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マルベリー

医療タイプ — 放浪医
味方のHPを回復し、同時に対象に蓄積された元素損傷を自身の攻撃力の50%の値分治療する(HP最大の味方も元素損傷の治療対象となる)
  • YD03
  • 遠距離
  • 治療
/ 80
【コードネーム】マルベリー
【性別】女
【戦闘経験】なし
【出身地】炎国
【誕生日】6月26日
【種族】リーベリ
【身長】158cm
【鉱石病感染状況】
体表に少量の源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。
【物理強度】普通
【戦場機動】標準
【生理的耐性】普通
【戦術立案】普通
【戦闘技術】普通
【アーツ適性】標準
炎国災害救援組織「春乾」の一員。主に炎国の、天災が発生しやすい寒い地域で救援活動を行っている。「春乾」とロドスの交換プロジェクトへの参加を申請し、筆記試験一位という好成績でメンバーに選出された。ロドスへ派遣され、鉱石病関連の救護知識を学んでいる。学習の傍ら、臨時オペレーターとして医療部のサポートも行っている。
造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果に異常があり、鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

【源石融合率】7%
腰、腹部に少量の源石結晶の分布が見られる。

【血液中源石密度】0.22u/L
マルベリーは長期的に感染リスクの高い危険地域に身を置いていたため、鉱石病への対策意識を持ち、しっかりした治療技術を有しているが、病状悪化の防止には、定期検査を必要としている。
ロドスと救援組織「春乾」の交換学習プロジェクトは新設されたばかりである。ロドス側では主に緊急状況下の感染対策や、感染初期における病状抑制効果が高い治療戦略などの学習機会を設けている。これらの項目はロドスが長けている領域であり、また天災に関わる災害救助員にとっては必須の知識でもある。
厳しい試験と選抜を通り抜け、ロドスと「春乾」の間の最初の交流メンバーとなるという事実は、マルベリーの優れた能力を物語っていると言えよう。
ロドスに来たばかりの頃、マルベリーの状況は心配されるほどのものだった。内向的で言葉数も少なく、おどおどとしていて、いつも本を抱えてひとりぼっちだった。言語能力の試験成績は悪くないはずなのに、ほかの者と言語コミュニケーションをうまく行えずにいた。
そうした状況はかなりの問題だったが、幸い、炎国出身のオペレーターたちがすぐに新参者の彼女が置かれた状況に気がついた。同郷に親切で有名な炎国人。彼らの励ましで、マルベリーはようやくはじめの一歩を踏み出せた――勇気を出して、ロドスに駐在する天災トランスポーターの何名かに声をかけたのである。
ひとたび会話が始まれば、あとはもう何も心配する必要がない。
炎国姜斉城の伝統的な家庭に生まれたマルベリーは、大きな一族の同世代における最年少の娘だった。学校での成績は中の上といったレベルで、勉強にかなりの力を入れているにも関わらず、成績が前列に並ぶことはなかった。マルベリー自身もその状況を辛く感じて、性格もますます内気になっていった。
学校の先生から見ても、家族から見ても、マルベリーは真面目な努力家で、聞き分けもよく、手のかからない大人しい子だった。目立った個性がなく、群を抜いて優秀とは言い難いが、穏やかでトラブルを起こすことはなく、常識からはみ出すこともない、絵に描いたような良い子だったのだ。
そんなマルベリーの両親は、我が娘の人生計画をとうに立てていた。きちんといい教育を受けて、安定した仕事につき、一般人が思い描くような幸せで波乱のない生活を送ってほしいと考えていたのだ。しかし驚くことに、幼い頃からずっと聞き分けがよく、めったに自身の意見を主張しなかったマルベリーが、今回は親の敷いてくれたレールを走らなかった。学校を卒業した彼女は家族に黙って「春乾」に履歴書を提出し、故郷から遠く離れることを選んだ。
当然、そうした彼女の初めての反抗的な行為は、家族を大きく動揺させた。しかし両親への置き手紙に書いたように、子供の頃に天災がもたらす惨劇を目撃して以来、マルベリーはずっと心の中で志を立てていたのだ。このことに関してだけは、親の言いなりになるつもりはなかった。
少女は持てる全ての勇気を振り絞って、自分の人生を定めようとしたのだ。
マルベリーは確かに控えめな、ともすれば臆病とさえ言えるような女の子である。夜は家から持ってきた古いぬいぐるみを抱きしめていないと眠れないし、いつも不安に駆り立てられているため、私物には効くと有名なお守りをたくさん付けている。内気で臆病で、いつもおどおどしていて、従順で軟弱という印象を人々に与えている彼女だが、ひとたび自分の専門領域に踏み入れると、怯えも迷いも瞬時に捨て去ってしまう。救助対象の前では、一番頼りになる者として振る舞わなければならないのだ。
マルベリーが仕事中に見せる意志の固さと自信満々な様に、初めて彼女と共に仕事するオペレーターは誰もが驚いたものだ。

両親はマルベリーに平穏で順風満帆な人生を願っていた。しかし鉱石病に罹患してしまった今では、その願いもまた夢物語となった。
家を出た当初のマルベリーは、まだ両親に操られて望まぬ道を歩むことに不満や抵抗があったのかもしれない。しかし救援隊に入ってから――寝袋に包まっても寒さで手足の感覚を失うような日々。テントの外で吹き荒れる風の音を聞きながら、孤独と恐怖で一晩中眠れない日々。風の音に隠れるように、寝袋の中でホームシックでこっそり泣いていた日々――これら全てを経験してから、それまでの不満も反抗心も、なにもかも些細なことに過ぎないと思えたのだった。
幸いなことに、救援隊に入った翌年、厳しい環境での仕事に慣れてきたマルベリーは、少しずつ実家と普通に連絡が取れるようになった。いつかの里帰りの最中、マルベリーは父のこうした姿を目撃した。救援組織の加入に激しく反対していたはずの父はマルベリーの手紙をその手に、家近くの街角で、近所の住民たちに娘の話をしていたのだ。
「人助けの仕事なんだ。うちの娘は苦労なんかに負けない、すごい子なんだ!」
いつも厳しい父が浮かべていたのは、娘の前では一度も見せなかった、誇らしげな顔だった。その顔を自分はきっと一生忘れないだろうとマルベリーは思った。
常に天災と関わっていく災害救助員になることは何を意味するのか、知らない者はいないだろう。
家を離れる決断をする前から、災害救助員になるのは苦難が伴う険しい人生の道を選ぶことだと、マルベリーは既に理解していた。多くの災害――特に重大な源石災害をもたらす天災は、被災地の人々の生活を著しく乱すだけではなく、救援に向かう人たちにとっても、厳しい試練の連続だ。
どれほど厳密な事前防護の備えをしても、万が一という状況は生じる。天災が頻発する地域で長年活動し、被災する人々を救助し、時には突発的な二次災害にも対応しなければならないため、救助員という職に就く者にとって、鉱石病感染は避け難いものだと言える。
この職に就くことを選ぶ時点で、自身の安否を度外視していると言っても過言ではないだろう。
マルベリーも当然その一人である。
HP
1517
攻撃力
423
防御力
99
術耐性
10
配置コスト
15
攻撃間隔
2.85 秒
ブロック数
1
再配置時間
70 秒

素質

  • 医療アシスタント
    配置中、自身以外の【医療】が1名以上配置されている時、【医療】の攻撃力+10%

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • ヒーリングミスト
    自動回復自動発動
    必要SP
    3
    次に味方を治療する時、HP回復量と元素損傷に対する治療値が180%まで上昇し、元素損傷の蓄積値が最も高い味方を優先して治療する
    2回チャージ可能
    heal_scale
    1.8
    ep_heal_ratio
    0.9
    cnt
    2
  • セーフティゾーン
    自動回復手動発動
    初期SP
    50
    必要SP
    66
    継続時間
    30 秒
    通常攻撃の間隔を大幅に短縮し、元素損傷の蓄積値が最も高い味方を優先して治療し、攻撃範囲内の味方全員が受ける元素損傷の値-35%
    base_attack_time
    0.26
    ep_damage_resistance
    0.35

基地スキル

  • 救援隊業務・算盤術
    事務室配置時、事務連絡速度+10%、1時間ごとの体力消費量-0.25
    救援隊業務・物資点検
    事務室配置時、事務連絡速度+20%、1時間ごとの体力消費量-0.25
  • 救援隊業務・災後検診
    事務室配置時、公開求人の最大同時求人可能数が2より1多いごとに、俗世の憂+10