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ウィスパーレイン

医療タイプ — 療養師
治療範囲が広く、遠く離れた味方を治療時、HP回復効果が80%になる
  • R163
  • 遠距離
  • 治療
/ 80
【コードネーム】ウィスパーレイン
【性別】女
【戦闘経験】なし
【出身地】イベリア
【誕生日】3月6日
【種族】エーギル
【身長】169cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。
【物理強度】普通
【戦場機動】普通
【生理的耐性】欠落
【戦術立案】標準
【戦闘技術】標準
【アーツ適性】普通
イベリア出身の放浪医師であるウィスパーレインは、めったに同じ場所に長期滞在しない。カジミエーシュやサーミにも活動記録が確認された。出会った患者に治療を施すのはどうやら物のついでにすぎないらしいが、その長く目的地が見えそうにない旅路の中で、救われた者は決して少なくなかった。
偶然任務中のロドスオペレーターに出会い、救助したため、現在は随行医師として医療部に臨時加入し、一時的にロドスと行動を共にしている。
造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

【源石融合率】0%
ウィスパーレインに鉱石病の兆候は見られない。

【血液中源石密度】0.10u/L
ウィスパーレインは自身への防護を丁寧かつ厳格に行っており、源石及び関連製品への接触は非常に少ない。

どういうことだ?なぜこうも身体が脆く……鉱石病どころか、高熱一つで命取りになりかねんぞ!はぁ、このような体質、とても外を走り回れるものではないな。
――ワルファリン
ウィスパーレインが話した通り、偶然ロドスに出会っただけの旅人である。物のついでにロドスのオペレーターを救助した後、搭乗していた砂地用車の突然の故障で荒野のど真ん中で遭難してしまい、救難信号をキャッチして現地に向かったロドス本艦に救出されたのである。
放浪医師であるウィスパーレインには特定の目的地はない。彼女の医療レベルの高さは疑いようがなく、特に様々な緊急事態における救急手段について非常に詳しい。本人の状況を考慮した上で、我々は彼女に同行要請をした。ロドスは彼女の去就に口は出さない。その代わりに、本人にその気があるのなら、出て行くまで医療オペレーターとしてロドスと行動を共にするのはどうだろうか、と。
数日の躊躇の後、ウィスパーレインは我々の提案を受け入れた。
医療部門の定例検査の結果によれば、ウィスパーレインの身体状況は芳しくなく、総合的に見れば、放浪医師としての活動を行うには適していない。
この結論は完全に客観的なものだ。検査報告書の数値によれば、ウィスパーレインの各検査指標は全て健康的な人体のものより低く、免疫システムに至っては特別な看護を必要としているほどの危険な状態にある。この大地に蔓延り、人々を脅かす鉱石病はまだこのか弱い身体を侵してはいないが、たとえ鉱石病に感染していなくても、ウィスパーレインの身体状況は脆いの一言に尽きる。
なぜウィスパーレインが居住に適した都市を見つけて落ち着くことを選ばずに、この大地を放浪し、居住地を頻繁に変更しているかは、我々にはわからない。いずれにしても、彼女がロドスに一時滞在する間は、艦内の医療業務に従事してもらい、できるだけ不必要な外出任務を減らすことを医療部からは提案する。彼女の身体に負荷をかけることを避けるためである。
社交の場で、ウィスパーレインの姿を見かけることは滅多にない。本人が内向で恥ずかしがり屋な性格であることも関係しているが、何より彼女自身が意図的に人との関わりを避けるようにしているためだ。
一部のオペレーターからの積極的なコンタクトに対して、ウィスパーレインは基本的に避けるようにしている。時々吐露される淡い遺憾と後悔を浴びた細切れの言葉から、またその眼差しの中に見てとれる葛藤と期待から、彼女が生まれつき冷淡だというわけではないことが伺える。ただ何らかの理由があって、人々から遠ざかり、自分の心に閉じこもって、他人との関わりを絶っているのだろう。
だが、このような状況もロドスに加入してから、いい方向へと変わっているように見える。放浪医師本人は未だに他のオペレーターとの関わりを極力避けようとしているが、ロドスの中には情熱あふれる者も少なくないため、艦内での生活では、彼女をも巻き込むような意外性に満ちた「アクシデント」が頻繁に起こっているようだ……こうした「アクシデント」の影響で、今のウィスパーレインは当初に比べて、だいぶ感情を外に出すようになった。彼女の側にはよく共にいる、顔馴染みと言えるようなオペレーターも現れつつある。
このような現状に対して、仕方がない、困っている、という体をとっているものの、ウィスパーレインが実は、自身にまとわりつく賑やかな「アクシデント」を本心から嫌がっているわけではないことは、ありありと見てとれる。
ウィスパーレインは仕事の合間の時間を図書室やメディア室に使うことが多いようだ。数ある物静かな室内娯楽の中でも、映画鑑賞は彼女が最も好んでいる娯楽の一つである。彼女は映画鑑賞に対する造詣がかなり深い。
ウィスパーレインの映画鑑賞は、多くの批評家がそうであるように、鑑賞時に粗探しをしたり、評判を下したりするわけではない。代わりに、全身全霊を作品に浸して、作中人物の感情を味わうのである。感情豊かな放浪医師は、生まれつき繊細で鋭敏な感覚を有し、他者の感情への共感力が高いようだが、そのような特質は映画鑑賞時にも遺憾なく発揮される。彼女は強烈な感情のキャパシティのもと、素晴らしく味わい深い感想を執筆することが多いのだが、この映画レビューは艦内でとても好評で、多くの映画好きに映画鑑賞の参考とされている。
正規上映された映画を鑑賞するたびに、ウィスパーレインは記念として鑑賞券を残している。この習慣は放浪医師本人にとっては非常に大切なことらしく、保存されている鑑賞券一枚一枚が、彼女が忘れたくない記憶を物語っているだろう。

【権限記録】
一般人よりも脆い身体であること以外、本人の説明により、我々はウィスパーレインがエーギルの中でも極めて珍しい一族に属し、非常に特殊な体質であることを確認した。種族特性の影響により、この一族のエーギル人は身体が非常に弱く、肉体が耐え切れない環境下に置かれた時、あるいは重傷を負った時、彼らの身体は幼体に退行し、以前の記憶を失ってもう一度成長する。
これが数回の検査を経て、最終的に医療部が至った結論である。この一見奇抜な結果はウィスパーレイン本人による告白とも一致している。彼女が述べる「若返り」は、真の意味での不老不死ではなく、生物学的な分化、転移と退行である。
「死亡」のたびに記憶の欠落を伴うからこそ、ウィスパーレインは人と繋がりを持つことを恐れるようになったのだろう。自らの死と忘却が周りの人を傷つけることは繊細なウィスパーレインにとっては、耐え難いの一言に尽きるのだ。
傷つくことを恐れて逃げ出したいと思うのは、何もおかしくはない。
生物としての本能として、我々は痛みを恐れる。意志の力をもってその恐怖に打ち勝つ者もいるのだろうし、数々の苦難の中で麻痺してしまった者もいるのだろう。そうであったとしても恐怖を覚えることも、逃げ出すことも、何一つおかしくはないし、責められるべきではない。それは認めなければならないことだ。
しかし、たとえひたすら逃げ続けたとして、行くあてなどあるのだろうか。それで本当に痛みから逃げ出せる者などいるのだろうか。
幸い、ここには彼女に手を差し伸べる者がいて、彼女に自分の世界から踏み出してみようと思わせる相手もいる。
今足りないのは、ほんの少しの勇気だけかもしれない。
HP
1632
攻撃力
532
防御力
119
術耐性
10
配置コスト
20
攻撃間隔
2.85 秒
ブロック数
1
再配置時間
70 秒

素質

  • 命の灯台
    攻撃範囲内のレジスト状態中の味方全員のHPが1秒ごとにウィスパーレインの攻撃力の6%回復(回復量は特性に影響されない)

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • 対症療法
    攻撃回復自動発動
    必要SP
    2
    次に味方を治療する時、治療対象数+1、対象(状態異常のユニットを優先して選択)のHPをウィスパーレインの攻撃力の130%回復して、5秒のレジスト状態を付与する
    heal_scale
    1.3
    status_resistance[limit]
    5
    one_minus_status_resistance
    -0.5
  • 痛覚抑制
    自動回復自動発動
    必要SP
    55
    通常攻撃の間隔を短縮し、素質のHP回復効果が200%まで上昇、治療をする度に対象に4秒のレジスト状態を付与する
    退場まで効果継続
    base_attack_time
    -0.2
    attack@status_resistance[limit]
    4
    attack@one_minus_status_resistance
    -0.5
    talent_scale
    2

モジュール

  • ORIGINAL
    ウィスパーレインの記章
    ウィスパーレインは広範囲の治療を行うと同時に、有益な効果を付与することに秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては医療オペレーターとして区分し、療養師の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • WAH-X
    使い込まれた救急箱
    STAGEステータス強化説明
    1
    • HP +100
    • 攻撃力 +25
    療養師の特性
    治療範囲が広く、遠く離れた味方を治療時、HP回復効果が80%になる
    自身がレジスト状態になり、敵に狙われにくくなる
    2
    • HP +120
    • 攻撃力 +35
    命の灯台
    攻撃範囲内でレジストを有する味方全員のHPが1秒ごとにウィスパーレインの攻撃力の8%回復(回復量は特性に影響されない)
    3
    • HP +140
    • 攻撃力 +40
    命の灯台
    攻撃範囲内でレジストを有する味方全員のHPが1秒ごとにウィスパーレインの攻撃力の9%回復(回復量は特性に影響されない)
    それはある雨の日でした。ひとりの若い旅人が我が家のドアを叩き、少し雨宿りをさせてほしいと、か細い声で言いました。
    村に奇病が蔓延し、子供たちが一人また一人と病に冒されていたのもその時期です。うちのウィッキーも例外ではなく、奇病に苦しむ日々を送っていました。村人たちの間ではきっと魔族の巫術だろうという噂が広がり、みな固く戸締まりをして家に閉じこもっていました。ですが私たちは風が吹けば折れてしまいそうなほどの女性を、暴風雨の中で荒野へと追い返すことなどできず、仕方なく部屋に招き入れました。
    その方はウィッキーの様子を一目見ただけで異常に気がつきました。私たちに詳しい症状と村の状況を訊ねた彼女は、自身が放浪医であることを明かしました。
    「巫術やアーツの類いではなく、病気の一種です。土地や水源が汚染されたことで、まずは子供たちが病気にかかってしまったようです。毒素が蓄積されていけば、いずれ大人たちにも症状が出てしまいます。」
    彼女はそう言うと持っていた救急箱を開き、慣れた手つきで薬剤の調合を始めました。
    「私にできるのはあくまで応急処置です、申し訳ございません。このような病気の場合、汚染源から離れ、長期的な投薬により徐々に体を整えるのが唯一の治療法です。可能であれば、村人の皆様にお伝えいただき、移住を検討していただけると。」
    「だがここは俺たちの故郷なんだ。」
    夫が心配そうに言いました。
    「仮にこの土地が本当に病気の原因でも、俺たちはここから離れてどこで暮らせばいいんだ?」
    お医者さんはそれ以上は語らず、黙々と調薬を続けました。

    翌日は晴れました。玄関前で、ひっそりと去ろうとしているお医者さんとばったり会いました。ドアにはどこにでも咲いているような野花が、まだ摘んで間もない様子で飾られていました。それを目にした瞬間、頭の奥で眠っていた記憶と、目の前のお医者さんの姿が重なりました。
    「お医者さん、前にお会いしたことがありましたね。今やっと思い出しました。」
    「まだ私たちが移動都市の周辺にある村に住んでいた頃です。みんなの病気を診てくださったのと、まだ子供だった私たちにこうやって花を摘んできてくださったのを覚えています……私はいつもカーテンの陰からこっそり見ていました。」
    「もう何十年も前になりますね。実はあれから母が鉱石病に感染してしまい、追い出されてここに流れ着いたんです……私もすっかり年を取りましたし、もう顔を見ても分からないでしょうね。ですが、お医者さんはあの頃と全く変わらない様子で……」
    私は心からの感謝を伝えようとしました。当時は高熱に苦しんだ私を救い、今は私の子供を助けてくださったのですから。しかしお医者さんは呆然とした表情の後、まるで泣き出してしまいそうな程に悲しい顔をしました。
    「ごめんなさい、どうか……どうかそれ以上は仰らないでください。私のことなどもう忘れていただいて結構ですから。」

基地スキル

  • 放浪の旅路
    事務室配置時、事務連絡速度+20%、公開求人の最大同時求人可能数が2より1多いごとに、記憶の欠片+10
  • 追憶
    事務室配置時、1記憶の欠片1知覚情報に転化される。体力が0になる時、記憶の欠片と自身が獲得した知覚情報も0になる