「狼の隻影」が1体消滅し、「狼の群れ」のHPが最大値まで回復
    • 飢えたる群狼
      ブロック中の敵を攻撃時、対象の防御力を175無視
    群狼
    パッシブ
  • 統率者の恩賞
    自動回復自動発動
    初期SP
    4
    必要SP
    5
    所持コスト+2
    「狼の群れ」の次の攻撃時、攻撃力が200%まで上昇し、HPが最大値の20%回復する。敵を倒すと所持コストがさらに+1
    cost
    2
    vigil_wolf_s_2.atk_scale
    2
    vigil_wolf_s_2.hp_ratio
    0.2
    vigil_wolf_s_2.cost
    1

    狼の群れ

    召喚者の攻撃範囲内にしか配置できない
    HP
    1100
    攻撃力
    371
    防御力
    317
    術耐性
    20
    配置コスト
    0
    攻撃間隔
    1.25 秒
    ブロック数
    0
    再配置時間
    10 秒
    • 群狼の統率者
      25秒ごとに「狼の隻影」が1体増える(最大計3体まで)。「狼の隻影」が1体出現するごとに「狼の群れ」のブロック数+1、ダメージ発生回数+1。群れに「狼の隻影」が2体以上存在する場合、「狼の群れ」が致命的なダメージを受ける時、群れにいる「狼の隻影」が1体消滅し、「狼の群れ」のHPが最大値まで回復
    • 飢えたる群狼
      ブロック中の敵を攻撃時、対象の防御力を175無視
    群狼
    パッシブ
  • 統率者の威厳
    自動回復手動発動
    初期SP
    10
    必要SP
    35
    継続時間
    15 秒
    スキル発動中所持コストが徐々に増加(合計12)し、通常攻撃が3連撃になる
    ヴィジェルと「狼の群れ」が群れにブロックされている敵にダメージを与えた時、追加でヴィジェルの攻撃力の50%の術ダメージを与える
    attack@vigil_s_3.atk_scale
    0.5
    value
    12
    interval
    1.25
    cost
    1

    狼の群れ

    召喚者の攻撃範囲内にしか配置できない
    HP
    1100
    攻撃力
    371
    防御力
    317
    術耐性
    20
    配置コスト
    0
    攻撃間隔
    1.25 秒
    ブロック数
    0
    再配置時間
    10 秒
    • 群狼の統率者
      25秒ごとに「狼の隻影」が1体増える(最大計3体まで)。「狼の隻影」が1体出現するごとに「狼の群れ」のブロック数+1、ダメージ発生回数+1。群れに「狼の隻影」が2体以上存在する場合、「狼の群れ」が致命的なダメージを受ける時、群れにいる「狼の隻影」が1体消滅し、「狼の群れ」のHPが最大値まで回復
    • 飢えたる群狼
      ブロック中の敵を攻撃時、対象の防御力を175無視
    群狼
    パッシブ
    attack@vigil_wolf_s_3.atk_scale
    0.5

モジュール

  • ORIGINAL
    ヴィジェルの記章
    ヴィジェルは戦術召集点を設置して援軍を呼び、後続の展開に余裕を持たせる戦術に秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては先鋒オペレーターとして区分し、戦術家の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • TAC-X
    シラクーザ式入門の証
    STAGEステータス強化説明
    1
    • HP +150
    • 攻撃力 +20
    • 防御力 +15
    戦術家の特性
    攻撃範囲内で戦術召集点を指定し援軍を召喚できる
    自身が援軍にブロックされている敵を攻撃する際、攻撃力が150%まで上昇
    援軍はブロックしている敵からの被ダメージ-15%
    2
    • HP +170
    • 攻撃力 +25
    • 防御力 +20
    群狼の統率者
    戦術召集点に3体の「狼の隻影」から成る「狼の群れ」を援軍として召喚可能。25秒ごとに「狼の隻影」が1体増える(最大計3体まで。「狼の隻影」1体につき、「狼の群れ」のブロック数+1、攻撃時のダメージ発生回数+1。「狼の隻影」が消滅するたびに「狼の群れ」の物理回避が7秒間+30%)
    群狼の統率者
    25秒ごとに「狼の隻影」が1体増える(最大計3体まで)。「狼の隻影」が1体出現するごとに「狼の群れ」のブロック数+1、ダメージ発生回数+1。群れに「狼の隻影」が2体以上存在する場合、「狼の群れ」が致命的なダメージを受ける時、群れにいる「狼の隻影」が1体消滅し、「狼の群れ」のHPが最大値まで回復すると同時に「狼の群れ」の物理回避が7秒間+30%
    3
    • HP +180
    • 攻撃力 +30
    • 防御力 +25
    群狼の統率者
    戦術召集点に3体の「狼の隻影」から成る「狼の群れ」を援軍として召喚可能。25秒ごとに「狼の隻影」が1体増える(最大計3体まで。「狼の隻影」1体につき、「狼の群れ」のブロック数+1、攻撃時のダメージ発生回数+1。「狼の隻影」が消滅するたびに「狼の群れ」の物理回避が10秒間+50%)
    群狼の統率者
    25秒ごとに「狼の隻影」が1体増える(最大計3体まで)。「狼の隻影」が1体出現するごとに「狼の群れ」のブロック数+1、ダメージ発生回数+1。群れに「狼の隻影」が2体以上存在する場合、「狼の群れ」が致命的なダメージを受ける時、群れにいる「狼の隻影」が1体消滅し、「狼の群れ」のHPが最大値まで回復すると同時に「狼の群れ」の物理回避が10秒間+50%
    靴磨きは恐る恐るベッローネファミリーの応接室へ入った。
    その不安は、ここがベッローネファミリーの敷地であることから来るものではない。彼はベルナルドのために三十年も革靴を磨いてきており、ベルナルドのほうも常に自身を尊重する者たちに敬意を表していた。彼が最後にこの場所を訪れたのは、ベルナルドに息子の名を付けてもらう時だった。
    彼が今日こうして畏れ多い様子で腰掛けているのは、相手がベルナルドだからではなく、その息子レオントゥッツォだからだ。
    彼はこれまで、この若旦那についてはあまり聞いたことがない。ただ彼が、一度も自分に靴磨きを頼んだことがないことだけは知っていた。
    「親父はしばらく留守にしている。だが、俺のことは親父と同じように信頼してくれて構わない。」
    青年の言葉には不思議な力があるようで、靴磨きは少し安堵して、彼がここに来ざるを得なかった理由を述べた――
    曰く、彼にはカタギの息子がおり、クルビアからやってきた女性と恋に落ちたのだが、その女性には一方的に思いを寄せてくる横暴な求婚者がいたらしい。その求婚者は息子の存在を目障りに感じたのか、三日前の夜に息子を待ち伏せし、重傷を負わせたのだという。靴磨きは裁判所に助けを求めようとしたが、その求婚者はクルビア系のとあるファミリーに属する人物で、相手の雇った弁護士によっていとも容易く無罪にされてしまったとのことだった。
    「私が裁判所を出た時、そいつが近付いてきたと思えば、少しの紙幣を握らせてきたのです。そしてニヤニヤしながら、息子の治療代にでも充ててやれと言ってきました。私は……」靴磨きは話しているうちに、その乾ききった目から涙をどっと溢れさせた。
    レオントゥッツォは静かに耳を傾けていた。もし親父がここにいたら、きっと靴磨きの肩を優しく叩いて彼を慰め、彼の痛みを尊重しながら、人情味溢れる解決策を提示してくれるに違いないと、彼はそう思った。
    普通なら、いわゆる「解決策」というのは血を見るようなものになる。
    だが、彼はそんなことはしない。
    「あなたの望みは?」
    「敬愛なるレオントゥッツォさん、私の望みはただ一つです。私はただ、正義の執行を願っているのです。」
    「正義か。奴らにも、息子と同じ苦しみを味わわせてやりたいという意味と考えてもいいだろうか?」
    「はい、それ以外には何も望みません。」
    レオントゥッツォが指を鳴らすと、赤髪の青年が裏から現れた。
    「ディーマ、まずはそいつのバックについているファミリーを調べてくれ。」
    「そのくらいなら簡単だが、その後はどうする?」
    「俺の記憶が確かなら、あの手のクルビア系ファミリーの連中は俺たちを介さずシラクーザの地元政府と関係を構築しようとしていたはずだ。それならこちら側から、シラクーザにいるファミリーを挙げてクルビアの開拓地に『人材』を派遣するという法案を出してやろう。うちからは、元々追放処分予定の奴を数人出せばいい。」
    赤髪の青年が指を鳴らした。「それで、向こうのファミリーからはそいつが送り込まれるように仕向けると?」
    「そうだ。」
    「了解。」
    そう言って青年は部屋を後にした。レオントゥッツォは驚いた様子の靴磨きに向き直ると、「こちらから提供できる正義は、こういったものだ。満足していただけただろうか?」と尋ねる。
    靴磨きはすぐにその策の目的を理解し、レオントゥッツォに向けていた困惑の眼差しをたちまち感謝の眼差しへと変えた。
    「そうだ、これを受け取ってくれ。」
    「これは……」
    「俺の『銃』だ。それを靴磨き道具の横にでも置いてくれたらいい。そうすれば、もう邪魔者は寄ってこないはずだ。」
    「しかし――」
    「安心してくれ、そいつは滅多に使わないものなんだ。あなたがぐっすり眠れるようになったら、うちの屋敷の門番にでも届けてくれればいい。」
  • TAC-Y
    過ぎ去りし時間
    STAGEステータス強化説明
    1
    • HP +125
    • 攻撃力 +30
    戦術家の特性
    攻撃範囲内で戦術召集点を指定し援軍を召喚できる
    自身が援軍にブロックされている敵を攻撃する際、攻撃力が165%まで上昇
    援軍がブロックしている敵は味方ユニットから狙われやすくなる
    2
    • HP +140
    • 攻撃力 +40
    飢えたる群狼
    「狼の群れ」にブロックされている敵を攻撃時、ヴィジェルと「狼の群れ」が対象の防御力を175無視し、さらに対象の防御力を15奪取(最大100まで奪取可能)
    飢えたる群狼
    ブロック中の敵を攻撃時、対象の防御力を175無視し、さらに対象の防御力を15奪取(最大100まで奪取可能)
    3
    • HP +150
    • 攻撃力 +50
    飢えたる群狼
    「狼の群れ」にブロックされている敵を攻撃時、ヴィジェルと「狼の群れ」が対象の防御力を225無視し、さらに対象の防御力を20奪取(最大100まで奪取可能)
    飢えたる群狼
    ブロック中の敵を攻撃時、対象の防御力を225無視し、さらに対象の防御力を20奪取(最大100まで)
    運転席に座ったレオントゥッツォは少し緊張していた。というのは、今日初めて路上運転をするからだ。
    左右の確認、シートとバックミラーの調整、シートベルトの着用、シフトレバーの確認――すべての手順を終えた後、彼は少し不安げに助手席を見た。そこには彼の教官であるラヴィニアが座っている。彼女がうなずいたのを見て、レオントゥッツォはようやくわずかに安堵のため息をつくと、キーを回し、エンジンを始動した。車はゆっくりと車庫を離れ、道路に出ていく。
    相変わらず、街には小雨がしとしとと降っている。レオントゥッツォはワイパーを作動させると、スピードを出しすぎないよう慎重にペダルを踏んだ。
    「遅すぎるわ、レオン。こんなふうに練習しても上達しないわよ。」教官を務めるラヴィニアは、相変わらず手厳しい。
    「俺はそうして指摘を受けるほど緊張するんだ、ラヴィニア。」ハンドルをきつく握ったレオントゥッツォは、頭すら動かさず、前方の道路を真剣に見つめている。
    「今朝食卓で、ディミトリが帰ってきたら腕前を披露してやるなんて意気揚々と言っていたのは誰だったかしら?」
    「あの時はどうかしていたんだ。焼いたパンの蒸気で頭をやられていた。」
    そんなことを話しているうち、車は交差点に差し掛かった。前方の赤信号は青になろうとしており、数人の歩行者が横断歩道を渡っている。しかし、その数人は走ってきた車についたマークを目にしたようで、すかさず頭を下げると、足取りを速めた。
    しかし運の悪いことに、そのうちの一人が途中でつまずき、横断歩道の真ん中で倒れてしまった。
    その時、ラヴィニアはレオントゥッツォへと視線を送った。その目はまるで、「さあ、正しい対応は?」と尋ねているかのようだった。
    「……思い切りアクセルを踏んで、赤信号が青になる前に突っ切るべきだな。水しぶきでも上げて、通行人を驚かせられたらなお良いだろう。」
    などと言いながらも、レオントゥッツォは言葉と裏腹に速度を緩め、車は横断歩道の前で停止した。
    倒れこんだ人物は立ち上がり、車内の二人に会釈して感謝を示すと、早足に立ち去った。
    ラヴィニアは満足げに口を開いた。「ファミリーの人たちがみんな、あなたのような運転をしてくれたら――こんなちょっとしたことだけでも、私が裁かねばならない案件は年に10パーセントほど減るでしょうね。」
    「今の交通ルールは複雑すぎるからな。正直に言うと、俺も覚えたくはない。」青信号が灯ると、レオントゥッツォは車を発進させ、言葉を続けた。「だが、最近少しずつわかってきたんだ。俺たちがいわゆるルールというものを守るのは、それが自然に発生したものではなく、人々が公平を追求する過程で発見した自明の理だからだと。」
    「その通りよ、レオン。どうやら交通ルールへの理解を相当深めているみたいね。では、本当に覚えているかどうかテストをしましょう。」
    「おいおい……ここでも授業をするつもりか?」
    「あなたのお父さんに、私の知識はすべてあなたに叩き込むと約束したもの。では問題、車道の横に引かれた白線の役割は?」
    「待て、今思い出すから……」
    シラクーザの雨期はいつも長く、静かだ。だがそれでも今は、車内の談笑の声が僅かな温もりをもたらしていた。

基地スキル

  • 統率者の外交術
    応接室配置時、手がかり捜索速度+25%
  • 新都市貿易
    貿易所配置時、受注効率+25%、応接室のレベル1につき、追加で受注効率+5%、最大+40%まで