- Ashlock
- 灰毫
- 애쉬락
アッシュロック
重装タイプ — 堅城砲手
敵をブロックしていない時遠距離範囲物理攻撃を行う
- KZ12
- 近距離
- 火力
- 防御
ボーナスを含む
【コードネーム】アッシュロック
【性別】女
【戦闘経験】四年
【出身地】カジミエーシュ
【誕生日】3月20日
【種族】ザラック
【身長】164cm
【鉱石病感染状況】
体表に源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。
【性別】女
【戦闘経験】四年
【出身地】カジミエーシュ
【誕生日】3月20日
【種族】ザラック
【身長】164cm
【鉱石病感染状況】
体表に源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。
【物理強度】優秀
【戦場機動】標準
【生理的耐性】優秀
【戦術立案】標準
【戦闘技術】標準
【アーツ適性】標準
【戦場機動】標準
【生理的耐性】優秀
【戦術立案】標準
【戦闘技術】標準
【アーツ適性】標準
レッドパイン騎士団メンバーの一人、灰毫騎士グレイナティ。カジミエーシュメジャー後にロドスに加入。
キャノンランスと盾を用いて戦う。遠距離から敵を狙い撃つほか、戦線を維持し、他者を護ることもできる。
キャノンランスと盾を用いて戦う。遠距離から敵を狙い撃つほか、戦線を維持し、他者を護ることもできる。
造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果に異常があり、鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。
【源石融合率】7%
面部にはっきりした源石結晶の分布が見られる。
【血液中源石密度】0.19u/L
感染状況は安定しつつある。
【源石融合率】7%
面部にはっきりした源石結晶の分布が見られる。
【血液中源石密度】0.19u/L
感染状況は安定しつつある。
カジミエーシュのメジャー終了後、グレイナティはレッドパイン騎士団の仲間とともに、ロドスに加入した。カジミエーシュの感染者への扱いを十二分に体験してきた彼女たちは、大地にロドスのような組織が存在していることに、この上ない驚きと喜びを表した。今後、彼女らはロドスで新たな生活を始めるとともに、引き続き感染者のために戦っていくことになる。
しかし今のグレイナティは、迷いの中にいる。
彼女には目標が必要だ。
かつての彼女は、一族のために自身を磨くことを目標としていた。感染者になってからは、耀騎士や血騎士のように、自らの力でメジャーチャンピオンの座に就くことを目標としていた。そして今、彼女はソーナや騎士団のほかのメンバーとともにロドスにやってきて、製薬会社の一員となった。カジミエーシュを離れた彼女は、もう騎士のような、カジミエーシュ人のような戦い方を手放さねばならない。
今まで親しんできた掟やルールも、通用しなくなる。
だから、今の彼女はまだ迷っている。まだ悩んでいる。
しかし、心配はいらない。もし望まれれば、グレイナティはきっと身を挺してみなの前に立つだろう。
カジミエーシュ古来の、誇り高き騎士貴族たちのように。
しかし今のグレイナティは、迷いの中にいる。
彼女には目標が必要だ。
かつての彼女は、一族のために自身を磨くことを目標としていた。感染者になってからは、耀騎士や血騎士のように、自らの力でメジャーチャンピオンの座に就くことを目標としていた。そして今、彼女はソーナや騎士団のほかのメンバーとともにロドスにやってきて、製薬会社の一員となった。カジミエーシュを離れた彼女は、もう騎士のような、カジミエーシュ人のような戦い方を手放さねばならない。
今まで親しんできた掟やルールも、通用しなくなる。
だから、今の彼女はまだ迷っている。まだ悩んでいる。
しかし、心配はいらない。もし望まれれば、グレイナティはきっと身を挺してみなの前に立つだろう。
カジミエーシュ古来の、誇り高き騎士貴族たちのように。
レッドパイン騎士団の最初のメンバーは、焔尾騎士ソーナと灰毫騎士グレイナティの二人。同じくザラックであり、出身地も近かったのだが、面識をもったのは全くの偶然によるものだった。二人が初めて出会ったのは、大騎士領の地下騎士競技場だった。感染者騎士法案が可決されてまもなく、グレイナティは一族に追放され、大騎士領にやってきた。地下騎士競技の参加者となった彼女だが、とある団体混戦の前に、ある選手から、臨時同盟を申し込まれたのだ。それがソーナだった。砲手と剣士は互いの弱点を補い合い、力を合わせて団体戦を戦った。そして、壇上に残っているのが二人だけとなった時、ソーナは剣をグレイナティに向け、彼女の所有するポイントを奪い取った。
騎士として、グレイナティは怒りを覚えるはずだったのだが、彼女はソーナから久々に安らぎと信頼を感じていた。そして更には、ソーナへの疚しさも自覚していた――ソーナはかつてカリスカ家の領地の民だったが、故郷が天災に見舞われた際、カリスカの一族は騎士貴族の責任を果たさなかった。その結果、故郷は廃墟と成り果て、彼女も感染者になってしまった。
その後、グレイナティはソーナとともにレッドパイン騎士団を立ち上げた。試合に参加して資金を稼ぎながら、大騎士領の感染者を救助してきた。様々な方法を模索してた彼女たちは、自助も、監査会との取引も試みてきた。そして今、打って付けの協力相手をようやく見つけたのだった。
騎士として、グレイナティは怒りを覚えるはずだったのだが、彼女はソーナから久々に安らぎと信頼を感じていた。そして更には、ソーナへの疚しさも自覚していた――ソーナはかつてカリスカ家の領地の民だったが、故郷が天災に見舞われた際、カリスカの一族は騎士貴族の責任を果たさなかった。その結果、故郷は廃墟と成り果て、彼女も感染者になってしまった。
その後、グレイナティはソーナとともにレッドパイン騎士団を立ち上げた。試合に参加して資金を稼ぎながら、大騎士領の感染者を救助してきた。様々な方法を模索してた彼女たちは、自助も、監査会との取引も試みてきた。そして今、打って付けの協力相手をようやく見つけたのだった。
グレイナティは、競技騎士として珍しいタイプである。競技場に立つ彼女は、いつも言葉数が少なく、観客の歓声も野次も聞き流し、ただ静かに目の前の相手と対峙する。営業イベントに参加することは滅多にないが、ファンからの手紙は一通ずつきちんと読み、返信している。時々通りすがりのファンに気づかれて、興奮気味にサインをねだられるが、その時彼女はいつも驚いて、慌てて声を抑えるようにお願いしたりする。そしてファンを連れて人混みから遠さがり、言葉につっかえながらも相手の希望を尋ね、差し出された物品にサインをしてあげる。このような行動が、かえってグレイナティの評判を高め、根強い支持者が生まれた。ソーナは時々冗談交じりに、アイドル騎士になった方が競技騎士よりも未来が明るいのでは、と進路転換を勧めてくるが、もちろんグレイナティは毎度きっぱり断っている。
グレイナティの戦闘能力は決して低くない。むしろ、レッドパイン騎士団の中でも優れた方に数えられる。彼女の砲火による猛攻の前では、多くの対戦相手がなすすべもなく破れるのだ。しかし、そんなグレイナティにも弱点がある――装甲と火砲の重さに起因する体力不足と、近接戦中の機動力の低さ、そして弾薬詰め替えの際に生じる致命的な隙である。これらの弱点を克服し、メジャーチャンピオンレベルの全能さまで己を鍛え上げない限り、弱点を突いて彼女を倒す騎士は必ず現れるだろうし、彼女も望む地位を得ることはできないだろう。
グレイナティの戦闘能力は決して低くない。むしろ、レッドパイン騎士団の中でも優れた方に数えられる。彼女の砲火による猛攻の前では、多くの対戦相手がなすすべもなく破れるのだ。しかし、そんなグレイナティにも弱点がある――装甲と火砲の重さに起因する体力不足と、近接戦中の機動力の低さ、そして弾薬詰め替えの際に生じる致命的な隙である。これらの弱点を克服し、メジャーチャンピオンレベルの全能さまで己を鍛え上げない限り、弱点を突いて彼女を倒す騎士は必ず現れるだろうし、彼女も望む地位を得ることはできないだろう。
グレイナティをよく知る者はみな、彼女が騎士貴族に対して強い恨みと嫌悪を抱いていることを知っている。しかし、グレイナティ本人も、かつては騎士貴族の一人だった。
グレイナティの一族は、かつては名家として知られていた。しかし祖母が亡くなったあと、家業の経営を担当する一族の年長者が形勢の判断を誤った。これによって、一族企業全体が巨額の損害を被り、一族は衰退の一途をたどることとなった。そしてちょうどその頃、グレイナティは不慮の事故により鉱石病に感染してしまった。
彼女に対する一族の者の態度は、一変した。
幼い頃からともに遊んだ兄弟姉妹は接触してこなくなり、交流があった数人の叔父からの連絡も徐々に途絶えた。一族の年長者たちは、グレイナティという存在を忘れたようだった。
カリスカの者たちは、みな心の中で同じことを考えていた。「カリスカに感染者はいらない。グレイナティがいる限り、我らの名誉が穢される。」
一族が転落するにつれ、グレイナティへの態度も無視から怒りへと変わっていった。彼女はかつて、一族の年長者が領地の感染者を侮辱していたのをその目で見た。しかし、自分自身も一族の一員であるにも関わらず、感染を理由にそのような扱いをされるとは、思いもしなかった。
さらに信じがたいことに、どうやら首席騎士が、自分をカリスカ家から放逐したいと考えているようだと彼女は気付いた。
自分からカリスカの名を奪い、天災に故郷を潰され、帰る場所がなくなり、鉱石病に感染した名もなき民衆の一人としたいようにみえたのだ。
そんな彼女の疑念はすぐに払われた。しかし、現実はそんな彼女の想像よりずっと冷徹なものだった――名を奪われるだけではなく、故郷に留まるという自由さえも失う可能性が出てきたのだ。
ある日、首席騎士は厄介事の相談を名目として、グレイナティを呼び出した。使者は遠回しに要件を伝えたが、彼女はその「厄介事」が自分だとすぐさま理解した。
グレイナティが会見室の扉を叩いた時、そこで待ち受けていたのはカリスカの首席騎士と、もう一人の貴族首席騎士だった。
彼らは会談をしていたようだが、和やかな雰囲気には見えなかった。相手は一歩も譲らず、あらゆる利益を巻き上げようとしていた一方、カリスカの首席騎士は、自家の会見室にいながら、なすがまますべての手札を相手に晒しているようだった。
その貴族首席騎士はグレイナティの姿を目にした途端、大いに激怒した。カリスカの者が感染者を匿い、あまつさえ自分の目の前に連れて来ると責め立てた。そしてその場で契約を破り捨て、今後一切カリスカと協力関係を結ばないと宣言した。
相手が自分の存在にかこつけて、契約破棄の責任を免れようとしていたのは、グレイナティにははっきり分かっていた。しかし一族の長である首席騎士は、そのことにまったく気づかなかった上、怒りをそのままグレイナティにぶつけることにした。
そしてついに、その時がやってきた。月のないある夜、首席騎士は一族会議を召集した。グレイナティという感染者が去るべきか否かを、投票で決めるためだった。
――全会一致賛成で決まった。
その場にいた誰も反対票を投じなかった。棄権者すらいなかった。グレイナティの両親でさえ、賛成に手を挙げた。
彼らには彼らの事情があることは、グレイナティにも理解していた。しかしその瞬間、涙が頬を伝うのは止められなかった。
同情を抱く者は一言も発さず、彼女を嫌う者は大声で喝采した。上方に座る首席騎士は、これ見よがしにさも公正であるように振る舞っていた。
これがカリスカ家――カジミエーシュ騎士貴族の縮図だ。
それから、グレイナティは故郷を離れ、一人で大騎士領に向かった。地下競技場から一歩一歩堅実に、己の力量で上へと登った。彼女は騎士競技に参加することで、もう一度名誉を取り戻そうとした。勝ち取った栄誉をあの腐りきった一族に見せつけることで、彼らに過ちを認めさせ、被せられた汚名をすすごうとしたのだ。
では、その後は何をするべきか?
ソーナはすでに考えている。グレイナティは、まだだった。
グレイナティの一族は、かつては名家として知られていた。しかし祖母が亡くなったあと、家業の経営を担当する一族の年長者が形勢の判断を誤った。これによって、一族企業全体が巨額の損害を被り、一族は衰退の一途をたどることとなった。そしてちょうどその頃、グレイナティは不慮の事故により鉱石病に感染してしまった。
彼女に対する一族の者の態度は、一変した。
幼い頃からともに遊んだ兄弟姉妹は接触してこなくなり、交流があった数人の叔父からの連絡も徐々に途絶えた。一族の年長者たちは、グレイナティという存在を忘れたようだった。
カリスカの者たちは、みな心の中で同じことを考えていた。「カリスカに感染者はいらない。グレイナティがいる限り、我らの名誉が穢される。」
一族が転落するにつれ、グレイナティへの態度も無視から怒りへと変わっていった。彼女はかつて、一族の年長者が領地の感染者を侮辱していたのをその目で見た。しかし、自分自身も一族の一員であるにも関わらず、感染を理由にそのような扱いをされるとは、思いもしなかった。
さらに信じがたいことに、どうやら首席騎士が、自分をカリスカ家から放逐したいと考えているようだと彼女は気付いた。
自分からカリスカの名を奪い、天災に故郷を潰され、帰る場所がなくなり、鉱石病に感染した名もなき民衆の一人としたいようにみえたのだ。
そんな彼女の疑念はすぐに払われた。しかし、現実はそんな彼女の想像よりずっと冷徹なものだった――名を奪われるだけではなく、故郷に留まるという自由さえも失う可能性が出てきたのだ。
ある日、首席騎士は厄介事の相談を名目として、グレイナティを呼び出した。使者は遠回しに要件を伝えたが、彼女はその「厄介事」が自分だとすぐさま理解した。
グレイナティが会見室の扉を叩いた時、そこで待ち受けていたのはカリスカの首席騎士と、もう一人の貴族首席騎士だった。
彼らは会談をしていたようだが、和やかな雰囲気には見えなかった。相手は一歩も譲らず、あらゆる利益を巻き上げようとしていた一方、カリスカの首席騎士は、自家の会見室にいながら、なすがまますべての手札を相手に晒しているようだった。
その貴族首席騎士はグレイナティの姿を目にした途端、大いに激怒した。カリスカの者が感染者を匿い、あまつさえ自分の目の前に連れて来ると責め立てた。そしてその場で契約を破り捨て、今後一切カリスカと協力関係を結ばないと宣言した。
相手が自分の存在にかこつけて、契約破棄の責任を免れようとしていたのは、グレイナティにははっきり分かっていた。しかし一族の長である首席騎士は、そのことにまったく気づかなかった上、怒りをそのままグレイナティにぶつけることにした。
そしてついに、その時がやってきた。月のないある夜、首席騎士は一族会議を召集した。グレイナティという感染者が去るべきか否かを、投票で決めるためだった。
――全会一致賛成で決まった。
その場にいた誰も反対票を投じなかった。棄権者すらいなかった。グレイナティの両親でさえ、賛成に手を挙げた。
彼らには彼らの事情があることは、グレイナティにも理解していた。しかしその瞬間、涙が頬を伝うのは止められなかった。
同情を抱く者は一言も発さず、彼女を嫌う者は大声で喝采した。上方に座る首席騎士は、これ見よがしにさも公正であるように振る舞っていた。
これがカリスカ家――カジミエーシュ騎士貴族の縮図だ。
それから、グレイナティは故郷を離れ、一人で大騎士領に向かった。地下競技場から一歩一歩堅実に、己の力量で上へと登った。彼女は騎士競技に参加することで、もう一度名誉を取り戻そうとした。勝ち取った栄誉をあの腐りきった一族に見せつけることで、彼らに過ちを認めさせ、被せられた汚名をすすごうとしたのだ。
では、その後は何をするべきか?
ソーナはすでに考えている。グレイナティは、まだだった。
火砲は高い威力を誇る伝統的な攻城用武器である。元は大型であったが、技術の進歩により、一人で所持かつ使用が可能な火砲が生まれた。威力は若干落ちるものの、人型標的には十分な殺傷力を持つ。グレイナティの先祖は、この武器を用いて一族の未来を勝ち取った。しかし、今の世代で、火砲の扱いに精通する者の数はごくわずかになっている。
幼い頃に、訓練の一部として、祖母はグレイナティに火砲の扱い方とメンテナンスを教えていた。祖母は、この訓練が彼女にとって武器に親しむ練習になればと考えており、同時に一族代々伝わってきた技術を彼女につないでほしいという願いも込められていた。しかし残念なことに、グレイナティが修業を終える前に祖母は病に倒れそれっきりとなり、修業に出資してくれるとのたまっていた一族の年長者たちが約束を履行することもなかった。そのせいで、グレイナティは己の勤勉さだけを頼りに、独学で残りの修業をこなしていくしかなかった。
幼い頃に、訓練の一部として、祖母はグレイナティに火砲の扱い方とメンテナンスを教えていた。祖母は、この訓練が彼女にとって武器に親しむ練習になればと考えており、同時に一族代々伝わってきた技術を彼女につないでほしいという願いも込められていた。しかし残念なことに、グレイナティが修業を終える前に祖母は病に倒れそれっきりとなり、修業に出資してくれるとのたまっていた一族の年長者たちが約束を履行することもなかった。そのせいで、グレイナティは己の勤勉さだけを頼りに、独学で残りの修業をこなしていくしかなかった。
HP
3207
攻撃力
915
防御力
591
術耐性
0
配置コスト
27
攻撃間隔
2.8 秒
ブロック数
3
再配置時間
70 秒
素質
- 砲術訓練通常時攻撃力+8%。隣接4マスがすべて地面マスの時攻撃力+16%
スキル
設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
- 攻撃力強化γ自動回復手動発動初期SP15必要SP30継続時間30 秒攻撃力+100%atk1
- 砲撃専念自動回復手動発動初期SP10必要SP18継続時間10 秒ブロック数が0になり、遠距離攻撃のみを行い、攻撃間隔を大幅に短縮し、攻撃力+55%atk0.55base_attack_time-0.65
モジュール
- ORIGINALアッシュロックの記章アッシュロックは戦線を維持しつつ遠距離火力支援を行うことに秀でている。
外勤部門の決定に基づき
外勤任務においては重装オペレーターとして区分し、堅城砲手の責務を担う。
特別に本記章を授与し、
その証明とする。 - FOR-X外出必需品セット
STAGE ステータス 強化説明 1 - HP +235
- 攻撃力 +45
堅城砲手の特性 敵をブロックしていない時遠距離範囲物理攻撃を行うブロックされている敵を攻撃時、攻撃力が110%まで上昇2 - HP +290
- 攻撃力 +60
砲術訓練 通常時攻撃力+10%。前後2マスがすべて地面マスの場合、攻撃力+16%3 - HP +325
- 攻撃力 +70
砲術訓練 通常時攻撃力+10%。前後2マスがすべて地面マスの場合、攻撃力+20%日暮れも近くなった頃、人波が通りの両端から引いていき、雪で洗われた路面が姿を見せる。グレイナティはわずかにためらったが、ついに一歩踏み出して、路面を踏みしめた。
「滑るな……それもかなり。すぐにも転んでしまいそうだ。」最初に頭に浮かんだ考えはそれだった。
「だが、転ばずにいられたら、なかなか面白そうだ。」続けざまに、そんな考えが頭をよぎった。
グレイナティはサングラス越しに周りの状況を慎重に観察した。真っ直ぐに長く伸びた通りは、助走をつけるには十分だ。すっかりがらんどうになった今、誰かに見られる心配もいらないだろう。
「……一、二の、さん!」数歩下がった後、冷たい風に逆らって走り出す。一歩ごとに速度は増していったが、彼女はある地点で急に足を止め、慣性に身を任せてそのまま前へと滑り出した。
そうして、やがて動きが止まると、きびすを返して長い通りの逆側へと駆けていき、同じことを繰り返す。
1メートル、2メートル、3メートル……走る速度も、滑る速度もだんだんと上がっていき、繰り返す度に滑走距離は伸びていった。
彼女の鼓動もまた、駆けるリズムと共に加速し、心拍数の乱れが浮遊感をもたらす。体が軽く感じて、まるで大河の――時間という名の大河の水面へと浮かび出るような心地になった。
「怖がらずにもっとスピードを出してみなさい。大丈夫だよ、私たちが受け止めるから。」彼女がぼんやりしていると、耳元をごうごうと吹き荒れる風の奥から、懐かしい激励の声が聞こえた気がした。
あの当時と似た今の状況が、ホコリの積もった幼き日々の記憶の奥からそれを呼び起こしたのだ。道の向こうには、笑顔の夫婦がこちらに向かって手を広げている。
それゆえ彼女は、全力で駆けだした。しかし、足元の小石が彼女をたちまち現実へと引き戻してくる。
「カイちゃん、起こしてあげよっか?」夕陽を遮った人影が、こちらに手を差し出した。
「どうしてここに?」グレイナティはその手を取った。
手を借りて立ち上がると、彼女は身体に付いた雪をはたいて、遠くに落ちたサングラスと帽子を拾い上げた。
「だって、ビールを買いに出かけたっきり、こんな遅くなっても帰ってこないんだもの。心配になって様子を見に来たの。」
「こほん、別に何事もなかったが。」
「嘘ばっかり。目が赤くなってるじゃない。」
「太陽がまぶしくてな。」
「へえ、もう沈んでる太陽が?」
「……手を貸してくれてありがとう。」彼女は帽子とサングラスを再び身に着けると、真っ赤な目元と赤く染まった頬を隠した。
「どういたしまして。」
「それより、今さらそんなにしっかり変装しなくていいと思うわよ、カイちゃん。」
「なぜだ?」
「この通りには、窓ガラスがマジックミラーになってるお店があってね。外から中は見えないけど、中からは外の様子がはっきり見えてるの。」
「ということは、さっきの私の様子も……」
「そういうこと。……あの店は満席だったし、お客さんの中にはカイちゃんのファンもいたからね。」
基地スキル
- レッドパインα製造所配置時、製造効率+15%レッドパインβ製造所配置時、製造効率+25%