
- Astgenne the Lightchaser
- 溯光星源
- 아스트젠 더 라이트체이서
溯光アステジーニ
補助タイプ — 緩速師
敵に術ダメージを与える
攻撃時、敵を一瞬足止め
攻撃時、敵を一瞬足止め
- RL12
- 遠距離
- 減速
- 支援
- 火力
その他の昇格:
ボーナスを含む
【コードネーム】アステジーニ
【性別】女
【戦闘経験】二年
【出身地】クルビア
【誕生日】7月10日
【種族】リーベリ
【身長】166cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、感染者に認定。
【性別】女
【戦闘経験】二年
【出身地】クルビア
【誕生日】7月10日
【種族】リーベリ
【身長】166cm
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、感染者に認定。
【物理強度】普通
【戦場機動】標準
【生理的耐性】標準
【戦術立案】標準
【戦闘技術】標準
【アーツ適性】標準
【戦場機動】標準
【生理的耐性】標準
【戦術立案】標準
【戦闘技術】標準
【アーツ適性】標準
ライン生命エネルギー課の研究員、エレナ・ウビカ博士。現在はイェラグ観測所におけるエネルギー課のリーダーとして、研究の第一線で活躍している。イェラグで発生した天災事件の主要調査員の一人でもある。
造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果においても、同じく鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。
【源石融合率】6%
すでに右ふくらはぎに源石結晶が現れている。
【血液中源石密度】0.24u/L
感染の進行により、アステジーニの体表には四芒星の形状をした小さな源石結晶が現れている。現状、医療による制御は可能。
比較分析の結果、アステジーニとその姉アステシアの血液検査サンプルデータには、顕著な差異が見られた。これにより、共発性鉱石病はその後の進行においては、連動して悪化することはないとほぼ断定できる。本内容は機密文書として保管されるため、関係者は取り扱いに注意すること。
――某医療オペレーター
【源石融合率】6%
すでに右ふくらはぎに源石結晶が現れている。
【血液中源石密度】0.24u/L
感染の進行により、アステジーニの体表には四芒星の形状をした小さな源石結晶が現れている。現状、医療による制御は可能。
比較分析の結果、アステジーニとその姉アステシアの血液検査サンプルデータには、顕著な差異が見られた。これにより、共発性鉱石病はその後の進行においては、連動して悪化することはないとほぼ断定できる。本内容は機密文書として保管されるため、関係者は取り扱いに注意すること。
――某医療オペレーター
ライン生命を離れていた頃――あるいは、より正式な言い方をするならば、ライン生命から「外勤」を命じられていた頃、アステジーニはその時間の多くを一人で過ごすことに費やしていた。それを、隣の宿舎に住む双子の姉はこう評している。「あの子にとって、こんなにのんびりできる時間は本当に貴重なものだから。」
正直なところ、ロドスの勤務スケジュールは決して楽なものとは言えない。だが、研究者たちが実験室で従事している終わりのない仕事に比べれば、休暇のようなものだろう。
その時間はのびのびとしていて、自由で、そして今までとは違っていたのだ。
そこで彼女は振り返り、あることに気付いた。それは、初めてプラネタリウムを修理して、己がウビカ家の期待する娘とは違うと自覚したあの時から、自分が一瞬たりとも止まらずに駆けてきたということだ。
まだウビカの家にいた頃、彼女は成績やコンテストの順位など、自分の実力を証明する方法のすべてに没頭していた。その最初の目標は決して壮大なものではなく、多くの少年少女がそうするように、頑固な両親に何かを証明したいというものだった。しかし例にもれず、その試みはいつも失敗に終わった。だが、その失敗が彼女を長く悩ませることはなかった。それは、大学での新しい生活、新しい環境が彼女の頭を占めるようになったからだ。当時のエレナは非常に精力的で、改宗者の如き熱狂的な態度で科学に身を投じた。その努力と天賦の才は、当然多くの注目を集め――彼女はライン生命でのインターンシップの機会を得た。
一体いつから、彼女の崇高な目標は、天高く懸かる太陽のように必要なものと化していたのだろうか?彼女は考える中で迷いを感じていた。彼女の「太陽」が唐突に消えてしまった今は、長距離走を走っている途中でそのゴールが消えてしまったように感じて、彼女自身の重心も失われたかのようだった。
けれど、あるいは……もしかすると、これは再出発のチャンスにもなるのではないだろうか?
人生は自由なものであり、ロドスには「第二の人生」を歩み始めた者が何人もいる。ある者はかつての名を捨て去り、隠遁の中で本当の自分を見つけ、またある者は過去を背負ったまま、振り返らずに新たな人生へと突き進んでいる。そんな人々を見てきたアステジーニは、自分もまた運命の岐路に立っていることに気が付いた。そうして、彼女の見る大地は、さらに広いものとなった。
数日後、一通の書留が彼女の部屋の前に届けられた。それはライン生命からで、差出人はカロリンと書かれていた。彼女はあまり面識のない先輩だが、かつてある会議で顔を合わせたことがあった。その封筒には手紙もポストカードも入っておらず、ただ一枚だけ、プロジェクトの簡素な提案書が入っていた。そこにはライン生命のロゴが印刷されており、イェラグと、星空、地質調査と測量研究に関する計画説明が記されていた。
これは招待状だ、とアステジーニはすぐに気付いた。この先輩がなぜ自分にこの知らせを送り、招待してくれたのかはまだわからなかったが、心の中ではすでに選択は決まっていた。
彼女はかつて、占星術と科学の二つから選択をし、期待に応えることと自分の心を貫くことの二つからも選択をした。それからも、離れることと留まること、商業と研究、反抗することと流されるままでいること、などの二者択一を繰り返し……その中で、彼女は常に揺るがぬ心を持っていた。雑然とした思考の中にずっと存在し続けていた一本の糸は、ついに掴まれるに至った。彼女は、どの選択においても、より広大な新天地へと至るどの場所においても、同じ道に向かい、進んできたのだ。
今、雪境の真っ白な未知が、若きリーベリの前に広がっている。彼女は送信ボタンを押し、ライン生命のプロジェクト応募用メールボックスへと、一通のメールを送った。
正直なところ、ロドスの勤務スケジュールは決して楽なものとは言えない。だが、研究者たちが実験室で従事している終わりのない仕事に比べれば、休暇のようなものだろう。
その時間はのびのびとしていて、自由で、そして今までとは違っていたのだ。
そこで彼女は振り返り、あることに気付いた。それは、初めてプラネタリウムを修理して、己がウビカ家の期待する娘とは違うと自覚したあの時から、自分が一瞬たりとも止まらずに駆けてきたということだ。
まだウビカの家にいた頃、彼女は成績やコンテストの順位など、自分の実力を証明する方法のすべてに没頭していた。その最初の目標は決して壮大なものではなく、多くの少年少女がそうするように、頑固な両親に何かを証明したいというものだった。しかし例にもれず、その試みはいつも失敗に終わった。だが、その失敗が彼女を長く悩ませることはなかった。それは、大学での新しい生活、新しい環境が彼女の頭を占めるようになったからだ。当時のエレナは非常に精力的で、改宗者の如き熱狂的な態度で科学に身を投じた。その努力と天賦の才は、当然多くの注目を集め――彼女はライン生命でのインターンシップの機会を得た。
一体いつから、彼女の崇高な目標は、天高く懸かる太陽のように必要なものと化していたのだろうか?彼女は考える中で迷いを感じていた。彼女の「太陽」が唐突に消えてしまった今は、長距離走を走っている途中でそのゴールが消えてしまったように感じて、彼女自身の重心も失われたかのようだった。
けれど、あるいは……もしかすると、これは再出発のチャンスにもなるのではないだろうか?
人生は自由なものであり、ロドスには「第二の人生」を歩み始めた者が何人もいる。ある者はかつての名を捨て去り、隠遁の中で本当の自分を見つけ、またある者は過去を背負ったまま、振り返らずに新たな人生へと突き進んでいる。そんな人々を見てきたアステジーニは、自分もまた運命の岐路に立っていることに気が付いた。そうして、彼女の見る大地は、さらに広いものとなった。
数日後、一通の書留が彼女の部屋の前に届けられた。それはライン生命からで、差出人はカロリンと書かれていた。彼女はあまり面識のない先輩だが、かつてある会議で顔を合わせたことがあった。その封筒には手紙もポストカードも入っておらず、ただ一枚だけ、プロジェクトの簡素な提案書が入っていた。そこにはライン生命のロゴが印刷されており、イェラグと、星空、地質調査と測量研究に関する計画説明が記されていた。
これは招待状だ、とアステジーニはすぐに気付いた。この先輩がなぜ自分にこの知らせを送り、招待してくれたのかはまだわからなかったが、心の中ではすでに選択は決まっていた。
彼女はかつて、占星術と科学の二つから選択をし、期待に応えることと自分の心を貫くことの二つからも選択をした。それからも、離れることと留まること、商業と研究、反抗することと流されるままでいること、などの二者択一を繰り返し……その中で、彼女は常に揺るがぬ心を持っていた。雑然とした思考の中にずっと存在し続けていた一本の糸は、ついに掴まれるに至った。彼女は、どの選択においても、より広大な新天地へと至るどの場所においても、同じ道に向かい、進んできたのだ。
今、雪境の真っ白な未知が、若きリーベリの前に広がっている。彼女は送信ボタンを押し、ライン生命のプロジェクト応募用メールボックスへと、一通のメールを送った。
【個人研究日誌】
イェラグに到着後第一週
プロジェクト進捗:準備段階
記録者:エレナ
一昨日、宿舎の整理と最後の実験物資の点検を終えて、私たちはようやく現地調査の許可を得た。研究員の大半がまだ現地の風土や地理に不慣れであることを考慮して、カランド貿易の方がガイドを探してくれた。直近一ヶ月の間は、このガイドが私たちの探査を手伝い、簡易的な地図を作成してくれるみたい。本当に至れり尽くせり。
外出時、街の住民は温かく歓迎してくれた。ただ、一部の小さな村の住民は……私たちに近付かれたくない様子。今後の探査に影響しないといいけど。今度、彼らともっと会話して、私たちが怪しい人間ではないことを理解してもらったほうがいいかもしれない。
イェラグに到着後第三週
プロジェクト進捗:初期調査
記録者:エレナ
エネルギーチームのリーダーとしての仕事は、思っていたより簡単だった。プロジェクトへの参加申請後、認可を受けてイェラグへ来た同僚たちは、皆とても優秀で、理解力も作業効率も極めて高い。その上、イェラグのプロジェクトの特殊性を考慮して、内部会議以外、たとえば商業向けのパーティーや商談の場に参加する必要もない。だから、時々……前と何も変わらないように感じてしまう。
プロジェクト自体は、順調に進行中。標高と地理的環境の優位性を鑑みると、星のさやに高エネルギー粒子を照射して、反応を得る計画も実現できるかもしれない。ただ、照射装置のエネルギー供給構造には、未解決の問題がいくつか残っている。
もう少し色々試してみよう。
イェラグに到着後第四週
プロジェクト進捗:初期調査
記録者:エレナ
ガイドが任期を終え、周辺地域と一部辺境地区の地図が完成した。でもまさか、イェラグには公的に発行されている全域地図がないなんて……前にミュルジス主任から、ここの宗教体系が持つ問題として「知識の独占」が挙げられるとは聞かされていたけど、地図すら民衆に公開していないほどだとは思わなかった。
今週の夜勤はカロリン先輩と一緒だった。先輩がいなかったら、きっとこのプロジェクトには参加できなかったと思う。この参加枠の限られたプロジェクトが申請を受け付け始めた時、先輩はわざわざリマインドしてくれたから。本当に良い人だよね。ちゃんとお礼をしないと……今度ごはんでも奢らせてもらおうかな?
イェラグに到着後第六週
プロジェクト進捗:補助エネルギー源を探す
記録者:エレナ
今週はチームのメンバーを連れて、付近の村と山谷でエネルギーの探査と分析を行った。今のところ、まだ需要に応えられるだけのエネルギー補助を現地で受けられる場所は見つかっていない。今後は、もう少し遠くまで足を延ばしてみてもいいかもしれない。
村の子供たちはイェラグ語を話していて、その大半には村特有の訛りがあった。私はあまり聞き取れなかったけど、子供たちは色々なことが気になるみたいで、たくさん質問をされた。ただ、半分以上は何を言っているか判然としなかった。あとでカランド貿易の担当者に意味を聞いてみよう。そういえば、前に持っていったキャンディを子供たちはとても気に入ってくれたみたい。次は違う味のものを持っていこう。
イェラグに到着後第七週
プロジェクト進捗:補助エネルギー源を探す
記録者:エレナ
ある村が自主的に、私たちの立ち入り許可を申し出てくれた。正直なところ、少し驚いた。そこの村長さんは、余所者が入ってくるのをひどく嫌っていたはずだから。探査を終えたあと、村長さんは私たちを自宅へ招いて、食事を振る舞ってくれた。彼女は雪で私たちの両手に記号を描くと、ほとんど聞き取れないくらい小さな声で何かを祈っていた。そして最後に、私たちは信頼できるイェラグの友だと、イェラガンドのお告げがあったと教えてくれた。
それ自体はとても嬉しいけど、残念なことに、新しく利用可能なエネルギー源を見つけることはできなかった。ただ、最近改めて探査データを整理し、中核国家のエネルギー探査データと照らし合わせてみたところ、わかったことがある。イェラグには、微弱で感知しづらい特殊なエネルギーの波動が、広範囲にわたって存在しているのだ。
これは一体何だろう?地下に、鉱脈のようなものでもあるのだろうか?
イェラグに到着後第八週
プロジェクト進捗:補助エネルギー源を探す
記録者:エレナ
最近のエネルギー探査では、特に新しい発見はなかった。例の特殊なエネルギーの波動についても、明確な分析結果は得られていない。
半面、私のイェラグ語はどんどん上達している。ほとんどの村民と問題なく意思疎通できるようになってきたし、より多くの村への立ち入り許可も得られるようになった。時々、村民がわざわざ山を登ってきて、お礼にどうぞと、自家製のチーズや干し肉をくれることもある。どれもとても美味しかった。
以前訪れた村の村長さんが、数週間後村に来ないかと私たちを招待してくれた。娘さんの誕生日があり、どうやらご馳走が並ぶらしい。ただ、プレゼントとして贈れそうなものがないから、山のふもとにあるギフトショップに行かないと。そうだ、それとカロリン先輩をごはんに誘わなくちゃ……まあ、どちらも今日の夜勤が終わってからの話だけど。
イェラグに到着後第一週
プロジェクト進捗:準備段階
記録者:エレナ
一昨日、宿舎の整理と最後の実験物資の点検を終えて、私たちはようやく現地調査の許可を得た。研究員の大半がまだ現地の風土や地理に不慣れであることを考慮して、カランド貿易の方がガイドを探してくれた。直近一ヶ月の間は、このガイドが私たちの探査を手伝い、簡易的な地図を作成してくれるみたい。本当に至れり尽くせり。
外出時、街の住民は温かく歓迎してくれた。ただ、一部の小さな村の住民は……私たちに近付かれたくない様子。今後の探査に影響しないといいけど。今度、彼らともっと会話して、私たちが怪しい人間ではないことを理解してもらったほうがいいかもしれない。
イェラグに到着後第三週
プロジェクト進捗:初期調査
記録者:エレナ
エネルギーチームのリーダーとしての仕事は、思っていたより簡単だった。プロジェクトへの参加申請後、認可を受けてイェラグへ来た同僚たちは、皆とても優秀で、理解力も作業効率も極めて高い。その上、イェラグのプロジェクトの特殊性を考慮して、内部会議以外、たとえば商業向けのパーティーや商談の場に参加する必要もない。だから、時々……前と何も変わらないように感じてしまう。
プロジェクト自体は、順調に進行中。標高と地理的環境の優位性を鑑みると、星のさやに高エネルギー粒子を照射して、反応を得る計画も実現できるかもしれない。ただ、照射装置のエネルギー供給構造には、未解決の問題がいくつか残っている。
もう少し色々試してみよう。
イェラグに到着後第四週
プロジェクト進捗:初期調査
記録者:エレナ
ガイドが任期を終え、周辺地域と一部辺境地区の地図が完成した。でもまさか、イェラグには公的に発行されている全域地図がないなんて……前にミュルジス主任から、ここの宗教体系が持つ問題として「知識の独占」が挙げられるとは聞かされていたけど、地図すら民衆に公開していないほどだとは思わなかった。
今週の夜勤はカロリン先輩と一緒だった。先輩がいなかったら、きっとこのプロジェクトには参加できなかったと思う。この参加枠の限られたプロジェクトが申請を受け付け始めた時、先輩はわざわざリマインドしてくれたから。本当に良い人だよね。ちゃんとお礼をしないと……今度ごはんでも奢らせてもらおうかな?
イェラグに到着後第六週
プロジェクト進捗:補助エネルギー源を探す
記録者:エレナ
今週はチームのメンバーを連れて、付近の村と山谷でエネルギーの探査と分析を行った。今のところ、まだ需要に応えられるだけのエネルギー補助を現地で受けられる場所は見つかっていない。今後は、もう少し遠くまで足を延ばしてみてもいいかもしれない。
村の子供たちはイェラグ語を話していて、その大半には村特有の訛りがあった。私はあまり聞き取れなかったけど、子供たちは色々なことが気になるみたいで、たくさん質問をされた。ただ、半分以上は何を言っているか判然としなかった。あとでカランド貿易の担当者に意味を聞いてみよう。そういえば、前に持っていったキャンディを子供たちはとても気に入ってくれたみたい。次は違う味のものを持っていこう。
イェラグに到着後第七週
プロジェクト進捗:補助エネルギー源を探す
記録者:エレナ
ある村が自主的に、私たちの立ち入り許可を申し出てくれた。正直なところ、少し驚いた。そこの村長さんは、余所者が入ってくるのをひどく嫌っていたはずだから。探査を終えたあと、村長さんは私たちを自宅へ招いて、食事を振る舞ってくれた。彼女は雪で私たちの両手に記号を描くと、ほとんど聞き取れないくらい小さな声で何かを祈っていた。そして最後に、私たちは信頼できるイェラグの友だと、イェラガンドのお告げがあったと教えてくれた。
それ自体はとても嬉しいけど、残念なことに、新しく利用可能なエネルギー源を見つけることはできなかった。ただ、最近改めて探査データを整理し、中核国家のエネルギー探査データと照らし合わせてみたところ、わかったことがある。イェラグには、微弱で感知しづらい特殊なエネルギーの波動が、広範囲にわたって存在しているのだ。
これは一体何だろう?地下に、鉱脈のようなものでもあるのだろうか?
イェラグに到着後第八週
プロジェクト進捗:補助エネルギー源を探す
記録者:エレナ
最近のエネルギー探査では、特に新しい発見はなかった。例の特殊なエネルギーの波動についても、明確な分析結果は得られていない。
半面、私のイェラグ語はどんどん上達している。ほとんどの村民と問題なく意思疎通できるようになってきたし、より多くの村への立ち入り許可も得られるようになった。時々、村民がわざわざ山を登ってきて、お礼にどうぞと、自家製のチーズや干し肉をくれることもある。どれもとても美味しかった。
以前訪れた村の村長さんが、数週間後村に来ないかと私たちを招待してくれた。娘さんの誕生日があり、どうやらご馳走が並ぶらしい。ただ、プレゼントとして贈れそうなものがないから、山のふもとにあるギフトショップに行かないと。そうだ、それとカロリン先輩をごはんに誘わなくちゃ……まあ、どちらも今日の夜勤が終わってからの話だけど。
イェラグの天災事件は始まりこそ大きな衝撃を与えたが、その終わりは意外にも穏やかで自然なものだった。これまでに起きた騒動と同じく、新雪がイェラグを覆ってしまえば、過去はいずれも過ぎ去ったものとなり、雪が積もる大地はまっさらな新章の始まりを迎える。
それは何も変わっていないようにも、何もかもが変化しているようにも思える。まるで、白い雪の下、土が静かにゆっくりと命を芽吹かせ、遠く離れた場所にいる春を呼び覚まそうとしているように。
あの奇妙な言葉を解析したあとも、アステジーニの生活に大きな変化はなかった。彼女はいつものように実験をし、報告書を書き、徹夜で課題を研究し、当直につき、資料を整理し、内部会議に参加していた。けれど、イェラグのそれと同じように、人知れず起こる変化というのもあるものだ。
【まだ名付けられていない研究報告書(一部抜粋)】
恥ずかしながら、私の考えた「源石に関する推論」は詳細な資料分析と二度にわたる調査を経ても、依然として裏付けを得られなかった。
けれど実際、私が見たすべては、これまでの認識を根底から覆すものだった。付属の映像記録09が示す通り、私たちは心臓の鼓動音を探知し、また、奇妙な紋様が石の表面を蠢き、無機物から生体信号が発されるのを目撃した。テラ既存の知識と伝説のすべてを考慮するに、これほど巨大な生物が実在するとすれば、それは……
【アステジーニのボイスレコーダー:録音ファイル29100129】
「巨獣。論旨を展開させるとして、その方向しかないと思う。」
「……突拍子もないことを言ってるのはわかってる。それが正しいかどうかも、確信はない。だから、あの研究報告書になんてタイトルを付ければいいのか、わからなかったんだ。でも、イェラグでの調査が進むにつれて、私の理解が、知識が、これまで積み上げてきたすべてが、一つずつほかの可能性を否定していって……最後に残ったのは巨獣だけだった。」
(暫しの沈黙)
(ボタンが押され、ボイスレコーダーが起動する電子音)
「たまに、本当にたまにだけど……この大きな未知を恐ろしく感じてしまうの。」
「……クルビアには、こういう研究をしている人はまだいないから。」
「安全というのは、経験と、いつでも引き上げられるという確信から生まれるもの。だけど、目の前のこれは底のない湖みたいなものだ。少し進むごとにより深みへ、より未知なる領域へと沈んでいく。」
(暫しの沈黙)
「……」
「エンヤの言う通りだよね……」
「科学者たるもの、『未知』を恐れてどうするの?」
それは何も変わっていないようにも、何もかもが変化しているようにも思える。まるで、白い雪の下、土が静かにゆっくりと命を芽吹かせ、遠く離れた場所にいる春を呼び覚まそうとしているように。
あの奇妙な言葉を解析したあとも、アステジーニの生活に大きな変化はなかった。彼女はいつものように実験をし、報告書を書き、徹夜で課題を研究し、当直につき、資料を整理し、内部会議に参加していた。けれど、イェラグのそれと同じように、人知れず起こる変化というのもあるものだ。
【まだ名付けられていない研究報告書(一部抜粋)】
恥ずかしながら、私の考えた「源石に関する推論」は詳細な資料分析と二度にわたる調査を経ても、依然として裏付けを得られなかった。
けれど実際、私が見たすべては、これまでの認識を根底から覆すものだった。付属の映像記録09が示す通り、私たちは心臓の鼓動音を探知し、また、奇妙な紋様が石の表面を蠢き、無機物から生体信号が発されるのを目撃した。テラ既存の知識と伝説のすべてを考慮するに、これほど巨大な生物が実在するとすれば、それは……
【アステジーニのボイスレコーダー:録音ファイル29100129】
「巨獣。論旨を展開させるとして、その方向しかないと思う。」
「……突拍子もないことを言ってるのはわかってる。それが正しいかどうかも、確信はない。だから、あの研究報告書になんてタイトルを付ければいいのか、わからなかったんだ。でも、イェラグでの調査が進むにつれて、私の理解が、知識が、これまで積み上げてきたすべてが、一つずつほかの可能性を否定していって……最後に残ったのは巨獣だけだった。」
(暫しの沈黙)
(ボタンが押され、ボイスレコーダーが起動する電子音)
「たまに、本当にたまにだけど……この大きな未知を恐ろしく感じてしまうの。」
「……クルビアには、こういう研究をしている人はまだいないから。」
「安全というのは、経験と、いつでも引き上げられるという確信から生まれるもの。だけど、目の前のこれは底のない湖みたいなものだ。少し進むごとにより深みへ、より未知なる領域へと沈んでいく。」
(暫しの沈黙)
「……」
「エンヤの言う通りだよね……」
「科学者たるもの、『未知』を恐れてどうするの?」
まったく新しい方向性の研究には、大量の理論による裏付けと、実証的なデータが必要だ。神秘学の過度な装飾を剥ぎ取り、証明不能であっても確かに実在する真相を掘りあてるのは、間違いなく心身をすり減らす作業である。現状、彼女はまだ成果を得られておらず、金銭的援助もなければ、率いるチームもない。彼女が持つのは、光に向かって真実を求める心と――
頼りになる双子の姉だけだ。
トリマウンツの穴の空いた空は、大地中の占星学者やその他神秘学の研究者たちを惹きつけている。そのおかげで、アステシアはより広範囲な学術領域において、妹にサポートを提供する機会を得られた。文献学の顧問として、アステシアの能力には疑いの余地などないからだ。
だが、その年齢と経験を鑑みるに、この血筋や規則を重んじる学術領域においては、彼女がどう頑張っても閲覧できない資料が存在することもまた事実だ。そのことは、長い間アステシアを悩ませていた。
そして、その悩みを妹へ打ち明けた時、パンをかじりながらノートを整理していたアステジーニは、思いがけない言葉を返してきた。
「だったらミスター・ウビカにも助けてもらおうよ。」
姉がバターナイフを手にしたまま固まっているのを見て、アステジーニは自分の考えを説明しなければと思った。
「別にあの人を許したわけじゃないよ。いくら父親でも、時間や血の繋がりだけじゃ埋まらない溝もあるし。」
「だけど今は、あの人は私の記憶にあるような、ただ厳しくて頑固なだけの人じゃないってこともわかってるから。」
「私が話したいのは、一方的に私の夢を奪った父親じゃなくて、古い思想を否定して、変化を認める学者のミスター・ウビカだよ。」
アステシアは何も言わずに、ただ理解と感動が混ざった不思議な眼差しを妹に向けていた。そうして見つめられたアステジーニは、少しそわそわして視線を逸らした。
「それで、私は何をすればいいの、ジーニ?あなたとお父様が顔を合わせる場を用意すればいい?」
「う……うん。あの人が癇癪を起こさないように、人の多い場所がいいな。」
「前回みたいに?」
「そうだね、前回みたいに……」アステジーニは、前に姉の服を着て発表会に出席した時のことを思い出しながら、一言付け加えた。「でも、今回は私として――エレナ・ウビカとして会いに行くよ。」
「わかったわ。」
……
一週間後、占星研究協会にて。
フランソワ・ウビカは、公共の休憩室で先程の会議の要約に目を通していた。トリマウンツの空洞はあくまでも一つの窓でしかなく、星空のすべてではないのだが――この天を引き裂くような熱狂は、誰もの視線を釘付けにして離さない。そのことに、彼は本能的な嫌悪感を覚えていた。
「お父様、少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
彼は内心の苛立ちを抑えつつ、普段通りの落ち着いた口調でアステシアに続きを促した。
「私の『同僚』が、お父様に共同プロジェクトのご相談をしたいそうです。」
「こんにちは、ミスター・ウビカ。私はライン生命の研究員、エレナ・ウビカです。用件を端的に申し上げますと、私はイェラグの観測ステーションで得た最新の星図、および星の軌道の記録データと引き換えに、あなたと長期的に情報共有を行う契約を結びたいと考えています。」
「こちらはその資料の一部です。観測されたままのデータと、トリマウンツの空洞に基づいて調整を行った修正版がありますので、どうぞご確認ください。」
フランソワがこの反抗的な次女に会ったのは、彼女が家を出て以来これで二回目だ。前回、彼女は姉のフリをして、衆人の面前で稚拙な茶番を演じた。ならば、今回は一体何を企んでいるのだろうか?
彼は十数年分の怒りや不満を理由に、資料をエレナに突き返すこともできた。だが、その厳しく慎重な性格が、資料を手に取り、じっくり読むよう促してくる。
それに一枚、二枚と、目を通していくにつれ、自身の中にあった苛立ちが消え、まったく新しい思考の道筋が出来上がっていくのが、はっきりと感じ取れた。
そして、これをもたらしてくれたのは――長年彼に逆らい続けてきた、彼と同じく頑固な我が子だ。彼は顔を上げ、次女を見つめた。
五分、十分、十五分が経ち、そこへ側仕えが現れて次の会議に参加するよう促そうと、彼にはその声も届かなかった。
……
最終的に、フランソワ・ウビカは人生最大の譲歩をした。
「何が欲しいんだ?」
頼りになる双子の姉だけだ。
トリマウンツの穴の空いた空は、大地中の占星学者やその他神秘学の研究者たちを惹きつけている。そのおかげで、アステシアはより広範囲な学術領域において、妹にサポートを提供する機会を得られた。文献学の顧問として、アステシアの能力には疑いの余地などないからだ。
だが、その年齢と経験を鑑みるに、この血筋や規則を重んじる学術領域においては、彼女がどう頑張っても閲覧できない資料が存在することもまた事実だ。そのことは、長い間アステシアを悩ませていた。
そして、その悩みを妹へ打ち明けた時、パンをかじりながらノートを整理していたアステジーニは、思いがけない言葉を返してきた。
「だったらミスター・ウビカにも助けてもらおうよ。」
姉がバターナイフを手にしたまま固まっているのを見て、アステジーニは自分の考えを説明しなければと思った。
「別にあの人を許したわけじゃないよ。いくら父親でも、時間や血の繋がりだけじゃ埋まらない溝もあるし。」
「だけど今は、あの人は私の記憶にあるような、ただ厳しくて頑固なだけの人じゃないってこともわかってるから。」
「私が話したいのは、一方的に私の夢を奪った父親じゃなくて、古い思想を否定して、変化を認める学者のミスター・ウビカだよ。」
アステシアは何も言わずに、ただ理解と感動が混ざった不思議な眼差しを妹に向けていた。そうして見つめられたアステジーニは、少しそわそわして視線を逸らした。
「それで、私は何をすればいいの、ジーニ?あなたとお父様が顔を合わせる場を用意すればいい?」
「う……うん。あの人が癇癪を起こさないように、人の多い場所がいいな。」
「前回みたいに?」
「そうだね、前回みたいに……」アステジーニは、前に姉の服を着て発表会に出席した時のことを思い出しながら、一言付け加えた。「でも、今回は私として――エレナ・ウビカとして会いに行くよ。」
「わかったわ。」
……
一週間後、占星研究協会にて。
フランソワ・ウビカは、公共の休憩室で先程の会議の要約に目を通していた。トリマウンツの空洞はあくまでも一つの窓でしかなく、星空のすべてではないのだが――この天を引き裂くような熱狂は、誰もの視線を釘付けにして離さない。そのことに、彼は本能的な嫌悪感を覚えていた。
「お父様、少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
彼は内心の苛立ちを抑えつつ、普段通りの落ち着いた口調でアステシアに続きを促した。
「私の『同僚』が、お父様に共同プロジェクトのご相談をしたいそうです。」
「こんにちは、ミスター・ウビカ。私はライン生命の研究員、エレナ・ウビカです。用件を端的に申し上げますと、私はイェラグの観測ステーションで得た最新の星図、および星の軌道の記録データと引き換えに、あなたと長期的に情報共有を行う契約を結びたいと考えています。」
「こちらはその資料の一部です。観測されたままのデータと、トリマウンツの空洞に基づいて調整を行った修正版がありますので、どうぞご確認ください。」
フランソワがこの反抗的な次女に会ったのは、彼女が家を出て以来これで二回目だ。前回、彼女は姉のフリをして、衆人の面前で稚拙な茶番を演じた。ならば、今回は一体何を企んでいるのだろうか?
彼は十数年分の怒りや不満を理由に、資料をエレナに突き返すこともできた。だが、その厳しく慎重な性格が、資料を手に取り、じっくり読むよう促してくる。
それに一枚、二枚と、目を通していくにつれ、自身の中にあった苛立ちが消え、まったく新しい思考の道筋が出来上がっていくのが、はっきりと感じ取れた。
そして、これをもたらしてくれたのは――長年彼に逆らい続けてきた、彼と同じく頑固な我が子だ。彼は顔を上げ、次女を見つめた。
五分、十分、十五分が経ち、そこへ側仕えが現れて次の会議に参加するよう促そうと、彼にはその声も届かなかった。
……
最終的に、フランソワ・ウビカは人生最大の譲歩をした。
「何が欲しいんだ?」
(ブーンという機械の動作音)
……
「記録は完成し……状況は変わらず……」
(キーボードを叩く音に時折混じる、ペン先を紙に走らせる音)
(椅子を動かす音)
(沸騰音ののち、液体を注ぐ音)
「……ふぅ。やっぱりコーヒーは最高の徹夜のお供だね。フィードバックが段々減ってきてるから、今夜もこうして座ってるだけかもしれないけど。」
「持ってきといてよかった……」
……
(ブーンという機械の動作音)
(本のページを捲る音)
(本のページを捲る音ののち、紙が落ちる音)
「ん?これは……?」
「あっ、そっか、あの時姉さんが……そうだよね、この本は家から持ってきたものだし。でも、姉さんったらいつの間にこんなメモを挟んだんだろう?私が学校に通うために家を出る前かな?」
……
(ブーンという機械の動作音)
(小さな鼻歌と、ペン先を紙に走らせる音)
「しまった……ほとんど覚えてないや……」
「今度山を降りた時に、ちゃんと聴いとかないと……」
――ライン生命 Y-02-22031-01/夜 当直記録
【少し擦り切れたメモ】
ジーニ、あなたがいつこれを読むかはわからないけれど、あなたがこのメモを読んでいる時、それはきっと、一人孤独に押しつぶされそうになっている時だと思っているわ。
あなたは子供の頃から、家族の誰とも違っていた。そのことに気づいた時、私は初めて、私たち二人の運命を占ってみたの。そうしたら、星たちはこう言っていたわ。私の妹は自由な羽獣となり、檻を一つまた一つと飛び越えて、広く雄大な大地を見渡すことになるだろうって。
これはとてもすごいことよ。あなたを誇らしく思うわ。だけど、今これを書きながら、私は考えているの。これを読むあなたは、どこにいるのかしらって。きっと今とはまるで違うどこかにいて、まるで違う景色を見て、違う人と出会って、食べたことのない美味しいものを食べて、聞いたことのない言葉や音楽を聞いて。そうだわ、音楽と言えば。
お願いがあるの。もっと外に出て、遊ぶ時間と友達を作って、聞いた歌や音楽を全部覚えて、その中で一番気に入ったものを、私があなたの考えを当てたご褒美として持ち帰ってきてちょうだい。
このメモを偶然見つけて読んだ時、これがあなたの感じていた孤独を消してくれるよう願っているわ。そしてもし、まだ孤独を感じているようなら、あなたが私を想ってくれるように、私もまたあなたを想っていることを、どうか決して忘れないでね。
愛をこめて アステシア・ウビカより
……
「記録は完成し……状況は変わらず……」
(キーボードを叩く音に時折混じる、ペン先を紙に走らせる音)
(椅子を動かす音)
(沸騰音ののち、液体を注ぐ音)
「……ふぅ。やっぱりコーヒーは最高の徹夜のお供だね。フィードバックが段々減ってきてるから、今夜もこうして座ってるだけかもしれないけど。」
「持ってきといてよかった……」
……
(ブーンという機械の動作音)
(本のページを捲る音)
(本のページを捲る音ののち、紙が落ちる音)
「ん?これは……?」
「あっ、そっか、あの時姉さんが……そうだよね、この本は家から持ってきたものだし。でも、姉さんったらいつの間にこんなメモを挟んだんだろう?私が学校に通うために家を出る前かな?」
……
(ブーンという機械の動作音)
(小さな鼻歌と、ペン先を紙に走らせる音)
「しまった……ほとんど覚えてないや……」
「今度山を降りた時に、ちゃんと聴いとかないと……」
――ライン生命 Y-02-22031-01/夜 当直記録
【少し擦り切れたメモ】
ジーニ、あなたがいつこれを読むかはわからないけれど、あなたがこのメモを読んでいる時、それはきっと、一人孤独に押しつぶされそうになっている時だと思っているわ。
あなたは子供の頃から、家族の誰とも違っていた。そのことに気づいた時、私は初めて、私たち二人の運命を占ってみたの。そうしたら、星たちはこう言っていたわ。私の妹は自由な羽獣となり、檻を一つまた一つと飛び越えて、広く雄大な大地を見渡すことになるだろうって。
これはとてもすごいことよ。あなたを誇らしく思うわ。だけど、今これを書きながら、私は考えているの。これを読むあなたは、どこにいるのかしらって。きっと今とはまるで違うどこかにいて、まるで違う景色を見て、違う人と出会って、食べたことのない美味しいものを食べて、聞いたことのない言葉や音楽を聞いて。そうだわ、音楽と言えば。
お願いがあるの。もっと外に出て、遊ぶ時間と友達を作って、聞いた歌や音楽を全部覚えて、その中で一番気に入ったものを、私があなたの考えを当てたご褒美として持ち帰ってきてちょうだい。
このメモを偶然見つけて読んだ時、これがあなたの感じていた孤独を消してくれるよう願っているわ。そしてもし、まだ孤独を感じているようなら、あなたが私を想ってくれるように、私もまたあなたを想っていることを、どうか決して忘れないでね。
愛をこめて アステシア・ウビカより
HP
1420
攻撃力
608
防御力
125
術耐性
25
配置コスト
18
攻撃間隔
1.9 秒
ブロック数
1
再配置時間
80 秒
素質
- データモデリング敵を足止めするたび、自身の攻撃速度+1(最大18回まで重複可能)
- エネルギー解析攻撃範囲内の敵に10%の脆弱状態を付与。溯光アステジーニの攻撃範囲内に7秒以上滞在した敵に対しては、付与する脆弱の効果が14%になる
スキル
設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
スターチャート自動回復手動発動初期SP15必要SP30継続時間20 秒攻撃力+100%、通常攻撃が最大3回まで跳躍し、跳躍済みの対象にも再跳躍可能になるatk1attack@chain.max_target3attack@projectile_range1.7
アストラルグラビティ攻撃回復自動発動必要SP3次の通常攻撃時、範囲内の防衛ラインから最も遠い敵2体に攻撃力の145%の術ダメージを与え、足止めの効果時間が3秒まで増加。さらに攻撃対象周囲一定範囲内の敵最大3体を相当の力で対象のいる位置に引き寄せ、同量の術ダメージを与えるatk_scale1.45sluggish3max_target3force1ability_range_radius2atk_scale_link1.45max_target_attack2
コンカレントチェイン自動回復手動発動初期SP25必要SP35継続時間25 秒攻撃範囲拡大、攻撃力+70%、攻撃の間隔を短縮し、敵2体をロックオンして攻撃し続ける。さらにロックオンした敵同士を連結し、連結中の敵が受けた術ダメージの25%を追加で他の連結対象に伝導するatk0.7base_attack_time-0.7attack@max_target2attack@atk_share0.25
モジュール
ORIGINAL溯光アステジーニの記章
溯光アステジーニは敵の牽制に秀でている。
外勤部門の決定に基づき、
外勤任務においては補助オペレーターとして区分し、緩速師の責務を担う。
特別に本記章を授与し、
その証明とする。
DEC-Y探索者のコレクションSTAGE ステータス 強化説明 1 - HP +85
- 攻撃力 +35
緩速師の特性 敵に術ダメージを与え
攻撃時、敵をやや長い間足止め2 - HP +105
- 攻撃力 +45
データモデリング 敵を足止めするたび、自身の攻撃速度+1(最大23回まで重複可能)3 - HP +115
- 攻撃力 +50
データモデリング 敵を足止めするたび、自身の攻撃速度+1(最大25回まで重複可能)。上昇値が最大になると、攻撃力+12%データモデリング
冒険の終わりは、決して事務作業の終わりを意味せず、むしろその始まりと言える。
アステジーニが道中書いたメモや探査記録をデスクの傍らに積み上げて、「無断欠勤に関する始末書」を作成し始めた時、ミュルジスが新たな知らせを持ってきた。
「エレナ、観測所の入り口に子供たちが何人か来ているんだけど、あなたに渡したいものがあるんですって。」
「わかりました、すぐ行きます。」
村人が訪ねてくるのは珍しいことではなかった。というのは、ライン生命はイェラグに到着してすぐ、調査員で組織したチームを複数、地理調査に派遣していたからだ。ゆえに周辺村落が最初の接触先となるのは当然のことであり、彼らと交流を重ねる中で、好奇心の中に漠然とした友情と好意が芽生え始めていた。だが、それはまだあまりに脆く、さらには、堅固なものとなる前にあの天災が襲ってきてしまった。
その時、人々の間には、対立、恐慌、イェラグの民かそうでないかを重視する考えが広まった。そして混乱の中で、漠然とした好意は急激に変化し、幾度かの浮き沈みを経て、すべてが明らかになった今は罪悪感へと変わっていた。
「ごめんなさい、お姉さん……」先頭の子供が、彼女の目もまともに見られない様子で、抱えていた箱を押し付けてきた。
それは精巧な木箱だった。地元の職人が丹精込めて作ったもののようで、その中はいくつもの小さな四角形に仕切られており、その一つ一つに大きさの異なる鉱石の欠片が入れられていた。その鉱石にはいずれも、手作業で磨いたのだろう粗い跡が残っている。
「この石は、キミたちが見つけてきてくれたの?」
「……うん、そうだよ。」その子は、少し気まずそうに頭を掻いた。「お詫びに何かを渡したいと思ったんだけど、何をあげたらいいかわからなくてさ。だって、お姉さんたちは、その……なんでも持ってるみたいだから。」
「あのね、これは村に来た新しい先生のアイデアなの!」と、先頭の子より少し幼く見える女の子が、思わずといった様子で割り込んで話しかけてきた。「先生はね、お姉さんにとって必要なものとか、好きなものとかをあげたらいいよって言ってたんだよ!」
アステジーニはその言葉にどう反応すべきかわからず、俯いた。
教育を受け始めたばかりのこの子供たちは、雪の中や谷川を探索する調査員が必要としているものといえば鉱石だろうと、単純にそう考えたのだ。なにしろ彼らからすれば、山にはそれ以外何もないのだから。
「あげるもの……間違えちゃった?」一人の子供が、小声で聞いてきた。
「そんなはずないよ……」先ほど割り込んできた子は、心配そうに顔をしかめながら言った。「大人の人たちが言ってたでしょ?このお姉さんたちは、星を見るためにイェラグに来たって。地上の石は、もともと空の星なんだから、同じものじゃない?」
「よかったらそのお話、もっと詳しく聞かせてもらえるかな?」それまで黙っていたアステジーニは、子供たちの輪に入っていき、その木箱を抱きしめて、積もった雪を丁寧に払い落とした。「私たち、もう友達でしょ?だから、キミたちの知ってる話が聞きたいんだ。地上の石と、空の星の物語を。」
基地スキル
探査用リュック製造所配置時、配置製造所のラインテク系>スキルの発動数1につき、保管上限+5
ラインテクβ
製造所配置時、製造効率+25%
