• Diamante
  • 折光
  • 디아만테

ディアマンテ

術師タイプ — 本源術師
敵に術ダメージを与える
元素ダメージを与える能力を持つ
  • LN21
  • 遠距離
  • 元素
  • 火力
/ 80
【コードネーム】ディアマンテ
【性別】男
【戦闘経験】なし
【出身地】リターニア
【誕生日】1月7日
【種族】キャプリニー
【身長】180cm
【鉱石病感染状況】
体表に源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。
【物理強度】普通
【戦場機動】優秀
【生理的耐性】標準
【戦術立案】優秀
【戦闘技術】普通
【アーツ適性】標準
宝石鑑定士ハインツは、かつて長期にわたってリターニアアインヴァルト管区にて、複数の貴族に信ぴょう性の高い鑑定意見書を発行していた。そして、ディアマンテというコードネームは、一連の宝石盗難事件の犯行予告に度々登場している。
造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果に異常があり、鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

【源石融合率】6%
体表に少量の源石結晶の分布が見られる。その内、眼部の結晶はすでに該当オペレーターの視力に影響を及ぼしている。

【血液中源石密度】0.26u/L
感染してから相当経過している。患者には一定の防護意識があるものの、容態は楽観視できない。
リターニアの多くの貴族にとって、「ディアマンテ」という通り名はどこまでも付きまとう悪夢である。その名を記した犯罪予告は、過去数年に渡って幾度も現れた。手紙の形で塔に届けられる以外にも、現地すべての新聞紙に大々的に載せられたことや、さらには演奏会で司会者を通して堂々と宣言されたこともある。そして、宝石のみを狙うこの怪盗の予告が果たされなかったことは、まだ一度もない。
貴族たちが泥棒に入られたなんて不名誉な事実を、どれほど躍起になって隠そうとするのかをよく理解しているのか、あるいは自身のカモフラージュによほど自信があるのか、ロドスにやってきたこの宝石鑑定士は、さも当然といった態度でその名をコードネームとして使うことを選んだ。真実はずっとそこに転がったままだというのに、彼の正体に気付くオペレーターはいつまで経っても現れなかった。やがて数名のオペレーターが偶然とあるファイルを手に取り、いつも気だるげだが頼めば必ず奇想天外なアイディアを思いついてくれるオペレーター・ディアマンテと、巷で噂のクレイジーな大怪盗を結びつけるその日までは。
その後、物好きなオペレーターたちは結局恐怖心よりも好奇心が勝り、リターニアにある事件記録を一通り調べた挙句、ついには我慢できずにディアマンテ本人に一連の質問をぶつけた――どのようにして何重もの守衛の目を欺いたのか?盗んだ宝石はどこへ流したのか?宝石の持ち主はどんな反応だったのか?リターニア各地に犯行の痕跡が散らばっているにも関わらず、グリンデンに身を置く鑑定士ハインツはなぜいつでも完璧なアリバイがあるのか?
意外なことに、ディアマンテはオペレーターたちの詰問に対し誤魔化そうとするどころか、驚く素振りすら見せなかった。彼は適当に事件記録を一枚ファイルから抜き出すと、それを例に自身の犯行方法を詳しく説明し出したのである。口ぶりは一貫して誠実さに溢れ、得意げにひけらかしている印象は一切なく、むしろばつが悪そうな表情をみせていたのだ。さらに彼は記録用紙の空いているスペースに建物の平面図を一部描き加え、華麗とはかけ離れた自身の行動ルートを解説してくれた。その上、目くらましのための機材を一つ一つ書き出し、値段の高さについて文句すら溢していた。犯行計画において、回避しようのない守衛に関しても、実は相手の目を欺いたのではなく、協力者に仕立て上げたのだと素直に白状してくれた。そして、世間で話題になっている犯行予告だが、あれをわざわざ毎回やる理由は「相手をけん制し、反応を予測しやすくするため」だと本人は語る。
マジックのネタばらしが本気で好きな人はいない。物好きなオペレーターたちは明らかにがっかりしたようで、「宝石大盗賊ディアマンテ」への関心をすぐに失ってしまった。その後も、ちらほらとディアマンテの秘密に気付いたオペレーターはいたものの、結局その存在が艦内の謎として広まることはなかった。そして、ディアマンテが正体を明かすことは、ロドスと協力協定を結び、治療を受けるための条件の一つであると察した者はいなかった。衆目の下で宝石を消し去ってしまうように、彼はオペレーターたちの視線から自身を覆い隠したのである。
ただ一度だけ、ディアマンテにこんな質問を投げかけた者がいた――民間の言い伝えや物語の影響を受け、義賊のように貧しき者に富を分け与えるために、裕福な貴族を狙って怪盗をしているのかと。それを聞いた瞬間、ディアマンテは突如昂ったような笑みを浮かべ、相手の目の前で今しがたカッティングを終えた宝石を粉々に砕いてみせた。
自身の経歴を語る時、ディアマンテはいつもトリックの最も基礎的ではあるが、同時に最も肝心な部分の説明を省く。すなわち、彼自身の軽やかな身のこなしと精密なアーツについてだ。例えば、彼がサラリと口にした「光線の屈折を調整することで、宝石の見え方を変える」という言葉の背後には、どれほど精密なアーツのコントロールと宝石の性質に対する知識が潜んでいるのか、同じ系統のアーツを用いるオペレーターならばより分かるだろう。また、彼の変幻自在な行動に合わせて、光線に基づくアーツも様々な形式へと姿を変える。これらは全て、ディアマンテが天賦の才を持つ術師であり、リターニアの系統化されたアーツ教育の恩恵を存分に享受していたことの証明かと思われた。
だが、入職テストの結果、ディアマンテはアーツにおいて特に非凡な才能は持っていないことが判明した。また、理論と知識に関しても、辛うじてリターニアの中学生レベルに到達している程度だ。ディアマンテ本人も、自身がアーツを自由自在に扱えるのは、所持している特別な武器のおかげだと素直に認めている。彼のアーツユニットは、異なる種類の宝石に反応し、放出したエネルギーをより効果的なアーツに作り替えることができる。ディアマンテはスーツケースから、あらかじめ用意した試験管の数々をテスト担当の術師オペレーターに見せると、中に入っている細かく砕かれた宝石の欠片たちが決して盗んできたものでも、高価なものでもないと再三保証したうえで、自身のアーツがどのように異なる媒質を介して金属を腐蝕させ、相手の視界を欺くのかを実演してみせた。その後、ディアマンテはエンジニア部からの要請を快く引き受け、自身のアーツユニットを研究させることを承諾した。
さらなる検証の結果、このアーツユニットはディアマンテでなければ十分に力を発揮できないことが判明した。ほかの人にとってそれは、転化効率がイマイチな普通のアーツユニットに過ぎない。だが妙なことに、ディアマンテはそれが自身のために特注された武器であることを頑なに否定し、製造情報や出処に関しては提供できないと断言した――製造情報に関しては本当に知らないようだが、出処についてはただ語りたくないだけであるのは、はっきりと見て取れる。

「ちょうどリターニア出身の同僚たちがいないから、はっきり言わせてもらおう。この武器に対してリバースエンジニアリングを行うことに、大した意味があるとは思えない。どうせこれも、やつらが作った見た目だけが派手なオモチャ――つまり、技術の汎用性が極めて乏しい作品の一つである可能性が高い。だけど、少しは調べてみたよ。そしたら、本当に十年前の学術誌に関連記事を見つけたんだ。」
「どうやらこの品は完成されたものではなく、プロトタイプ版のようだ。記載されていた年代に間違いがなければ、製作者はこの作品を完成させる前に亡くなっている。」
「こんな結果、ディアマンテには言えないよ。あのアーツユニットが自分にしか完全に扱えないと分かった時、彼はその事実を受け入れたくないように見えたんだ。まるで……こいつから解放されたがっているみたいだったからね。」
「ただの偶然でこの武器を手に入れたというのも本当だったようだが、実際には、あいつによってこの武器が偶然にも完成されたんだ。」
――エンジニア部工房での録音より抜粋
事件の始まりは半年前までにさかのぼる。ディアマンテのある犯行から数日後、グリンデンの新聞に突如、彼の犯行手口を解明する記事が掲載された。推理自体は穴だらけだったが、ディアマンテはその行間から筆者が暗示しているメッセージを読み取った――彼はディアマンテの正体を知っていると。そして、それを公表するかどうかは、ディアマンテの態度にかかっている、と。その翌日、白紙の手紙が鑑定所の玄関先に届いた。
長年貴族たちの間で立ち回っていたディアマンテは、このような脅しにいやというほど慣れており、従う以外の選択肢がないこともよく理解していた。それ以降、相手からの手紙が鑑定所に届くことはなかったが、現地新聞には定期的に、相手が書いたと思われる評論記事が掲載されるようになった。ただ楽しんでいる部外者の目には、ディアマンテは幾度となく、匿名者からの挑発を受け入れては、新しい犯行の成功をもって相手の分析をひっくり返し、自身の勝利を宣言しているように映っていただろう。だがディアマンテはすべて分かっていた。評論記事の背後に潜んでいる者は敵ではなく、己の犯行の主犯であると。そして、どんなに誠心誠意をもって尽くしたとしても、きっといつか用済みとなって始末される日が必ず来るだろうと。
ほどなくして、宝石怪盗ディアマンテの物語は、彼がクイーン子爵のダイアモンドネックレスを標的に定めたのを最後に幕を下ろした。なぜなら、珍しく彼の計画にミスが生じたからだ。事件の調査を担当した憲兵隊員が、手掛かりを元に予定よりも早くハインツの鑑定所を特定し、盗難品の転売ルートを把握した。憲兵隊はディアマンテが計画を実行する夜に、鑑定所付近で待ち伏せをし、彼が盗難品を届けに行くために出かけるのを待った。不意を突かれたディアマンテは怪我を負ったものの、なんとか逃げおおせることができた。そうして憲兵隊は、置き去りにされたスーツケースから、盗まれたネックレスを回収したのだった。
――オペレーターとなったディアマンテの話によれば、彼はその後しばらく行き場に困ったが、ロドスは自身が感染者であるという事実のみを考慮し、寛大にも受け入れてくれたおかげで、命を救われたのだという。だが、なぜスーツケースに入っていたネックレスが実は偽物であったのか、そして盗まれたはずのネックレスは、少し後にクイーン子爵によって盗まれた場所で再び見つかったのか、スーツケースや鑑定所から見つかった数々の証拠品が、どのようにして別の事件を解明し、なぜとある音楽評論を新聞で発表することに熱中していた名門貴族に矢先が向いたのか……これらの疑問について、ディアマンテは何も知らない態度を貫き通した。
一方、ディアマンテの受け入れを担当した、グリンデンから百キロあまり離れた別の都市にいたロドスの特派オペレーターは、今まで彼と二度遭遇したことがあると話す。一度目はクイーン子爵が所有する農園と工房における感染者状況の現状について報告書を求めるために、ロドスの代表し子爵を訪問した際のこと。会見室の前でかの宝石鑑定士とすれ違ったのだという。二度目はディアマンテが自ら訪ねてきた時だ。当時の彼は全身傷だらけでひどく衰弱し、右腕はアーツの攻撃を受け動けなくなっていた。そんな状態だったにも関わらず、彼はロドスのオペレーターがドアを開けたのを見るや否や、真っ先に懐から分厚い報告書を取り出したのだという。
「ロドスが治療を必要としている患者に、敷居を定めることは絶対ありません。また、あんな風にわざわざ交渉材料を用意して治療を求めるやり方を、決して推奨しません。さらに言えば、患者が故意に自らの身体を傷つけたり、発作を引き起こすことで治療の手を求めるやり方は断固拒否します――ですがあの時、ディアマンテさんがあのような行動を取った気持ちも理解できます。きっとすべての希望をロドスに賭けたのでしょうね。」
ロドスがディアマンテの抱える潜在的なリスクを評価した結果、現時点においては、リターニアでの任務さえ割り当てなければ、ロドスに悪影響を及ぼすことはないだろうと判断した。だが、彼はまだ宝石怪盗の身分と完全に別れを告げていないことは明らかである。「ディアマンテ」をコードネームとして引き続き選んだことが何よりの裏付けだ。またある時、自身の犯行手口を詳しく解説し終えたあとに残した「大丈夫ですよ、次のトリックを明かしたわけではありませんので」という発言も、それを物語っている。
通常、宝石鑑定士が最も重要視しているのは、宝石の真偽を見分けること、加工技術を評価する力、そして市場価格の評定である。だが、ディアマンテは宝石そのものの特性や採掘過程を意識することが多く、その領域においてもかなりの知識量を蓄積している。彼がアーススピリットといったリターニア出身の地質学者と、長時間の談話に興じる姿もオペレーターたちに頻繁に目撃されている。時には、多忙なはずのエイヤフィヤトラが招待され会話に加わることもある。なぜ宝石そのものにここまで拘るのか、ディアマンテは次のように説明した――自身が持つアーツユニットの発動材料を選ぶには、鉱物への十分な理解が必要不可欠である。そして、貴族たちは鑑定結果待ちの間に、己の品格をアピールできる話題のネタになり得るような、直接的な利害には繋がらないマイナーな雑学を聞きたがるのだと。つまり、ディアマンテが宝石について詳しくなったのは、自らがそう望んだからではなく、環境がそうさせたよりほかならないのだ。
ディアマンテの宝石への嫌悪は疑いようもなく本物だろう。その口から語られた経歴が事実であれば、彼は幼年期をとある異種結晶の鉱物採掘場で過ごしていたはずだ。そこで起きたとある事件が、彼に深いトラウマを残したと思われる。その後、彼がどんな方法で例の武器を入手したのであれ、そのせいで再び宝石に接触せざるを得なくなってしまった。そして、一人前の鑑定士となるべく見習い時代からコツコツと修行を重ね、以来自身が心より嫌う物で生計を立てることを強いられることとなった。
ところがある日、ロドスの医療オペレーターの同伴のもと、幼い患者がディアマンテが艦内で構えた工房にやってきた。ロドスのオペレーターが宝石の鑑定を依頼することは滅多にないため、この工房は、ごくたまにクロージャの変わったビジネスのオーダーを手伝う以外、基本的にディアマンテ自身の研究のために使われている。
幼い患者が取り出したのは、小さくて地味な宝石の原石だった。ディアマンテは値段を見積もるために、それをビロードに置いた。しかし、幼い子供の口から発せられたのは、「この石はいくらになるのか?」ではなく「この石、きれい?」という質問だった。
ディアマンテはすぐには答えなかった。医療オペレーターは、彼の顔に苦く自嘲に満ちた笑みがゆっくりと浮かぶのを見た。そして、彼は小さく頷いた。
【一通の招待状】
ロドスは明日の夜、移動都市に差し掛かります。都市の中心部にある音楽ホールでは、リターニア式のクラシックコンサートが開催される予定だそうです。そこで、ぜひとも一緒にご同行願えないでしょうか?秩序に反する行為はある程度控えると約束しましょう。鍵の捏造を数本ほど、そして音楽ホールの外壁にごく小さな穴を開ける以外は何もいたしません。もしかしたらオーケストラに合わせて、口笛を吹くかもしれませんが、ホールの天井に腰を掛けている以上、その行為を咎める聴衆もいないでしょう。
今まで何度もそうしてきたように、私の手口を批評していただいて構いません。ですが、此度は私からの謎かけはございません。
ただ、いくつか質問にお答えいただきたい次第です。音楽理論など一切分からない素人は、抑揚ある楽章の中より生まれた感情を、いかように理解すべきでしょうか?
この不条理な運命に歪められた私自身を、私はいかように理解すべきなのでしょうか?
HP
1309
攻撃力
643
防御力
111
術耐性
15
配置コスト
20
攻撃間隔
1.6 秒
ブロック数
1
再配置時間
70 秒

素質

  • 予告状
    攻撃範囲内に壊死損傷の爆発効果中の敵が存在する場合、攻撃力+18%

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • レーザードリリング
    自動回復手動発動
    初期SP
    20
    必要SP
    30
    継続時間
    20 秒
    攻撃力+110%、攻撃対象に追加で術ダメージの15%壊死損傷を与える。対象が壊死損傷の爆発効果中の場合、追加で攻撃力の50%の元素ダメージを与える
    atk
    1.1
    attack@ep_damage_ratio
    0.15
    attack@extra_ep_damage_scale
    0.5
  • ヒートエンハンスメント
    自動回復手動発動
    初期SP
    20
    必要SP
    35
    継続時間
    35 秒
    攻撃速度+90、攻撃対象数+1。攻撃対象が壊死損傷の爆発効果中の場合、追加で攻撃力の75%の元素ダメージを与える
    attack_speed
    90
    attack@extra_ep_damage_scale
    0.75

基地スキル

  • 鑑定眼
    貿易所配置時、配置貿易所の高価値な金属オーダーの獲得率がわずかに上昇(勤務時間が確率に影響する)、1時間ごとの体力消費量-0.25
    鑑定師の手際
    貿易所配置時、配置貿易所の高価値な金属オーダーの獲得率が上昇(勤務時間が確率に影響する)、1時間ごとの体力消費量-0.25