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プリン

術師タイプ — 連鎖術師
4体目まで跳躍していく術ダメージを敵に与え、跳躍する度ダメージが15%減衰し、敵を一瞬足止め
  • CB03
  • 遠距離
  • 火力
/ 70
【コードネーム】プリン
【性別】女
【戦闘経験】なし
【出身地】クルビア
【誕生日】12月21日
【種族】エーギル
【身長】156cm
【鉱石病感染状況】
体表に源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。
【物理強度】欠落
【戦場機動】標準
【生理的耐性】標準
【戦術立案】普通
【戦闘技術】標準
【アーツ適性】標準
クルビアの電気工学エンジニア。野外調査中に不慮の事故によって鉱石病に感染し、ロドスに職と治療を求めた。クロージャのサポート役に適しているようで、入職後すぐにエンジニア部へ助手として配属された。
造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果に異常があり、鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

【源石融合率】6%
手の甲には少量の源石結晶の分布が見られる。

【血液中源石密度】0.18u/L
感染状況は比較的安定している。
クロージャは当初、ロドスの電気システム改善と整備のために、求人内容に電気工学エンジニアというポジションを付け加えたが、実情としてはクロージャの助手職だった。プリンの履歴書は予想外の収穫と言えよう。あのクロージャの下で働くには、豊富な知識と経験だけでなく、彼女の奇想天外な発想に適応でき、なおかつその実践に付き合える人材でなければならない。このように、クロージャの電気工学における助手という想定で求人を行う中で、彼女自らの数度の選別によって、最終的にクルビア出身のこの若いエンジニアが選ばれた。面接を無事に終えた彼女は、エンジニア部に加入した。
着任初日からクロージャに「プリン」と呼ばれた彼女は、今やロドスにとって不可欠な電気工学エンジニアだ。彼女のサポートによって、クロージャの複雑かつ錯綜した設計図は簡潔に描き直され、正規の手順を踏んだ安全なテストを経て実用化された。プリンのおかげで、クロージャは電力の転換効率を十二パーセントも上昇させ、ロドスのエネルギー消費を抑えることに大いに役立った。結果、優秀な業務能力と豊富な専門知識が評価され、プリンは最初の四半期で早速高額の賞与を勝ち取った。いい笑顔を見せた彼女は、さっそく一週間の休暇を取り、楽しくバカンスを満喫した。
プリンはかなり長い間、感染者になったことによるトラウマから脱せずにいた。ロドスに来たばかりの彼女には、可愛らしい見た目相応の活発さはなかった。メディカルチェックの際に、彼女は感染の経緯を説明した。野外での実地調査中に、自身の不注意によって源石物質に直接接触し、それで怪我をして感染してしまったという。その後、彼女は野外の実地調査にトラウマを抱え、外出への意欲がゼロに等しくなった。本来ならそのまま学業を続けるつもりだったプリンは、卒業後は進学をあきらめ、病気治療のための就職計画を始めた。
幸い、学校で学んだ知識や今までの努力は無駄ではなかった。クロージャの指導によって、プリンはすぐ複雑な現代テクノロジーにおける電気工学の応用を身につけ、設計図の製図や基地局の効率的な配置についても上達した。
ロドスに来てから、プリンには大きな変化が見られた。賞与をもらった彼女は、胸を躍らせながら氷原体験テーマパークでのバカンスへ向かった。
プリンはいつも肌身離さずにぬいぐるみの「ピローちゃん」を持ち歩き、滅多に手離さない。彼女によれば、幼い頃に両親にもらったプレゼントであり、ずっと大事にしてきたものなのだという。故郷を遠く離れてからは、ピローちゃんは彼女にとっての心の拠り所になっている。そのため、宿舎でも、仕事場でも、残業で泊まり込み用のリクライニングチェアにさえ、ピローちゃん専用の場所が設けられている。食堂でプリンを見かけると、いつもピローちゃんは彼女の向かい側に座らされて、そして彼女が何やら楽しげに語り掛けている場面が見られる。その温かくも独特的な雰囲気を目の当たりにした者たちは、いつもしばしの戸惑いの後、その穏やかな空気を壊さないことを決めて立ち去るのだ。
プリンの祖父はかなりの昔からクルビアに移民したが、従来の生活習慣をそのまま続け、伝えていった。そのため、プリンは物心がつく頃から、時折寒いサーミ地方で暮らすことになっていた。大好きなスキーが楽しめるからというだけでなく、氷雪に囲まれた場所にいると、彼女はのびのびと気持ちよく呼吸ができるように感じていた。より豊かな生活のために、プリンは両親と同じく都市で暮らし、現代テクノロジーを扱う会社で働くことを選んだ。しかしリラックスしたい時は、果てが見えない無人の雪原で、雪に反射された眩い日光や、寒風と共にサーミの黒い森を吹き抜ける音こそが、本当の意味で己の精神の帰るべき場所であるようだとプリンは感じている。
基準以上の専門的能力を持つエンジニアとして、プリンは任された仕事をいつも期限通り、またはそれよりも早く完成させている。そのせいか、クロージャはいつも彼女に「余分」な仕事を追加している。クロージャ自身が新プロジェクト開発の興奮に任せたまま徹夜で研究する時だったり、突発的な発想で描き出した下図を完成させる時だったり、それらの発想や構想段階の考えを実際の設計図に落とし込む過程には、いつもプリンのサポートがあった。それらの仕事に対して、プリンは恨み言を吐かないばかりでなく、進んでエンジニア部に泊まり込んでこなしている。そういうケースが増えていき、ついに彼女はエンジニア部で個人専用のテントエリアを持つことに至った。仕事後、プリンはいつもピローちゃんとともにテントの布団で仮眠をとる。突発的な発想をばかりするクロージャと異なり、なぜこれほどに時間を仕事に費やすのかと聞かれたプリンが出した答えは、なんとも純粋なものだった。ロドスにやってきてから、彼女は多くの現代テクノロジー製品や複雑な電気工学プロジェクトに触れる機会に恵まれるようになったが、開発にあたって、どうしても生じる煩雑かつ単調な仕事を誰かが担わなければならない。クロージャのような経験豊かな研究員たちを尊敬する彼女は、自らが皆の負担を減らし、より精密な技術開発に専念できるようにさせたいと考えている、ということだった。道理で、エンジニア部の諸君がプリンをかわいがり、いつも彼女の席に様々な菓子や甘味を積み上げるわけだ。
プリンが謙虚な心持ちで自身の知識と経験を増やしていくのと同時に、クロージャもまた殊に彼女のことを気にかけているようで、いつも実験で自分の助手に指定していた。もしかすると、彼女から何らかの特別なところを見出し、将来より大きな責任を背負えるようになってほしいと考えているのかもしれない。
プリンの杖型アーツユニットは電気制御装置を運用することで、大出力の電流で連鎖破壊を実現できる。また、彼女は取り換え可能な充電器も持ち歩いており、外出先の作戦でも仲間に緊急の電力供給ができる。プリンにとって、野外調査は元から長けた分野である。そして休養と回復を経た彼女は、再度部屋から外に出て、より多くの野外調査や警戒任務に赴くことを決心した。プリンが優秀な実績を保ち続けている理由もおそらくそこにある――自分自身の限界を突破してからの彼女の自信と強さは、他者にも伝達できるのだ。
HP
1326
攻撃力
612
防御力
108
術耐性
20
配置コスト
31
攻撃間隔
2.3 秒
ブロック数
1
再配置時間
70 秒

素質

  • 電磁波
    攻撃力+10%

スキル

設定で詳細一覧を有効にして、詳細データが表示されます。
  • 戦術詠唱β
    自動回復手動発動
    初期SP
    10
    必要SP
    35
    継続時間
    25 秒
    攻撃速度+75
    attack_speed
    75
  • 電子流拡散
    自動回復手動発動
    初期SP
    20
    必要SP
    35
    継続時間
    20 秒
    スキル発動中、攻撃力+110%、通常攻撃が最大4回まで跳躍し、同一対象間でも重複して跳躍可能になる
    atk
    1.1
    attack@max_target
    4

モジュール

  • ORIGINAL
    プリンの記章
    プリンは機械による複数の敵への連鎖攻撃に秀でている。
    外勤部門の決定に基づき
    外勤任務においては術師オペレーターとして区分し、連鎖術師の責務を担う。
    特別に本記章を授与し、
    その証明とする。
  • CHA-Y
    携帯式テスター
    STAGEステータス強化説明
    1
    • HP +70
    • 攻撃速度 +4
    連鎖術師の特性
    4体目まで跳躍していく術ダメージを敵に与え、跳躍する度ダメージが減衰しなくなり、敵を一瞬足止め
    2
    • HP +100
    • 攻撃速度 +5
    電磁波
    攻撃力+13%
    3
    • HP +130
    • 攻撃速度 +5
    電磁波
    攻撃力+16%
    プリンにとって、サーミの家屋で過ごす悠々自適な休暇よりも素晴らしい時間はないだろう。
    かつて、クルビア人がサーミ南部の国境で貿易を通じてサーミ人から土地と資源を得ると、クルビアの移動都市はキャラバンと採掘艦を率いて古の凍土を越えた。貿易用の飛び地が誕生したことは、サーミが数百年の沈黙を破り、初めて閉ざされた国の扉を開いたことを意味していた。ほどなくして、クルビアのキャラバンや企業所属の施工チームはサーミ国境の常連となった。プリンも小さい頃から、よく両親に連れられサーミの古の地に赴いていた。
    大地は雪に覆われ、こぼれ落ちる陽光はいたるところで反射して、宝石のように雪に敷き詰められていた。しかし、それすらもサーミのほんの一部に過ぎないのだ。
    「文明からは遠く離れたサーミの氷原や、極寒の冬牙山脈に住むサーミ人は、そのほとんどが千年来の古いしきたりと共に生活してる。クルビアの貿易飛び地とは距離を置き、冬牙連峰と骨に沁みる冷気の中から全てを観察しているんだ。時間の流れすら、彼らの身体に凍り付いているのかもしれない。」サルカズのカフェのマスターはそう語った。「奥の様子まで見てみたいと思わないか? あの氷原や連峰の奥地や、サーミ人と自然の共存形態なんかを。」
    「私なんかが行っても大丈夫なんですか?」プリンは戸惑いながら尋ねた。「私みたいな都会から来た人が受け入れてもらえるんでしょうか……」
    「サーミは自らの運命を拒みはしない。自分たちが何と向き合っているのか、そしてそれにどう応えるべきなのかを知っているんだ。」
    それからプリンは現地の建設工事支援に名乗りを上げ、某日の明け方、クルビアの工事チームと共に、本来ならば遠方から眺めることしかできないはずの黒き森に足を踏み入れた。
    原始的な森の中で、サーミ人は現代技術からは頑なに距離を置いていた。クルビアの工事チームの援助を受け入れたのは、ごく一部の自治区付近の湿地で暮らす者たちのみだった。
    基地局を建て、そこから電線をつなぎ、村に一つ目の電灯を灯す……プリンは弱々しいその輝きと、サーミ人の驚きと満足感に満ちた笑顔を眺めながら、人々にとって科学技術とはどういうものなのかを悟った。
    しかし、サーミ人の真の秘密はさらに奥地――クルビア人では到底のぞき見することのできないほどの奥地に隠れているのだ。
    プリンの休暇もまもなく終わる。彼女はサーミ集落での建設支援の経験を報告書にしたため、クルビアに持ち帰る荷物のなかにしまった。
    すぐにまた戻ってこられる――そう楽観的に考えながら。
    こんなごく普通の願いさえ、事故により長い間先延ばしにされ、ようやく実現に至るのだった。

基地スキル

  • メンテナンス
    発電所配置時、ドローンの回復速度+15%
  • オーバークロック
    制御中枢配置時、2台以上の作業用プラットフォーム発電所に配置されている時、全製造所の製造効率+2%(同種の効果は高いほうのみ適応)