• Zuo Le
  • 左乐
  • 좌락

ズオ・ラウ

前衛タイプ — 武者
味方の治療対象にならない
敵を攻撃する度自身のHPを70回復
  • YD06
  • 近距離
  • 火力
  • 生存
/ 90
【コードネーム】ズオ・ラウ
【性別】男
【戦闘経験】二年
【出身地】炎国
【誕生日】4月30日
【種族】フィディア
【身長】175cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、非感染者に認定。
【物理強度】標準
【戦場機動】卓越
【生理的耐性】標準
【戦術立案】優秀
【戦闘技術】標準
【アーツ適性】標準
炎国において巨獣問題の処理を担当する秘密組織「司歳台」に所属しており、持燭人の任を担う。現在は代理人を監督するためロドスに一時駐在しているが、定期報告のたびに炎国へと帰還している。ロドスの外勤オペレーターも兼任しており、一部の外勤任務に参加する。
造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

【源石融合率】0%
鉱石病の兆候は見られない。

【血液中源石密度】0.13u/L
長期にわたって野外で活動しているが、しっかりとした訓練を受けているため、感染リスクを遠ざける術について熟知している。
【報告書一】
ロドス本艦の状況は、事前に調べた情報と大差なかった。当該企業は、物資の輸送及び感染者関連の小規模な紛争に対処するため、一定の兵力を有しているが、現時点において武力衝突の際に歳獣の代理人の力を借りた形跡はない。
その他、ロドスに来て以来、各国の重要人物をかなりの頻度で目撃している。大理寺卿であるリン・チンイェンがロドスとある程度交流を持っていることは事前に把握していたが、なんとウェイ氏の姪であるチェンさんとも交流があるようだ。近衛局警司を辞職したことは知っていたが、製薬会社に現れたのはあまりにも意外だった。
彼女が代理人たちと繋がっている様子は今のところ見受けられない。

【報告書四】
7月9日
午前九時、ニェンが不審な様子でエンジニア部にある工房に入り、それから午後五時になってようやく出てきた。調査の結果、当日は他にもエンジニア部のメンバー三名が工房に入っており、ニェンと麻雀に興じていたことが分かった。三人は勝負に負け、それぞれニェンに121.5、76、59龍門幣を渡している。炎律に則れば、当該額は詐欺罪または賭博罪にあたる金額には達していない。
「そんであのガキ、尋問とか言って卓について私と何局か勝負したんだ。知らない間に肝っ玉がかなり据わったみてぇだな。でさ、ちょいと気になるんだけど、あいつが負けた130龍門幣って、司歳台の経費で落とせるのか?」
――ニェンの注釈

【報告書十一】
夜間のみに開放されるロドスの「バー」に、リィンが出入りしていることがわかった。調査の結果、彼女がそこの常連客であることが判明した。チョンユエは一部の外勤オペレーターに一般的な格闘技の指導をしており、シュウは温室の植物栽培に携わっている。ニェンとシーは食堂のメニューに口を挟もうとするも、聞き入れられることはなかった……各代理人の状況は概ね先月と変わりはない。
調査はやや行き詰っている。
……
……
「こいつが、あの資料室とかいう部屋にコソコソ忍び込もうとしてるのを見かけたから、捕まえてきたよ。」
ズオ・ラウを連れてやって来たジエユンに、我々はやむを得ず、彼女の安全意識を表彰した後、ズオ・ラウともう一度しっかり話し合うことにした。
ニェンとその兄弟姉妹は皆、訪問者としてロドスに一時滞在している。彼らが同時に艦内に現れることは滅多にないが、それぞれの身分があまりにも特殊であるため、単独で訪れようとも十分に注目を集めてしまう……ただ今となっては、我々も各国や勢力の重要人物たちとの交際に慣れつつあるのだ。ましてや、司歳台のような大きな規模を持つ組織が、持燭人をたった一名しか派遣しなかったこと自体、友好的な態度と捉えても良いのだろう。少なくとも、敵意がないのは明らかだ。
最終的に、我々はズオ・ラウが彼自身のやり方で、炎国より訪れる特殊な客人を観察する行為を黙認することにした――もちろん、客人たちを怒らせないことが前提である。だが、彼らを見張ることがズオ・ラウの本職だ。そこはプロである彼に任せよう。
これほど多くの困難と対峙してきたからには、今のような比較的平穏な日々が少しでも長く続いてほしいものだ。そして、ズオ・ラウも外部協力オペレーターとして、皆と打ち解けられることを願っている。
【権限記録】
炎国の古い歴史書の中身は、「巨獣」に関する記載がかなりの割合を占めている。遥か昔より、炎国人は「神」への古めかしい信仰というものを打ち破り、現在でいう「巨獣」に相当する概念を生み出している。
ある時、炎国の学士は偶然にも大地の片隅で「神の遺骸」と思われる地形を発見した。亡骸のような形をした山が、雲を突き抜けるほど高くそびえ立ち、アーチ状にかかる石の梁は今にも崩れ落ちそうで、そこかしこに穴が空いている。穴の中では、無数の小さな命が生息し、その骨格が空洞の中できめ細かな構造を織り成していた。ふもとには、枯れた草木と腐敗した残骸が一面に散らばっている。しかし、枯れ朽ちたそこから、絶えず青々とした新芽が吹き出していた。その時、炎国の学士は気付いた――巨獣が神ではなく、研究によって解明できる「生き物」に近い存在であるのだと。「持燭人」という職務が生まれたのもその時だ。「燭を灯して巨獣の影を払い、各地を巡視して国の災いを察することにある」――これは、持燭人たちの最初の信条である。「持燭」の由来は、明かりを掲げ、巨獣の遺跡へと踏み入れる炎国人の姿から来ているのかもしれない。もちろん、物の理を見抜き、そこに潜む真相を追い求める意味合いも含まれているのだろう。

【権限記録二】
1087年10月、玉門にて極秘の軍事作戦が行われた。
玉門より北西に向かって四十キロほど離れた場所に、■という名の巨獣が残した痕跡が観測された。かの巨獣は千年前に炎国本土を去ったはずだが、なぜか再び炎国で活動を始めたようだ。信使からの情報を受け取ると、玉門はすぐさま最大級の戦闘準備態勢に入った。城内に常駐する五つの高速戦艦編隊すべてが前線に赴いたほか、龍門からも二つの戦艦編隊を派遣させたのである。行進する戦艦と移動都市によって、天地を覆い尽くすばかりの土煙が舞っているにも関わらず、ゆっくりと移動する「群山の輪郭」を視界の遥か先で捉えることができた。丸二日にわたる対峙の末、巨獣は南西に向かって移動を始め、炎国本土から去っていった。
その時、中枢区画の城壁に立っていたのは、守備軍の将である左宣遼(ズオ・シュアンリャオ)と手練れの天師が十数名、そして齢僅か四歳の幼子が一人――
「あれは何なのですか?」
「我らの敵だ。」
ズオ・ラウはロドスにやってきてから、自由時間のほぼすべてを自身の戦闘技術を磨くことに費やしている。彼は積極的に様々な地域からやって来たオペレーターに異なるスタイルと、様々な場面に応じた戦闘技術に関して教えを乞い、頻繁に手合わせも挑んでいる。たまには無様にワイフーに床に投げつけられたり、グラニに長距離走で負けたりしているが、そんな時もただ相手に自分の改善点を聞き出すだけで、特に焦る様子もない……修練に精を出していながら、勝ち負けにさほど執着していないその姿は、まるで一種の精神修行のようである。そのような心の在り方は、彼の年齢にしてはいささか「成熟」しすぎていないのだろうか?しかも、最近では生活リズムまでチョンユエに似てきているようだが……
「今になってようやく理解したのです。武術の修行は田植えと同じ、気を緩め過ぎても、焦りすぎてもいけません。私にできるのは、一歩ずつ堅実に、目の前のことをしっかり成し遂げることだけ……今思えば、初めて軽功を学んだその日から、私は常に何かを追いかけていました。盗賊、指名手配犯、父からの期待、優秀な先輩方の背中……だけど大荒城で私が追いかけたのは、一頭の牧獣でした。田んぼから見えたのは、今までとは全く違う景色だったんです。」
ズオ・ラウは、「罰」として大荒城で過ごした日々をさぞ楽し気に語る。彼はそこで色んな作物の名前を覚え、実際に田植えを体験し、さらに現地の天師や農民たちと一緒に収穫の作業も行った……その言葉からは、懐かしさがにじみ出ていた。あの広大な田野と、見渡す限りに実るたわわな作物は、彼にとって玉門と百灶に次ぐ三つ目の大切な風景として心に刻み込まれていた。
「武の道を極めんとする者はいずれ、必ず壁にぶち当たるものです。それを乗り越えさえすれば、残るは時間による積み重ねのみ……私から彼に助言できることは特にありません。天賦の才においては、私より彼の方が優れていますから。」
――チューバイ

【権限記録】
「大荒城の件は伝え聞いています。必要となれば、大理寺が介入いたします。」
「いえ、この件は司歳台の管轄です。それに、事態はまだ制御可能な範疇にあります。」
「あの罪人に、彼と手を組んでいる商人、そして山海衆の裏にいる者……すでにここまで進展しているというのに!まったく焦っていないのですか?」
「焦ったところで何の意味があります?雨が降るのなら、傘を用意しておけば問題ありません。私だって何も準備を怠っているわけではありませんし……この資料は、然るべき時に然るべき場所へ届けられるでしょう。」
雑談の時、ズオ・ラウは自身が炎国北方に位置する軍事都市「玉門」の生まれであると、口にしたことがある。物心ついた頃から父と同じ――そして、都市を守る将士たちと同じ軍隊生活を送ってきたのだという。少年時代はよく禁令を破って城壁を登っては、父親に厳しく罰せられた。だが、それはかの名高き宗師から、直々に軽功を伝授してもらうきっかけともなった。兵士と流鏑馬で勝負をしたり、陽が谷間に沈む絶景を眺めるためだけに巡回部隊に紛れて都市から忍び出たり……玉門の城壁に立ち西側を向けば、どこまでも広がる砂漠と荒原が目に飛び込んでくる。東側を向けば、村々と移動都市がぼんやりと見える。「万民の安生を護る」――その言葉は、父から初めて聞いた時より、ズオ・ラウの心に深く刻み込まれた。その後ほどなくして、ズオ・ラウは都にいる母の元へと送られ、百灶の学宮に入学することとなった。
「父が幼い頃より私に戦場を見せてきたのは、私にも自分のような軍人になってほしいからだと思っていました。そして、私自身もすでにその道を歩む心の準備ができているものだと思い込んでいました……生涯を国境の守護に費やすか、戦場で命を落とし亡骸となって故郷に戻るか、どちらにしろ栄誉ある一生を遂げることができるだろうと。しかし、私を都へと送り返すと決めた父の態度は、今まで見たことのないほどに揺るぎないものでした。あの日、軍営から家に戻ると、そこには既に荷造りを終えた荷物と、長距離移動用の乗り物が用意されていたのです。私はほぼ無理やり父に、乗り物に押し込まれたと言っても過言ではないでしょう……その後は、母がそばで色々と指導をしてくれましたが、結局生活は一変してしまったのです。」
ズオ・ラウの話によれば、炎国の都である百灶は厳然とした雰囲気を持つ都市である。「百灶」という名前自体、この上ない重みのある意味を含んでいる。そこにある建築物の雄大さは、恐らくこの大地のすべての移動都市に勝るだろう。目の前に広まるのは、天にも届くほどの建物、厳かな学宮、そしてどこまでも続く宮殿の壁――まるで都そのものが厳粛な規律を説いているようだと彼は言う。そのため、誰かに教わるまでもなく、百灶に到着した初日より「規律」の二文字は彼の心に刻み込まれた。本来なら、ズオ・ラウは何事もなく学業を終え、少し先の未来でリャン・シュンのような官員になるはずだった。責任は重く、何かと縛りも多いが、玉門のような前線に身を置くことに比べれば、遥かに安全だ。だが、ズオ・ラウは結局、戦場の殺し合いと比べて決してリスクが低いとは言えない持燭人に就任することとなる。その理由を知るには、あの夜の出来事までさかのぼる必要がある。深夜、彼が学宮の蔵書閣で歴史資料を調べていると、ある老人が姿を現し――
雑談はここで終わった。
玉門の戦場に百灶の学宮、さらには四方八方を奔走する持燭人。ズオ・ラウはその年齢にしては、かなり豊富な人生経験を積んでいると言えよう。ロドスとこの若者の出会いを語るには、オペレーター・クルースの尚蜀での任務までさかのぼらなければならない。尚蜀での衝突、そして玉門の天災と大荒城の危機はすべて、関連オペレーターを通してある程度把握できている。ズオ・ラウはいつも事件の中心にいたわけではなかったが、常に危険な最前線に立っていた。報告書の記録伝いではあるが、彼がそのような危険な場面の数々に立ち向かってきた事実に、思わずこの若者に感服の念を抱かずにはいられない。重い責任が肩にのしかかろうと、背筋を真っすぐ伸ばし続ける少年は、瞳に爛々とした炎を灯している。さて、ポエムを綴るのもこれくらいにしておかなければ。だけど、どうしても期待せずにはいられないのだ。確かに今の彼は炎国を代表する公的な監視及び管理の立場にいるが、今後は何らかの形で更なる協力関係を結べるのではないだろうか?理想主義者の歩む道は何かと近しいのだ。それに、彼だってすでに自身の特技を活かして、後方支援部の物資運搬を手伝っているじゃないか。
1102年3月
……鋳剣坊の修繕が終わった。ここで葬儀が執り行われていたのを目撃した。私は中に入らなかった。
あの御仁のことは覚えている。玉門を離れて百灶の学宮へ入学する前に、軍営で会ったことがある。その時、彼は私に刀を贈ってくれた。なぜ彼があんなことをしようとしたのか……
……
1102年5月
(落書きのような絵)
小麦
(落書きのような絵)
高粱
……
鎌と持燭人の刀とは、振るう時の力の入れ方が全く異なる。録武簿にも関連の指南らしき記述を見つけられなかった。
「多くを見よ、多くを考えよ。」
……
1102年6月
ある人が教えてくれた。作物は毎年、億単位で収穫されるが、田を耕す時はその一株一株すべてに注意を払わなければならないと……「蒼生」とは、空虚な文字であってはならないのだ。
少しだけ、理解できた気がする。

ズオ・ラウが持ち歩いている冊子。とても丁寧に扱っていることが冊子の状態から伺える。中には持燭人に就任して以降の毎月の任務報告が詳細に記されている。なお、とあるページを境に、記録する内容の方向性が完全に変わったようだ。
彼はあなたがこの冊子を読むことを許してくれた。
HP
4198
攻撃力
820
防御力
355
術耐性
0
配置コスト
26
攻撃間隔
1.2 秒
ブロック数
1
再配置時間
70 秒

素質

  • 持燭人
    配置中、最大で攻撃速度+50とSP自然回復速度+2sp/秒の不屈状態を獲得(HPが最大値の70%減少時、効果最大)
  • 守正自明
    攻撃時、20%の確率でSPを1回復。HPが最大値の50%を下回った場合、その確率は70%になる

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • 破虜
    自動回復自動発動
    初期SP
    6
    必要SP
    4
    次の通常攻撃時、攻撃力が200%まで上昇し、自身のHPが最大値の80%を下回っている場合ダメージ発生回数+150%を下回っている場合は代わりに+2になる
    3回チャージ可能
    atk_scale
    2
    hp_ratio_double
    0.8
    hp_ratio_tripple
    0.5
  • 行険
    自動回復手動発動
    初期SP
    13
    必要SP
    20
    継続時間
    12 秒
    HPが現在値の50%減少し、最大HPの120%バリアを獲得し、攻撃力+170%、ブロック数+1、さらにブロック中の敵全員に攻撃
    バリアは最大HPの2倍まで獲得でき、スキル終了後、残りのバリア値を徐々に失う
    atk
    1.7
    hp_ratio
    0.5
    scale
    1.2
    block_cnt
    1
    max_scale
    2
    shield_decrease
    -200
  • 右序有炎
    自動回復手動発動
    初期SP
    10
    必要SP
    25
    前方に7回斬撃を繰り出し、毎回最大3体の敵に攻撃力の245%の物理ダメージを与える(最後の一撃のダメージ係数は2倍、さらに対象を5秒間スタンさせる)。スキル発動中、特性によるHP回復は回復量の3倍に値するバリアを獲得に変わる
    バリアは最大HPの2倍まで獲得でき、15秒間持続可能
    atk_scale
    2.45
    times
    7
    stun
    5
    last_atk_bonus
    2
    shield_scale
    3
    shield_duration
    15
    max_scale
    2

モジュール

  • ORIGINAL
    ズオ・ラウの記章
    ズオ・ラウは支援抜きの単独戦闘に秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては前衛オペレーターとして区分し、武者の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • SBL-X
    「豈に夜の長きに苦しまんや」
    STAGEステータス強化説明
    1
    • 攻撃力 +55
    • 防御力 +40
    武者の特性
    味方の治療対象にならない
    敵を攻撃する度自身のHPを70回復
    HPが50%未満の時、25%の加護状態を獲得
    2
    • 攻撃力 +75
    • 防御力 +50
    持燭人
    配置中、最大で攻撃速度+60とSP自然回復速度+2.2sp/秒の不屈状態を獲得(HPが最大値の60%減少時、効果最大)
    3
    • 攻撃力 +90
    • 防御力 +60
    持燭人
    配置中、最大で攻撃速度+70とSP自然回復速度+2.3sp/秒の不屈状態を獲得(HPが最大値の50%減少時、効果最大)
    占広(ジャン・グァン)は、自分がまもなくミンチにされるかもしれないことを悟った。
    共に逃亡していた山海衆はついさっきまで大声で罵声を上げていたが、瞬く間に一人、また一人とほの暗い森の中で静かになっていった。そして彼は鏢が木の幹に打ち込まれたことと、空から降ってきた縄によって江畔の崖際に吊るされたことだけは覚えていた。
    「占広。男、フェリーン、姜斉の東出身。」
    縛られた凶漢は、聞こえた声に目を向けた。そこには、黒い服を身に纏い、腰の後ろに長方形の箱を携えたフィディアの少年が断崖へと歩み寄ってきていた。
    「山海衆と結託し、無法者を集めて悪事を働こうとした主犯として……炎国の法において、あなたがどのような罪に問われるかは知っていますね?」
    「チッ、毛も生えそろってねえような若造の小役人が、俺様をどうにかしようってか?殺されてえのかよ!」
    その時、河にかかった霧が晴れ、月明かりが「小役人」の鉄仮面を照らした。
    「クソッ!て、てめえ、司歳台の持燭人か!」占広の全身から冷や汗が吹き出す。
    「司歳台を知っているのなら、この事実も知っているでしょう……」少年は一歩前に出た。
    「山海衆と結託し、多くの命を奪った凶漢に対しては、持燭人であれば、三法司に代わってその場で裁きを下すこともできる。」

    しかし占広もただ者ではない。彼は歯を食いしばると、持燭人が近づいてきたタイミングを見計らって身体をのけぞらせ、宙返りするように強力な蹴りを繰り出した。
    シュッ、と短剣のように鋭い足の爪が風を切り、少年の喉元ギリギリをかすめると勢いそのまま縄を切断する。そして凶漢は、崖の下を通りかかった漁船目がけて飛び降りると、漁夫を人質に取ってしまった。
    「船を出せ!さっさとしろ!」エンジンがかかると、船は速度を上げながら川のほとりを離れていく。司歳台を相手に九死に一生を得た凶漢は、思わず勝ち誇ったように振り返った。
    その時、占広は、船尾の明かりが照らし出す光景を目の当たりにした――あの黒衣の少年が、断崖を下る勢いを利用して、一息で二十丈もの距離を、川面を滑るようにして跳んだのだ。そうして彼は、波に点々と白い花を咲かせながら、まるで疾風に舞う黒い葉の如く、静かに船の甲板に着地した。
    腰の後ろの箱を開くと、少年はそっと刀の鞘に触れた。
    「司歳台の公務によって発生した損害は、法に基づき賠償がなされます。」
    「てめえ――」
    占広が言葉を続ける間もなく、船の両側のライトは一瞬で細切れにされてしまった。真っ直ぐで鋭い長刀が、暗闇の中でガラスの破片を巻き上げて、占広の命からがら逃れたばかりでまだ高鳴っていた心臓を再び凍り付かせた。その鋭い刃を届かせる前に、少年が長槍のような蹴りを繰り出すと、それは漁夫の肩をかすめ、凶漢の喉を貫いた。全身の力が抜けた占広は、そのまま甲板に背中から倒れ込み、彼の股からは温かいものが流れ出ていった。
    意識を失う前、彼は鉄仮面の奥にある暗月のように深い青をした眼差しと、腰の箱の内側に小さく刻まれた、刀を取り出す時でなければ見えないような金色の文字を見た――
    「秉明燭者、豈苦夜長」
    ――明るい燭火を持つ者ならば、夜の長きをどうして辛いと感じようか。
  • SBL-Y
    持燭人の記録
    STAGEステータス強化説明
    1
    • HP +300
    • 攻撃力 +60
    武者の特性
    味方の治療対象にならない
    敵を攻撃する度自身のHPを70回復
    致命的なダメージを受けても撤退せず、HPが30%回復する(1回の配置につき、1回のみ発動可能)
    2
    • HP +340
    • 攻撃力 +73
    守正自明
    攻撃時、20%の確率でSPを1回復し、その攻撃のみ攻撃力が110%まで上昇。HPが最大値の50%を下回った場合、その確率は75%になる
    3
    • HP +380
    • 攻撃力 +84
    守正自明
    攻撃時、20%の確率でSPを1回復し、その攻撃のみ攻撃力が120%まで上昇。HPが最大値の50%を下回った場合、その確率は80%になる
    「持燭人たるフィディアあり
    其の名を楽(ラウ) 名と実とが伴わず
    年若くして経験浅く 技を学びて精ならず
    意気盛んに勝ちを争い 己が才をひけらかす
    玉門にて匪賊を逃し 荒城にて躓く
    武芸においては童に劣り 麻雀においては我に敗北す
    世間に疎く 故に老成を持す
    ただ壁走りのみを知り 慎重さの欠片も持たず
    我が後を追いてロドスに至り 喋喋として休まず 人の静けさを煩わす
    臨機応変を知らず 生来より凡庸にして 頑迷不霊の極みなり
    浅学非才にして大任に堪え難し 司歳台に戻りて再び修行せよ」

    ズオ・ラウに後をつけられ、行動を逐一記録される日々が三ヶ月も続いた頃、ニェンはついに耐えきれなくなり「怒り」を露にした。
    ズオ・ラウは、ニェンと兄弟姉妹の行動だけを記録する手帳を持っていた。ニェンはそれを取り上げると、手帳に「判決文」を書き残し、シーも珍しく彼女に同調して丁寧に描き上げた挿絵を添えた。
    「これはいくらなんでも辛辣すぎやしないかしら。確かに大荒城にいた頃のズオ公子は五穀の区別もつかなかったけど、真面目で勤勉な子だったわ。この『頑迷不霊』は、『赤子の心』に変えてあげるべきよ。」シュウは詩を読んで、自身の見解を述べた。
    「この挿絵、顔立ちは実に似ているけど、表情が些か硬く、精彩を欠いているね。少し、私が手を加えよう。」リィンは絵筆を取ると、自分なりのアレンジを加えた。
    そこへ通りかかったチョンユエは、ため息をつきながら首を横に振り、妹たちを叱りつけた。しかし彼の口元には、明らかにこらえきれない笑いが込み上げてでいた。
    やがて、その詩と絵がズオ・ラウ本人の目に留まった。しかし、ニェンは期待していたような若き持燭人の怒り狂う姿を拝むことは叶わなかった。
    「なるほど。他者の目には、私はこんな風に映っていたのですね。」ズオ・ラウは絵をしげしげと眺めた末に、晴れやかな笑みを見せたのだ。
    「どれもありがたい言葉ばかりです。心に刻み、精進することにしましょう。ニェンさんのご忠告に感謝いたします。」ズオ・ラウは絵巻を丁寧にしまうと、ニェンに感謝を述べた。
    「それはさておき、あなたが今月麻雀で規定額以上の収入を得ている件についてですが、やはり司歳台に事実をそのまま報告させていただくことにします。」

基地スキル

  • オールラウンダーα
    訓練室で協力者として配置時、訓練速度+25%
  • 三思後行
    訓練室で協力者として配置時、1回の特化に最初から最後までオペレーターを変更せず協力するたびに一定量の武道を獲得する。武道が上限に達すると、次に前衛オペレーターのスキルを特化ランク1まで上げる協力を行う際、訓練が即座に完了し、所有している武道をすべて消費する